「私たちはどこから来て、どこへ還るのか?」「存在の根源とは何か?」「全てを超えた意識、絶対的な『一なるもの』とは?」… スピリチュアルな探求の旅路において、誰もが一度は抱くであろう、最も深遠な問い。その答えへと繋がる可能性を秘めているのが、オーラの最終層「モナド体」です。
モナド体は、オーラ7層モデルの頂点に位置し、個としての意識が完全に溶け合い、宇宙の根源、創造主、あるいは絶対的なワンネスそのものと合一する、究極のエネルギー領域とされています。ここは、私たちが個別の魂として存在する以前の、そして最終的に還っていく場所とも言えるでしょう。
この記事では、オーラ鑑定の専門家である久遠レイカ先生監修のもと、非常に抽象的で捉えがたい「モナド体」について、その意味、オーラ構造における位置づけ、役割や性質、そしてこの究極的な層への理解を深めるためのヒントを、可能な限り分かりやすく解説していきます。
モナド体の探求は、私たち自身の存在の最も深い謎に触れる、壮大な旅となるでしょう。

久遠レイカ先生
はじめまして、久遠レイカです。モナド体は、オーラの旅の終着点であり、そして全ての始まりでもある、存在の根源そのものを示す領域です。言葉で説明するのはとても難しいのですが、個という感覚が完全に溶け合い、大いなる一つへと還る場所。この究極の層について、一緒に理解を深めていきましょう。
モナド体とは?基本的な意味とオーラ第7層としての位置づけ

まずは、「モナド体」がオーラ構造の中でどのような位置づけにあり、その名前が持つ意味について見ていきましょう。
オーラ7層モデルの最終層(第7層)
モナド体(Monadic Body)は、一般的なオーラの7層モデルにおいて、最終層である第7層に位置付けられます。宇宙意識と繋がるアートマ体(第6層)のさらに高次に存在し、オーラ構造全体の源泉であり、究極的な目的地とも考えられています。
この層は、個人の意識や魂というレベルを超え、全ての存在を生み出した根源的な意識、あるいは「創造主」そのものと直接繋がる、あるいはそれと同一である領域とされています。
「モナド」の意味:単子、単位、一者
「モナド(Monad)」という言葉は、ギリシャ語の「モナス(monas)」に由来し、「一」「単位」「分割できない単一の実体」といった意味を持ちます。
哲学の世界では、特に17世紀の哲学者ゴットフリート・ライプニッツが、宇宙を構成する究極的な要素として「モナド(単子)」という概念を用いたことで知られています。ライプニッツのモナドは、それ以上分割できない単純な実体であり、それぞれが宇宙全体を映し出す独自の視点を持つとされました。
スピリチュアルな文脈、特に神智学において「モナド」が用いられる場合、それは個々の魂を生み出す**究極的な霊的単位、あるいは神聖な「火花」**のような、分割不可能なスピリットの根源を指します。全ての魂は、このモナドから発せられた個別の現れであると考えられています。
別名:ケセリック体、神聖体
モナド体は、その性質から他の名称で呼ばれることもあります。例えば、ユダヤ神秘主義カバラにおける生命の樹の最初の(最も高次の)セフィラ(流出段階)である**「ケテル(Kether、王冠)」**との関連から、「ケセリック体(Ketheric Body)」あるいは「ケセリック・テンプレート」と呼ばれることがあります。また、その究極的な神聖さから「神聖体」と表現されることもあります。
神智学における「モナド」
近代スピリチュアル思想に大きな影響を与えたヘレナ・P・ブラヴァツキー夫人の神智学では、「モナド」は非常に重要な概念です。神智学においてモナドは、絶対的な神性(第一ロゴス)から流出した**個別の霊的な火花、あるいは分霊**であり、これがアートマ(真我)、ブッディ(霊的魂)、マナス(高位の知性)というヴェール(体)をまといながら下降し、最終的に物質的な人間として転生する際の、不滅の核となると考えられています。つまり、私たちの魂の最も根源的な部分がモナドである、という捉え方です。
モナド体の役割・性質:存在の根源、創造主との一体性

