バイカラーフローライトとは、2色のカラーが混じったフローライトのこと。フローライトの中では珍しいものではなく、フローライト自体が珍しい鉱石ではないので、簡単に手に入るでしょう。含まれているカラーによっての効果の違いや他のパワーストーンとしての組み合わせなどをまとめました。
バイカラーフローライトってどんな石?
バイカラーフローライトとは
バイカラーフローライトとは、フローライトの中でもバイカラーのものを指します。バイカラーとは2色のカラーリングのことで、ファッション用語でもあります。フローライトには多色のものも多く、異なる2色が1つの石にあるものも多く、バイカラーフローライトは珍しい存在ではありません。グリーンとパープル、ブルーとグリーンといった違う色相のものもあれば、同じカラーの中で濃紺が混在しているがゆえにブラックと混じっているように見えるものもあります。たいていはグリーン、パープル、ブルーのどれかが組み合わさっていて、レッドやイエローが入ることは少ないです。
フローライトは2色が混在することが珍しくありませんが、時には3色以上が1つの石に混在することもあります。ただし、3色以上になると「トリカラーフローライト」や「パーティーカラードフローライト」と呼ばれ、バイカラーフローライトとは違ってしまいます。
フローライトとは
フローライトという石は世界中で産出し、かつては「金属を溶かす」とされていたことから、鉄を溶かすのに使用されていた鉱物です。4方向に割れやすい性質を生かし、八面体にカットされ、鉱物標本として流通していたこともあります。パープル、グリーン、イエロー、ブルー、レッドなど多彩なカラーを持つうえに半透明な様子が琥珀糖のようで、鉱物ファンから人気があります。
フローライトは火に入れると光輝く性質があり、その光学反応を「フローレッセンス」と呼びます。フローレッセンス効果はフローライト以外の鉱物にも見られますが、フローライトが語源になっていることは間違いありません。
バイカラーフローライトの名前の由来
バイカラーフローライト(Bicolored Fluorite)の語源は、バイカラーのフローライトであることから。バイカラーとは、2色という意味です。
フローライトの語源は、ラテン語で「流れる」を意味する「Fluere(フルール)」。鉄を溶かす素材として使われていたことが由来となっています。
バイカラーフローライトの和名・別名
バイカラーフローライトの和名は「蛍石(ほたるいし)」。フローライトはカラーリングの幅が広く、バイカラーやトリカラーのものも珍しくないため、バイカラーフローライト特有の和名はありません。蛍石の語源は、火にくべたときに蛍のように光輝くことです。
バイカラーフローライトは「レインボーフローライト(Rainbow Fluorite)」と呼ばれることがあります。レインボーフローライトとは、内包物の影響で虹色に見えるものや、複数のカラーリングの境界線が滑らかで虹のように見えるもののこと。しかし、実際にはレインボーフローライトの多くがただのバイカラーフローライトであることから、現代においてはレインボーフローライトといえばバイカラーフローライトを指すことが多いです。
バイカラーフローライトの産地
中国・モロッコ・アメリカ・イギリスなど
バイカラーフローライトの硬度
バイカラーフローライトのモース硬度は4で、劈開性は4方向に完全です。
通常のフローライトと変わりなく、脆いものなので取り扱いには気をつけ魔装。
バイカラーフローライトの宝石言葉・石言葉
「二面性の魅力」・「調和」
バイカラーフローライトと誕生石・曜日石・守護石
バイカラーフローライは、2月13日と5月19日の誕生日石です。
バイカラーフローライトの色と種類・似ているパワーストーン
フローライトは、本来ならカラーレスかつクリアな鉱石です。その中混じった不純物が発色要因となり、カラーが生まれます。フローライトのカラーリングで多い、グリーン、ブルー、パープルが、必然的にバイカラーフローライトでも多くなります。反面、イエローやレッドが混じったものは少ないでしょう。2色だけでなく、間にカラーレスが入っているものも多いでしょう。
ファントムフローライト
フローライトのカラーは結晶構造に沿って入ることが多く、線状に濃い模様が見える「帯状構造」を持つものは、ファントムフローライトと呼ばれることがあります。
ファントムとは、「幽霊」「幻影」のを意味する言葉。パワーストーン業界においては、1度は成長をやめて再び成長した水晶が「ファントムクォーツ」と呼ばれます。内部に成長痕を残していることが特徴です。ファントムクォーツのように、三角形の模様が入っているものは、ファントムフローライトと呼ばれるのです。実際には、ファントムクォーツのように1度成長を止めてから再び成長をしたものではなく、カラーの境目がファントムクォーツの成長痕の模様と似ているというだけです。
