永遠の愛を誓って結婚した夫婦でも、実際の結婚生活は山あり谷あり。お互いの価値観のズレで少しずつ溝ができてしまったり、信じられないようなトラブルが起こって一気にパートナーのことが信じられなくなったりと、ずっと仲良し夫婦でいるのは意外と難しいものですよね。
今回は、紆余曲折がありながらもずっと仲良しでいられる夫婦の特徴について解説していきます!夫婦関係を良くするための秘訣についてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
いつまでも仲良しな夫婦の特徴
現在の日本では、夫婦のおよそ3組に1組が離婚するといわれています。幸せな結婚生活を長続きさせるのは、そう簡単なことではありません。
でも、せっかく愛し合って結婚したのだから、離婚なんてせずにずっと仲の良い夫婦でいたいですよね。ここでは、いつまでも仲良しな夫婦の特徴についてご紹介していきます!
会話が多い
仲の良い夫婦は、コミュニケーションが活発。毎日の生活の些細な出来事も、「パートナーに教えてあげたいな」という気持ちが湧いてきて「今日こういうことがあってね…」と積極的に会話をしようとします。
会話の内容も、愚痴やダメ出しばかりではなく楽しいものが多いので、自然と笑顔が多くなるでしょう。夫婦にとって、何気ない会話の時間が癒しになっているのです。
一緒に外出することが多い
結婚生活が長くなると、休日はそれぞれの予定に合わせて別行動をするという夫婦も多いかもしれません。それでもうまくいくことはありますが、どうしてもお互いへの関心が薄くなりがち。
仲の良い夫婦は、常に行動を共にしている訳ではありませんが、一緒に買い物やカフェ、ランチに行ったりと2人で外出する時間もきちんと取っています。気を使わずにいられる居心地の良い相手だからこそ、2人で頻繁にお出かけすることも苦にならないのでしょう。
小さなことも相談する
仕事や人間関係、子どものことで何かトラブルがあったとき、仲の良い夫婦はきちんと2人で相談し合います。「心配を掛けないようにしばらく黙っておこう」と考えていると、後になって「どうして言ってくれなかったの」と責められて信頼関係が崩れてしまうこともありますよね。
また、相談せずに高いものを購入したり、大切な予定を勝手に決めてしまったりするのも不仲の原因になります。仲の良い夫婦は、小さなこともきちんと相談するのが誤解をなくすためのベストな選択だと考えています。
感謝の気持ちを伝えている
長年一緒にいる夫婦は、「夫が仕事をするのは当たり前」「妻が家事をするのは当たり前」という感覚になってしまうことも多いでしょう。感謝の気持ちが薄れ、逆に「どうしてできてないの」「もっとちゃんとやってよ」という粗探しまでしてしまうことも。
仲の良い夫婦は、パートナーが毎日仕事をしてくれている・ご飯を作ってくれている・洗濯物を干してくれているといったことに感謝をして、「ありがとう」という言葉をきちんと伝えています。毎日同じ家事をやっているだけでも、ありがとうと言われると自然と気分が良くなるもの。「もっと頑張ろう」という気持ちまで出てきて、家庭内の雰囲気がグンと良くなります。
共通の趣味がある
趣味がまったくバラバラだという夫婦ももちろんいますが、趣味が違うとどうしても別行動が多くなってしまいますよね。逆に共通の趣味があると、一緒に出掛けることが増えたり会話が弾んだりして、夫婦関係がよりうまくいきやすくなります。
趣味と言っても、本格的なものでなくても大丈夫。毎日の日課として2人でジョギングや散歩をするなど、「一緒に頑張る時間」を共有するだけでも、夫婦の絆は深まるものですよ。
干渉しすぎない
仲良しな夫婦は2人で過ごす時間が長い傾向がありますが、常にお互いの様子を把握しているわけではありません。パートナーに執着するあまり、過剰に連絡を入れたり行動を細かく聞き出そうとしたり、スマホをチェックしたりすると、夫婦関係はどんどん険悪になってしまいます。
誰でも、一人で自由に過ごす時間は大切にしたいですよね。また、友人関係などは細かく知られたくないという人も多いでしょう。仲の良い夫婦はお互いを信頼しているので、細かいことに干渉しすぎずプライバシーも大切にしています。
感覚が合う
夫婦は毎日同じ家で生活を共にするので、感覚に大きなズレがあると大変です。とくに、味覚の違い、金銭感覚の違いがあるとジワジワと不満が溜まり、最初は我慢できても次第に耐えられなくなってしまいます。
