キラキラとしたラメのような輝きが美しいサンストーン。見ているだけで明るい気持ちになれるような煌めきは、太陽の力を閉じ込めたと言われても納得してしまいますよね。サンストーンには多くの種類があり、一般的にイメージするサンストーンっぽさのないサンストーンも存在します。そんなサンストーンの種類や他の石との相性、取り扱いの注意点などをまとめました。
サンストーンってどんな石?
サンストーンとは
サンストーンとは、長石グループの中の斜長石に属する鉱物で、産地によって成分が変わります。
透明のな石の中にキラキラとアベンチュレッセンス効果を放つ内包物があることから、「アベンチュリン・フェルドスパー」という正式名称を持っています。輝きが太陽の光の輝きを思わせることから、「サンストーン」という名前で流通しています。
産地によって成分が変わるため母石や内包物が変わり、カラーリングもさまざま。基本的には透明な母石の中にオレンジやレッドの内包物が入っているもののことをサンストーンと呼んでいます。
サンストーンの名前の由来
サンストーン(Sun stone)の名前は、同じ長石グループに属するムーンストーンと対になるよう名づけられました。ムーンストーンが静謐な輝きを放ち月の光を思わせるのに対し、サンストーンはギラギラと輝く太陽のような強い煌めきを持っています。
同じ長石グループに属する石同士であることや正反対の印象を受けることから、ムーンストーンと対になるよう、サンストーンと名づけられています。
サンストーンの和名・別名
サンストーンの和名は「日長石(にっちょうせき)」。かつては「日光石(にっこうせき)」「太陽石(たいようせき)」「金星長石(きんせいちょうせき)」などと呼ばれていたこともあります。
また、サンストーンには「ヘリオライト(Heliolite)」という別名があります。ギリシャ語で「太陽(Helio)の石(Lithos)」を意味する言葉で、和名と同じく、サンストーンが太陽を連想させることやその輝きが由来となっています。
サンストーンの歴史
サンストーンが正式に発見されたとされているのは、1800年代初頭です。それまでにもサンストーンが人間の手にあったという古文書は見つかっていましたが、それらはサンストーンではなく水晶の1種ではないかとされています。
サンストーンは変種がジュエリーとして加工されることが多く、ジュエリーとして人気が出たことによりサンストーンそのものの知名度が高まったようです。また、同時期にシベリアやノルウェーで鉱脈が発見されたこともあり、一般的に供給されるようになりました。
サンストーンの言い伝え
サンストーンは太陽信仰のあった古代ギリシャで「太陽の石」として神聖視されていました。サンストーンをお守りとして身に着けると、繁栄と健康を引き寄せるとして人気があったようです。「ヘリオライト」というサンストーンの別名からも、サンストーンが太陽と関連付けて考えられていたことが分かりますね。
また、アメリカ先住民族であるネイティブアメリカンでも太陽信仰があり、神々と交信する儀式の道具にサンストーンを使っていたようです。他にも、サンストーンの内部にあるレッド系の煌めきが血痕のように見えることから、「偉大な戦士が流した血を受けた石」として、神聖視していたようです。
各地で特別な石とされていたサンストーンですが、もっとも有名なのはバイキングの羅針盤説でしょう。
現代のように科学が発展していなかった時代、海の上で方角や時間を知るのは大変なことでした。そんなとき、バイキングたちはサンストーンの屈折率を利用して太陽の位置を知り、時間と方角を割り出したとされています。ただし、同じ伝説がアイオライトにもあるため、どちらの石が使われていたのかは分かりません。ですが、バイキングの墓から多数出土するため、サンストーンをバイキングたちが特別視していたことは間違いないようです。
サンストーンの産地
アメリカ・インド・ノルウェー・南インド・ロシアなど
サンストーンの硬度
モース硬度は6~6.5。加工しやすい硬度ですが、へき開性が2方向に完全であるため、割れやすく衝撃に弱い側面があります。アクセサリーとして身に着ける際には注意が必要でしょう。
サンストーンの宝石言葉・石言葉
「きらめき」「情熱」「勇気」「リーダーシップ」など
サンストーンと誕生石・曜日石・守護石
サンストーンは6月22日・12月10日の誕生日石で、サンストーンの原石は8月5日の誕生日石です。
また、獅子座の守護石とされています。
サンストーンの色と種類・似ているパワーストーン
一般的なサンストーンはオリゴクレースにヘマタイトが内包されています。しかし、サンストーンは産地によって内包物が違います。ではなぜ成分が違うのにサンストーンと呼んでいるのかというと、長石グループの鉱物は、含まれる成分の含有率によって名前が分けられるからです。
そのため、サンストーンは産地によってカラーや内包物、母石が違います。キャッツアイ効果やスター効果を持つものもあります。個別の名前を付けられているケースも多いので、いくつかご紹介しましょう。
キャッツアイサンストーン・スターサンストーン