バイカラーフローライトと似ているパワーストーン
バイカラートルマリン
トルマリンは、フローライトと同じく多彩なカラーリングが特徴的な鉱石です。そのカラー幅は「ない色がない」といわれるほどで、カラーリング別の名前もあり、高品質なものはルビーに間違われて現代王室の王冠に使われたままであったりもします。
カラーが豊富がゆえ、1つの石に2つのカラーが混在するものもある、トルマリン。現代日本で人気があるのは、レッドとイエローのバイカラーで、まるでスイカのように見えることから「ウォーターメロントルマリン」と呼ばれます。パープルやブルーが入っていることが多いバイカラーフローライトとは同価格帯でもカラーリングが違います。
トルマリンかフローライトかを見分けるには、擦ってみることです。トルマリンには擦ることで静電気を帯びる性質があり、フローライトとは違う点です。ある程度の大きさがあるルースにしか使えない方法ですが、一定の見極め方法にはなるでしょう。
ケープアメジスト(シェブロンアメジスト)
アメジストとミルキークォーツが混ざった鉱石のことを、ケープアメジストと呼びます。アメジスト部分とミルキークォーツ部分の境目がハッキリしていて山型の模様があるものは、シェブロンアメジストとも呼ばれます。パープルとミルキーホワイトが混じっているので、カラーリング的にはバイカラーフローライトに近いものがあります。
バイカラーフローライトはクリアなものが多いのに対し、ケープアメジストは不透明なものが多いです。しかし、原石やポイント状態であれば、バイカラーフローライトもクリアではありません。ホワイト部分に少しでもグリーンやブルーがあればバイカラーフローライトと思ってよいでしょう。ただし、ものによっては肉眼では見分けがつかないものもあるので、信頼できるショップで購入するのをおすすめします。
バイカラーフローライトが持つスピリチュアル的性質
バイカラーフローライトが持つ性質は、どんなカラーを持っているかによって大きく変わります。
主なバイカラーフローライトのものを、以下に記しておきます。
バイカラーフローライトと風水
中国をメインとして伝わる風水、そして五行思想。それは、カラーによって大きく性質が変わります。カラーリングは、人間の視覚から感性、そしって感情に訴えかけるものですよね。レッドやイエローは人の心を明るくし、グリーンやブルーは精神的な安定をもたらします。そのため、石が持つ性質はカラーによって大きく分類され、五行の気質もカラーによって違うのです。
バイカラーフローライトは2つのカラーリングが混在したものなので、両方のカラーが表す気質を併せ持っていると考えてください。バイカラーフローライトによく入っている、パープル、グリーン、ブルーについてピックアップしてみましょう。
パープルが入ったバイカラーフローライトは、水気を持っています。水気は「智」を表し、人類の範疇を超えた叡智の象徴。奇跡的な出来事や思いがけない偶然、インスピレーション、未来予知などを表しています。水は変幻自在に形を変える存在であることから、自由や不安定といった意味もあります。何事にもとらわれずあるがままを受け入れることを促す気質です。
グリーンやブルーが入ったバイカラーフローライトは、木気を持っています。木気は「仁」で、慈しみや情けの象徴であり、他人に対する優しさや思いやりを表します。木はその体を伸ばしていくことから、成長や発展といった意味もあります。反面、未熟さや若さ、至らなさの象徴でもあります。
バイカラーフローライトと相性の良い方位
バイカラーフローライトと相性の良い方位は、その石にどんなカラーが入っているかによって変わります。
最も多く流通しているパープル&グリーンは中央と東南、次に多いパープル&ブルーは中央と東、グリーン&ブルーは東・東南・南と相性がよいです。
バイカラーフローライトとチャクラ
バイカラーフローライトの対応チャクラは、カラーリングによって変わります。
パープルが入ったものは第6チャクラと第7チャクラに作用し、グリーンなら第4チャクラ、ブルーなら第5チャクラと第6チャクラに作用します。
第4チャクラは胸にある「ハートチャクラ」で、「愛」「調和」「癒し」を司ります。自身の内面へ向けたチャクラで、精神的な傷を癒したり心のバランスを取る力を持っています。
第5チャクラは喉にある「スロートチャクラ」。「知性」「表現力」「説得力」を司り、自分を周囲に分かってもらったり周囲を理解したりして、自分の内面を表現する力を持っています。芸術的な表現力を持っているのも、この第5チャクラです。