モナド体は、オーラの他の層とは質的に異なる、究極的なレベルのエネルギーであり、以下のような役割や性質を持つと考えられています。
① 魂の究極的な源泉
個々の魂(アートマ、ブッディ、コーザルなどの複合体として)が、個として分離・分化する前の、純粋で未分化なスピリットの源です。全ての魂が共通して由来する、いわば霊的なDNAの元型のような存在とも言えます。私たちは皆、この根源的なモナドの光から生まれた「神聖な火花」である、という考え方です。
② 創造主・根源意識との完全な一体性
モナド体のレベルでは、個としての自己(エゴ)という感覚は完全に消滅し、宇宙を創造したとされる根源的な意識(神、ソース、絶対者、大いなる神秘など、様々な言葉で表現される)と完全に一体である状態です。「私が神である」「神が私である」という非二元的な認識、あるいはそれすら超えた、ただ「在る」という状態です。
③ 全ての存在との完全なワンネス
アートマ体(第6層)で体験される宇宙的なワンネスが、モナド体(第7層)ではさらに究極的な形となります。自他の区別はもちろん、人間と動物、植物、鉱物、意識と物質、存在と非存在といった、あらゆる二元的な対立や区別が完全に消失し、全てが文字通り「一つ」であるという絶対的な認識です。
④ 純粋なポテンシャル(可能性)の領域
モナド体は、あらゆる形や現象が生まれる前の、無限の可能性を秘めた純粋なエネルギー、あるいは「空(くう、シューニャター)」の状態とも表現されます。全ての創造のポテンシャルがここには存在し、ここから全てが生まれ、そしてここに全てが還っていくと考えられます。
⑤ 言語や概念を超えた領域
モナド体のレベルは、私たちが普段使っている言語や思考、概念といった枠組みでは完全に捉えることが不可能な領域です。それは分析や理解の対象ではなく、直接的な体験、あるいは存在そのものによってのみ、かすかに垣間見ることができるかもしれない究極的なリアリティです。
モナド体と他のオーラ層(特にアートマ体)の関係
モナド体はオーラの最上層として、下位の層、特にすぐ下のアートマ体(第6層)と密接な関係を持っています。
アートマ体からモナド体へ:個から全体への帰還
アートマ体(第6層)において達成される宇宙意識や真我(アートマン)の認識、ワンネスの体験は、モナド体(第7層)へと至るための重要なステップと考えられます。アートマ体で個としての最後の境界線(真我という核)を認識した後、モナド体ではその個としての核さえもが溶解し、絶対的な「一なるもの」、つまり根源そのものへと完全に合一する、というプロセスとして捉えることができます。それは、大海に還った一滴の水のようです。
全てのオーラ層の源泉であり目的地
モナド体は、単にオーラの最上層であるだけでなく、アートマ体以下の全てのオーラ層(ブッディ、コーザル、メンタル、アストラル、エーテル、そして肉体)を生み出す究極的な源泉であると考えられます。モナドという根源の純粋な光(スピリット)が、より低い波動へと段階的に凝縮・顕現していく過程で、様々な性質を持つオーラの各層が形成された、という見方です。
そして、魂の進化の旅は、最終的にはこのモナド体という源泉へと還っていくプロセスであるとも言えます。オーラの各層での経験と学びを通して、私たちは徐々にエゴや分離感を浄化し、本来の根源的な一体性へと回帰していくのです。
モナド体レベルの意識に触れるとは?(その影響・体験)

注意点: モナド体レベルの意識状態は、通常の人間が日常的に体験するものではほとんどありません。これは、完全な悟りを開いたとされる聖者や覚者、あるいは臨死体験や深い神秘体験における究極的な合一の状態として語られることが一般的です。以下に示すのは、そのような非凡な意識状態に関する描写や解釈です。
完全な無(空)と全(ワンネス)の同時体験
個としての自己、名前、記憶、思考、感情といったものが完全に消え去り(無、空)、同時に、宇宙に存在する全てのものと完全に一体であり、自分自身が宇宙そのものである(全、ワンネス)という、人間の論理を超えたパラドックス的な状態を体験すると言われます。
時間と空間の完全な超越
過去、現在、未来といった時間的な流れや、ここ、あちらといった空間的な隔たりが全く意味をなさなくなります。ただ「永遠の今」「無限の広がり」だけが存在する、という感覚です。
究極の静寂と平和
思考や感情のノイズが完全に消え去り、どんな外的な状況にも全く影響されない、絶対的で揺るぎない静寂、安らぎ、そして深い平和に満たされます。
筆舌に尽くしがたい体験
モナド体レベルの体験は、あまりにも根源的で包括的であるため、人間の持つ言語や概念、思考の枠組みでは適切に表現したり、他者に伝えたりすることが極めて困難であると言われます。それは、分析や理解の対象ではなく、体験そのものが全てです。
(久遠先生視点) 身体を超えた存在へのシフト
久遠先生は、このモナド体レベルの意識に触れるということは、もはや私たちが通常認識している肉体や個別のオーラ層といった感覚はほとんど消失し、純粋なエネルギー、光、あるいは「意識」そのものとしての存在感覚に近づくことだと捉えています。
しかし同時に、この地球という物質次元で経験を積むためには、魂の乗り物である肉体と、それを支えるエネルギー基盤であるエーテル体が、最後まで必要不可欠であるとも強調します。どれほど高次の意識が開かれても、この地上でバランスを保ち、その意識を体現するためには、しっかりとしたグラウンディングと、健やかな身体の維持が欠かせないのです。
モナド体への道を歩むということ【実践ヒント】

