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サルファーとは?意味・スピリチュアル効果・取り扱い方

サルファーとは日本語で硫黄という意味。硫黄といえば、温泉地で漂う「硫黄臭」を思い浮かべる人もいるでしょう。純粋はサルファー原石は実は匂いがなく、インテリアや鉱物標本として流通しています。とても強い火の力を持つとされるサルファーの、パワーストーンとしての能力や取り扱い方、組み合わせにおける注意などをご紹介しましょう。

サルファーってどんな石?

サルファーとは

サルファーとは日本語で硫黄と呼ばれる鉱物のこと。ほとんどが原石での流通または原石の形を生かしたアクセサリーとなって流通します。一般的なパワーストーンショップではなく、鉱物標本の専門店やレアストーン専門店で入手できるでしょう。

サルファーの組成式はSで、単一の元素のみで構成される元素鉱物です。他の成分が混じっていない鉱石は珍しく、有名どころでは炭素でのみ構成されるダイヤモンドやグラファイトなどがあります。

硫黄と聞くと、温泉地の香りを思い出す人も多いでしょう。人によっては腐った卵を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。この独特の香りは、実は硫黄が発しているわけではありません。硫黄が水素と触れ合うと、硫化水素となります。この硫化水素発せられる香りが、一般的にいわれる「硫黄臭さ」なのです。純粋な硫黄は香りません。ただし、湿気や熱などにとても敏感なので空気中の湿気や人間の指先についている汗程度でも反応を起こしてしまい、香りが漂ってしまいます。とても敏感な鉱物であると同時に、他の鉱物のそばに置くと、その鉱物に変質や変色を起こすこともあります。取り扱いが難しいので、初心者向けとはいえないでしょう。

サルファーの名前の由来

サルファー(Sulfur)の語源は、サンスクリット語で「火の源」を意味する「sulvere」です。火山帯で採掘できることやその明るいカラーリングが由来となっています。

ちなみに、かつては「Sulphur」というスペルも使用されていましたが、現代では「sulfur」の表記に統一されています。

サルファーの和名・別名

サルファーの和名は「硫黄(いおう)」です。由来には諸説あります。

まず1つ目の説は、硫黄はかつて「湯泡(ゆあわ)」と呼ばれていたという説です。和名抄という平安時代中期に書かれた辞書の中に、硫黄を指して「ゆのあわ」と呼んでおり、「ゆのあわ」から「ゆあわ」、「ゆわう」、そして「いおう」に変化していったということです。

もう1つの説は、火山の噴火物が流れて生じる鉱物を表す「硫」の文字と硫黄のルックスが合わさって「硫黄」の漢字が出来上がり、後から読み方が変化したという説です。「硫」という漢字は本来、「る」「りゅう」と読みますが、日本語っぽく「ゆ」と呼ばれ、「ゆおう」がいつしか「いおう」へと変化していったといわれています。

サルファーの歴史

サルファーの歴史は古く、日本では少なくとも平安時代中期には書物に登場しています。しかし、世界的な観点から見ても、発見者や名付け親は不明であり、人類と長く共にある鉱物でありながら、人類との出会いについては詳細不明となっています。

サルファーは火薬の原料となったもっとも古い鉱石とされ、日本でも黒色火薬の原料として銃などに使われてきました。明治時代にはマッチの材料となっていたので各地で盛んに産出がありましたが、現在、日本国内のサルファーは枯渇しすべての山が閉山されています。現代ではゴムや洗剤にも使用されています。

サルファーの産地

イタリア・南アフリカ・アメリカなど

サルファーは火山帯で産出する一般的な鉱石であり、世界各国の火山帯で多く産出されています。パワーストーンや原石標本として石のまま流通するのは、一定の大きさや美しいルックスが必要で、イタリアの良質のサルファーが産出します。

