石はもともと自然界のものなので、人の「気」や「エネルギー」に影響を与えやすいといわれています。
そんな石の中でもとくにスピリチュアル的な力をもっている鉱物は「パワーストーン」と呼ばれています。
そしてブレスレットにして身に着けたり、鉱石を塊のまま玄関や部屋に置いたりすることで、そのパワーを分けてもらうことができたりするのですが、持つ石の種類によって発揮される効果は様々です。
今回はパワーストーンのなかでも人気の高い、黒い石「オニキス」がなぜ怖いといわれるのか、その理由や対処法を中心に説明します。
オニキスの効果は?本当は怖い?
邪気をはらう魔除けの石として有名な「オニキス」が怖いといわれることがあります。
その原因のほとんどはオニキスのエネルギーが強力すぎることにあるのですが、持つことによって生じる可能性のあるデメリットについてはパワーストーンを使用する上では必要不可欠な知識だといえます。
また、古代インドでは死霊から身を守るために効果がある石だと信じられていました。
日本でもオニキスは黒瑪瑙(くろめのう)と呼ばれ、古くから邪気祓いや悪霊を避ける石として知られていて、お葬式の時に使われる数珠には、現在もオニキスが使われているものが多くあります。
オニキスの怖いところ3つ
強力なパワーストーンであるオニキスですが、良い面だけを知って身につけるのではなく、その効果がもたらすデメリットを知っておくことも大切なのです。
こちらの項目では、オニキスを持つにあたって気を付けることや、オニキスが怖いといわれる理由についてを掘り下げてご説明をします。
仕事に影響がでる
オニキスは強い魔除け効果のあるパワーストーンとしてよく知られていますが、時にそれがデメリットとなってしまう場合があります。
病院に勤務しているお医者さんやセラピストなど、人を癒すことを仕事にしている人がオニキスを身につけていると、患者さん、もしくはお客さんの足を自然と遠ざけてしまうこととなる可能性がじゅうぶんにあるのです。
心身が傷ついている人は少なからずマイナスのエネルギーを発しています。
だからこそその原因である不調を治そうと専門家の元を訪問するのですが、オニキスは弱っている人が発する負の気を跳ね返すほどに強力です。
そのため、傷ついている人にとって「なんだかここには行きたくないな」と感じる場所となってしまいます。
そうなると商売になりません。
人の心と向き合い癒しを与える職業の方は職場にオニキスを持っていくことは避けた方が良いでしょう。
疲れてしまう
オニキスはそのエネルギーが強力すぎるがゆえに、弱っているときは避けたほうが良い石だといえます。
「心が弱っている時こそ邪気がよってこないようにしたい」と考える人もいるかと思いますが、疲れている時にパワフルな人に接したら余計気持ちが疲れてしまった、なんてことがこれまでにありませんでしたか?
石の波動と人の波動はとても似ているといわれているので、石と対する時の気の動きは同じこととなります。
もっとわかりやすく例えるなら、エネルギーにあふれている子供をイメージしてもらえればどうでしょうか。
体調が悪い、気持ちが沈んでいる、心が疲れている時に一日中同じ量のエネルギー量で相手をしたらドッと疲れがきますよね。
オニキスを疲れている時にもつということは、つまりそういうことなのです。
疲れている、弱っているときにおススメなのは「アクアマリン」です。
アクアマリンならその澄んだ優しい波動で包み込むように、疲れた心に安らぎをあたえてくれることでしょう。
石酔いをしやすい
基本的にパワーストーンは、人に良い影響をあたえくれる物ですが、身につけてまもなくのあいだは、石の放つ波動やエネルギーがなじむまでに副作用が出ることがあります。
「石酔い」といって、めまいや頭痛、異常な眠気、体の怠さなど、持ち主にあらゆる不調をもたらします。
この症状が起きやすいのがオニキスです。
また、パワーストーンをこれまで持ったことがないという方はとくに注意が必要となります。
オニキスがもつ特性や、ブレスレットにして組み合わせる他の石との相性などをよく知らないまま身につけてしまうことはひどい石酔いの原因にもなりえるので、初心者の方は石の波動を緩やかに馴染ませるためにまずは浄化作用のある「水晶」から試してみることをおススメします。
オニキスが怖い人の対処法
オニキスが怖いといわれる所以についてお話しましたが、それでも生霊を飛ばされて悩んでいる方や、悪霊に目をつけられることを恐れている方などは、どうしてもオニキスの強力な魔除け効果を得たいといった場合もあることかと思います。
そのような時はどうすれば良いのか、こちらの項目でいくつか対処法を紹介していくので、是非参考にしてみてくださいね。
短時間から始める
オニキスによる石酔いや、ご自身のパワー不足によるエネルギー負けを恐れている方は、短時間身につけることから始めてください。
どうしても苦手な人と会うときや、嫌な感じがする場所に赴かなくてはいけない時に限定し、いつも身につけるのではなく、いざという時のお守りとする方法があります。
それでも石酔いしてしまうという場合は、まず1日5分から身につけてみてください。
それを1週間続けてもんだいなければ、次の週は10分。それもクリアしたら翌週は20分、といったように、徐々に体を慣れさせていけば、石酔いによる大きな心身の不調は起こりづらくなるでしょう。
それでも身につけたらひどい倦怠感に襲われたり、いつもより疲れやすかったりする気がするのなら、一度オニキスと距離をおいて、ヒーリング効果のあるムーンストーンなどでご自身の気を整えることを優先したほうがよいかもしれません。
邪気祓いをする
理屈ではなく、なんとなくオニキスを怖いと感じる時は、自分自身がマイナスのエネルギーを放っている時です。
誰かに対して強い悪意を心に秘めていたり、落ち込んで悲観的になっていたりするときは誰しも負の気をまとっているので、邪気を跳ね返し寄せ付けないオニキスに対して、怖いと感じることもあるようですね。
そんな時に試してもらいたいのは、気を整える効果のある邪気祓いです。
塩や植物、お香を用いて自分で手軽にできる邪気祓いの方法はたくさんあるので、興味のあるかたは是非ご自身でも調べてみてくださいね。
まとめ
「オニキス」についてお話してきました。良い効果をもたらして力になってくれるはずのパワーストーンですが、怖いといわれる一面があることを知ったのではないでしょうか。
オニキスはとくに初心者には扱いづらい面もありますが、知識を深めてから身につければ、あなたを守る強力な味方になってくれることでしょう。
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