第6チャクラは「サードアイチャクラ」で、眉間にあります。いわゆる「第3の目」の役割があり、「霊性」「直感」などを司ります。このチャクラが活性化することにより、洞察力や直観力がアップし、勘が鋭くなったり良いアイデアが急に思い浮かんだりするでしょう。
バイカラーフローライトはこんな人におすすめ
・頑固な自分を変えたい人
・他人にイライラしがちな人
・新しい環境に飛び込む勇気が欲しい人
・インスピレーションを高めたい人
・ストレスを溜め込まないお守りが欲しい人
バイカラーフローライトの効果・効能・スピリチュアルへの影響
バイカラーフローライトは複数のカラーリングが混在していて、それぞれに違った力を持っています。パープルフローライト部分とグリーンフローライト部分では、力の性質が違うというわけです。それぞれが占める割合によってパワーバランスも違います。
反対に、すべてのバイカラーフローライトが共通して持つ能力もあります。共通するものとカラーによって違うもの、それぞれを解説していきましょう。
1.多様性を認められる
バイカラーフローライトは複数のカラーリングが混在したパワーストーン。そのため、多様性を認めたり新しいものを拒絶しなくなるよう、持ち主の許容範囲を広げるといわれています。人は新しい場所や新しい人、新しい考えを拒絶する生き物です。防衛本能がある以上、ある程度は仕方がないことかもしれません。しかし、慣れ親しんだ存在ばかりに囲まれていては進歩はなく、対人面にも影響を及ぼしてしまうでしょう。バイカラーフローライトは異なるカラーを内包した存在なので、自分と違う存在を受け入れさせる能力が高く、持ち主の許容範囲を広げてくれるのです。不要な価値観を捨てさせたり、人脈を広げたり、新しい場所で活躍できるようになるでしょう。
この力は、他人の言動が逐一気になってイライラしてしまう人や、新しいことを始めたいのに勇気が出ない人、これまでのやり方が通用しない問題を抱えている人などを助けてくれるでしょう。古い考え方をなくし新しい存在を受け入れることで、持ち主自身の能力を高めたりピンチから脱出することもできますよ。
また、持ち主自身に向けても働く力なので、自分自身の意外な一面をすんなり受け入れられたり、人生の中で変わっていく考えや価値観を認められるようになります。自分を律し過ぎるタイプや抑圧されている自覚がある人にもよいでしょう。
2.バランス能力アップ
バイカラーフローライトは複数の異なる性質を持つ部分が1つになっていることから、異なる存在同士のバランスを取り調和させることが得意とされています。
人が上手に生きていくために、バランス能力は欠かせません。自分と他人、仕事とプライベート、遊びと休息など、何事においてもバランスは必要ですよね。自分ばかり優先させていればただのワガママですし、他人ばかり優先させていては自分が疲弊してしまうでしょう。いくら仕事が頑張り時だからといっても仕事ばかりしていては、心身ともに疲れてしまい良いパフォーマンスはできません。
バイカラーフローライトが持つバランス能力は、持ち主にとって今何が必要なのかを自然と分からせ、ブレーキをかけさせたりアクティブに行動させたり、最適な方法を選択させます。そのため、何かに熱中しやすい人や極端な性格の人におすすめ。自然と最善の言動が取れるようになるので、人付き合いが上手になったり、最高の結果を出せるようにもなるでしょう。
3.カラーによって変わる効果
パープルが入ったバイカラーフローライトの効果
パープルフローライトには、インスピレーションアップ効果があります。洞察力を高め、目に見えないものを察知し、危険から逃れさせてくれるでしょう。霊的な波動から守ってくれるので、他人からのネガティブな波動や災厄からも守護してくれます。精神面を強化してもくれるので、忍耐力や持続力が必要な受験勉強などにもおすすめ。自分を見失わずに志を貫くことができるでしょう。
グリーンが入ったバイカラーフローライトの効果
グリーンフローライトは持ち主が内部に溜め込んでしまったネガティブな感情を洗い流し、心機一転させてくれます。ヒーリング能力に長けているので、精神的なお守りとして持つのもおすすめ。他人や環境からくるマイナスの影響を受けたとしても、すぐにキレイさっぱり洗い流してくれます。過去のトラウマや失恋の傷なども洗い流してくれるので、前向きな気持ちになれるでしょう。
ブルーが入ったバイカラーフローライトの効果
ブルーフローライトは知性を高め、表現力や理解力をアップさせる効果があります。理想や思想を形にする力がアップするので、自分の考えを相手にしっかり伝えたいときや、アイデアを形にするときによいでしょう。物事の本質を見極めて円滑ナコミュニケーションを取らせてもくれるので、対人ストレスが減っていきます。相手の本質を見極められるので、悪縁を結ばないように事前に逃げることもできますよ。
