たいていの職場に存在する「お局」ですが、みなさんは「お局」ってどんなイメージがありますか?
昔からずっと同じ職場に居座っている偉そうで、いじわるなおばさん?
まるでいじわるなお姑さんのようなイメージっと言った感じでしょうかね・・・
人の気持ちを考えずに、相手が傷つくような言動を仕向けてくるお局にストレスを抱えている人も多いのではないかと思います。
そして、そういうお局は周りから嫌われていることにも自覚することもなく、自ら退職してくれるなんて、よっぽど理由がない限りないでしょう。
でも、そんなお局が原因で自分がストレスを毎日抱えて、心身共に体調を崩してしまっては大変です。
この記事では、自分がストレスを抱え込んで疲弊してしまう前に、お局をスカッと黙らせる方法を書いていきたいと思います。
お局が嫌がらせをする理由
細かいことでしつこく言ったり、ちょっとしたミスやトラブルを大きい問題にしたり、いじめに近いような行動をしてくるお局は、多くの職場にいる厄介者ですが、どうしてそんな行動を起こすのでしょうか?
その理由を徹底検証してみましょう。
①自分の仕事の立場を抜かされたくない
昔から同じ職場にいるお局は、自分のいる立場を新しい人や気に入らない人に奪われたくないのです。
少しでも自分の仕事が奪われるかも?とか自分のポジションが抜かされるかも?と感じてしまうと、その相手に対して嫌がらせをする傾向があります。
これは自分に自信があるようで、実は自己肯定感が低く、不安を感じている心の状態の表れでもありますね。
②優越感を感じている
自分が今までこの職場のために頑張って貢献してきたという、勝手な思い込みで優越感を感じています。
そこに新たなメンバーが入ってきて、自分よりも仕事ができそうな人が入ってくると、今の自分の立ち位置を乱されたくなくて、イライラが募り、嫌がらせをしたくなるのです。
③自分が一番かわいいと思っている
自分はこの職場で一番仕事ができてよくわかっている、上司は自分のことを理解して頼ってくれている、同僚は自分を慕ってくれているなどと、あたかも自分は面倒見がいいかのように勘違いしていて、プライドも高いため、自分が抜かされそうな人に対して敵対心を持って嫌がらせをします。
お局のよくある嫌がらせパターン
お局の嫌がらせのパターンは色々ありますが、よくある事例としては、
・仕事をわざと教えてくれない
・自分のミスを人のせいにしようとする
・人のミスを大きな問題にして騒ぎ立てる
・挨拶しても無視をする、目も合わさない
・本人がいるのに、周りに聞こえるように愚痴を言う
・あることないことを周りに言いふらす
・1つの話題を勝手に変換されて、他の人に伝えられてしまう
など、心当たりのある方も多いのではないのでしょうか?
お局の嫌がらせのターゲットにされやすい相手とは?
お局というのは、自分が1番だと思っていて、自分が抜かされたくない相手をターゲットにしては嫌がらせな言動を取ります。
そして、厄介なことは自分が無意識に嫌がらせをしていることに気づいていないこと、それどころか、自分の思うままに嫌がらせがエスカレートすることもあり、それによりターゲットになっている人が、精神的に耐えれなくて退職を考えてしまうということもあるのです。
お局のターゲットにされやすいタイプというのは、共通点があります。
✅入社したばかりの新人社員
✅おとなしそう、言い返しをしなさそうな人
✅仕事のケアレスミスが多い人
✅若くて女の子らしい人
✅声が小さい人
✅挨拶をしない人
✅どんくさい人
✅周りからチヤホヤされる人
✅遅刻や早退が多い人
✅産休、育児休暇を取る人
など、まだまだあるかもしれませんが、上記にあげたタイプの人は、何かにつけて細かいことや嫌味を言われて、心に傷がつけられることもしょっちゅうです。
お局を黙らせる方法10選
では、いちいち細かいことでうるさくて、モンスターのようなお局に振り回されて、自分が疲弊してしまうのは悔しいですよね!!
お局の存在によって、仕事も集中できなくて、はかどらないし、ミスがミスを呼ぶことも!!
