「自宅で隙間時間を使って電話占いがしてみたい」自分のスケジュールに合わせて、自宅で高収入を得やすい仕事として電話占い師に人気があります。ただし、将来占い師になりたいと思ってもどんな能力があれば占い師に向いているのかわからないという声も。この記事では、元占い師でライターの筆者が、占い師になるのに必要な素質と能力について解説します。
占い師になるのに霊感は必要?
占い師の募集条件に霊感はなく、必ずしも霊感が必要というものではありません。ただし、占いの館・電話占いのどちらで働くにしても模擬鑑定をクリアする必要があります。また、霊感のある方が、お客さんがつきやすいのも事実です。
占いを利用する人にはスピリチュアルに興味を持ち事前に知識を得ている人も多く、スピリチュアルについての知識もある程度必要になります。スピリチュアルな知識と現実的で具体的なアドバイスができる人ほど、説得力が増します。
ほかに、独立したり、フリーの占い師として活動するにもビジネスセンスが必須です。占いの館に入ると、ツインレイ鑑定や前世占いを依頼されることもあります。
占い師 霊感の種類2つ
占い師になりたいと思うなら、占い師にはサイキックと巫女やイタコなど神事を司る霊能力者の2種類があることを知っておいてください。サイキックは自分の生命力や運気を削って能力を使うため、短命な人も多くいます。
また、相手の持つ負のエネルギーの影響を受けることがあるため注意が必要です。霊感は誰にでも使えるものですが、運気の低下や、バイオリズムに影響を与える場合があります。体調が悪いと占いの精度が落ちることもあるでしょう。
一方、巫女やイタコの家系に生まれた人は、神や自然のエネルギーを借りてメッセージを伝えたり、神事を司ります。そういった家系に生まれていること、修行を積んでいることなどの条件を満たしていることも必要です。
霊感にプラスして占術も必須
占い師には霊感が必須ではありません。必要なのは、むしろほかの占術をあわせもっていることです。霊感など、スピリチュアルとは本来宇宙意識や愛など抽象的なものをあらわします。このため、霊感だけで占うと鑑定結果が抽象的になってしまう恐れがあります。以下で、占い師として働くのに持っていると便利な占術について簡単に紹介します。
- 自動書記:目に見えない存在をおろした状態で文字を通してメッセージを伝える方法
- オラクルカードリーディング:精霊や自然エネルギーのカードを使って、相手のエネルギーから心身・記憶に関する情報を読み取る方法
- オーラ調整:肉体のまわりにある目に見えないエネルギーを、施術を受ける本人のエネルギーを使って整える方法
- ヒーリング:自他・自然問わず、あらゆるエネルギーを使って相手を癒す方法
- 手相:手相を見て、現在やこれからの運勢を占う
- 占星術:ホロスコープを読み解き、現世での地図を読み解いたり、運勢を占う
ほかに、四柱推命や九星気学・風水などの占術に精通していると、説得力のある鑑定ができます。霊感だけでは、プロの占い師として認めてもらうのは難しいでしょう。
占い師になるのに必要な素質9つ
占い師になるのに必要な素質として、継続力・リーディング能力などがあります。以下で、占い師に向いている能力について解説します。
①継続力
カードリーディング・占星術・いくつかの占術を組み合わせるなど、どの占術を扱うにしても継続力は必須です。スピリチュアルな人ほど継続力がない人が多いのが理由で、目標を持って何かを続けるには現実的な主観が必要になります。
②リーディング能力
占い師は自分の価値観だけでは物事を判断できない仕事で、ある程度の読み解く力が必要になります。占いを必要とする人ははじめから本当のことが言葉にできるわけではありません。占い師が読み取ってあげることが必要なのです。
相談したいことを読み取ることによって、占い師と相談者との間に信頼感が生まれ相談しやすくなります。占い師は人の悩みを聞く仕事で、この状況を作れることは占い師にとって必須です。
③豊かな表現力
鑑定では同じ内容であっても、相手によってどう伝えれば伝わりやすくなるかが変わります。このため、ひとつの事柄を多角的な視点でとらえ、あらゆる言葉に置き換えて伝える技術が必要です。また、占いが当たっていても、メッセージが伝わっていなければ意味がないといえるでしょう。
④共感能力が強い
相談者に心をひらいてもらうには、占い師自身にも共感することが求められます。自分と同じ・わかってくれたと思うことで相談しやすくなり、鑑定結果を受け入れやすくなるメリットも。
一方、共感が不十分だと相性の悪い占い師だと思われてしまう場合もあるため、注意が必要です。どんなに占いが当たっていても、頭ごなしの正論より、やさしく寄り添ってくれる言葉に人は耳を傾けることを覚えておきましょう。
⑤破天荒な人生経験
