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いちご鼻の洗顔で気をつけること

鼻や小鼻がブツブツと黒ずみ、目立ってしまう「いちご鼻」。
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

こちらの記事では、いちご鼻の原因や洗顔で気をつけること、洗顔料の選び方、その他のスキンケアで気をつけることについて解説します。

監修者
佐藤 幸代先生
佐藤幸代先生
エステティシャン歴23年

現役エステティシャン。心理カウンセラー、メンタルコーチの資格も所有。情報が溢れる時代だからこそ正しいスキンケアや知識を身につけて欲しいと考え、美容ライターとしても活動中。プライベートでは3姉妹の子育てに奮闘中です。

監修者の詳細

いちご鼻とは

ブツブツと黒ずんだ鼻や小鼻の毛穴が、まるでフルーツのいちごの種のように見えることから「いちご鼻」と呼ばれています。

鼻は顔の中心にある上、皮脂腺が1番多く、毛穴の密度も高いため毛穴が開いて見えやすくなります。

そのため、メイクを塗り重ねて目立たせないようにする方も多いです。しかし、いちご鼻を放置するとニキビになってしまう可能性もあるため、早めの対処が必要です。

いちご鼻の原因

そんないちご鼻の原因は大きく分けて3つあるといわれています1

  1. 角栓
  2. 色素沈着
  3. 毛穴に詰まった皮脂の酸化・産毛

1. 角栓

角栓ができる原因として、ターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌、皮脂や汚れの蓄積などが考えられます。

ターンオーバーとは、肌内部で生成された新しい細胞が、肌表面に向かって古い細胞を押し上げることにより、肌が生まれ変わっていくことです。しかし、睡眠不足やストレス、誤ったスキンケア、栄養バランスの乱れ、飲酒・喫煙、運動不足、便秘などが原因でターンオーバーが乱れてしまうと、皮脂分泌が過剰になり古くなった角質が排出されず、毛穴が詰まってしまいます。

また、皮脂の過剰分泌はホルモンバランスの乱れや脂質の多い食事などによって生じます。
過剰に分泌された皮脂とメイクなどの汚れが混ざると、角栓となり毛穴に詰まってしまいます。

2. 色素沈着

毛穴周りの色素沈着によって、いちご鼻に見えることもあります。
シミの原因となるメラニン。メラニンが、炎症や紫外線の影響で過剰に生成され、毛穴の入り口付近に沈着することで毛穴が黒ずんで見えてしまいます。

毛穴をよく見ても角栓が詰まっていない場合や、皮膚表面に触ってもザラザラしていない場合は、色素沈着が原因であると考えられます。

色素沈着は、ニキビや誤ったスキンケア、紫外線などによる炎症によって起こるといわれています。ニキビは早めに治療をし、正しいスキンケアを心がけましょう。また、季節問わず紫外線対策をすることも重要です。

3. 毛穴に詰まった皮脂の酸化・産毛

角栓でも色素沈着でもない場合、鼻や小鼻に生えている産毛が原因となっているケースもあります。
産毛をそることで毛の断面が際立ってしまうことや、もともと毛が太いことなどが原因として考えられます。
この場合は、美容皮膚科などで脱毛をするのが良いでしょう。無理に毛を抜いたり、そり続けたりすると肌に負担がかかってしまう恐れがあるため、注意が必要です。

いちご鼻の洗顔で気をつけること

肌に残った皮脂やメイクの汚れも角栓や黒ずみの原因となります。そのため、クレンジングや洗顔で、それらの汚れをしっかりと落とすことが大事です。
とはいえ、肌をゴシゴシと強い力でこするのは避けましょう。肌が摩擦による刺激を受けると、角質が厚くなり、毛穴詰まりを悪化させてしまうことも……。また、刺激から肌を守ろうとしてメラニンが生成され、色素沈着の原因になることもあります。