サルファーの硬度

サルファーのモース硬度は1.5~2.5。人間の爪がモース硬度2ですから、サルファーがいかに柔らかいかが分かるでしょう。劈開性はありません。

サルファーの宝石言葉・石言葉

「明るさ」・「輝き」・「安定」・「癒し」・「変容」など

サルファーと誕生石・曜日石・守護石

サルファーは1月17日の誕生日石です。また、牡牛座、獅子座、乙女座の守護石でもあります。

サルファーの色と種類・似ているパワーストーン

サルファーはイエローまたはブラウンがかったイエローをしています。

サルファーと似ているパワーストーン

レモンクォーツ

レモンクォーツは和名を「硫黄水晶(いおうすいしょう)」といい、その名の通り水晶にサルファーが含まれレモンカラーになったもののこと。しかし現実には、サルファーが含まれている天然のレモンクォーツだけでなく、水晶やスモーキークォーツに人工的な処理を施してレモンカラーにしたものも、レモンクォーツと呼ばれています。というのも、サルファーが入った天然のレモンクォーツは多少なりともサルファー独特の香りが漂ってしまい、美しいルックスをしているにもかかわらずアクセサリーなどに加工できないからです。身に着けているものからサルファーの香りが漂うのは、あまり良いとはいえませんよね。そのため、人工的にレモンカラーをした水晶を生み出しレモンクォーツとして流通させているのです。

サルファーが発色要因となった水晶であるレモンクォーツは、淡いレモンカラーをしています。そのため、サルファーの中でも淡いカラーリングのものは似ているといえます。

見分け方としては、モース硬度が挙げられます。レモンクォーツは水晶ですから、モース硬度7であり、サルファーはその半分以下の1.5~2.5程度しかありません。モース硬度2である人間の爪で引っ掻いてみて傷が入ればサルファー、そうでなければレモンクォーツといえます。また、サルファーもしくは天然のレモンクォーツは、引っ掻けば多少の香りがします。何も香らなければサルファーでないどころか、天然のレモンクォーツでもありません。

サルファーが持つスピリチュアル的性質

サルファーと風水

サルファーは風水における五行思想では「火気」を持っています。

火気は「礼」で、華やかさや旺盛さ、美しさ、激しさといった意味があります。真夏の太陽のようにギラギラしていて派手で、燃え盛る火炎のごとく瞬発性と持続力があります。また、火は物質を燃やすことで別の物質へと変化させることから、昇華や応用といった意味もあります。

サルファーと相性の良い方位

サルファーとチャクラ

サルファーは第3チャクラを活性化させます。

第3チャクラは「ソーラープレクサスチャクラ」と呼ばれ、みぞおちにあります。感情をコントロールしたり、第1チャクラと第2チャクラで養った体力や気力を外に向けて放つことから、対人関係にも影響を及ぼします。

サルファーはこんな人におすすめ

・勇気や自信が欲しい人

・未来を諦めたくない人

・逆境をはねのけたい人

・叶えたい願いがある人

・リーダーシップが欲しい人

・感情のコントロールをしたい人

サルファーの効果・効能・スピリチュアルへの影響

1.勇気と自信をもたらす

サルファーは勇気と自信をもたらす効果があります。

サルファーは火炎の力を強く宿すとされ、「火の源」を意味する「sulvere」というサンスクリット語が語源となっているほどです。「情熱の炎」という言葉があるように、火は活発、激しさ、旺盛さ、華やかさの象徴です。そのことから、火の力を宿すサルファーには持ち主に活力を与えて元気にしたり、一歩を踏み出す勇気をもたらすといわれているのです。

火は物を燃やして昇華させる他、松明やろうそくの火からも分かるように、周囲を明るく照らす光のパワーも兼ねています。そのことから、サルファーは周囲を明るく照らす光そのものであり、持ち主や周囲の人々を元気にしてくれるといわれています。また、サルファーが持つイエローカラーはビタミンカラーといわれ、元気をもたらす動の色です。なんとなく元気がないときややる気が起きないとき、自信が持てないときにサルファーのイエローカラーを見ていると気持ちが晴れ、自信や勇気がもたらされるでしょう。サルファーは感情コントロールを司る第3チャクラに作用する石でもあるので、気持ちを上手く浮上させてくれますよ。人を引っ張っていく立場の人に特におすすめで、勇気や自信がもたらされることでリーダーシップを強く発揮できるでしょう。

