皆さんの職場で、仕事を押しつけられて、自分の持ち仕事どころか、ほかにやることが増えてしまって、大きなストレスを抱えてしまうことはないですか?
その場で「自分でやってください!」と言い返したいところですが、高圧的に言われたり、相手が上司や先輩であったりすると、なかなか強く言い返せないことが多いと思います。
押しつけられた仕事を引き受けることによって、お給料に反映してくれたらいいのですが、こういった押しつけられた仕事の評価というのはなかなか報酬につながらないことが多いです。
この記事では
・仕事押し付ける人の心理
・仕事押し付ける人の性格的特徴
・仕事を押し付けられすい人の特徴
・仕事を押し付ける人の末路とは!?
・仕事を押し付けられた時の対処法
について解説していきたいと思います。
仕事を押し付けられて、毎日仕事がはかどらなくて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
仕事を押し付ける人の心理3選
①仕事が面倒くさいと感じている
仕事を押し付ける人の心理の一つ目は、今自分がしている仕事がおもしろくなくて面倒くさいと感じているから他の人にしてもらおうとすることです。
相手に仕事を押し付けることで、どれくらい迷惑をかけるなんて気にすることもできず、面倒なことに自分が手をつけて、他の仕事が手つかずになってしまったり、残業になってしまったりとういうことが嫌だから誰かに任せようとするのです。
大抵の人は、仕事を頼むときは、口では面倒くさいとは言わず、何かにつけてうまく言い訳や理由を作って頼んでくるでしょう。
②仕事に対して意欲や向上心がない
仕事を押し付ける人の心理の二つ目は、仕事に対する意欲や向上心がないことです。
人に仕事を押し付けるということは、苦手なことや面倒くさいと思っている仕事を相手に任せて責任逃れをしたいという心理状況でもあります。
どんな仕事でも忍耐と努力が必要です。
自分の成長のために、新しいことにチャレンジしようという意欲は必要なことですが、人に任せて自分は楽をしようということは、向上心がないことの表れですね。
③仕事への自信がない
仕事を押し付ける人の心理の三つ目は、仕事への自信がないことです。
今まで仕事に対して向上心もなく、その割にはプライドが高かったり、ネガティブ思考の人は、人に仕事を押し付けがちです。
自分に自信のない仕事だと、ミスをして自分の責任にされたくない、こんなこともできないのかとバカにされたくない、今さらやり方がわからなくて人に聞きたくないなど、自分の弱みを人に見せたくない心理状態です。
新人社員は新しいことはまだ誰かに聞きやすい状況ですが、特にこのような自信のないタイプはお局さんや現場の仕事のことをよくわかっていない管理職に多いです。
仕事を押し付ける人の性格的特徴3選
では、こちらでは普段から仕事を押し付ける人の性格的な特徴を解説していきたいと思います。
①自己中心的な性格
仕事を押し付ける人の性格的特徴の一つ目は、自己中心的な性格です。
相手の仕事のペースを考えず、都合の悪いことから逃げようとする傾向があったり、自分が責任を追いたくなくて、責任転嫁しようとするタイプです。
こういうタイプの人は評価が関わってきたりするなど、自分の都合のいいことや、メリットになることはちゃっかりと、人に手渡さずに自分の手元に置いておこうとします。
②面倒くさがりな性格
仕事を押し付ける人の性格的特徴の二つ目は、面倒くさがりな性格です。
向上心のない人は、自分がよく知らない仕事や時間のかかる仕事など面倒くさいと感じているときは、何でも引き受けてくれる都合のいい相手に託そうとします。
面倒な仕事を人にお願いしてしまうタイプは、仕事の成長はもちろん、同僚からもなかなか信頼を得ることができないでしょう。
結局、自分は楽したいという事しか考えていません。
③いつも上から目線
仕事を押し付ける人の性格的特徴の三つ目は、いつも上から目線の人です。
特にプライドの高いお局さんであったり、現場の仕事をよくわかっていない上司によくあるのですが、いつも仕事をやってもらえて当たり前という考えを持っているえらそうな態度を取る人です。
自分の言っていることは正しいと思い込み、自分がいつも上から目線だということに気づいていないことが多いですね。
そして、このような上から目線で仕事を頼んでくる人は、自分の役職や職場でのお局というズルい権力を利用しているだけで、能力がそんなにあるとは限らないということです。
仕事を押し付けられすい人の特徴3選
では、今度は仕事を押し付けられやすい人はどのようなタイプが多いのでしょうか?
ここでは「仕事を押し付けられやすい人の特徴」についてご紹介していきます。
①自分の意見や気持ちをはっきり言えない
仕事を押し付けられやすい人の特徴の一つ目は、自分の意見や気持ちをはっきり言えない人です。
人に何か頼まれていると、どれだけ自分が忙しくてもはっきりと「NO!」とはっきり言えないタイプです。
よく言えばいい人、悪く言えば都合のいい人として利用されてしまう傾向があります。
②仕事にやる気と熱意がありすぎる人
仕事を押し付けられやすい人の特徴の二つ目は、仕事にやる気と熱意がありすぎる人です。
このようなタイプの人は、自己満足で仕事する傾向があるので、人から仕事を押し付けられて、自分がやったということを認められたい気持ち(承認欲求)が強く、仕事を押し付けられたと感じていない傾向があります。
③仕事をこなすのが速い人、信頼性がある人
仕事を押し付けられやすい人の特徴の三つ目は、仕事をこなすのが速い人、信頼性がある人です。
仕事を頼むなら、何事も要領よくテキパキと仕事をこなす人や周りからの信頼がある人がいいものです。
この人に頼んだら、ミスも少ないし、フォローも心配する必要もないから安心というメリットもあり、仕事を頼まれやすい傾向にあります。
仕事を押し付ける人の末路とは!?
