サーペンティンというパワーストーンを知っていますか?
名前に「サーペント」と入っていることからもわかるように、ヘビのウロコのようなルックスが特徴的なパワーストーンです。
龍にも通じるというヘビの力を持つサーペンティンについて、効果や他の石との相性などまとめました。
サーペンティンってどんな石?
サーペンティンとは
サーペンティンとは、実は鉱石名ではなくアンチゴライト(板温石)、クリソタイル(石綿)、リザーダイト(蜥蜴石)といった鉱物たちが属するグループ名です。
パワーストーンとしてのサーペンティンは、実は2種類に分かれます。
1つは蛇のウロコのような模様がある、深いグリーンのサーペンティン。もう1つは、模様がほとんどなくオリーブグリーンが美しいサーペンティン。
両方がサーペンティンとして流通しているのが現状で、どちらも間違いではありません。
サーペンティンは工業用に使用されることが多く、建設資材や絶縁体にもなります。ニッケルやクロムなどを含むものは、ニッケルやクロムを取り出すための資源とされます。
他にも、日本庭園の置き石にされることもあります。多くの植物にとって有毒であり、サーペンティンが多く含まれる土壌は植物が少なくなることから「サーペンティン荒野」と呼ばれるほどです。
地中深くでできる鉱石であり、断層が生じることによって地表に出てきます。
鉱物学的なサーペンティンは20種類ほどが存在し、成分がまったく同じで構造が違うという同質異像のものがあったり、1つの石に共生したりもしています。そのため判別は困難なものとなっています。
サーペンティンの名前の由来
サーペンティン(Serpentine)は、ギリシャ語で「ヘビ」を意味する「Serpentis」が語源です。
サーペンティンの1つであるクリソタイルもあわせて「クリソタイルサーペンティン(Chrysotile Serpentine)」もしくは「サーペンティンクリソタイル(Serpentine Chrysotile)」と表記されることもあります。
サーペンティンの和名・別名
サーペンティンの和名は「蛇紋石(じゃもんせき)」。ヘビのような模様をしていることが由来です。
そのルックスから「グリーンゼブラジャスパー」「シルバーアイジャスパー」と呼ばれることもあります。
また、模様がなく明るいグリーンのサーペンティンはヒスイと似ているため「ニュージェード」という別名もあります。
サーペンティンの歴史
サーペンティンは多くの文明、地域でお守りとされてきたことが分かっています。
もっとも古いのは、紀元前1500年に栄えたというオルメカ文明の、ラベンタ遺跡から出土されたサーペンティンでしょう。
オルメカ文明はヘビ信仰があったため、サーペンティンを神聖視していたようです。
かつてはヒスイの代用品として模様のないサーペンティンが利用されていたり、モース硬度の低さから彫り物の材料にもなっています。
サーペンティンの伝説・言い伝え
サーペンティンは、ヘビを連想させることからスピリチュアルなパワーを秘めているとされ、シャーマンの占術道具や毒から身を守るお守りとされてきました。
紀元前の南アメリカ大国でもっとも古い文明とされるオルメカ文明では、ヘビを信仰していたために、ラベンタ遺跡から多くのサーペンティンで作られた出土品が発掘されています。
また、古代ローマ人はサーペンティンを見えない危険から身を守ってくれるお守りと信じ、毒や病気、夜道での危険を回避するために持ち歩いていたとされています。
古墳からも多くのサーペンティン製のお守りが出土しているため、死者の旅路を守る効果も信じられていたようです。
古墳からの出土品については、ヘビが再生を意味する生き物でもあることから、死者の再生を願った可能性も指摘されています。
さらに、サーペンティンはヘビを連想させることから、東洋では金運や財運のお守りとされてきました。
ヘビは七福神の中で金運や財運を司る弁財天の化身とされた他、「巳(み)」と表記することから「巳(実)入りが良い」という意味で収入アップの縁起物とされてきたのです。
サーペンティンの産地
- 中国
- 韓国
- オーストラリア
- ニュージーランド など