バイカラーフローライトと相性の良い組み合わせ
バイカラーフローライト×セプタリアン
バイカラーフローライトとセプタリアンの組み合わせは、対人運をアップします。
セプタリアンとは、ペントナイト、カルサイト、アラゴナイトが混在している鉱物です。複数の鉱物が1つの石に入り込み成り立っていることから、「結びつき」「和合」を表します。また、カルサイトはもめ事を嫌う性質があり対人面良化のパワーストーンですし、アラゴナイトも持ち主やその周辺の人を和ませる調和のパワーストーンとして知られています。さらに、セプタリアンは海面が上昇と下降を繰り返した土壌で生成されるので、微生物の化石などが含まれています。そのことから、言葉が通じない人間以外の存在とのコミュニケーション能力がアップするとされ、例えばペットとの意思疎通にも役立つといわれているのです。
一方、バイカラーフローライトは持ち主の許容範囲を広げ、自分とは異なる存在を受け入れさせるパワーストーンです。たいていの出来事に対し、まずは素直に受け入れさせるので、穏やかさがアップするでしょう。他人に必要以上にイライラすることもなくなり、否定の気持ちが洗い流されていくのです。和合や結びつきといった意味を持つセプタリアンと組み合わせることで、対人面における相乗効果が期待できます。
バイカラーフローライト×オイルインクォーツ
バイカラーフローライトとオイルインクォーツの組み合わせは、才能開花効果や自由な発想力をもたらします。
オイルインクォーツとは、水晶の内部に石油が混入したもののこと。大地の力を強く宿しているため、グラウンディング効果をもたらします。自分が何者であるか、人生の目的は何なのかといった本質的な部分が理解できるようになります。内面へと意識を向けさせる力があるので、自分のことがよく分かるでしょう。人間としての本能に呼びかけ、ポジティブに生きていくためのエネルギーを与えてくれる石でもあります。
そして、バイカラーフローライトは許容範囲を広げる石です。オイルインクォーツが見つけた自分自身の本質を、まず受け止めさせ、認めさせ、上手に表現できるように手助けをしてくれるでしょう。才能が開花するだけでなく、思いもよらないアイデアが思い浮かんだり、新しい価値観がもたらされることもあります。
バイカラーフローライト×アマゾナイト
バイカラーフローライトとアマゾナイトの組み合わせは、可能性を広げてくれるでしょう。
アマゾナイトはハッキリとした水色の石で、明るい波動を持つとされています。未来への希望を示す石であり、どんな絶望に覆われていても希望の光を見せるといわれています。「ホープストーン」「行動の石」といわれるように、停滞した状況を突き動かし、持ち主自身をポジティブな考えの元で行動させるため、状況打破に最適のパワーストーンといえるでしょう。
一方、バイカラーフローライトは目の前にあるものを受け入れさせたり、相反するもののバランスを取らせる効果があります。自分や周囲の人、起きた出来事を受け入れさせ、認めさせてくれるので、新たな才能が見つかったり最適な方法が思いついたりもします。明るくポジティブなアマゾナイトと組み合わせれば、持ち主自身が持つ可能性をグンと広げてくれるでしょう。
バイカラーフローライトと相性の悪い組み合わせ
バイカラーフローライト×ブラックオニキス
バイカラーフローライトとブラックオニキスの組み合わせは、効果が正反対なので相性が悪いです。
ブラックオニキスは強力な魔除けの石であり、キリスト教徒が持つロザリオにも使われてきました。ネガティブなものをブロックする力が強く穢れを跳ね返したり、持ち主の精神力を鍛えて悪い影響を受けないよう導いてもくれます。分離させる力が強く、持ち主にとってマイナスな存在をガンガン切り捨ててくれるので「悪縁切りの石」とも呼ばれています。自分という存在をしっかりと持つことでポジティブになり、自信を持って進んでいくことができるでしょう。
対して、バイカラーフローライトは自分とは違うものを受け入れさせる、許容の石です。新しい環境や価値観、人脈をとりあえずは受け入れさせて持ち主を成長させようとします。自分を強く持ち突き進ませるブラックオニキスとは正反対の性質ですよね。そのため、お互いに反発してしまいそれぞれの効果が弱まってしまうでしょう。
バイカラーフローライト×ケセラストーン
バイカラーフローライトとケセラストーンの組み合わせは、柔軟性が高すぎて適当になってしまう可能性があります。