そんなお局を黙らせてスカッとできる方法があればいいですよね〜!!
ここでは、お局を黙らせる方法をご紹介していきます。
①自分から大きな声で挨拶する
お局の顔を見たくない気持ちはわかります。
でも、ここは歯を食いしばって、お局を見かけたら、自分から先に笑顔で大きな声で挨拶をしましょう。
周囲の人も、あなたが大きな声で挨拶をしているところを見ると、ターゲットにされた時も良き理解者となり、味方となってくれるでしょう。
小さい声の人や、挨拶をしない人は、お局にターゲットにされやすいタイプだと述べましたが、そうならないためにも、社交辞令だと思って、お局は無視するかもしれませんが、自分の身を守るためだと思って、自分から挨拶を心がけてみましょう。
②お局を褒めたたえる
嫌がらせをするような人を褒めたたえるなんて、はらわたが煮えくり返るかもしれませんが、ここは女優となって、自分のことを一番だと思っているお局のことを褒めてみましょう。
誰かをターゲットにして嫌がらせな言動を取るということは、心の余裕のない哀れな人なのです。
誰かに嫉妬するということは、自分の自信のなさや焦りから出る心理状態。
お局はそんな弱い部分をたくさん持っているのに、自覚していないだけです。
心で思っていることと裏腹のことでもいいので、褒めることで自己肯定感をあげさせてあげましょう。
自己肯定感が上がると、心にも余裕が出てきて、誰かを攻撃するというようなことも減ってくるかもしれません。
③ちょっとしたことでもすぐに謝る
ケアレスミスの多い人やおっちょこちょいなタイプはお局のターゲットになりやすく、時にはちょっとしたことでも、大げさに話を盛られてしまうこともあります。
人間誰しもケアレスミスはつきものです。
そんな時に黙って隠そうものなら、お局のターゲットになること間違いなしです。
そして、いつまでも過去のミスをネチネチと言われ続けることにもなりかねませんので、ちょっとしたことでも、自分のミスを認めて、誠意を持って謝るようにしましょう。
お局は意外に気が小さく、自ら謝られることで、自分が優越感を感じて、攻撃的に責められることはなくなるかもしれません。
そして、謝るときにアドバイスをもらうように持っていくと、自己肯定感も上がり、優しく接してくれるかもしれません。
人に頼られることに優越感を持っているお局を上手に利用してみるといいでしょう。
④同僚で味方を作っておく
職場での人脈作りは大切です。
自分がお局に攻撃された時に、自分の見方になってくれる人が何人かいると心強いものです。
ただし、誰にでもお局の悪口を言うのは、いつ誰が口走るかわからないので、広く浅くの関係がいいでしょう。
相談する相手を間違えると、取り返しのつかない事態になることもあるので、きちんと相手を選びましょう。
自分より上の立場で、特に人事関連に近い存在の人に頼れる人がいると、お局のターゲットになった時に相談できて親身になってくることもあるので、自分の身を守ることにも繋がります。
⑤何か言われても、冷静に毅然とした態度を取る
お局になにか嫌なことを言われても、ビクビクした態度を取ってしまうと、マウントを取られてしまいお局の思う壺です。
腹わたが煮えくり返りそうになっても、グッと抑えて、「あなたの態度になんか興味ありませんっ」ぐらいの毅然とした大人の対応をしましょう。
⑥何か言われても大きな声で対応する
お局は小さな声で挨拶する人や自信のなさそうな言い方をしてしまうと、ターゲットにされてしまいます。
そうならないためにも、どれだけ腹が立つことを言われても、表面上は平気な顔をして、大きな声で返答し、自信をもった気持ちで立ち向かいましょう。
⑦大袈裟にでもお局を労る
お局は承認欲求が高く、他人から感謝されたり、認められたいものです。
そういったタイプの人は、お局のちょっといい部分を、大げさなくらい褒めて、自己肯定感をあげてあげましょう。
意外にお局タイプは単純で、小心者のところもあり、周りのことが気になるので、なかなか人に褒めてもらえないことを褒めてあげましょう。
⑧男女で態度を変えないこと