注意点: 繰り返しになりますが、モナド体への到達を直接的な目標とすることは、通常の人間の意識レベルにおいては現実的ではありません。それは特定のテクニックで達成できるものではなく、長年にわたる霊的な探求、自己浄化、奉仕、そしておそらくは恩寵の結果として、自然に訪れるかもしれない究極的な境地です。日々のスピリチュアルな実践は、主に下位のオーラ層を浄化し、意識を高め、愛と叡智を深めていくことに焦点を当てるべきです。
以下に示すのは、モナド体という根源的な方向性へと、私たちの存在全体を向かわせていくための、長期的な視点でのヒントです。
① 全てのオーラ層の浄化と統合
根源へと還るためには、まずその通路となる全てのオーラ層(エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体、ブッディ体、アートマ体)に存在するエネルギー的なブロック、歪み、不純物を根気強く浄化し、それぞれの層が調和的に機能するようにバランスを整え、最終的にはそれらが一つの統合された光の体(ライトボディ)として機能することを目指します。
② 無条件の愛と奉仕の実践(ブッディ体の開花)
個人のエゴや見返りを求める心を超えた、純粋で普遍的な愛と慈悲の心を育み、それを具体的な行動(利他的な奉仕)として表現し続けること。これがブッディ体を開花させ、さらに高次のモナド意識へと繋がる道を開きます。
③ 完全な手放しと委ね(アートマ体の探求)
自分という個別の存在への執着、結果への期待、人生をコントロールしようとする意志など、あらゆる形の「自己同一化」と「執着」を完全に手放し、大いなる宇宙の流れ、あるいは神聖な意志に全てを委ねること。これがアートマ体の探求であり、モナドへの扉を開く鍵となります。
④ 存在への深い信頼
生命そのもの、宇宙のプロセス、そして自分自身の最も深い部分にある神聖さ(モナドの光)に対する、疑いのない絶対的な信頼を育むこと。何が起ころうとも、全ては完璧な秩序と愛の中で起こっているという深い理解。
⑤ 意識的な呼吸とプレゼンス
常に「今、この瞬間」に意識を置き、呼吸を通じて生命エネルギー(プラーナ)と意識的に繋がり続けること。このシンプルな実践が、心を静め、高次の意識への扉を開く基礎となります。
⑥ (久遠先生視点) 究極のグラウンディングと身体の神殿化
久遠先生は、最も高次のモナド意識へと至るためには、逆説的に聞こえるかもしれませんが、最も強固で安定したグラウンディング(地球との繋がり)と、究極レベルまで浄化され、波動が高められた身体(エーテル体・肉体)が必要不可欠であると考えています。
- 身体を「魂の神殿」として扱う: 身体は単なる物質ではなく、魂が宿り、根源的なエネルギーを地上に顕現させるための神聖な器です。最高の敬意と配慮をもってケアし、最もピュアな状態に保つ努力をします(食事、運動、睡眠、浄化など)。
- 地球との繋がりを深める: 自然の中で過ごし、大地に触れ、地球のエネルギーを感じること。しっかりと地に足をつけ、この物質次元での役割を果たすことが、高次のエネルギーを安全に統合するための基盤となります。
根源への道は、天に向かうだけでなく、同時に深く地にも根差すことによって開かれるのです。

