「怖い人」と聞くと、怒鳴ったり暴言を吐いたりするようなイメージが浮かぶかもしれません。
しかし、実際に周囲に「怖い」と感じさせる人は、もっと巧妙な方法で相手に威圧感を与えていることがあります。
この記事では、怖い人オーラを持つ人の特徴をご紹介します。
怖い人オーラは、周囲の人間関係を悪化させ、孤立を招く可能性があります。もし自分がそのような言動をしていないか、周囲から怖い人と思われていないか、一度振り返ってみるのも良いでしょう。
【外見】怖い人オーラの特徴
人と接する際、私たちは無意識のうちに相手の外見から様々な情報を収集しています。
その中でも、 「怖い人オーラ」 は、相手に強い印象を与え、関係性に大きな影響を与えることがあります。
顔つき:険しい顔、つり目、鋭い目つき
眉間にしわを寄せたり、口をへの字に曲げたり、常に怒っているような険しい顔の表情は、相手に威圧感を与え、近寄りがたい印象を与えます。
目尻が吊り上がっているように見える目は、相手を見下しているような印象を与え、攻撃性や冷たさを感じさせます。
相手を射抜くような鋭い目つきは、威圧感や自信の表れとして捉えられ、相手を緊張させる可能性があります。
これらの特徴は、心理学的に「怒り」や「敵意」といった感情と結びつけられるため、相手に警戒心や恐怖心を感じさせるのです。
体型:身長が高い、大柄、筋肉質
身長が高く、体格が大きい人は、身体的な強さを感じさせ、相手に威圧感を与えます。
優しい表情であれば逆に安心感に変わるものですが、怖い人オーラを出したいのであれば身長や体格は大きければ大きいほど良いでしょう。
また、体型もまるまると太っているより、シャープで無駄がないほうが怖いオーラは鋭くなります。バイキンマンやドラえもんのような太った丸い体型では可愛らしく見えてしまいますよね。
服装:黒色など暗い色が多い、威圧感のある服装
黒色やグレーなど、暗い色を全身で着用していると、重厚感や威圧感が増し、近寄りがたい印象を与えます。
革ジャンやミリタリー系の服装など、攻撃的な印象を与える服装は、相手に警戒心を抱かせ、距離を置きたいと思わせる可能性があります。
サングラスなども怖い人オーラを出すのに一役買ってくれるので、ファッションを勉強するのも良いでしょう。
声:低く、威圧感のある声
低い声は、自然と相手に威圧感を与えます。
これは、声帯が長く、厚いため、迫力のある音が出せるからです。
逆に高い声は軽く聞こえてしまうでしょう。
また、低い声は、自信や強さを感じさせる効果もあります。
表情:怒っている、不機嫌、無表情
怒っているような表情や、不機嫌そうな表情は、相手に恐怖心を与えてしまいます。
また、無表情も、何を考えているかわからないため、不安を感じさせてしまうことがあります。
タトゥー
タトゥーは、見る人に強い印象を与えるため、怖い人オーラを強調する要素の一つとなります。
- 反社会的なイメージ
- 異質なものへの恐怖
- 先入観
ただ、タトゥーを入れている人全てが怖い人というわけではありません。むしろ、優しい性格の人やユーモアのセンスのある人が多いです。
【態度】怖い人オーラの特徴
カリスマ性と威圧感
怖い人オーラは、時にネガティブな印象を与えますが、一方で、カリスマ性やリーダーシップを感じさせる効果もあります。
周囲を圧倒する存在感は、人々を惹きつけ、導く力を持っています。
無視する
必要以上に話したり、他人に気を配ったりしないことで、ミステリアスな印象を与え、相手に威圧感を与えることができます。
しかし、無愛想な態度にならないよう、適度な距離感を保ちながら接することが重要です。
俳優の山本裕典さんは、ドラマ共演のため、木村拓哉さんに楽屋挨拶に行った際、なんと無視されてしまったそうです。当時まだ若手だった山本さんにとって、憧れの存在である木村さんからの冷遇はショックだったに違いありません。
しかし、ドラマ撮影開始後に再び挨拶に行った際、木村さんは「あ?知ってるよ、お前のこと知らねえやついねえだろ」と、あえて無視することによって山本さんの心をがっちり掴んだのでした。
このエピソードは、「さすが木村拓哉」と称賛する声がある一方で、「普通に最初から挨拶返せ」と批判する声も多く上がりました。