サンストーンの中でもキャッツアイ効果やスター効果を持つものがあり、それぞれキャッツアイサンストーンやスターサンストーンと呼ばれます。含有された鉄分が酸化したことによる現象とされ、レアストーンに分類されます。
それぞれブラックやゴールドなど一般的なサンストーンとは違ったイメージのカラーリングのサンストーンに現れることが多いですが、中にはレッド系のサンストーンにもキャッツアイ効果やスター効果を持つものがあります。ブラックやゴールドではなく一般的なサンストーンにこういった効果が出現することは珍しく、大変希少価値が高いとされます。
マイカサンストーン
一般的なサンストーンはオリゴクレースにレピドクロサイトというヘマタイトの1種が内包されているものですが、ヘマタイトだけでなくマイカ(雲母)が入っているものをマイカサンストーンといいます。マイカはキラキラと光る性質があるため、クリアなマイカサンストーンは眩しいほどの輝きを放つこともあります。
オレゴンサンストーン
アメリカのオレゴン州で発見されたオレゴンサンストーンは、従来のサンストーンに比べて色が薄く、ピンク色に輝く性質があります。
通常のサンストーンの煌めきはレピドクロサイトによるものですが、オレゴンサンストーンに内包されているのは銅。母石もオリゴクレースではなくラブラドライトであり、真紅のものからグリーン、シャンパンなどカラーリングが幅広いのが特徴です。
3つの鉱山が解放されており、一般人でも採掘体験ができます。
レインボーラティスサンストーン
オーソクレースにイルメナイトとヘマタイトが格子状に内包されたもののことを、ラティスサンストーンと呼びます。正式な鉱物名はオーソクレースとなります。
ラティスとは格子のことで、チェック柄のようにゴールドとブラックの模様が入っているのが特徴。傾けるとのブラック部分だけが光を受けて輝くため、虹色のように見えます。パワーストーンの中でもトップクラスの希少性を誇り、1985年にオーストラリアで発見されて以降、他の国では鉱脈が見つかっていないばかりかすでに枯渇しかかっているというレアストーンです。
ブラックサンストーン
サンストーンの中でもブラックカラーをしているものをブラックサンストーンと呼びます。あまり流通量が多くなくレアストーンに分類されるため、一般的にはあまり知られていないかもしれませんね。ブラックサンストーンの中にはスター効果を持つ「ブラックスターサンストーン」やキャッツアイ効果のある「ブラックサンストーンキャッツアイ」などもあります。
一般的なブラック系パワーストーンと同じく、魔除け効果が強いパワーストーンです。心を強く保ち行動力をもたらし、チャンスを得る機会を与える効果もあります。
アイオライトサンストーン
アイオライトサンストーンとは、アイオライトにサンストーンが混じったもののこと。サンストーンの内包物であるレピドクロサイトが入ったアイオライトといってもよいでしょう。レピドクロサイトの赤さでアイオライトの菫色が赤みがかって見えます。
アイオライトの多色性とサンストーンの煌めきを持ち、とても希少なパワーストーンです。アイオライトサンストーンは、持ち主を目標に向かわせる強い波動を持つとされています。静と動でいえば、動を秘めた静といったところでしょうか。人間関係を良好に保つ効果もあり、ヒーリング能力もあります。
サンムーンストーン
サンムーンストーンとは、サンストーンとムーンストーンが合わさったもののこと。オレンジムーンストーンと混同されがちですが、厳密には別の鉱物です。
ムーンストーンが形成される過程でオリゴクレースやレピドクロサイトが内包されたものが、サンムーンストーンとなります。ムーンストーンの特徴であるシラー効果とサンストーンの煌めきを併せ持つ、珍しいレアストーンとなります。
サンストーンと似ているパワーストーン
オレンジムーンストーン
ムーンストーンは一般的にはホワイトもしくはブルーですが、オレンジ色のものもあります。オレンジムーンストーンと呼ばれ、同じ長石グループだからか、サンストーンと混同されることもあります。
見分け方は、シラーの有無。ムーンストーンには特有のシラー効果がありますが、サンストーンにはシラー効果がありません。また、赤いラメ状の輝きがあればサンストーンですが、オレンジムーンストーンは色見が全体的に均一です。見分けるのはさほど難しくはないでしょう。
ストロベリークウォーツ
ストロベリークウォーツもしくはファイアークウォーツとは、水晶の中にヘマタイトの1種であるレピドクロサイトが内包されたもののこと。女性に人気のある水晶の変色種です。カラーリングによっては見分けがつかないほどサンストーンと似ていて、混同されて販売されているケースもあります。
サンストーンとの違いは、母石。サンストーンの母石がオリゴクレースであるのに対し、ストロベリークウォーツの母石は水晶です。輝きに関しても、ギラっと光る鉄っぽさがあるのがサンストーンです。オレンジ系がサンストーン、ピンク系がストロベリークウォーツという見分け方もありますが曖昧なので、素人がパッと見て分からないケースもあると思っておいた方がよさそうです。
サンストーンが持つスピリチュアル的性質は?
