これから登山を始めようとされている方、趣味として登山をされ始めた皆さん、登山の際には保険に加入していますか?
どうせ怪我しないから大丈夫
低い山だしわざわざ入る必要もない
などと考えて入っていない方も多いのではないでしょうか?
ですが登山は普段の生活と比べて危険は格段に高まります。
入るか入らないかは最終的には個人の判断になってしまいますが、知ると知らずでは大違いです。
この記事では新しい山岳保険制度のやまきふ共済会の特徴や口コミについて
- 山岳保険のメリット・デメリット
- やまきふ共済会の特徴
- 年間タイプ
- 短期タイプ
- 口コミ
の5点から解説していきます。
山岳保険のメリット・デメリット
山岳保険はいざという時のためにあると安心する一方で、料金もかかるし抵抗があるという方もいるのではないでしょうか。
ここでは山岳保険に加入するメリット、デメリットについて徹底解説していきます。
山岳保険のメリット
ここでは山岳保険のメリットについて
- 事故時に保険金が支払われる
- 助けを呼びやすくなる
の2点から解説していきます。
事故時に保険金が支払われる
山岳保険のメリットの1つ目は事故時に保険金が支払われることです。
登山には転落や気温・気圧の低下などにより病気やけが、最悪の場合には死亡に至るケースがあります。
また近年では登山人口の増加、登山者の高齢化や未熟な登山者の増加などにより山岳事故は増加傾向にあるとされています。
山岳保険に加入していると事故の際に保証金を受け取れる可能性が高まります。
助けを呼びやすくなる
山岳保険のメリット2つ目は助けを呼びやすくなる点です。
もし登山中に遭難してしまったり、体調が悪くなって身の危険を感じたりした場合には救助を呼ぶことが選択肢として考えられます。
しかし民間の救助ヘリなどは費用がかなり掛かってしまうので、救助をためらう方も実際にいるようです。
自身の身を守るためにも山岳保険に加入するべきですね。
山岳保険のデメリット
次に山岳保険のデメリットについて
- 費用が掛かる
- 適用されない場合がある
の2点から解説していきます。
費用が掛かる
山岳保険のデメリット1つ目は費用が掛かる点です。
山岳保険は年に一回の契約の年間タイプと、登山ごとに発生する単発タイプの2点にわかれることがほとんどです。
料金は補償内容やプランによりさまざまですが年間タイプであれば月数千円、単発タイプであれば1回数百円なことが相場といえます。
決して安くはない費用なので加入のネックになる方も多いのではないでしょうか。
適用されない場合がある
山岳保険のデメリット2つ目は山岳保険が適用されない場合があることです。
先ほども述べた通り、山岳保険は補償内容やプランが様々存在し、各保険がカバーできる内容も異なってくるため事故などに対して保険が適用されない場合が考えられます。
そのため自身が危険をどの程度想定し、それに応じたプランを選択する必要があるのがデメリットであると言えます。
やまきふ共済会の特徴
山岳保険制度「やまきふ共済会」の特徴としては以下のようなものがあります。
- 保険の広さ
- 登山計画書で高額保証
- 一部が寄付金へ
- すぐに入会できる
保険の広さ
やまきふ共済会の特徴1つ目は保険の広さについてです。
やまきふ共済会では通常の怪我をした場合の保険金に比べて、遭難時の民間ヘリの費用や駆け付ける親族の宿泊費用など幅広い保険の適用が行われている点が特徴的です。
どの保険にすればいいのかわからない、、という方はとりあえずやまきふ共済会に入会するのもおすすめです!
