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毛穴パックがよくないは嘘?

普通に洗顔していても、なかなか綺麗にならない毛穴の汚れ。毛穴パックで角栓がごっそり取れると、気持ちがいいですよね。

でも、「毛穴パックを使うと余計に毛穴が広がる」「肌にダメージを与える」という噂もあり、使わない方がいいのかな?と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「毛穴パックが肌によくないというのは嘘?」という疑問を解決していきたいと思います!

毛穴の角栓や黒ずみに悩んでいる方・毛穴パックを使おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

監修者
佐藤 幸代先生
佐藤幸代先生
エステティシャン歴23年

現役エステティシャン。心理カウンセラー、メンタルコーチの資格も所有。情報が溢れる時代だからこそ正しいスキンケアや知識を身につけて欲しいと考え、美容ライターとしても活動中。プライベートでは3姉妹の子育てに奮闘中です。

監修者の詳細

毛穴パックがよくないは嘘?真相に迫る

子供の頃はつるつるだったのに、いつの間にかイチゴみたいにブツブツになってしまった毛穴。「何とかならないかな?」と悩んでいる方も多いですよね。

毛穴パックは、毛穴に詰まった角栓をまとめて除去することができる毛穴ケアアイテム。角栓がびっしり取れると爽快感を感じますが、毛穴やお肌へのダメージが気になりますよね。

そこで毛穴パックについて調査したところ、「毛穴パックはお肌によくない」という意見と、「正しく使えば問題ない」という意見のどちらも確認できました!

使いすぎは禁物ですが、「毛穴パックは効果的」としておすすめしている専門家もいますよ。

今回は、毛穴パックについての専門家の意見や、毛穴パックが肌に悪いと言われる理由など、さまざまな側面から噂の真相に迫っていきたいと思います。

毛穴パックが良くないという専門家の意見

まずは、「毛穴パックは良くない」という専門家の方の意見を見ていきましょう。

毛穴パックに反対しているのは、TVにも出演している美容外科医・皮膚科医の上原恵理先生。上原先生は、極力お肌にダメージを与えない「さわらない美容」をポリシーとしており、小顔マッサージなどにも反対しています。

スキンケアに関する書籍も出版されており、YouTubeやインスタグラムなどでも多くのファンがいる方ですよ。

そんな上原医師は、ご自身のYouTubeチャンネル動画「【医師が教える】やってはいけないスキンケア5選」で、毛穴パックに反対しています!

その理由は以下の3つ。

  • 接着剤を使って一気にはがすのは、肌への刺激が強すぎる
  • 角栓を一気に引っこ抜くことによって毛穴が乾燥。その乾燥を防ぐために多量の皮脂が分泌され、また角栓ができるという悪循環に陥る
  • 角栓を無理やり引っこ抜くことで、毛穴の奥が炎症し色素沈着が起こる

上原医師は、お肌をとにかく刺激しないことを大切にしているので、角栓を引き剝がしてダメージを与える毛穴パックはあり得ないと考えているのでしょう。

また、毛穴パックを使ってもすぐにまた角栓ができてしまうとしたら、延々と毛穴パックを続けることになってしまいますよね…。

使うたびにお肌や毛穴にじわじわとダメージを与えてしまうのは、毛穴パックのデメリットといえます。

さらに、毛穴パックは汚れは取れるものの、その後毛穴が開いた状態になると、新たな汚れが蓄積しやすくなってしまいます。結果として、長期的には毛穴の問題が悪化する可能性もあります。