サンストーンと風水
サンストーンは、風水の五行思想で火の気質を持っています。
火の気質は「礼」を司り、活発・旺盛・浄化などを意味します。
サンストーンと相性の良い方位
サンストーンと相性が良い方位は東・南です。
サンストーンとチャクラ
サンストーンは第1・第2・第3のチャクラに対応しています。
第1チャクラは「ベースチャクラ」と呼ばれ、生殖器にあります。生きるために必要な最低限のエネルギーを司り「生命力」「情熱」「肉体と感情」などの意味があります。このチャクラが閉じてしまうとすべてがダメになってしまうというほど重要なチャクラで、人生の土台となる力を持っています。
第2チャクラは「ヘプリーンチャクラ」と呼ばれ、「元気」「自信」「創造性」などを司ります。下腹にあり、気持ち的な健康を意味するチャクラです。このチャクラが閉じてしまうと生きていこうという意志が弱くなってしまいます。
第3チャクラはみぞおちにあり、「ソーラープレクサスチャクラ」と呼ばれます。「人間関係」「知識」「陽気」などを司り、対人面に影響します。人は1人では生きていけませんから、周囲の人と良い関係を築くことは生命維持につながるといっても過言ではありませんよね。第3チャクラを活性化すると周囲の人との関係が良くなり、楽しく毎日を過ごせるでしょう。
サンストーンはこんな人におすすめ
・ポジティブになりたい
・自信を持ちたい
・ライバルに勝利したい
・行動的になりたい
・過去のトラウマから解放されたい
サンストーンの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.目標達成
「勝利の石」の代表格とされるサンストーンは、目標達成をサポートしてくれます。
サンストーンは持ち主を積極的にし、行動を促すパワーストーン。持ち主にしっかりと努力をさせることで実力をつけさせ、勝利や成功へと導くのです。もしやりたいことを諦めたり迷いを持っている人がいれば、サンストーンを身に着けることで真っすぐに目標へ向かうことができるでしょう。ダイエットのサポートにもおすすめです。
勝利の石というだけあって、サンストーンはライバルに打ち勝つ力を授けてくれます。ライバルがいると、人は明確な目標を持ち努力がしやすくなりますよね。「あの人より上に」「あの人に勝ちたい、負けたくない」と思えばライバルを目標と定め、気を抜かずに努力を持続できるからです。
サンストーンは持ち主を動かして勝利や成功へと導くパワーストーンなので何もしなければ何の効果も得られません。そのことをしっかりと覚えておきましょう。
2.心を強くしポジティブになれる
サンストーンは太陽の明るいエネルギーを閉じ込めたパワーストーン。そのため、持ち主の心を明るく照らし、ポジティブにしてくれます。積極性を持って物事に挑みめるよう、弱気な心を強い心へと変貌させ、幸福感をもたらしてくれるでしょう。
太陽は生命の象徴でありエネルギーのシンボルなので、太陽の力を得ることで生き生きとした毎日を送ることができるようになるのは、ある種当然の効果かもしれませんね。
3.自信と自立心をやしなう
太陽のパワーを持ち主に与えるサンストーンは、持ち主に自信をもたらします。常に前に進み続ける強さを持ち、ポジティブに物事を考えられるようになると、依存心がなくなり自立できるようになるでしょう。1人が苦手な人や自己否定をしやすい人、弱気な人におすすめのパワーストーンです。
4.魔除け・ヒーリング
サンストーンは明るい太陽の力ですべてを照らし、活性化させます。持ち主の心に宿る弱い心や不安、そして恐怖といったものを追い払ってくれるため、トラウマからの解放にも効果があります。ヒーリングというより浄化に近いかもしれませんね。その結果、持ち主はポジティブさと自信を得て、自分の感性を信じて歩いていくことができるでしょう。
持ち主の内面を明るく綺麗にすると同時に、周囲にあるネガティブなエネルギーを追い払う効果もあります。サンストーンが持つ強く明るい波動は、周囲にあるマイナスな存在を浄化し光の中へと消し去ってしまうのです。幸福感や希望が欲しい人の中には、心の持ちようを変える必要のある人もいます。そういった人の心から闇を消し光で満たすサンストーンは、マイナス思考の人や良くないエネルギーに囲まれている人にこそ、もっとも効果を発揮するのです。
5.血液系疾患・うつ病など