また、すごくキレイ好きな妻とだらしない夫・インドアな妻とアウトドアな夫など、正反対の感覚を持っているとストレスが溜まることも多いでしょう。仲の良い夫婦は、こういった感覚が比較的似ていることが多く、無駄なケンカを避けることができます。
スキンシップが多い
スキンシップは、想像以上に夫婦仲に影響します。赤ちゃんや子どもも同じですが、スキンシップがあることで「愛されている」と実感できるので、夫婦のスキンシップがないとどうしても心が冷え切ってしまいます。
不仲な夫婦の場合、「夫には触れたくない」とまで思っていることもありますが、そのままではどんどん愛情が枯渇してしまいます。仲の良い夫婦は、ちょっとしたときにハグをしたりと、こまめにスキンシップをとって愛情表現をしているので、お互いの心が満たされやすいのです。
家事・育児で協力しあっている
仲の良い夫婦は、家事や育児をきちんと分担していることが多いでしょう。最近は共働きの家庭も多いですが、どうしても妻の方に家事育児の負担が偏りがち。「家庭はうまく回ってる」と夫が思い込んでいたとしても、妻は心の中で相当な不満やストレスを抱えている場合があります。
料理などは苦手でも、できるだけ早く帰って子どもの面倒を見たり、洗濯物を畳んだりと、男性でも協力できることはたくさんあります。仲の良い夫婦は、「家のことは妻がやるのが当たり前」という考えではなく、きちんと2人で責任を持って家庭を維持しています。
お互いの意見が尊重される
一見うまくいっているように見える夫婦でも、実はどちらかが不満や怒りをため込んでいることもあります。夫か妻のどちらかの気が強く、どちらかが控えめな性格だったりすると、常に一方の意見ばかりが通ってしまうのです。
大人しい性格の人は、なかなか自分の要望を強く伝えることができません。表面上は「いいよ」なんて言っていても、実はすごく不満だったりすることも。仲の良い夫婦は、どちらか一方の意見ばかりを通すのではなく、きちんとお互いの考えを聞いて尊重するように心掛けています。
うまくいっていない夫婦の特徴は?
いつまでも仲の良い夫婦でいたいと願っても、現実はなかなか難しいもの。離婚とまでは言わないけれど、「うまくいっている」と自信を持って言えないという夫婦も多いのではないでしょうか?
ここでは、うまくいっていない夫婦の特徴について解説していきます。ご自身がどのくらい当てはまっているか、チェックしてみてくださいね。
文句が多い
夫婦で一緒に暮らしていると、価値観や感覚の違いは付きもの。最初は理解をしようとお互い努力しますが、次第に我慢できなくなり憎しみまで湧いてくるという夫婦も多いかと思います。
うまくいっていない夫婦は、口を開けば文句ばかり言ってしまいがち。相手の悪い所ばかりが気になり、黙っていられないのです。多少自分に非があったとしても、文句ばかり言われる生活はつらいもの。夫婦仲はどんどん険悪になってしまいます。
会話が少ない
夫婦の溝が深まると、顔を合わせるのが嫌になりますよね。気の合わない知り合いや友人なら、さり気なく関わりを減らしていくこともできますが、同じ家に住んでいる夫婦ではなかなか物理的な距離が取れません。その結果、会話をしないことで心理的な距離を取ろうとします。
食事中に会話がない・話すのは事務的な連絡事項のみという夫婦は、かなり仲が悪くなっているといえるでしょう。さらに、話しかけても無視するという状態だと、家庭内別居のようになって修復が困難になってしまいます。
周囲にパートナーの悪口を言う
夫婦仲がうまくいっていない人は、友人や子どもにパートナーの悪口を吹き込みがち。とくに、妻が夫の悪口を言いまくることが多く、「そんなに嫌いなのになぜ結婚したの?」と聞きたくなるほど嫌悪している場合があります。
ストレス解消のためにも多少は愚痴を言うことも必要ですが、あまり悪口ばかり言っていると相手を嫌いな気持ちがどんどん大きくなり、本当に夫婦関係が破綻してしまいます。少しでも関係を修復したいなら、過剰な悪口は自制しなければなりませんよ。
いつまでも仲良し夫婦でいるための秘訣
お互いに性格や考え方の違いがあっても、できることなら理解し合っていつまでも仲の良い夫婦でいたいですよね。
ここでは、末永く仲良し夫婦でいるための秘訣をご紹介します。「態度を変えるなんて、今さら恥ずかしい…」と感じるかもしれませんが、少し勇気を出してみてくださいね。
感謝の言葉をマメに伝える