ケセラストーンとは多くの鉱石が集合したもので、さまざまな模様があります。近年発見されたばかりの鉱石なので研究がさほど進んでおらず、カルサイトやカオリナイト、ゾイサイトなどが含まれている以外の研究は進んでいません。名前の語源は「なんとかなるさ」を意味するフランス語の「ケセラセラ(Que Sera, Sera)」で、あるがままを受け入れておおらかな気持ちを保つ効果があるといわれています。
そして、バイカラーフローライトには、許容性を高める効果があります。ケセラストーンの「あるがままで」「なんでもいい」という意味と合わさると、際限なく自由になってしまい、なんでもアリになってしまうでしょう。肩から力が抜けすぎてしまい、頑張ることができなくなってしまうのです。流されるままの人間になってしまいかねませんので、組み合わせない方がよいでしょう。
バイカラーフローライトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
バイカラーフローライトはどんな風に身に着けても問題ないパワーストーンです。ブレスレットにしてもよいですし、ネックレスやイヤリング、リング、ブローチなど何でもよいでしょう。
原石の状態で飾るのもおすすめです。バイカラーフローライトは空間そのものに調和の力をもたらすので、職場において対人関係の良化をはかってもよいでしょう。バランス能力をアップさせるため、自室において生活のお守りとするのもおすすめです。
バイカラーフローライトのお手入れ・浄化方法
バイカラーフローライトはモース硬度が4しかなく、劈開性も4方向にあります。傷が入りやすく破損もしやすいので、取り扱いには細心の注意を払いましょう。
水に溶ける性質があり、塩分や紫外線にも弱いです。身に着けたあとは汗を必ず拭き取ってください。水で洗うのは厳禁です。柔らかく乾いた布でそっと拭き取りましょう。日光の差し込む場所に長く放置するのもいけません。そのため、塩、水、日光を使用した浄化方法は避けてください。
浄化の頻度は月に1回、パワーチャージも同様で大丈夫です。
フローライトは硬度が低くへき開性があるため割れたり欠けたりしやすく、傷もつきやすい鉱物です。水に溶ける性質や塩分や日光に弱い性質もあるため、水や塩、紫外線を使用する浄化方法は避けてください。
浄化方法
対応
塩・塩水
☓
流水
☓
ホワイトセージ
◎
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
△
土
☓
音
◎
バイカラーフローライトのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、バイカラーフローライトに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙の中にバイカラーフローライトをくぐらせましょう。バイカラーフローライト原石が大きかったりくっついている母岩が大きい場合には、無理に持ち上げたりせず、煙をバイカラーフローライトの方へ流してください。10回程度で浄化が完了します。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、バイカラーフローライトに対応しています。
クラスタを使用する場合は、クラスタの上にバイカラーフローライトを置くだけです。さざれ石を用いる場合は、さざれ石を浄化皿の上に盛り、バイカラーフローライトを中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらも3時間程度で浄化が完了します。
バイカラーフローライトはモース硬度が4で、水晶のモース硬度は7です。水晶によって傷が入るかもしれませんので、水晶と触れ合わせる際には、そっと置くようにしてくださいね。
日光・月光浴
バイカラーフローライトは日光で退色するため、日光による浄化は厳禁です。月光による浄化なら、バイカラーフローライトに対応しています。
浄化皿の上に乗せたバイカラーフローライトに、月光を浴びせるだけでOKです。1時間から2時間程度で浄化が完了します。
月光でパワーチャージができる
バイカラーフローライトは月光によってパワーチャージができます。
月が満ちる期間、天頂に昇りきるまでの月の光をバイカラーフローライトに浴びせてください。1時間程度でOKです。
音
音による浄化は、バイカラーフローライトに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にバイカラーフローライトを乗せ、音を出します。水晶ポイントの先をバイカラーフローライトに向けたまま、バイカラーフローライト中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らして円を描き、それを10回程度繰り返してください。
音でパワーチャージができる