では、皆さん、仕事を押し付ける人の末路というのはどうなると思いますか?
一見、楽をして要領良く切り抜けているように見えますが、人生はそんなに甘くはありません。
人に仕事を押し付けて楽をしようというもんなら、後で痛い目に遭うのは自分です。
まず、人に仕事を押し付ける人に起こりうる末路というものは……。
①自分自身のキャリアの成長が見られない
人に仕事を押し付けることで、自分の仕事に対する新しい学びというものを得ることができません。
仕事を押し付けられてしまった人は、ストレスになる一方で、効率的に仕事をこなせたり、新たな仕事を覚えることができて、大成長のチャンスでもあります。
結局、仕事を人に押し付けることで、自分の仕事が奪われることになり、どんどん自分の仕事がなくなってしまいますね。
②周りからの信頼を失い、評価も下がってしまう
人に仕事を押し付けるようなズル賢いやり方は、いつか周囲の人も気づきだし、仕事をする上でも信頼を失くされてしまいます。
そして、仕事の成果としての評価も下げられ、報酬も下がる可能性もあることでしょう。
③将来的に必要のない人材になってしまう
人に任せてばかりで、仕事に対する責任感や意識が低いタイプの人は、仕事の成果の評価も低く、今後の成長性も見込まれないことから、異動や転勤など、会社として必要な人材とされなくなることでしょう。
つまり、仕事を押し付ける人の末路とは、悲惨なロードマップになること間違いなしですね!
仕事を押し付けられた時の対処法3選
仕事を押し付けられすぎると、自分の業務以上に抱えてしまい、我慢し続けると大きなストレスとなってしまいます。
心身共に疲弊してしまわないように対処法を考えていきましょう。
①証拠をきちんと記録しておく
仕事を押し付けられた時の対処法の一つ目は、証拠をきちんと記録しておくです。
もし仕事を押し付けられる頻度が多い、高圧的な言い方で断ることができないなどの状況であれば、きちんと日付やできごとを誰かに報告できるように、時系列でわかりやすく記録しておきましょう。
口頭だけの報告だと、相手の言い訳でうまく言いくるめられてしまうこともあるので、書面でわかるように残しておくことは大事です。
②職場内の上司に相談、報告する
仕事を押し付けられた時の対処法の二つ目は、職場内の上司に相談、報告することです。
1番効果的でもあり、大切なことは、信頼できる上司に相談することです。
あまりにも過度な仕事の押し付けは、パワハラとも捉えることもできますので、直属の上司に相談しにくいとのことであれば、人事部に相談してみるなどの対策を取りましょう。
部署内で起こっているトラブルは、早めに共有して、問題が大きくならないようにすることが大切です。
③自分には無理だと思ったら、キッパリ断る
仕事を押し付けられた時の対処法の三つ目は、自分には無理だと思ったら、キッパリ断ることです。
自分の今できる仕事量を俯瞰的に見ることも大切です。
仕事の押し付けられ方によっては難しいかもしれませんが、もし、自分がその仕事を引き受けることで、業務が滞りそうなことがわかっていれば、きちんと断ってみることも有効な方法です。
もし、きちんと断っても、執拗に仕事を押し付けてくるようであれば、パワハラ案件にあたることもあるので、そういう時は上の立場の人に必ず報告して対処してもらうようにしましょう。
まとめ
「仕事を押し付ける人の末路とは?対処法を解説」の記事はいかがでしたか?
最近では、パワハラ対策が行われる職場も増えてきましたが、そうはいっても、自分のことしか考えずに、相手に仕事を押し付けたり、困っているのをわかっていて、わざと嫌がらせをするために仕事を頼んでくる人もいます。
はっきりと断りたいけど、断ることで、何か嫌がらせをされるとか、変な噂を流されるかもと思うと、慎重な対応をしないといけないこともありますよね。
でも、今は職場での高圧的な態度というのは、完全に悲惨な結果になるということを心に止めておきましょう。
自分が楽するために、わざと相手にしんどい思いをさせるというのは、会社にとってもデメリットになり、そのような人材は必要がないのです。
つまり、仕事を押し付ける人の末路とは明るい未来は見えてこないということですね。
仕事に対して、常に向上心と高い意識を持ち、きちんとひとつひとつの業務をこなしていくことで学んでいける人材が必要なのです。
まずは今目の前にある仕事をきちんとこなしながら、頼まれた仕事を引き受けられるかどうかは、無理のないように決めることが大切になるでしょう。
まずは自分の成長のために、今何ができるかを優先に考えて、仕事を取り組むようにしていくといいでしょう。
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