毛穴パックは良いという専門家の意見

次に、「毛穴パックは使っても良い」と考えている専門家の方の意見を見ていきましょう。

スキンケアカウンセラーの松原と申します。 ご回答させていただきます。 毛穴パック自体は、とても効果的なアイテムです。 1ヶ月に1回~2回なら問題ないレベルです。

過度にやりすぎるのがダメなのです。

毛穴パックは本当にだめ? – 毛穴パックすると余計に毛穴が広がってよくない… – Yahoo!知恵袋

スキンケアカウンセラーの松原さんが、Yahoo!知恵袋で「毛穴パック自体はとても効果的なアイテム」とおっしゃっていました。

毛穴パックを月に1~2回使用する程度なら、肌へのダメージは気にするほどのものではないとしています。

使用頻度には注意が必要で、毛穴パックを週に何度もやってしまうと、お肌がダメージを受け余計に毛穴の状態が悪くなってしまいますよ。

また、角栓をたくさん取りたいからといって、毛穴パックを乾かしすぎるのもNG。剥がすときに痛いほどの刺激を与えてしまい、皮膚が傷ついてしまいます。お肌の表面にあるお肌を保護する膜まで除去してしまい、敏感肌になってしまうリスクもあります。

毛穴パックをする際には、使用頻度や使用方法を正しく守ることが大切です。さらに、使用方法によって効果も変わるという点も忘れずに。たとえば、適切な時間にしっかりと貼り、はがす速度も考慮することで、毛穴の汚れを効果的に取り除くことができますよ。

毛穴パックはなぜ悪い?

多少なりともお肌に負担を掛けてしまうことから、「良くない!」と噂されることの多い毛穴パック。

ここでは、毛穴パックがお肌に悪いと言われる具体的な理由をご紹介します。

毛穴パックをしたあとは角質や皮膚が剥がれて保護力が低下し、乾燥しやすい状態になるから

毛穴パック後は、角質や皮脂が剥がれて乾燥しやすい状態になります。毛穴パックをした後はすぐに保湿ケアを行うようにしましょう。

【医師監修】毛穴パックは本当に効く?おすすめの黒ずみケア方法を紹介|乾燥肌治療薬ヒルマイルド|健栄製薬 (kenei-pharm.com)

毛穴パックは、接着剤を使って角栓を引っこ抜くので、同時に角質や皮脂などお肌に必要な膜も取り去ってしまいます。

つまり、毛穴パック後のお肌は、とても乾燥して守る力が低下しているデリケートな状態。

その後の保湿ケアを怠ると、余計に毛穴の黒ずみが悪化したりといった悪循環を引き起こす可能性があるといえますね。毛穴パックをしたあとは、すぐに保湿ケアを行うことが大切です。さらに、肌に赤みやヒリヒリ感がある場合には、鎮静ケアも忘れずに行いましょう。敏感な状態の肌をしっかりと落ち着かせることで、より健康的な肌を保つことができますよ。