登山計画書で高額保証
やまきふ共済会の特徴2つ目は登山計画書を提出することで国内すべての遭難事故に高額保証で対応することがあげられます。
登山計画書は日程や行動予定などを詳細に記載する計画書で、会費の追加負担なしで保証金額・範囲を拡大することができます。
一部が寄付金へ
やまきふ共済会の特徴4つ目は一部か寄付金になることです。
寄付の具体的な内容は公式サイトで確認することができ、寄付先は遭難対策費用に充当し安全な登山の環境整備に貢献されます。
すぐに入会できる
やまきふ共済会の特徴4つ目はすぐに入会できることです。
各保険制度の入会はwebサイトからすることができ、クレジット決済にも対応しています。
保険に加入するのを忘れていた場合でも、その日から保証がスタートするため安心です。
年間タイプ
次はやまきふ共済会の年間タイプについて解説していきます。
様々なニーズに対応することができる年間タイプは
- 一般会員
- プラス会員
- エキスパート会員
の3つのタイプに分かれます。
一般会員
一般会員では遭難した場合の民間ヘリの救助費用や駆け付けた親族の宿泊費、交通費などを最大500万円までカバーするのが特徴です。
加えて、登山計画書の提出で1000万円までの保証の対象になります。
年会費は4,000円になります。
最低限の保証はしておきたいという方にはおすすめです。
プラス会員
プラス会員では一般会員の保証のほかに日本国内外での怪我、日常生活上の賠償責任なども保証してくれるのが特徴です。
加えて、自身や噴火での怪我も対象となる天災特約付きになっています。
年会費は7,500円になります。
一般会員では保証の範囲が少し不安という方にはおすすめです。
エキスパート会員
エキスパート会員では一般会員、プラス会員での補償に加えて、ピッケル等を使用する危険な雪山・クライミングを含む登山の保証も含まれます。
年会費は10,000円になります。
普段から雪山など危険な登山を行っている方にはおすすめです。
3つのプランの比較は以下の通りです。(公式ホームページより)
やまきふ共済会 | やまきふプラス | やまきふエキスパート | |
年会費 | 4,000円 | 7,500円 | 10,000円 |
障害死亡 | 10,000円 | 500,000円 | 500,000円 |
障害入院 | 2,000円(日額) | 2,000円(日額 | |
障害手術(入院時) | 20,000円 | 20,000円 | |
障害手術(外来時) | 10,000円 | 10,000円 | |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 | |
救援者費用 | 500万円 | 500万円 | 500万円 |
短期タイプ
1回の登山に必要な分だけ保険の加入ができる短期タイプは
- やまきふワンタイム
- ふじさん共済
の2種類があります
やまきふワンタイム
やまきふワンタイムは日帰り登山だけでなく、1泊2日、3泊4日までの期間を対象とした保険制度です。
保証の範囲としては登山中の怪我、第三者への賠償事故、遭難時の救援者費用までセットになっています。
しかしピッケル等を使用した雪山の登山などは対象外なので注意が必要です。
料金は日帰り660円、1泊2日990円、3泊4日までは1600円になります。
普段登山はしないけどとりあえず保険に入っておきたいという方にはおすすめです。
ふじさん共済
ふじさん共済は富士山専用の山岳保険制度です。
保険の対象は富士登山中の怪我や第三者への賠償事故や遭難時の救援者費用がセットになっています。
地震や噴火によるけがも対象になっています。
2つの料金の比較は以下のようになります。(公式ホームページより)
やまきふワンタイム | ふじさん共済 | |
会費 | 日帰り 660円 1泊2日 990円 3泊4日まで 1,600円 | 660円 |
障害死亡 | 500,000円 | 500,000円 |
後遺障害 | 500,000円~20,000円 | 500,000円~20,000円 |
障害入院 | 2,000円 | 2,000円 |
障害手術(入院時) | 20,000円 | 20,000円 |
障害手術(外来時) | 10,000円 | 10,000円 |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 |
救援者費用 | 100万円 | 100万円 |
口コミ
次に、やまきふ共済会の口コミについてtwitter上のものをいくつか紹介していきます。
良い口コミ
やまきふ共済会の口コミは以下のようになります。
良い口コミとしては上のようなものが存在しました。
- 補償の対象が幅広いので安心
- 問い合わせへの対応がいい
点などでかなり印象は良いことがわかりました。
悪い口コミ
やまきふ共済会の悪い口コミとしては以下のようなものがありました。
悪い口コミ自体はかなり少なく、賠償責任の金額が低下したという上の口コミを除き特に悪い口コミは見つかりませんでした。
まとめ
ここまで新しい山岳保険制度のやまきふ共済会についてその特徴や料金、口コミや評判などについて調査した結果を報告しました。
調査したところ、やまきふ共済会は保険の適用範囲の広さや幅広い選択肢などの面から、かなり評判のいい保険制度であることが明らかになりました。
山岳保険選びの参考になれば幸いです!
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