妻が不機嫌になった時、そっとしておくのが良いのか、何かできることはあるのか……。
どう対応したら良いか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、妻が不機嫌になる原因や不機嫌でめんどくさい時のNG対応、対処法について解説します。
妻が不機嫌になる原因
まずは妻が不機嫌になる原因として考えられるものを見ていきましょう。
全員に当てはまるわけではありませんが、参考になれば幸いです。
体調が優れない
疲労やストレス、生理などの影響で体調が優れないため、機嫌が悪くなっているということが考えられます。
体調が優れないと、心の余裕がなくなったり、イライラしやすくなったりするでしょう。
女性ホルモンの影響
PMSや更年期障害、出産前後などは女性ホルモンのバランスが崩れるため、体調やメンタルが不安定になることがあります。
個人差はありますが、イライラしたり不安になったりする人も多いです。
もし、あなたが怒らせるようなことをしていないのであれば、女性ホルモンの影響で不機嫌になっている可能性も高いです。
忙しい
仕事や家事、育児などで毎日忙しい場合、心の余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。
特に子どもがいる場合は自分のことだけでなく、子どものことも見なければなりません。また、子どもが突然体調を崩すなど、いつ何が起こるか分からない状況で気が張っていることも考えられます。
また、やることが多すぎてキャパオーバーになっていることもあるでしょう。
計画通りに物事が進まなかったり、うまくできなかったりするとイライラして不機嫌になるかもしれません。
夫が非協力的
夫であるあなたが家事や育児に非協力的な場合や、その大変さを理解しておらず軽視している場合、不機嫌になってしまうでしょう。
仕事の状況にもよりますが、家事や育児を全て妻に丸投げしている場合、孤独を感じているかもしれません。
また、「妻を手伝っている」というスタンスで家事や育児をしている場合、イライラしてしまうでしょう。手伝うのではなく「一緒にやる」のです。
そのような毎日の積み重ねでストレスがたまり、不機嫌になってしまっている可能性もあるでしょう。
妻が不機嫌でめんどくさい時のNG対応
妻が不機嫌でめんどくさい時のNG対応をご紹介します。
あなたが良かれと思ってやっていることが実はNGである可能性もあります。参考にしてみてください。
放っておく
「不機嫌だから機嫌が良くなるまでそっとしておこう」と放っておく人もいるのではないでしょうか?
「自分が不機嫌な時に放っておいてほしいから、妻も同じだろう」と判断するのは危険です。
放っておかれると、自分と向き合ってくれない夫だと思われてしまう可能性があります。
また、一時的に機嫌が直ったとしても根本的なところは解決しないため、また近いうちに不機嫌になるでしょう。
無視する
不機嫌な態度で話しかけられるのが嫌だからといって、無視するのは良くありません。
無視されると、放っておいた時と同じように「自分と向き合ってくれない」と思われてしまうでしょう。
また、「どうせめんどくさいって思ってるんでしょ」と、さらに不機嫌になってしまうことも考えられます。
否定する
妻が不機嫌になっていることを頭ごなしに否定するのも避けましょう。
不機嫌になってその場の空気や相手をコントロールすることは決して良いことではありません。
しかし、不機嫌になるに至った原因があるはずです。そのため、否定せず妻の気持ちを聞くことが大切です。
話を聞いた後も否定せず、まずは受け入れて解決策を探しましょう。
感情的になる
不機嫌であるということは感情的になっているといえます。
そのため、あなたまで妻の態度に苛立って不機嫌になってしまうのは避けたいところです。
いろいろ思うことはあると思いますが、二人ともが感情的になってしまうと夫婦げんかに発展してしまうでしょう。
また、もし女性ホルモンの変化など、自分ではコントロールしづらい問題で不機嫌になっているのであれば、妻をさらに追い詰めることになります。
例えば生理前などは「本当は機嫌よく過ごしたいのに、自分をコントロールできない」と自分を責めてしまう人もいます。
感情的にならず、冷静に対応しましょう。
妻の言いなりになる
不機嫌で怒っていてめんどくさいから、何でも妻の言いなりになるというのも良くありません。
一見優しいようにも思えますが、良い関係を築いていきたいのであればおすすめしません。
不機嫌になればあなたをコントロールできると思ってしまう可能性もあります。また、今度はあなたのストレスがたまり、うまくいかなくなるでしょう。
めんどくさいからといって我慢するのは自己犠牲的です。自分が我慢すればうまくいくと諦めるのではなく、しっかりと向き合いましょう。
妻が不機嫌でめんどくさい時の対処法
最後に、妻が不機嫌でめんどくさい時の対処法をご紹介します。
妻の話を共感しながら聞く