サンストーンが内包しているレッドやオレンジのインクルージョンは、しばし血を連想させるといわれます。そのため、ストーンヒーリングの分野では血液系の病気に効果があるとされています。
また、サンストーンは太陽のような明るさを持っているため、沈んだ心を浮上させてくれます。うつ病の治療にも効果があるでしょう。ただし、あまりにも強く明るいパワーなので合わない人もいます。水晶やムーンストーンを合わせることで適度な明るさに調節できるでしょう。
サンストーンのお手入れ・浄化方法
浄化方法 | 対応 |
塩・塩水 | × |
流水 | ◎ |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | ◎ |
音 | ◎ |
流水
サンストーンは流水で浄化が可能です。
やり方は、水道水を流しっぱなしにして、10分程度サンストーンを洗い流すだけです。その後は天然素材の布で水気を拭き取れば浄化完了です。
ホワイトセージ
サンストーンはホワイトセージでの浄化にも対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥葉を燃やし、立ち上る煙に10回程度サンストーンをくぐらせましょう。その後水で洗ったり布で拭き取る必要はありません。
水晶クラスタ
水晶クラスタでサンストーンを浄化することもできます。クラスタがなければさざれでもよいでしょう。
水晶クラスタの上に1晩サンストーンを置いておくだけで浄化ができるので、とても簡単ですね。
ただし、サンストーンは太陽光に長時間当てると色が変わる可能性があります。そのため、水晶クラスタ自体を太陽の当たる場所に置いている場合は移動させるか別の方法をとりましょう。
日光・月光浴
サンストーンは月光浴で浄化することが可能です。
1晩、月の光にサンストーンを当てるだけで浄化ができます。布で拭いたり水で洗ったりする必要はありません。ただし、サンストーンは長時間太陽に与えると変色する可能性があるため、太陽が顔を出す前に必ず撤収してください。
サンストーンを太陽光で浄化する方法もありますが、長時間は危険です。サンストーンに限らず、天然石は長時間の紫外線で劣化する恐れがあるからです。しかし、本来ならサンストーンは太陽ともっとも縁深いパワーストーンであるため、ほんのわずかな時間でも太陽に当てれば浄化とパワーチャージができるのです。可能なら、30分程度太陽光に当ててみるのもよいでしょう。
土
マイナーな方法ですが、サンストーンを土の中に埋めて浄化する方法もあります。
天然素材の布でサンストーンを包み、地中に2週間程度埋めておきます。その後は取り出し、流水で洗い流して天然素材の布で水気を拭き取りましょう。
音
音を使ってサンストーンを浄化することもできます。クリスタルチューナーや音叉といったアイテムが必要なので、上級者向けかもしれません。
まずはサンストーンを目の前に置き、水晶ポイントで音を奏でます。水晶ポイントの先をサンストーンに向けたまま、円を描いてください。水晶ポイントの先から音が出ているようなイメージを持つとやりやすいでしょう。
数回繰り返せばOKですが、持ち主が「浄化できた」と感じるまで続けてもOKです。
サンストーンの好転反応・副作用
サンストーンの好転反応や副反応としてあげられるのは、火照りやイライラです。
サンストーンはすべてを活性化させるパワーストーン。静と動でいえば動のエネルギーを持っているため、火照りやイライラを感じる人もいるでしょう。人によっては気分が上がりすぎて躁状態になる人もいるかもしれません。それほどまでに強いエネルギーを、サンストーンは持っているのです。
もし好転反応を感じたら、まずはサンストーンを手元から離してみてください。サンストーンと離れた状態で不調を感じるなら、それはサンストーンを手にしたことによる好転作用と考えるのが自然です。
サンストーンによる好転反応や副作用だと確信したら、まずはサンストーンを遠ざけましょう。心身ともに落ち着いたら、サンストーンと触れ合う時間を短くしてみます。徐々に時間を長くし、最終的に問題がなくなれば、お互いの波長が馴染んだと考えてよいでしょう。
半年経っても好転反応が収まらなければ、水晶もしくはムーンストーンを合わせてみてください。水晶やムーンストーンはサンストーンの効果と逆の効果を持っていたり持ち主と馴染ませる効果があるため、組み合わせて様子を見るのも1つの方法です。それでもダメなら相性が悪かったと割り切って、サンストーンを持つのを諦めるべきでしょう。
