仕事や勉強、家事、育児、介護……。毎日前向きに取り組んでいるつもりでも、気づかないうちに心が疲れているなんてことも。
そのまま放っておくと、本当に心が壊れてしまうこともあります。そして、心は一度壊れると簡単には元に戻りません。
こちらの記事では、心の健康を確認し維持するためにも、心が壊れれている人の特徴をご紹介します。
- 心が壊れているの人特徴 22選
- 1. 気分が落ち込んでいる時間が長い
- 2. やる気が出ない
- 3. ぼーっとしている
- 4. 不安感や焦燥感が増す
- 5. 怒りっぽくなる
- 6. 自己否定をする
- 7. 他責思考が強くなる
- 8. つらい記憶やトラウマを何度も思い出す
- 9. 人と会うのが億劫になる
- 10. わけもなく涙が出る
- 11. 挨拶をしなくなる
- 12. 遅刻や欠席が増える
- 13. ミスが増える
- 14. 円滑なコミュニケーションが取れなくなる
- 15. 人間関係をリセットしたくなる
- 16. 物事を決めるのに時間がかかる
- 17. 常に緊張している
- 18. 睡眠に障害が出る
- 19. 疲れやすくなる
- 20. 食欲が低下する
- 21. 痛みを感じる
- 22. 不安や緊張による身体症状が生じる
- おわりに
心が壊れているの人特徴 22選
心が壊れている人の特徴 22選をご紹介します。
1. 気分が落ち込んでいる時間が長い
心が壊れると、気分が落ち込むことが多くなります。何をしていても心から楽しんだり、幸福感を感じたりできなくなる場合もあるでしょう。
いろいろなことに対して希望を持てなくなる状態や、元気が出ない日が続くこともあります。
2. やる気が出ない
仕事や勉強、家事など、日常生活でやらなければならないことに対しても、やる気が出なくなってしまうことがあります。
今まで当たり前のようにできていたことへのハードルが高く感じられたり、そもそも何もしたくないという無気力な状態になったりすることもあるでしょう。
また、これまで頑張ってきたことに対しても、今までと同じ熱量で取り組むのが難しくなることも……。
3. ぼーっとしている
思考がまとまらなかったり、集中力が低下したりすることにより、ぼーっとしているように見えることが増えるでしょう。
また、それにより判断力が鈍ったり、いつもなら容易にできることが難しくなってしまったりすることもあります。
4. 不安感や焦燥感が増す
不安感や焦燥感が増し、心が落ち着かなくなることも……。元気なときには気にしないような、ささいな出来事にも敏感になり、不安や恐怖、焦りを感じる場合もあります。
ひどい場合には、パニック発作を起こすこともあるため注意が必要です。
5. 怒りっぽくなる
さまざまな出来事に敏感になり、怒りっぽくなることもあります。ささいなことにイライラしたり、過剰に反応してしまったりし、感情が不安定になることも増えるでしょう。
もともとあまり怒らない人や温厚な人が怒りっぽくなったときには、心が壊れている可能性があります。
6. 自己否定をする
自分のことを責めたり、否定したりするようになります。自分を認めたり、自信を持ったりすることができなくなり、次第に「自分には生きている価値がない」「ダメな人間だ」などと考えるようになる場合もあります。
そして、何も悪くないのに罪悪感を覚えることも……。
自分への評価が下がり、自己否定的な考え方が強くなってきたときには注意が必要です。
7. 他責思考が強くなる
自己否定とは反対に、他責思考が強くなる場合もあります。誰のせいでもない、どうしようもないことであっても、人や環境などのせいにしてしまうのです。
他責思考と自己否定を繰り返し、冷静さを失い混乱してしまう場合もあります。
8. つらい記憶やトラウマを何度も思い出す
つらい記憶やトラウマを何度も思い出してしまうこともあるでしょう。思い出すことにより、さらに心にダメージを負ってしまうのです。
このような場合は、自分の力で解決しようとするのではなく、専門家に相談するのが良いといえます。
9. 人と会うのが億劫になる
人と会ったり、関わりを持ったりするのが億劫(おっくう)になることもあります。もともと社交的な人であっても、楽しいはずの人との交流を避けたくなります。
1人でゆっくりと過ごし、心を休めることも大切ですが、仕事や生活に支障が出る場合は信頼できる人に相談したり、気心の知れた人から少しずつ会うようにしたりするのが良いでしょう。
10. わけもなく涙が出る
特に悲しい出来事が起こったわけでもないのに、涙があふれてくることがあります。感情の浮き沈みが激しく、特定の理由がなくても涙が出てしまうのです。
そんなときは、自分の感情を抑え込んだり、泣くのを我慢したりしないことが大切です。涙を流すことにより、心が軽くなることもあるためです。
また、感情を抑え込むと、それがまた蓄積し大きなストレスとなってしまいます。
信頼できる人に話を聞いてもらったり、専門家に相談したりするのも1つの方法です。
11. 挨拶をしなくなる
職場や学校、家庭などで挨拶をしなくなることもあります。
上述したように、人と会ったり関わったりするのが億劫になってしまい、挨拶ですら無意識に避けてしまうのです。
いつもは明るく挨拶をしたり、問題なくコミュニケーションを取れたりしている人が挨拶をしなくなったら心が壊れている可能性があります。
12. 遅刻や欠席が増える
仕事や学校、プライベートでの約束などに遅れたり、休んだり、キャンセルをしたりすることが増える場合があります。直前までは行くつもりでも、ドタキャンをしてしまうことも……。
いつもは時間や約束を守る人に、そういったことが増えた場合は心が壊れている可能性があります。また、このようなことを繰り返すことで、人と会ったり外出したりすることがさらに億劫になってしまい、仕事や学校、日常生活に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。