まずは、妻の話を聞きましょう。不機嫌だからといって放っておくのではなく、「何があったのか」「何に対して苛立っているのか」、その原因を解明する必要があります。
そして、話を聞いたらいったんそれを受け止めましょう。
否定したり、アドバイスをしたりしないことが大切です。妻の気持ちに寄り添いましょう。
原因があなた以外にあるのであれば、「それは大変だったね」「お疲れさま」などと共感したり、ねぎらったりすることも大切です。
もし、あなたに対して苛立っていたのであれば、素直に謝りましょう。
感謝する
妻がやってくれていることに感謝しましょう。
家事は目に見えない作業も多いです。実際にやってみて初めて「こんなこともしてくれていたんだ」と気づくこともあるでしょう。
あなたも仕事を頑張っているかもしれませんが、いつもきれいな部屋で過ごせて、清潔な衣類があって、美味しい料理を食べることができる……当たり前だと思っていることに目を向けてみましょう。
もし、普段お礼を言っていないのであれば、「いつもありがとう」と伝えることも大切です。
解決策を考える
妻の話を受け入れ、感謝の気持ちを伝えた上で、二人で話し合って解決策を考えましょう。
PMSや更年期障害が原因であれば、専門医に相談する必要があります。
家事や育児の負担が大きいことが原因であれば、役割分担を見直すべきです。
一方的にアドバイスをするのではなく、「二人で一緒に考えて答えを見つける」というスタンスで話し合うことが大切です。
行動で示す
言葉で感謝の気持ちを伝えて終わるのではなく、行動で示しましょう。
例えば、毎日食事を作ってくれているのであれば、「たまには外食をしよう」と提案したり、生理でつらそうなのであれば代わりに家事をしたりするということです。
行動で示すことで、妻との信頼関係も構築していけるでしょう。
家事や育児を積極的にする
もし、家事や育児を妻に丸投げしていたのであれば、積極的に関わっていきましょう。
「仕事が忙しい」「今さら、どうやったらいいのか分からない」と諦めるのではなく、妻と話し合いながら積極的に関わっていくことが大切です。
協力して家事や育児をすることで、その大変さを理解することもできます。また、大変なことを共に乗り越えることで夫婦の絆もより強固なものになるでしょう。
ルールを決める
お互いが心地よく暮らしていけるように、家事や育児の役割分担をしたり、ルールを決めたりするのも1つの方法です。
例えば、月に2回は家事を休んで外食をする、妻の体調が優れない時は家事を休んでも良い、夕飯の献立を一緒に考える、などです。
不機嫌になる原因をハッキリとさせ、今後はそうならないように工夫することが大切です。
普段からコミュニケーションをしっかりとる
普段からコミュニケーションをしっかりとることも大切です。
夫婦間のコミュニケーションが減ると、一緒に暮らしていてもお互いが何を考えているのか分からなくなってしまいます。
今日の出来事や楽しかったこと、嫌だったことなど、ささいなことでも共有することで相互理解が深まっていくでしょう。
また、普段から話す機会を作っておくことで、問題が起こった時にお互いに意見が言いやすくなります。
「夫婦なんだから、このくらい分かってくれるでしょ」と思っていると、すれ違ってしまいます。
いつでも言葉で伝え合うことを大切に、相手に歩み寄ることを忘れないようにしましょう。
夫婦で過ごす時間を増やす
お互いに忙しくて夫婦で過ごす時間が少ない場合は、夫婦で過ごす時間を増やすよう心がけましょう。
例えば、休日は一緒に料理をする、週に数回は一緒に散歩をする、など日常生活の中で一緒に行動する時間を増やすのです。
また、年に1回は旅行をする、数カ月に一回は遊びに出かける、など特別な日を作るのもおすすめです。
一緒に過ごす時間が減ると、当然コミュニケーションも減ってしまいます。
同じ時間や思い出を共有することで、さらに絆も深まるでしょう。
めんどくさがらずに向き合うことが大切
不機嫌な人がいると、めんどくさいと思ってしまうのは仕方のないことです。
赤の他人であれば、放っておいても問題ありません。むしろ、放っておくほうが良いといえます。
しかし、妻であればめんどくさいから放っておくのではなく、しっかりと向き合うことが大切です。
不機嫌な時こそ、向き合うべき時だともいえます。
不機嫌だからなんでも妻の言いなりになる、というのも一見優しいようで良くありません。
お互いが心地よく暮らせるよう、逃げたり諦めたりせず、しっかりと向き合いましょう。
おわりに
妻が不機嫌になる原因や不機嫌でめんどくさい時のNG対応、対処法について解説しました。
妻が不機嫌になる原因は、体調や女性ホルモンの影響などもあれば、夫が家事に非協力的であったり、仕事や家事が忙しくストレスがたまっていたりすることも考えられます。
めんどくさがって逃げずに、話し合うことで妻と向き合い、より良い夫婦関係を築けるよう工夫しましょう。
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