2.逆境に打ち勝つ

サルファーには、逆境に打ち勝つ状況打破効果があります。

サルファーは火の力を持つパワーストーン。火は情熱や活力を表すため、サルファーは持ち主の心を強くして逆境に屈させません。ピンチに陥っても「絶対に這い上がってやる」「諦めたくない」という、負けん気を起こさせるのです。自己肯定感や自信を強めて実際に行動を起こさせるでしょう。サルファーが持つ火の力には昇華という意味があるため、マイナスな出来事が起きても最終的にはプラスになるように導いてもくれます。

また、サルファーが持つ火の力は、光にも通じています。炎が周囲を明るく照らすように、サルファーの持つ火の力は周囲を明るく照らし、未来に希望を抱かせるのです。ネガティブなエネルギーを吸収して平常心を取り戻させる効果もあるため、八方ふさがりになったとしても絶望させず、何らかの方法を見出すことができるでしょう。活力や勇気をもたらす火の力と、希望を見せることで冷静さを取り戻させる光の力が合わさることで、現実的に自分の力で問題を解決することができるのです。

3.対人面良化

サルファーには対人面を良化する効果があります。

サルファーは持ち主に自信をもたらし、平常心で何事をも受け止めさせるパワーストーン。第3チャクラに作用するので、感情のコントロールも上手になります。いつも平常心で取り乱すことなく、自信を持ってポジティブに生きている人は、他人に信頼され安心感を与えますよね。サルファーはマイナス思考や頑固さ、感情の昂ぶりなどを抑えてくれるため、「付き合いやすい人」になれるのです。そのため、周囲の人との関係が円満になり、対人トラブル防止にもつながるでしょう。

4.努力を実らせる

サルファーには、努力を実らせる力が宿っています。

サルファーは持ち主の感情コントロールを上手にしたり、自信と勇気をもたらすことでどんなときにも平常心を保たせます。そのため、ピンチに陥ったときにも混乱せずに解決できますし、チャンスがやってきたときにも臆せずにチャレンジさせてくれます。日ごろの努力を形にすることを応援してくれるので、理想や願望がある人におすすめ。火と光の力を宿すサルファーは、未来に光を差し込ませ、持ち主の心に情熱の炎を灯して一生懸命頑張らせてくれるので、良い結果を得ることができるでしょう。

また、サルファーは知性アップ効果もあります。そのため、ただ情熱的に一直線に頑張るのではなく、自分が必要としているものを冷静に見極め、補うことができます。頑固さや否定性をなくしてくれるので、必要なものを素直に取り込むことができ、効率よく目的へとたどり着けるでしょう。

5.魔除け

サルファーには魔除け効果があります。

サルファーが持つ火の気質は、昇華といった意味があります。火が物質を燃やして別の物質へと変化させるように、火の気質はネガティブなものをポジティブなものへと変化させるのです。また、火は光を放つ存在なので、闇を明るく照らし魔を退けることもできます。サルファーが持つ火の力は、持ち主に近寄ってきた穢れや内部にある穢れを昇華し、ポジティブなものへと変化させてくれるでしょう。

また、サルファーは持ち主に勇気や自信をもたらす石なので、持ち主自身の精神力が鍛えられ、穢れの影響を受けなくもなります。何かに夢中になっている人や自分を強く信じている人は、周囲に左右されませんよね。サルファーがもたらす心の強さや前進力は、持ち主をしっかり守ってくれるでしょう。

サルファーと相性の良い組み合わせ

サルファーと他のパワーストーンを組み合わせるにあたって、注意点があります。パワーストーンとしての性質以外にも、鉱石としての性質にも気をつけなくてはならないのです。

サルファーは、パイライトやヘマタイトなど金属成分の多い鉱石と合わせると、合わせた鉱石の方に変質や変色を起こさせてしまう性質があります。組み合わせるのはもちろんのこと、近くに置くだけでもいけません。ゴールドやシルバーなどの金具と合わせることも避けてください。