あらゆる苦難を乗り越えてきたことで得た価値観や経験も、占い師の説得力を増す材料となります。占い師に離婚経験者が多いのも、このためです。借りてきた言葉や、学んだだけの言葉では相手に響きません。
あなたが身をもって経験したことだからこそ、相手に届くのです。ただし、ある程度は息づかいの仕方や話し方で演じることもできます。人生経験が未熟な役者や歌手、占い師には相手のためを思って演じる人も多くいます。
⑥神秘性
占い師には、不思議ちゃん・神秘的・知的・貫禄など、年齢やその人の持つ雰囲気によって一定のイメージが必要です。占いの館にカジュアルな服装で出勤する占い師は、ほぼいません。ある程度、神秘的な占い師っぽい服装が必要になります。
⑦霊感
言葉にしていない相手の感情がわかってしまう/辛い幼少期や不思議な音・文字・数字・映像など、自分の知らない相手の情報が頭に浮かぶという人は、占い師の素質があります。
霊視ができる・直感が当たりやすい人には、占い師にならなくてもカード占いやヒーリングはできる人が多くいます。ただし、霊感があるからといって占い師を職業にしようとしてもそれだけでは説得力に欠けます。
また、霊感があるばかりに相手の負のエネルギーの影響を受ける占い師も多く、負のエネルギーを防ぐ方法・受け取ってしまった場合の対処法は最低限知っておく必要があるでしょう。霊感のある占い師は、必ず魔除けを意識しています。
⑧カウンセリング能力
相手の話に耳を傾けて上手に悩みを引き出し、うまく言葉にできないものを代わりに言葉にしてあげる能力も占い師には求められます。占いを必要とする人は悩みを抱え、癒しを求めている人がほとんどです。
当たる占いだけでは、人の人生は変わりません。自分で人生を変えようと思えるような勇気づけを行うこともときには必要です。
また、相談されることが多い、それによって体調を崩したり気分の落ち込むことのない人も占い師に向いています。相手の心の奥深くをのぞき、そこに共感するには大変な精神力を必要とするのです。
⑨現状分析
相手の過去・現状の悩み・このまま進むと起こる未来/理想の未来を占って分析するのが占い師の仕事です。また、この3つを占うだけではどうアドバイスを活かしたらいいかわからず戸惑ってしまうでしょう。
例えば、カード占いで出たカードの意味だけを伝えるのではなく、そこからメッセージを読み解き、分析してアドバイスを行います。必要なら相談者と確認作業することもあります。
占い師になる素質を磨く3つの方法
占い師の素質を磨くには、霊感・直感・分析力を高める方法があります。以下で、占い師になる素質を磨く3つの方法について解説します。
①霊感を磨く
占い師の能力を磨く際は、カードを使って占いを始める人がほとんどです。まず、カードの意味を覚えることも大切ですが、意味ばかりに頼らずに描かれた絵柄を見て、頭に浮かんだイメージや直感をそのまま言葉にして伝えるトレーニングから始めましょう。
せっかく直感が浮かんでも信じず、カードの意味だけを伝える人は多いです。また、無料占いなど友人に体験関係をお願いしたり、SNSで無料鑑定することで経験を積む方法もあります。可能なら、いきなり占い師として実践で霊感を高めるのも、必要な人脈が得られるのでおすすめです。
②直感を磨く
占い師の素質を磨くには、瞑想やヨガを習慣に取り入れるのもおすすめの方法です。情報過多といわれる現代は、あふれる情報でオーバーヒートを起こした脳をニュートラルな状態に戻してあげる必要があります。
瞑想やヨガを行うことで思考がクリアになり、感情にながされにくく、インスピレーションも湧きやすくなります。忙しいときほど、瞑想やヨガを取り入れ思考をニュートラルに保つこと。また、自然に触れたり、リラクゼーションミュージックを聴いてできるだけリラックスして過ごすのもおすすめです。
③分析力を磨く
占い師に必要な分析力を磨くには、とにかく知識を磨くこと。読書や勉強など、精力的に自分から進んで学ぶようにしましょう。カード占いで練習する際も、録音したり、書き留めたものを見返すことで多角的な視点から物事を見る習慣が身につきます。
まとめ
ここまで、占い師になるのに必要な素質と能力について解説しました。占い師に必要な能力には、スピリチュアル能力のほかに、実際に占いを仕事にしていくためのビジネスセンスも必要に見えます。占い師に必要な能力には以下がありました。
- 継続力
- リーディング能力
- 豊かな表現力
- 共感能力が強い
- 破天荒な人生経験
- 神秘性
- 霊感
- カウンセリング能力
- 現状分析
占い師に興味があるけれど、自分には素質がないのかも………。そういった不安が晴れたなら、電話占い師やチャット占い師を募集しているサイトを、一度チェックしてみてくださいね。
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