毛穴の開きの根本原因を知ろう

そもそも、なぜ毛穴が目立つようになってしまうのか疑問に思っている方もいることでしょう。

毛穴パックを使って汚れを取ることも有効な手段ですが、お肌そのものを毛穴の開きにくい状態に改善していくのも大切なことです。

ここでは、毛穴が開いてしまう根本的な原因を解説していきます。

皮脂や古い角質・汚れなどが溜まった「詰まり毛穴」

触ったときにザラザラとしていたり、盛り上がって見えるのは「詰まり毛穴」です。

古い角質やメイクなどの汚れが皮脂と混ざり合い、大きな角栓を形成してしまいます。放置すると酸化して、黒く見えることもあります。

皮脂は24時間絶えず分泌しているので、正しく洗顔をしてその日の汚れをその日のうちにきちんと落とすことが大切です。

メイクを落とさないまま寝てしまったりすると、毛穴が詰まるリスクが高まりますよ。

毛穴パックは、この「詰まり毛穴」に有効なアイテムです!使いすぎやパック後のケアに注意しながら、活用してみてはいかがでしょうか。

皮脂の過剰分泌が原因「開き毛穴」

皮脂が分泌されすぎることによって、常に毛穴が開いた状態になっているのが「開き毛穴」です。

もともと皮脂量の多い男性のほか、乾燥によって皮脂の過剰分泌が起こるインナードライ肌の女性もできやすいですよ。

肌の乾燥が続くと、潤いを補おうとすると力が働き、皮脂分泌が過剰になり、余計に皮脂が増えて毛穴が開いてしまうので、保湿ケアをしっかりと行うことが大切です。

なお、「開き毛穴」の場合、毛穴に角栓が詰まっているわけではないので、毛穴パックをしても効果はありませんよ。

インナードライ肌の場合、乾燥が過剰な皮脂分泌を招いているので、保湿を優先しましょう。

コラーゲンの減少や表情筋の低下による「たるみ毛穴」

加齢によってお肌のコラーゲンが減少し、ハリを失うことによってできるのが「たるみ毛穴」です。

開き毛穴と似ていますが、「たるみ毛穴」は毛穴の形がしずく型になっているのが特徴。本来は丸いはずの毛穴が、重力に負けて伸びている状態です。

また、表情筋が衰え、皮膚を支える力が弱まることも「たるみ毛穴」の原因のひとつです。

「たるみ毛穴」を改善するには、スキンケアや食事などでコラーゲンを補ったり、表情筋を鍛えるトレーニングをするのが効果的ですよ。

キメが荒くなるとさらに「たるみ毛穴」が目立ってしまうので、雑な洗顔や摩擦が起きる洗顔の仕方も要注意です。

毛穴パックをしても効果はありませんのでご注意ください。

毛穴パック以外のおすすめケア方法

毛穴パックは、使用方法や使用頻度に気を付ければ、毛穴の角栓の悩みを解決してくれる有効なアイテムです。

「それでも、やっぱりお肌への負担が気になる…」という方のために、毛穴パック以外のおすすめの毛穴ケア方法をご紹介していきます!

ホットタオルで毛穴を開かせる

ただ洗顔をしているだけでは、なかなか毛穴の角栓は取れませんよね。そんなときは、クレンジングの前にホットタオルを使うのがおすすめ。

ホットタオルで温めることによって、毛穴が開くうえに角栓がふやけて取れやすい状態になりますよ。

ホットタオルの作り方はとっても簡単。タオルを水で濡らしてから絞り、ラップで包みます。電子レンジで30秒~1分程温めれば出来上がりです。やけどには注意してくださいね。

タオルを熱くないくらいまで冷ましてから、クレンジングの前に2~3分お顔にのせておくだけで、毛穴の汚れが取れやすくなりますよ。

酵素洗顔

毛穴パックが角栓を物理的に引っこ抜くのに対して、酵素洗顔は汚れを「分解」することで除去するのが特徴。

擦ったり剝がしたりといったダメージをなるべく与えたくない方におすすめです。とはいえ、普通の洗顔料よりは洗浄力が高いので、使いすぎには注意が必要ですよ。

なるべくマイルドな酵素洗顔がほしい方には、パパイン酵素・プロテアーゼといった「タンパク質分解酵素」を配合したタイプがよいでしょう。洗いすぎによる乾燥が起こりにくいので、インナードライ肌の方にもおすすめです。

湯船に浸かる

湯船に浸かると、ただのリラックスタイムから一歩進んで、究極のスキンケア時間に変わります。

この習慣は毛穴のケアに特に効果的ですよ。

どうしてかというと、湯船にゆっくりと浸かることで体温が上がり、その結果、毛穴が自然に開きます。開いた毛穴からは、普段落ちにくい汚れもスムーズに落ちるんです。

ただし、毛穴が開いた状態は、外部からの刺激に対しても敏感になります。だから、洗顔料は優しいものを選んで、強くこすらないようにしましょう。

最初から無理に、毎日やる必要はありません。週に2~3回のスペシャルケアと考えれば十分です。

まとめ

今回は、「毛穴パックはお肌に良くないって嘘?本当?」といった疑問について詳しく調査してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今のところ、「毛穴パックは良くない」という専門家もいますが、「正しく使えば効果的」という専門家もいるのが現状です。

毛穴パックを使うことで、多少お肌にダメージを与えてしまうのは事実です。しかし、使いすぎやパック後の間違ったケアに注意すれば、角栓をごっそり取れる有効なアイテムとも言えそうです!

毛穴パックに興味がある方は、正しい使い方を確認しながら使用してみてくださいね。

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