そのため、組み合わせたいときにはサルファーを原石として飾り、他のパワーストーンをアクセサリーとして身に着けたりタンブルにして持ち歩くという方法がおすすめ。パワーストーンの組み合わせは、同じアクセサリーに同時に組み込まなくてはならないわけではないので、例えばピアスとネックレスなど部位的に分けてもよいですし、部屋と体に分けてもよいのです。大事なのは、「あのパワーストーンとこのパワーストーン両方の力を得ているんだ」と意識することです。

サルファー×ダイオプテーズ

サルファーとダイオプテーズの組み合わせは、精神的なデトックス効果やトラウマ解除効果があります。

ダイオプテーズとは、銅鉱山で採掘されるグリーンの鉱物。エメラルドと間違われることもあります。「深層意識」「トラウマ除去」「魂の浄化」といった石言葉を持ち、「持ち主を救済する石」とも呼ばれます。深い癒しをもたらし、過去のトラウマを除去し、持ち主を孤独から救ってくれるとされるダイオプテーズは、心にある毒を吐き出させてすがすがしい気持ちにしてくれるでしょう。思い出すことで怒りや後悔などネガティブな感情が増えてしまうような過去の出来事と決別させてくれるので、前を向くことができます。

そして、サルファーは困難打破や自信アップ効果が高いパワーストーンです。自信や勇気をもたらし、「自分は大丈夫」「きっとうまくできる」と思わせて、未来への一歩を踏み出させてくれるのです。逆境に強くなれるので、どんなに絶望的な状況になっても決して諦めさせません。サルファーには火の力と光の力が宿っているため、未来に希望の光を見出すと同時に、それに向かってしっかりとした足取りで歩かせてくれます。深い癒しをもたらし魂ごと救ってくれるダイオプテーズと合わせることで、大きなダメージから立ち直り、人生における大きな困難も乗り越えられるでしょう。

サルファー×ブルーレースアゲート

サルファーとブルーレースアゲートの組み合わせは、対人関係や恋愛面に効果を発揮します。

ブルーレースアゲートとはライラックカラーをベースに縞模様が入ったパワーストーン。「人間関係全般に効く」とされ、緊張をほぐしてリラックスさせる効果があるといわれます。対人コミュニケーションに自信がない人や人付き合いが苦手だという人でも、ブルーレースアゲートの柔らかく何重にもなった波動に包まれてリラックスすることができ、緊張せずに他人と接することができるでしょう。第5チャクラに作用するので表現力がアップしますし、第6チャクラに働きかけて洞察力を高めてもくれます。そのため、自分を上手に表現できると同時に、相手が何を望んでいるのかが分かるようになるでしょう。また、他人からの攻撃を軽く受け流す効果もあるため、対人面で傷つきたくない人にもおすすめです。

一方、サルファーは情熱の炎をもたらすパワーストーン。持ち主の心に活力を与え、勇気と自信を授けて第一歩を踏み出させます。サルファーは第3チャクラに力を与えるので、感情のコントロールも上手にできるようになります。そのため、ものぐさな人や引っ込み思案な人におすすめ。特に恋愛においては情熱的に行動することができるでしょう。ブルーレースアゲートが持つ癒しやコミュニケーション能力アップ効果と合わせれば、自分に自信を持って他人と接することができるようになります。恋愛にせよ友愛にせよ相手との間に信頼関係を築き、お互いに思いやり合うようになれるでしょう。

サルファー×シトリン

サルファーとシトリンの組み合わせは、仕事運をアップします。

シトリンとはイエローに変色した水晶のことで、イエローカラーであることから金銭につながると考えられ、金運アップの石として知られています。シトリンがもたらす金運は、正財運や貯蓄運。コツコツと頑張って仕事をして対価を得て、それをしっかりと貯めていくための運気です。一攫千金ではなく日ごろの努力の対価として安定した収入を得たい人にピッタリの石です。