バイカラーフローライトはスピリチュアルな能力が高いため、音によるパワーチャージが可能です。パープルやブルーが入ったバイカラーフローライトにおすすめです。
4096Hzの音が出る道具を使い、音をバイカラーフローライトに聞かせるだけでOKです。4096Hzは地球の基本振動である8Hzを9オクターブ上昇させた音だとされ「天界の扉を開く鍵」「高次元へアクセスできる音」といわれているからです。
バイカラーフローライトの好転反応・副作用
バイカラーフローライトは優しく穏やかな波動を持っているため、好転反応は起きづらいです。そもそもが「多様性」、「許容範囲を広げる」といった意味を持つパワーストーンなので、持ち主を拒絶することはないのでしょう。
ただし、すべての人に好転反応が起きないと約束されたわけではありません。頭痛や不眠、倦怠感、発熱など何らかの不調があった場合は、まずバイカラーフローライトから離れてください。バイカラーフローライトと離れているときには問題が生じないというなら、それは好転反応です。
好転反応をおさめるには、2つの方法があります。
まずは、時間をかけてお互いの波動を馴染ませていく方法です。バイカラーフローライトと過ごす時間を極端に短く設定し、問題がなければ時間を伸ばしていくというやり方があります。数日程度で24時間身に着けていても大丈夫になるケースもあれば、半年かかるケースもあります。
次に、水晶を合わせる方法です。水晶はすべてのパワーストーンの基礎であり、どんな石とも相性が良いです。そして、組み合わせた他のパワーストーンの力を調整する能力があります。バイカラーフローライトが放つ波動やパワーを、持ち主にとってちょうどよいレベルにコントロールしてくれるでしょう。
バイカラーフローライトのQ&A
バイカラーフローライトの偽物の見分け方は?
バイカラーフローライトは世界中で産出し、比較的供給量が安定しているため、高価でもありません。偽物はほとんどないと思ってよいのではないでしょうか。
ただし、似た石が混入している可能性は否定できません。信頼できるショップで購入するのがよいでしょう。
バイカラーフローライトが割れた・欠けた!特別な意味はある?
バイカラーフローライトは割れたり欠けたりしやすいパワーストーンです。モース硬度が低いので傷が入りやすいですし、4方向に劈開があるので、衝撃を与えればいくつかに砕けてしまうのです。他の石と組み合わせる際にも、隣同士になった石で擦れて傷が入ることも多々あります。水に溶けやすい性質もあるので、身に着けている際の水仕事は厳禁です。
何もしていないのに飾っていたバイカラーフローライトが割れたり欠けたりしたのなら、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
パワーストーンは力を失うと自ら割れたり欠けたりして、ただの石に戻ったことを知らせるといわれています。浄化やパワーチャージの頻度が足りなかったことが要因なので、日ごろからきちんとケアしてあげることが大切です。
また、フローライト自体が魔除け効果を持つ石なので、外からのネガティブな波動に負けてしまったのかもしれません。あまり良くない状況に陥っている可能性があるので、落ち着いて状況を確認してみてください。しばらくの間は気をつけて過ごすのをおすすめします。
割れたり欠けたりしたバイカラーフローライトは、あまり縁起の良いものではありません。リメイクするよりも、潔く手放し土に還してあげるのがベストです。
バイカラーフローライトの色が変わった?退色・変色する?
バイカラーフローライトは紫外線により退色します。そのため、日光の当たる場所や蛍光灯の下に長時間置きっぱなしにしない方がよいでしょう。
もしきちんと保管していたのにバイカラーフローライトが退色や変色したなら、スピリチュアルな要因が考えられます。
パワーストーンは力が弱まると退色し、力が強くなるとカラーが濃くなるといわれています。パワーが弱まっていた場合は浄化やパワーチャージで回復することがあるので、試してみてください。それでもダメなら半年ほどジュエリーボックスで休養させてみましょう。何をしてもダメということなら、パワーが弱まったバイカラーフローライトとしてお付き合いするしかありません。
バイカラーフローライトの購入におすすめの販売店・通販
Pascle
LUZ
新宿 銀の蔵
まとめ
グラデーションになった美しさから人気の高い、バイカラーフローライト。その濃淡や色の組み合わせ、グラデーションの美しさなどは、2つと同じものがありません。自分だけのバイカラーフローライトを見つけてくださいね。
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