お局は自分が一番だと思っているので、自分より他の女性が男性にチヤホヤされていると、嫉妬心が強まり、更に嫌がらせがエスカレートしてしまう可能性があるので、お局がいる前では男性の前では出しゃばらず、おとなしくしていたほうが無難でしょう。
⑨お局に怯えた態度を出さない
お局のことをビクビクして怯えた態度がばれると、お局の思う壺です。
お局の存在はうっとうしいかもしれませんが、平然とした何を言われても平気そうな態度をすることが大切です。
お局に出会っても、目をそらさず、大きな声で挨拶、堂々として歩くようにしてみるといいですよ。
⑩話題は質問形式で自己満足させる
お局と話さないといけない状況のときは、自分の話を主にするのではなく、お局に合わせた会話をしたほうがご機嫌がいいでしょう。
話題作りをするために、お局の興味を引き出すための質問形式で会話をすすめていくといいでしょう。
質問されることで、自分に興味を持たれていると自己肯定感も上がり、あなたへのイライラや八つ当たりも減ってくるかもしれませんね。
お局の嫌がらせでメンタル限界を感じた時の対処法
「お局を黙らせる方法10選」をご紹介しましたが、同じ職場にお局がいるだけで部署内の雰囲気も悪くなるし、毎朝、意地悪なお局の顔を見ないといけないと思うと、メンタルもボロボロになって、仕事に行くのも辛くて、退職を考えてしまう人もいることでしょう。
そうなる前にまずは自分の身を守るために、会社がパワハラ対策としてどのような取り組みをしているかをしっかり調べておきましょう。
お局の嫌がらせも、場合によってはパワハラに該当します。
最近では多くの企業がパワハラを受けているときの相談窓口を設けています。
そのときにどのような嫌がらせを受けているのかを説明できるように、いつどんな嫌がらせを受けたのかわかるような証拠をきちんと書き残しておくことをおすすめします。
まずは、嫌がらせを受けている人が弱い立場になってしまうことは、社会的にも大きな問題となってしまうので、相談窓口があるのであれば、きちんと報告をしておくと、調査が入るかもしれません。
もし、職場の相談窓口に相談しても、なかなか動いてくれない、事実を隠そうとするのであれば、外部の相談窓口や労働基準局に相談してみる手もあります。
そして、自分のためにもいつでも転職できるように、新たなキャリアアップのために勉強するのでもいいですし、自分自身の仕事の能力を高めるための勉強をしてみたりすることもいいでしょう。
いつなんどき何が起こっても、逃げ道があることは強みとなります。
なんと言っても、お局は自分が一番でいたい、相手に自分の仕事を奪われたくないと必死で、今のポジションでしか働くことしかできないマイナスの要素がたくさんあるわけですから、まずは自分を大切にキャリアアップして見返すこともスカッとします。
まとめ
「お局を黙らせる方法」についての記事はいかがでしたか?
どこにでも意地悪で嫌がらせをするお局のような人は存在するものですが、自分がされて嫌なことを、お局方はどうして自分が誰かに同じ思いをさせるような言動を起こすのでしょうか?
恐らく、今まで置かれてきた環境の中で、誰かに認められたいけど認められない、こんなに一生懸命してるのにどうして自分は過小評価しかしもらえないのか…など、自分に自信がないことの裏返しなのでしょうね。
仕事が充実しているかしていないかって、人間関係がうまくいっているかどうかはとても重要なポイントです。
自分がこの仕事をしたいと思って入った職場に、嫌がらせをするお局がいて、身も心もボロボロになってしまっては自分の人生が振り回されてしまうだけです。
私の勤め先には、パワハラ委員会というものがあり、お局からの嫌がらせもパワハラに該当する可能性があり、実際相談している人もいます。
なかなか名指しで相談するのは勇気がいることですが、会社で嫌がらせを受けて苦しんでいる人がいることをわからせるためにも、辛くて仕事に集中できない状態なら、思い切って相談することも1つの方法です。
会社としてはいい人材がパワハラ攻撃によって退職されることは困るわけですからね。
この記事がお局の存在に悩まされている人のお役に立てることができることを願っています。
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