そして、サルファーは自信や勇気を与えて持ち主を前進させる効果があります。ビジネスにおけるリーダーや事業主を鼓舞し、チャレンジ精神とリーダーシップをもたらすでしょう。努力を実らせる効果もあります。シトリンと組み合わせることで経済面や仕事面に働きかけるため、仕事に対する意欲が高まり、しっかりと頑張ることができます。結果として、収入がアップしたり富を得たりできるでしょう。

サルファー×水晶

サルファーと水晶の組み合わせは、安定のお守りとなってくれます。

すべてのパワーストーンの基礎であり、万能の石とされる水晶。水晶はすべてのパワーストーンと相性が良く、合わせたパワーストーンの力を調節する能力を持っています。水晶単体では魔除けや邪気払いの効果が強く、持ち主に近づいてくる穢れや内部にあるネガティブな存在を払いのけ、未来を守ってくれるでしょう。

そして、サルファーは自信や勇気をもたらす前進の石です。水晶と合わせることでパワーの底上げはもちろん、目標へと向かう際の邪魔者を消し去ることができます。頑張るための基礎を水晶が作り、サルファーが前へと進ませてくれるでしょう。サルファーは持ち主を頑張らせすぎることがありますが、水晶が上手く調節してくれるので、暴走することもなくなりますよ。

サルファー×ホークスアイ(ブルータイガーアイ)

サルファーとホークスアイの組み合わせは、目標達成効果があります。

ホークスアイとはブルータイガーアイと呼ばれる石で、本来のタイガーアイともいえる存在です。タイガーアイは通常ブルーカラーをしていますが、酸化することで、一般的にタイガーアイと呼ばれるイエローのものになっているのです。タイガーアイが虎の眼を意味する石なのに対し、ホークスアイは鷹の眼を意味するパワーストーン。鷹が上空から地上を見下ろすかのごとく物事を俯瞰で見て的確な判断ができるようになったり、天空の鷹が遠くまで見通しているような先見の明をもたらすとされています。

一方、サルファーは勇気や自信、希望、心の強さを与えるパワーストーン。未来に希望を見せて、目標に向かって強い気持ちで前進させてくれるでしょう。ホークスアイがもたらす冷静さや洞察力アップ、分析能力アップ効果が合わさることで、努力がさらに実りやすくなります。お互いの良いところを伸ばし、足りないところを補い合える、理想的な組み合わせといえるでしょう。

サルファーと相性の悪い組み合わせ

サルファー×アラゴナイト

サルファーとアラゴナイトの組み合わせは、計算高さが表に出てしまう組み合わせです。

アラゴナイトは「なごみ石」「人気の石」と呼ばれ、おっとりとした波動で持ち主やその周囲を包んでくれるパワーストーンです。「癒し系」「なごみ系」の代表格ともいえるパワーストーンで、持ち主をリラックスさせる効果があるのはもちろん、おおらかな心で周囲に接するように仕向けることで持ち主の周囲にも癒しを注いでくれるでしょう。イエローやピンクの可愛らしいルックスは、春の日だまりに咲く小花のような可愛らしさがあり、アクセサリーの材料としても人気があります。

一方、サルファーも対人面を良くするパワーストーンです。第3チャクラに働きかけて感情をコントロールさせてくれるので、周囲に対して信頼を与えるでしょう。しかし、天然系のアラゴナイトとしっかりと自分を律するサルファーですから、微妙な違いがあるのです。サルファーは火の気質を持っていますから、激しさを内蔵しているという点でも、アラゴナイトとは合いません。同じ人付き合いの石でも作用過程が違うため、チグハグな印象を与えてしまうのです。「おっとり系を装っているけど、本当は違うのでは」「計算して天然を演じているのでは」と周囲に思われてしまうため、合わせない方が良い組み合わせといえます。

サルファーを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果

サルファーは基本的に原石での流通がメインであり、丸玉ビーズやルースになることはありません。サルファーはモース硬度が低く加工がしづらいうえに劣化も早く、場合によっては独特の香りがするため、わざわざ手の込んだカットを施してアクセサリーになることがないのです。