しかし、怖い人オーラを出すというテーマで言えば大成功していると言えるでしょう。
木村さんはドラマの役作りで集中していたため、あえて距離を置いていたという説もあります。撮影当日にこのような行動をすることで、山本さんの緊張をほぐし、自然な演技を引き出すためだったのかもしれません。
参考動画
否定的な発言が多い
批判的な意見や否定的な発言は、相手に強い印象を与えます。
しかし、攻撃的な態度にならないよう、建設的な意見を提示することが大切です。
命令口調で話す
命令口調で話すことは、相手に指示や命令を与える効果があります。
しかし、独善的な態度にならないよう、相手の意見を尊重することが大切です。
人の話を聞かない
人の話を遮ったり、最後まで聞かずに自分の意見を押し付けたりすることは、相手に不快感を与えます。
無駄な会話はしない、どうでもいい話は聞かないとはっきりとした信念を持つと怖い人オーラが自然と出るでしょう。
いつも不機嫌
常に不機嫌な表情をしていると、相手に近づきにくい印象を与えてしまいます。
【言動】怖い人オーラの特徴
何をするか分からない怖さがある
周囲に緊張感を与え、近寄り難い雰囲気を醸し出す「怖い人オーラ」。その根源の一つが、「何をするか分からない」という不気味さです。周囲とのコミュニケーションを遮断し、感情を露わにしない人は、何を考えているのか、次に何を仕出かすのか予測することができず、深い不安を呼び起こします。
二重人格のような態度をとるような人も、怖い人オーラを持つ人の代表的な行動です。身内には親切で丁寧な態度をとる一方で、他人に対しては横柄な態度を取るなど、常に一定の態度を保たない人は、何を考えているのか分からず、予測できない恐怖心を与えることになります。
声が大きい・声色が怖い
大きな声や低い声色は、威圧感を与え、相手を圧倒します。
怒鳴り声を発すれば、恐怖心を植え付け、従わせる力を持っています。
さらに、暴言や脅迫は、相手の人格を否定し、精神的な苦痛を与えるだけでなく、暴力に発展する可能性も示唆し、強い恐怖を呼び起こします。
怒鳴る・暴言を吐く
感情的になりやすく、些細なことで声を荒らげたり、暴言を吐いたりする人は、周囲に恐怖心を与えます。
少し大きな声を出すだけで、普通の人はすぐに萎縮するでしょう。
脅す
危害を加えるような言葉で相手を脅す人は、相手を支配しようとする意図が表れます。
脅迫されると、相手は恐怖を感じ、従わざるを得ないと感じてしまうことがあります。
マウンティングで優位性を誇示する
他人との比較によって優位性を誇示する「マウンティング」は、相手を見下し、支配しようとする行為です。
自慢話や自慢話を繰り返すことで、相手を下に見ている態度を示すことは、相手に恐怖心を与え、萎縮させてしまいます。
人の悪口を言う
人の陰口や悪口を言う人は、信用できないという印象を与え、周囲から警戒されるようになります。
悪口を言うことで、自分が優位に立っていると感じているのかもしれませんが、実際には周囲から信頼を失い、孤立してしまう可能性があります。
【内面】怖い人オーラの特徴
自信過剰
自信は人を魅力的に見せる要素の一つですが、過剰な自信は相手に威圧感を与え、怖い人オーラにつながる可能性があります。
自己肯定感の高い人は、自分自身の価値を高く評価しています。しかし、それが傲慢さや尊大さとして相手に伝わってしまう場合があり、近寄りがたい印象を与えてしまうことがあります。
プライドが高い
また、プライドの高い人は、自分の能力や価値観に強い誇りを持ち、他人を見下すような態度を取る場合があります。このような態度は、相手に不快感を与え、距離を置きたいと思わせる原因となる可能性があります。
完璧主義者
完璧な結果を求め、周囲にも高い要求をすることがあります。これは、相手にプレッシャーを与え、緊張させてしまう可能性があります。
ストレスや不安を抱えている
ストレスや不安を抱えている人は、それが無意識のうちに言動に表れ、相手に威圧感を与えてしまうことがあります。
- イライラ: 常にイライラしている人は、周囲に攻撃的な雰囲気を漂わせ、相手に緊張感を与えてしまいます。
- 怒り: 些細なことで怒りっぽくなっている人は、相手に恐怖心を感じさせてしまう可能性があります。