13. ミスが増える
集中力や思考力の低下により、細かい部分に注意する余裕がなくなってしまうこともあります。仕事やテスト、家事などでささいなミスが増えてしまい、それにより自信を失ってしまうことも……。自己否定にもつながり、心のダメージがさらに大きくなってしまいます。
また、最初は小さなミスであっても、次第に取り返しのつかない規模のミスをしてしまう危険性もあります。そのような事態になる前に気づけるよう、いつもならしないようなミスをしてしまったときには注意しましょう。
14. 円滑なコミュニケーションが取れなくなる
円滑なコミュニケーションを取るのが難しくなる場合もあります。
他の人が発した言葉や文章の意味を理解するのに、いつも以上に時間がかかってしまったり、理解しようとするのをやめてしまったりすることも……。
以前より、言葉や文章を理解するのが難しくなったり、そもそもコミュニケーションを取るのが億劫になったりしているときには注意が必要です。
15. 人間関係をリセットしたくなる
人と関わることやコミュニケーションを取るのが嫌になると、今ある人間関係をリセットしたくなることもあるでしょう。
仕事や学校、今まで属していたコミュニティ、SNSなどを急にやめたくなるのです。
理由や目的なく、人間関係をリセットしたいという気持ちのみでやめたくなったときには、心が壊れている可能性があります。
そのときの感情で衝動的にやめてしまうと後悔することもあるため、急にやめたくなったり、リセットしたくなったりしたときには注意が必要です。
16. 物事を決めるのに時間がかかる
思考力や判断力が低下してしまうことにより、意思決定するのに時間がかかるようになります。
例えば、「今日のごはんは何にしよう?」「明日は何を着て出かけよう?」などの日常生活における、ささいな選択ですら決めるのが難しくなってしまいます。
大きな決断になればなるほど、いつもより意思決定に時間がかかるでしょう。
「いつもならスムーズに、考え込むことなく決められるのに……」と思う瞬間が増えたときには心が壊れ始めているのかもしれません。
また、こういった状態のときに、人生にかかわるような大きな決断をするのは避けた方が良いでしょう。
17. 常に緊張している
不安感などから、常に気持ちが張り詰めていたり、緊張状態が続いたりすることもあります。
常に気を張っていると、当然のことながら疲れてしまいます。また、心が落ち着く瞬間がないと何をするのにしても不安や緊張がつきまとうでしょう。
18. 睡眠に障害が出る
心が壊れると、十分な睡眠が取れなくなるでしょう。
具体的には、寝つきが悪くなることや夜中に何度も目が覚めること、眠りが浅く目覚めがスッキリしないこと、朝早すぎる時間に目が覚めること、頻繁に夢を見ることで寝た気がしないことなどが挙げられます。
良質な睡眠が取れないと、感情の浮き沈みが激しくなったり、集中力が低下したり、やる気が出なくなったり……。日常生活でさまざまな支障をきたしてしまいます。
「最近、寝つきが悪いな」「寝ているけど、疲れが取れていないな」などと感じ始めたときには注意が必要です。
19. 疲れやすくなる
緊張や不安が続く精神的・肉体的ストレスや、睡眠不足などにより、疲れやすくなることもあります。
いつもと同じように働いたり、家事をしたりしていても、疲労感が異なるように感じるのです。
疲れやすさがひどくなると、休日も外出したくなくなったり、1日中ベッドの上で過ごしたりすることが増えてくるでしょう。
もちろん、1人でゆっくりと体と心を休める日も必要ですが、極端にそのような日が増えたり、人と会うことが億劫になり誘いを断り続けることが増えたりするようであれば注意が必要です。
20. 食欲が低下する
心が壊れると食欲が低下してしまう場合もあります。
空腹感を感じにくくなったり、食事が喉を通らなくなったり、そもそも「食べたい」という気持ちが薄れたりすることもあるでしょう。
いつも食べている量を食べきれなくなったり、もともと食べることが好きだったのに食への関心が薄れてきていると感じたりした場合、それは心が壊れ始めているサインかもしれません。
また、胃腸の機能が低下していることも考えられるため、明らかに調子がおかしいと感じる場合には医療機関を受診することをおすすめします。
21. 痛みを感じる
心が壊れると、体の痛みを感じることもあります。
頭痛や腹痛などをはじめ、目、耳、鼻、舌などの感覚器官にまで痛みが生じてしまうことも……。これはストレスにより、自律神経が刺激されてしまうことが原因だと考えられています。
また、発熱や倦怠感、体がだるく重い、など全身の不調が生じる可能性もあります。
風邪を引いたり、ウイルスに感染したりしたわけでもないのに、このような症状が出る場合は心因性の可能性が高いでしょう。
体を休めたり、医療機関を受診したりすることをおすすめします。
22. 不安や緊張による身体症状が生じる
上述したようにストレスから痛みや体の不調が生じることもありますが、動悸やめまい、胸の圧迫感などを感じる場合もあります。
また、過剰に汗をかく、手足がしびれる、トイレが近くなる、喉が異常に渇く、などの症状が出る場合もあります。
これらの症状も生活に支障をきたしてしまうため、専門家や医療機関に相談することをおすすめします。
おわりに
心が壊れている人の特徴をご紹介しました。
心の不調は見えづらく、すぐに気づけない場合も多いです。そのため、ささいな変化にも気づき、本当に心が壊れてしまう前に対処することがとても大切です。
普段から心の状態をチェックし、自分の心と向き合いましょう。
また、異常を感じたら、早めに専門家や医療機関に相談することも重要です。
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