結婚したばかりの頃は小さなことにも「ありがとう」と伝えていたのに、次第に何も言わなくなってしまう夫婦も多いですよね。「毎日のことだからいちいち言わなくても…」と思うかもしれませんが、できるだけマメに感謝の言葉を伝えると、夫婦関係が少しずつ改善してきますよ。
「今日も仕事お疲れ様」「洗い物してくれてありがとう」「話聞いてくれてありがとう」など、普段の日常の中でも感謝する機会は意外と多いので、ぜひ言葉にしてみてくださいね。
2人きりでデートする
お互いに仕事をしていたり、子どもがいたりすると、独身の頃のように2人きりでデートをする機会はどうしても減ってしまいますよね。日々の生活に追われて結婚当初の気持ちを忘れてしまわないよう、定期的に2人でお出掛けするのがおすすめですよ。
子どもがいる場合も、祖父母などに預けたりしてデートをすると、「パパ」「ママ」の役割から離れることができて新鮮な気分を味わえます。
不満をため込まない
パートナーに言いたいことをズケズケと言いすぎるのは問題ですが、揉めたくないからといって不満をため込みすぎるのも危険です。自分の気持ちは、黙っていても相手にはなかなか伝わらないもの。冷たい態度を取ることで「わかってほしい」とアピールする人もいますが、それでは相手も戸惑うばかりで改善はしません。
「こういうのは気を付けてほしい」「こうされたら嫌だな」という気持ちは、素直に伝えるようにしましょう。
記念日や誕生日を大切にする
結婚生活が長くなっても、毎年の結婚記念日やお互いの誕生日はきちんとお祝いすることをおすすめします。「おめでとう」と言ってもらったりプレゼントをもらったりして、嫌な気持ちになる人はいないでしょう。
普段は色々あっても、記念日や誕生日などの節目に特別な一日を過ごすことでパートナーに対する印象がグンと回復しますよ。
きちんと謝る
一緒に生活していれば、ミスをしてパートナーを困らせたり、パートナーが傷付くようなことをしてしまうこともあるでしょう。そんなときは、言い訳や保身ばかりに走らずにきちんと「ごめんなさい」と謝ることが大切です。
「適当に誤魔化しておけばいい」「相手だって悪い」という気持ちになってしまうこともあるかと思いますが、素直に謝らないことを繰り返していれば夫婦仲に亀裂が入ってしまいます。謙虚な気持ちを忘れず、自分に非があるときはきちんと謝罪してくださいね。
家事・育児を分担する
「仕事は夫、家事は妻」という考えはまだまだ根強いですが、夫婦のどちらも仕事をしているのなら家事育児はきちんと分担しましょう。夫はどうしても「手伝ってあげてる」という感覚になりがちですが、自分も家族の一員としてきちんと家庭内の仕事をしてくださいね。
また、妻がフルタイムで仕事をしていなくても、子どもが小さいうちは子育てにかなり手が掛かるため、夫の手助けが必要になります。仕事ばかりしているのではなく、できることは少しでも担当すると、夫婦仲が険悪にならずに済みますよ。
スキンシップをとる
言葉で愛情を伝えることももちろん大切ですが、やはりスキンシップは言葉では表しきれない愛情が伝わります。安心感も与えてくれるので、疲れているときやストレスが溜まっているときこそスキンシップの効果が発揮されますよ。
時間がないときも、ちょっと肩を揉んだり軽くハグをするだけでも愛情が伝わります。離れかけた心をつなぎ留めたい人は、ぜひ勇気を出してスキンシップをしてみてくださいね。
2人の目標を持つ
どんなに気の合う夫婦でも、ただ毎日を漫然と過ごしているだけでは関係がマンネリ化してしまいます。「将来は世界中を旅行したいね」「子どもは◯人ほしいね」「こんな家に住んでみたいね」など、2人の共通の目標を持つと、団結力が生まれて夫婦関係が良くなりますよ。
「一緒にいる意味がわからない…」と悩んでいる方は、ぜひ一度夫婦で目標について話し合ってみてくださいね。
まとめ
今回は、うまくいっている夫婦の特徴や、逆にうまくいっていない夫婦の特徴、仲の良い夫婦になるための秘訣について詳しく解説してきました。
夫婦は、「嫌いになったらもう関わらない」と簡単に割り切れる関係ではありません。価値観の違いや不満があったとしても、お互いを尊重しながら良い関係を築いていく必要がありますよね。
少しでも家庭内の雰囲気を良くしたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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