人間同士と同じように、石と人とも相性があります。サンストーンは気難しい石ではありませんが波動が強いため、人によっては合わないこともあります。無理はお互いのためになりませんから、サンストーンをきっぱり諦めて別の石を持つようにしてください。
サンストーンと相性の良い組み合わせ
サンストーン×シトリン
サンストーンとシトリンの組み合わせは、仕事運や金運アップに効果があります。
シトリンは繁栄の石とされ、商売繁盛や一族の繁栄に効果があるとされてきました。現在でも、仕事運や金運に効果があるパワーストーンとして人気があります。シトリンは持ち主に明るい波動を送りこむだけでなく気の循環を良くして、悪いものを溜め込まないようにするタイプのパワーストーン。デトックスのような効果があります。
サンストーンは太陽の明るさを持ち、持ち主に強いエネルギーを送ってくれます。自立心と自信をやしない、ポジティブな気持ちで物事に取り組めるようにしてくれるでしょう。シトリンのデトックス効果とサンストーンのポジティブ効果を合わせることで、本来の力を発揮でき良い成果をあげ、結果的に仕事運や金運につながっていきます。
サンストーン×ペリドット
サンストーンとペリドットの組み合わせは、自己肯定感を高めポジティブにしてくれます。
ペリドットはその明るいグリーンから「暗闇を照らす太陽の石」とされ、古代エジプトで太陽神に見立てられ神聖視されてきました。ポジティブな波動を持ち、持ち主を明るくアクティブにしてくれる効果があります。
一方、サンストーンも太陽に縁の深いパワーストーンで、持ち主をポジティブに変えて自信や自立心をやしないます。同じような効果のあるペリドットと合わせるとより効果が強くなり、どんなときにも太陽のような明るさを失わない強い人間になれるでしょう。
サンストーン×ムーンストーン
サンストーンとムーンストーンの組み合わせは、バランスを取りたい人や恋愛成就におすすめの組み合わせです。
サンストーンとムーンストーンは、太陽と月、陽と陰、男性性と女性性といった相反する気質を持っています。両者を組み合わせることで心身のバランスが取れる上、太陽の明るいポジティブなエネルギーと月の思慮深さや知性を併せ持つことができるとされています。両者ともに長石グループに属する仲間なので、相性も悪くありません。
また、ムーンストーンは女性の魅力を高めるとされ、サンストーンは目標へ向かって真っすぐに突き進む強さを与えるとされます。恋愛においても魅力を高めながらチャンスを逃さないように動けるため、努力を実らせてくれる組み合わせといえます。
サンストーン×ルビー
サンストーンとルビーの組み合わせは、勝利や自立に効果があります。
サンストーンは「勝利の石」とされますが、ルビーもまた「勝利の石」の代表格。情熱を秘め持ち主を勝利へと導くルビーは、サンストーンと合わせて持つことで相乗効果が期待できます。ルビーには「情熱的な愛」という意味があるため、特に、恋のライバルに打ち勝つには最高の組み合わせといえるでしょう。
また、両者ともに心を強くし自立心をやしなう効果があります。そのため、他人に振り回されがちな人や引っ込み思案な人、意志の弱い人におすすめの組み合わせです。
サンストーン×ロードクロサイト
サンストーンとロードクロサイトの組み合わせは、恋愛運アップに効果があります。
ロードクロサイトはインカローズとも呼ばれるローズピンクのパワーストーン。人生の喜びや恋愛の楽しさを思い出させるパワーストーンとされ、恋愛運アップに効果があるとして人気があります。
ロードクロサイトは恋愛において負った傷を癒し、持ち主をトラウマから解放してくれます。新たな出会いや恋を応援してくれるパワーストーンなので、前向きな気持ちをもたらすサンストーンと合わせることで、より恋愛についてポジティブになり出会いやチャンスを逃さないようサポートをしてくれます。
サンストーン×アイオライト
サンストーンとアイオライトの組み合わせは、目標達成に効果を発揮します。
アイオライトは「人生の羅針盤」とされる石で、思考をクリアにし感情を鎮めると同時に、進むべき道を照らし出す効果があります。下準備が整ったところにサンストーンの目標へ突き進むパワーを受け取ることができるので、成功を収めることができるでしょう。