いちご鼻の洗顔で気をつけるポイントを3つご紹介します。

1. まずはクレンジングでしっかりと汚れを落とす

メイクや古い角質をクレンジングでしっかりと落としましょう。疲れた日や帰りが遅くなった日に、メイクを落とさないまま寝てしまうなんてことは絶対に避けたいことです。

厚めのメイクをした日には、刺激が少ないがメイクはしっかり落ちるクレンジング。

日焼け止めのみなどナチュラルメイクの日には低刺激のミルククレンジングなど、その日のメイクによってクレンジング剤を使い分けるのもおすすめです。

メイクを落とすとき、肌に必要以上の力を入れてこすらないように心がけましょう。摩擦は肌にとって大敵ですからね。

オイルクレンジングを使用する際は、しっかりとクレンジング剤を水で乳化させることが大切です。この乳化の工程を怠ると、クレンジング剤が肌に残り、それが肌トラブルの原因となることも。

だから、乳化がきちんと行われているかを確認しながら、やさしくすすぎましょう。お肌を大切に、正しいクレンジング方法で美しい肌を保ちましょう。

すすぐときには、32〜36℃程度のぬるめのお湯を使いましょう。熱すぎるお湯は、必要な皮脂まで洗い流したり、乾燥を引き起こしたりするため注意が必要です。

2. たっぷりの泡で優しく洗顔する

洗顔料をしっかりと泡立てて洗うのが重要です。泡立てネットなどで細かくふわふわの泡を作り、たっぷりの泡を肌の上で転がすように、優しく洗いましょう。

まずは、Tゾーンや顎などの皮脂が多い部分から洗い始めるのがおすすめです。いちご鼻が気になる鼻も、汚れを落とそうと強くこするのではなく、優しく丁寧に洗いましょう。また、洗顔は時間をかけすぎず、30秒〜40秒くらいで終えるのが効果的です。

クレンジング同様、すすぐときには32〜36℃程度のお湯を使いましょう。洗顔料が肌に残るといちご鼻の悪化や肌荒れの原因になります。20回程度、優しくすすいでおくと安心でしょう。生え際のすすぎ残しも確認しましょう。

洗顔後は、清潔でやわらかいタオルで、ポンポンと優しく抑えるように水分を拭き取ります。ここでも、ゴシゴシとこすらないことがポイントです。

3. 洗顔後はしっかりと保湿する

洗顔後は肌が乾燥しやすいため、できるだけ早く正しい保湿ケアを行いましょう。乾燥による皮脂分泌量の増加もいちご鼻の原因になります。

化粧水をたっぷりつけ、そのうるおいを逃がさないために、ふたをするように乳液やクリームを塗りましょう。それでも肌の乾燥が気になる場合は、今使っているスキンケア用品を見直したり、新たに美容液やシートマスクを取り入れましょう。

スキンケアをするときも、肌をこすらないよう注意しましょう。

洗顔料の選び方

洗顔の方法だけでなく、使用する洗顔料も重要です。自分の肌質や悩みに合う洗浄成分が用いられているものを選びましょう。
いちご鼻のケアに、特におすすめの洗顔料をいくつかご紹介します。

酵素洗顔

その名の通り、「酵素」が含まれた洗顔料です。酵素にはさまざまな種類がありますが、洗顔料に使われるのは、古い角質を分解してくれる「タンパク質分解酵素」や皮脂の汚れを分解してくれる「皮脂分解酵素」です。

詰まってしまった角栓は一般的な洗顔料で落としきれないことがあるため、酵素の働きで古い角質や皮脂を分解し、毛穴の汚れを落とすのがおすすめです。

酵素洗顔を取り入れることで、毛穴の汚れを落とし、黒ずみや詰まりを目立ちにくくする効果が期待できます。また、定期的に使用することで、角栓ができにくい状態を維持することもできるでしょう。

また、酵素洗顔は肌表面の角質ケアにも効果的といわれています。古い角質を取り除くことで、生活習慣の乱れや誤ったスキンケアによって乱れた、ターンオーバーのサイクルが整いやすくなります。

肌のゴワつきや毛穴の詰まりが改善され、スッキリし、なめらかな肌が期待できます。さらに、化粧水なども浸透しやすくなるため、スキンケア用品の効果もより感じられるようになるといわれています。2