さらに、金属を変質させる性質や人体にとっての毒性があるので、アクセサリーに加工されるにはいくつもの条件をクリアせねばならず、個人で趣味として作っている人がいる程度でしょう。原石として飾るのをおすすめします。

サルファーのお手入れ・浄化方法

サルファーは弱点が多く、取り扱いが難しい鉱石です。

サルファーはモース硬度が低く人間の爪程度しかありません。そのため摩擦に弱く、すぐに傷が入ってしまいます。湿気や高熱、温度変化にも弱く、ひび割れてしまったり、変形することも。指先についた汗の成分で変質を起こすこともあります。破損や変質を起こすと独特の香りを発することもありますので、何かがあったことはすぐに分かるでしょう。身に着けるにあたっては、毒性がありますので直接肌に触れないようにしてください。保管の際にはケースに乾燥剤とともに入れ密封しておくのがベストです。金属成分を含む鉱石の近くに置くとその鉱石に変質や変色が起こりますので、サルファーだけを密封してきちんと住み分けさせましょう。

弱点や強度から考えて、水や塩、日光を使用した浄化方法は避けるべきです。浄化は月に1回、パワーチャージも同様で構いません。

浄化方法
対応
塩・塩水

流水

ホワイトセージ

水晶クラスタ・水晶さざれ


日光・月光浴




サルファーのお手入れ・浄化方法早見表

ホワイトセージ

ホワイトセージによる浄化は、サルファーに対応しています。

ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙の中にサルファーをくぐらせましょう。10回程度で浄化が完了します。サルファーは乾燥に弱いため、あまり火に近づけ過ぎないようにしてください。

水晶クラスタ・水晶さざれ

水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、サルファーに対応しています。

クラスタを使用する場合は、クラスタの上にサルファーを置くだけです。さざれ石を用いる場合は、さざれ石を浄化皿の上に盛り、サルファーを中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらも3時間程度で浄化が完了します。

サルファーは水晶よりモース硬度が低いため、削れないように注意してくださいね。乾燥や高熱にも気をつけて場所を選びましょう。

水晶クラスタによってパワーチャージができる

サルファーは水晶クラスタでパワーチャージができます。やり方は、クラスタの上にサルファーを置いておくだけです。1時間程度でフルパワーになってくれるでしょう。

日光・月光浴

サルファーは、熱や乾燥によって破損することがあるため、日光による浄化はNGです。月光でなら問題なく浄化ができるでしょう。

浄化皿の上に乗せたサルファーに、月光を浴びせるだけでOKです。1時間から2時間程度で浄化が完了します。

音による浄化は、サルファーに対応しています。

音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にサルファーを乗せ、音を出します。水晶ポイントの先をサルファーに向けたまま、サルファー中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らして円を描き、それを10回程度繰り返してください。

サルファーの好転反応

サルファーは強い火気を持つパワーストーンなので、人によっては好転反応が起きることがあります。人を選ぶといってもよいです。頭痛や発熱など何らかの症状が現れたら、好転反応だと思ってよいでしょう。

好転反応を抑えるには、2つの方法があります。まず1つ目は時間をかけてお互いの波動を馴染ませていく方法です。最初はサルファーを飾る時間を短くして、日を追うごとに徐々に時間を長くしていきましょう。そうすることで、持ち主はサルファーの波動に慣れ、サルファーも持ち主の波動を知ることになります。最終的にお互いの波動が馴染み合えば、好転反応は起きなくなるでしょう。

もう1つの方法は、水晶を合わせる方法です。水晶はすべてのパワーストーンの基礎であり万能の石。そのため、どんなパワーストーンとも相性が良く、かつ、合わせたパワーストーンの波動をコントロールする能力があるのです。サルファーの波動を持ち主にとってちょうどよいレベルに合わせてくれるでしょう。石と人との橋渡し役というわけですね。

サルファーのQ&A

サルファーに危険性はある?

サルファーには毒性があります。そのため体の内部に入ると危険。モース硬度が低いため粉塵になりやすい性質がありますので、口に入ったり吸い込んだりしないよう気をつけてください。また、素手で触るのもよくありませんので、素手で触ったら石鹸と水で手を洗い流しましょう。

サルファーの偽物の見分け方は?