- 神経質: 些細なことにこだわり、常に不安を感じている人は、周囲に不安感を与えてしまうことがあります。
これらの特徴は、心理学的に「防衛本能」や「警戒心」といった心理状態と結びつけられるため、相手に不安感や恐怖心を感じさせるのです。
トラウマを持っている
過去のトラウマを抱えている人は、人に対して強い警戒心を持っていたり、攻撃的な態度を取ってしまうことがあります。
- 防衛本能: 過去の経験から、自分を守るために、周囲に対して攻撃的な態度を取ってしまう。
- 信頼関係の構築の難しさ: 人を信じることが難しく、関係を築くことに抵抗を感じる。
- 自己肯定感の低さ: 過去の経験によって、自己肯定感が低くなり、自信が持てない。
これらの心理は、相手に恐怖心を与え、近づきにくい印象を与えてしまうのです。
完璧主義
完璧主義者の強いこだわりや自己否定感は、周囲に威圧感を与え、怖い人オーラとして伝わってしまうことがあります。
完璧主義者は、常に完璧な結果を求め、自分自身にも他人にも厳しい態度で接します。その厳しさは、周囲にプレッシャーを与え、緊張感や威圧感に繋がります。
威圧感は、潜在的な恐れや不安から生まれるネガティブなエネルギーです。完璧主義者は、このエネルギーを無意識に発しているため、周囲に恐怖や圧迫感を感じさせてしまうのです。
他人に対して攻撃的な思考を持っている
怖い人オーラは、他者への攻撃的な思考によって生まれる場合があります。
攻撃的な思考は、潜在的な不安や恐怖から生まれる防御心理です。
自分自身を守るために、相手を攻撃することで優位に立とうとする心理が働きます。
怖い人オーラを出す方法
「怖い人オーラ」は、誰にでも出せるものではありません。
生まれつき威圧感のある雰囲気を持っている人もいれば、努力によって後から身に付ける人もいます。
生まれつき怖い人オーラを持っている人は、声のトーンや目つき、体格など、自然と威圧感を与えるような要素を持っている場合が多いです。また、内に秘めた強い意志や自信が、自然とオーラとして表れることもあります。
しかし、生まれつき怖い人オーラを持っていない人でも、努力によって後から身に付けることは可能です。例えば、以下のような努力をすることで、威圧感を与えるようなオーラを身に付けることができます。
しかし、これらの努力をしても、体格の小さい人など生まれ持った素質を持っている人に比べると、威圧感は弱くなってしまうでしょう。
自分自身を理解し、本来の魅力を磨くことこそが、真の強さにつながります。周りの目を気にせず、自分らしさを大切にしながら、自然体で接することが大切です。
強い意志を持つ
自分の信念や目標を明確に持ち、それを貫き通す強い意志を持つことが大切です。周囲に流されない、揺るぎない存在感を放つことで、自然と威圧感を与えることができます。
自信を持つ
自分自身の能力や価値を信じ、自信を持つことが重要です。自信は、周囲を圧倒するオーラを生み出す源泉となります。
態度を大きくする
背筋を伸ばし、堂々とした態度で接することで、威厳のある印象を与えることができます。猫背や小刻みな動きは、自信の無さを表してしまうため、避けましょう。
声のトーンを低くする
低い声は、威圧感を与える効果があります。しかし、単に声を低くすれば良いというわけではありません。相手にしっかりと伝わるように、滑舌良く話すことも重要です。
無口になる
必要以上に話さないことで、ミステリアスな印象を与え、相手に威圧感を与えることができます。しかし、無愛想な態度を取ると、相手に不快感を与えてしまうため、注意が必要です。
おわりに:怖い人オーラは必ずしも悪いことではない
怖い人オーラは、相手に悪印象を与えてしまう可能性がありますが、必ずしも悪いことばかりではありません。
例えば、リーダーシップを発揮する場面では、威厳や自信を感じさせるオーラは周囲をまとめ、安心感を与える効果もあります。
また、危険な状況から身を守るためには、相手に威圧感を与えることで、攻撃を回避できる可能性もあります。
怖い人オーラは、無意識に発している場合もあります。
怖い人オーラは、外見的な特徴だけでなく、内面的な要素や状況によっても影響を受けます。
自分のオーラを理解し、適切にコントロールすることで、周囲との良好な関係を築くことが重要です。
コメント