クレイ洗顔

クレイ洗顔とは、泥や粘度が配合された洗顔料のことです。クレイには肌の汚れや皮脂を吸着させる働きがあるため、角栓や毛穴詰まりのケアにおすすめといえます。

クレイにはさまざまな種類がありますが、ガスールやベントナイトは特に、毛穴をスッキリとした状態に導いてくれるといわれています。肌悩みに合ったクレイを取り入れましょう。

炭酸洗顔

炭酸洗顔とは、二酸化炭素などの炭酸ガスを含む洗顔料です。炭酸には、タンパク質を吸着させる働きがあるといわれており、古い角質や角栓を浮かせて落とす効果が期待できます。

また、炭酸は肌の血行を促進する働きもあるため、くすみが気になる方にもおすすめです。
炭酸洗顔には泡で出てくるタイプが多いため、泡立ての必要がないのもメリットです。

保湿成分が配合されている洗顔料

いちご鼻が気になっていると、洗浄力のみに注目して洗顔料を選びがちになりますが、保湿成分も重要なポイントです。

肌の乾燥はいちご鼻を悪化させる原因にもなるため、乾燥しやすい方は保湿成分にも注目して洗顔料を選ぶのがおすすめです。

誤ったスキンケアを避けよう

いちご鼻を悪化させないためには、誤ったスキンケアを避けることも大切です。
最後に、誤ったスキンケアについて確認しておきましょう。

洗浄力の強すぎる洗顔料を使用する

上述した通り、洗浄力が高すぎる洗顔料は肌の乾燥を引き起こす恐れがあります。肌の乾燥はいちご鼻の悪化につながり、他の肌トラブルにも繋がる可能性があるため、洗いすぎには注意が必要です。

例えば、酵素洗顔もいちご鼻への効果が期待できるからといって毎日使用すると、肌の乾燥を引き起こしてしまう恐れがあります。週1〜2回を目安に使用しましょう3

洗い上がりがスッキリし、肌触りが良くなるため毎日にように使いたくなるかもしれませんが、過度の使用は、必要な角質まで取り除き、乾燥や肌のバリア機能の低下、肌荒れなどの原因となります。

皮脂や汚れはしっかりと落とし、肌に必要な皮脂やうるおいは残しておけるような、バランスの取れた洗顔料を選びましょう。

指などで角栓を無理やり押し出す

角栓が目立っていると、つい指で無理やり押し出したくなるかもしれません。しかし、無理やり押し出すと、刺激によって皮膚が炎症を起こしたり、色素沈着したり、皮膚の分泌量が増加したりする恐れがあります。また、皮膚に刺激を与え続けると、角質が厚くなり、より毛穴が詰まりやすくなることも……。そうなると、いちご鼻も悪化してしまいます。

そのため、指などで角栓を無理に押し出すのはやめましょう。

毛穴パックを頻繁に使う

毛穴パックを頻繁に使うのも避けましょう。毛穴パックを使用する際は、使用頻度や方法をきちんと守ることが大切です。

毛穴パックは一気に角栓が取れてスッキリしますが、肌への負担もあります。頻繁に使用することで肌を傷つけたり、毛穴が広がり余計に汚れが詰まりやすくなったりする可能性があります。

使用頻度や方法を守り、毛穴パックした後にはしっかりと保湿をしましょう。

おわりに

いちご鼻の原因や洗顔で気をつけること、洗顔料の選び方、その他のスキンケアで気をつけることについて解説しました。

洗顔はいちご鼻を改善するためのスキンケアの基本です。
正しい洗顔を心がけ、健やかな肌を目指しましょう。

  1. 日比谷皮フ科クリニック「繰り返すいちご鼻、あなたはどのタイプ?」
  2. 品川美容外科「毛穴の黒ずみや角質改善に効果的な「酵素洗顔」とは?」
  3. 品川美容外科「毛穴の黒ずみや角質改善に効果的な「酵素洗顔」とは?」

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