サルファーの偽物はほとんどありません。というのも、サルファーには独特の香りがあり、その香りを他の石では再現できないからです。サルファーが混入しているレモンクォーツぐらいしか、ルックスと香りを似せられるものがないため、他の鉱物がサルファーと間違われることはないでしょう。意図的に作り出すことも、不可能に近いです。

サルファーは、傷のつきやすさと独特の香りが特徴です。真贋を見分ける目安となるでしょう。ただし、傷をつけたりせず見た目だけで真贋を見分けるのは難しいので、購入する際に不安があれば、信頼のおけるショップで購入するか、鑑別書付きのものを購入するとよいでしょう。

サルファーが割れた・欠けた!特別な意味はある?

サルファーは割れたり欠けたりしやすいパワーストーンです。モース硬度が非常に低く、簡単に傷も入ってしまいます。劈開性はありませんが、熱や温度差、乾燥にも弱く、簡単に破損してしまうでしょう。

密封した容器の中に入れていたサルファーに光や熱の干渉を受けさせず、それでも割れたり欠けたりしたら、スピリチュアルなサインなのかもしれません。

サルファーは火の力を強く宿したパワーストーンです。「情熱」、「激しさ」、「華やかさ」、「勇気」、「自信」といったワードが関連する石ですが、きちんと感情のコントロールもさせてくれます。そんなサルファーが割れてしまったら、感情の起伏が激しくなり自分でも抑えられなくなるか、激昂するような出来事もしくはひどく落ち込むような出来事が起きるのかもしれません。また、対人面良化効果もあるため、対人トラブルがやってくる可能性もあります。しばらくの間は注意をして過ごし、他人のことに首を突っ込んだり、挑発に乗らないように気を引き締めましょう。

また、サルファーに限らず、パワーストーンは力を失うと破損してただの石に戻ったことを知らせるといわれています。浄化やパワーチャージが足りていなかったか、一気に力を放出した可能性が考えられますので、思い当たることがないか振り返ってみましょう。

割れたり欠けたりしたサルファーは、独特の香りが漂いますので、持っていない方がよいでしょう。サルファーには毒性がありますが、粉末になることで体内に入りやすくもなってしまうため、破損したサルファーは手放し、しっかりと掃除することをおすすめします。

サルファーの色が変わった?退色の原因は?

サルファーは紫外線や熱で退色することがあります。そのため、日光や蛍光灯の下に長く置いておくのは避けましょう。温度が上がると破損することもあるため、細心の注意を払って取り扱ってくださいね。

暗所に密封していたサルファーが退色していたなら、スピリチュアルな要因が考えられます。サルファーに限らず、パワーストーンは力が弱まると退色するといわれていますが、サルファーにこの現象が起きたのかもしれません。サルファーは基本的にパワフルで自浄作用もあるといわれていますが、だからといって何もしなくてよいわけではないので、月に1度は浄化とパワーチャージを行いましょう。特に、サルファーの効果を実感したあとはその分パワーを消費しているわけですから、ねぎらってあげてくださいね。

サルファーが退色していたら、まずは浄化とパワーチャージで様子見してください。何も変わらなければ、そのサルファーが持つパワーの上限値が低くなってしまったということ。これまでよりパワーが弱くなったサルファーとしてお付き合いしていくしかないでしょう。

サルファーの購入におすすめの販売店・通販

龍祥本舗

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ラベンダーストーン

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まとめ

サルファーつまり硫黄といえば独特の香りを思い出す人が多いため、サルファーが原石として流通しているというのは不思議に思われるかもしれませんね。アクセサリーやビーズになることがなく、身に着けることもほとんどできませんが、半透明のレモンカラーをしたルックスは美しく、鉱物標本やインテリアとしても十分に私たちを楽しませてくれるでしょう。取り扱いが難しいため初心者向けではありませんが、しっかりとお世話することで光や明るさを授けてくれますので、気になった人はお迎えを検討してみてくださいね。

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