久遠レイカ先生
モナド体は、言葉を超えた、ただ『在る』という究極の境地です。そこを目指すというよりは、日々、自分の中の愛を深め、思考をクリアにし、身体を大切に扱うこと。その一つ一つの積み重ねが、あなたを自然と根源へと近づけてくれるでしょう。焦らず、今この瞬間を大切に生きてくださいね。
注意点:究極の探求における謙虚さと現実性
モナド体のような究極的なレベルの探求には、特に慎重さとバランス感覚が求められます。
言葉や概念への囚われ
モナド体に関する哲学的な議論やスピリチュアルな説明は、あくまでもその究極的なリアリティを指し示そうとする「指」にすぎません。言葉や概念そのものに囚われず、それらが指し示す本質(愛、ワンネス、存在そのもの)を、日々の生活の中で実践し、体験していくことが重要です。
自己欺瞞の危険性
究極の境地に到達したかのように錯覚したり、特別な存在であるかのように振る舞ったりするエゴの罠に注意が必要です。真の探求者は、常に謙虚であり、自身の未熟さを認識し、学び続ける姿勢を持っています。
現実生活との乖離
高次の探求に没頭するあまり、地に足がつかなくなり、日常生活(家族、仕事、社会との関わり、健康管理など)を疎かにしてしまうことは、健全な成長とは言えません。スピリチュアリティは、現実から逃避するためではなく、現実をより良く、より意識的に生きるためにあります。
指導者の必要性(慎重な選択)
このレベルの深遠な探求においては、独りよがりにならず、真に信頼でき、かつ人格的にも霊的にも成熟し、地に足のついた指導者や精神的なコミュニティからのサポートが非常に役立つ場合があります。ただし、指導者や組織に盲目的に依存するのではなく、常に自身の内なる感覚と理性を最終的な判断基準とすることが重要です。指導者の選択は極めて慎重に行う必要があります。
まとめ:モナド体を探求し、根源の光を生きる旅へ

Laniでお届けしてきたオーラ7層解説シリーズも、今回の「モナド体」でついに最終層を迎えました。今回は、オーラの第7層であり、魂の根源、創造主、そして絶対的なワンネスと繋がる究極的なエネルギー層であるモナド体について、その意味、役割、そして探求のヒントを、久遠レイカ先生の監修のもと解説しました。
モナド体は、私たちが個としての存在を超え、大いなる宇宙の一部であり、根源的なスピリットそのものであるという、最も深いレベルでの自己認識と繋がる領域です。それは、
- 全ては一つであるというワンネスの体験
- 理由なき至福と平和
- 普遍的な真理への直感的アクセス
- エゴや制限からの完全な解放
といった、究極的な意識状態と関連しています。
モナド体への道は、特定のテクニックを習得するというよりも、深い瞑想の実践、自己同一化(エゴ)からの絶え間ない解放、そして何よりもエネルギーの器である心身を浄化し、波動を高め、大いなる流れへの完全な信頼と受容を育んでいくプロセスです。
この高次の探求においては、焦らず、執着せず、バランスを保ち、そして常にグラウンディングを意識することが極めて重要です。
エーテル体から始まり、アストラル体、メンタル体、コーザル体、ブッディ体、アートマ体、そして今回のモナド体へと続くオーラの各層を探求する旅は、私たち自身の多次元的な存在への理解を深める素晴らしい機会です。それぞれの層が持つ役割と繋がりを知ることで、より統合された自己へと成長していくことができるでしょう。

久遠レイカ先生
オーラ7層の旅、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。モナド体は、全ての答えがあり、全ての始まりがある場所。それは遠いどこかではなく、あなたの存在の最も深い核に、常に静かに輝いています。日々の生活の中で愛を実践し、ご自身を大切にケアし続けることで、あなたは確実にその根源の光へと近づいています。あなたの素晴らしい魂の旅を、心から祝福しています。
オーラの世界は奥深く、7層の他にも、オーラの色、チャクラとの関係、波動の高め方など、探求すべきテーマはたくさんあります。これからもLaniでは、皆さんのスピリチュアルな成長と輝く毎日をサポートするための記事をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。今後の記事で、またお会いできることを楽しみにしています。
もし、ご自身のオーラの状態やエネルギーバランスについて、より深く知りたい、個別の状況に合わせた具体的なアドバイスが欲しいと感じられた方は、久遠レイカ先生の個人鑑定もおすすめです。あなたのオーラからのメッセージを読み解き、輝きを引き出すお手伝いをさせていただきます。
オーラカラーの解説 | |||
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