また、何らかの問題を抱えている人にも、サンストーンとアイオライトの組み合わせはおすすめです。アイオライトは問題点を可視化し、サンストーンが強い心とポジティブさを与えて解決のサポートをしてくれるので、トラブル解決もスピーディ。困難に負けない情熱と問題を乗り越えていく方法を冷静に導き出す賢さを与えてくれる組み合わせです。
サンストーンを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
サンストーンは身に着けることで効果を発揮するタイプのパワーストーンです。
サンストーンは第1から第3チャクラに働きかける効果がありますが、他のチャクラにも効力がないわけではありません。そのため、ネックレスやブレスレットとして着けるのがおすすめです。割れやすい性質があることを考えると、ブレスレットよりはネックレスにするのが良いかもしれませんね。
ネックレスとして身に着ける場合は、チェーンを長くするとハートチャクラに働きかけて心を強くし自信を与えてくれます。チェーンを短くするとスロートチャクラに近くなり、社交的になれるでしょう。
ブレスレットとして身に着ける場合には左手がおすすめ。左手は受信の役割があり、サンストーンの明るいエネルギーを体内に取り入れるのに最適です。
サンストーンのQ&A
サンストーンの偽物の見分け方は?
サンストーンは長石グループのパワーストーンですが、長石グループは成分によって名前が変わる性質があります。しかし、天然石の世界では判別が難しく微妙なラインであるものも存在します。それゆえ、「見た目はサンストーンなのに実際に鑑別に出すと別の石だった」ということも起こりえます。
他の長石グループのパワーストーンが、サンストーンとして販売されているケースもあります。その逆も然り。正真正銘本物のサンストーンを手に入れたいとこだわるなら、プロによる鑑別書があるものを購入するのがおすすめです。
サンストーンが割れた・欠けた!特別な意味はある?
サンストーンは柔らかい鉱物ではありませんが、へき開が2方向に完全という性質を持っています。そのために衝撃に弱く、あっけなく割れてしまうこともあります。
もしサンストーンが欠けたり割れたりしたら、物理的な理由をまずは考えましょう。思い当たることがなければスピリチュアル的な要因が考えられます。サンストーンは邪気払いをする効果がありますが、自分の中に溜め込むタイプではないのであまり考えられませんが、パワーを使い果たしてしまった可能性もあります。リペアできるならリペアし、もしどうにもならない状態なら感謝の気持ちをきちんと伝えてから土に還すのがよいでしょう。
サンストーンの色が変わった?退色・変色する?
サンストーンは塩分に弱く、塩を使った浄化方法はNGです。塩分に弱いということは汗にも弱いので、身に着けたあとは軽く拭くなどして対応をしてあげましょう。
また、サンストーンに限らず、天然石は太陽光に弱いものが多いです。サンストーンも、太陽光に長時間当て続けると退色の原因となる可能性があります。サンストーンが太陽の力を秘めているからといって、太陽の光に晒し続けるのは良くありません。太陽と縁が深いからこそ短時間の日光浴でも十分に浄化やパワーチャージができるので、太陽光に当てるのはわずかな時間にした方が無難です。
サンストーンの購入におすすめの販売店・通販
ANAM gems
ハンドメイド用ビーズの専門店です。1つ1つ買い付けたものを販売していて、品質も良いです。動画で商品が見られるのも分かりやすくて嬉しいですね。
RASPIA
宝石ランクの天然石を使用した、アクセサリー専門サイトです。小粒ながら輝きを放つパワーストーンたちをお手頃価格で手に入れたい人は是非覗いてみてください。
まとめ
キラキラと光を反射し、美しい煌めきを見せてくれるサンストーン。太陽の光を閉じ込めたような明るくポジティブな波動を放つサンストーンは、持ち主の心を照らし、魔や邪を光の力で浄化し、道を示してくれるでしょう。
パワーストーンとして取り扱われるサンストーンの定義は広くカラーや内包物、母石にも幅があります。ピンクやグリーン、ゴールドなどカラーリングの違うものもあればキャッツアイ効果やスター効果のあるものもあります。インスピレーションを大事にして、お気に入りのサンストーンを見つけてくださいね。
コメント