日本でも採掘されることがあり、高知県高知市円行寺や埼玉県秩父郡皆野町金崎などでが主な産地です。
サーペンティンの硬度
サーペンティンのモース硬度は2.5~4。いくつかの種類のサーペンティンが存在するため、それぞれにモース硬度が違います。
アンチゴライトサーペンティンがもっとも硬度が高く4で、リザーダイトサーペンティンがもっとも柔らかくモース硬度は2.5しかありません。
サーペンティンの宝石言葉・石言葉
- 保護
- 危険回避
- 再生 など
サーペンティンと誕生石・曜日石・守護石
サーペンティンは4月9日と6月21日の誕生日石に制定されています。守護石としての制定はありません。
サーペンティンの色と種類・似ているパワーストーン
サーペンティンは鉱物グループ名ですから、いくつかの鉱物がサーペンティンと呼ばれていることになります。
わかりやすく見た目で区別してしまうと、サーペンティンという名前を体現したかのようなヘビのような模様が入ったモスグリーンのものと、模様がなくとろみのあるイエローグリーンのものに分けられます。
パワーストーンとしては両者ともにサーペンティンとして流通していて、どちらもが正解とされています。
しかし、和名を含む名前の語源や効力から察するに、模様のあるものの方が本来の意味でのサーペンティンにふさわしいでしょう。
サーペンティンアンチゴライト
深いモスグリーンにホワイトの模様が入っているサーペンティンです。
イタリアのアンチゴリオ渓谷で産出することが名前の由来で、和名は「葉蛇紋石(ようじゃもんせき)」です。
もっとも多く流通しているサーペンティンであり、カメやヘビ、龍、カエルなどの形に彫られて置物となっていることがよくあります。
サーペンティンリザーダイト
淡いイエローグリーンが特徴的なサーペンティン。イギリスのリザード半島で産出されることが語源で、和名は「リザード石」です。
淡いイエローグリーンの地にブラックやモスグリーンの模様が入っていることが多く、装飾品やタンブルとして流通しています。
ボーウェナイト
ボーウェナイトとは、主にアメリカのロードアイランド州で産出するイエローがかった半透明の鉱物です。
模様がなくとろみのあるグリーンであることから、ヒスイの代用品として利用されてきた歴史があります。
そのことから「ニュージェード」「スージョウジェード」「シリアンジェード」という別名もありますが、もちろんヒスイではありません。
かつてこの石をヒスイの1種であるネフライトと間違って鑑別したボーウェ博士が名前の由来になっています。
ウィリアムサイト
アメリカで産出する宝石品質のサーペンティン。サーペンティンの中では変種にあたり、パワーストーンとして流通することもあります。
クリアなグリーンカラーで、他のサーペンティンとは少し違った印象を受けますね。クロマイトが混在していることもあります。
サーペンティンと似ているパワーストーン
ヒスイ
東洋を代表する宝石である、ヒスイ。パワーストーンとしての人気も高いですが、西洋ではまったくといってよいほど知られていないという特殊な鉱石です。
日本ではかつてヒスイブームが起きたため、帯留めや髪留めなどに使われていたものが多くあります。
祖母や母からヒスイを使ったアクセサリーもしくは小物を譲り受けたという女性も多いのではないでしょうか。
ヒスイには2つの種類があり、1つは硬玉といわれる「ジェダイド」、もう1つは軟玉といわれる「ネフライト」です。
現代日本ではジェダイドのみがヒスイと認められ、ネフライトはヒスイとはされていません。
しかし、ヒスイの本場である中国ではネフライトしか採掘されない上にネフライト特融のこっくりとした質感が人気なので、中国でのヒスイはジェダイドではなくネフライトです。
国によって違うということですね。
サーペンティンの中でも模様がなく明るいグリーンであるボーウェナイトは、ヒスイによく似ています。
「新しいヒスイ」を意味する「ニュージェード」という別名があるほどです。専門家が鑑別を間違えるぐらいなので、素人が見分けるのはほぼ不可能でしょう。
サーペンティンが持つスピリチュアル的性質
サーペンティンと風水
サーペンティンは、風水の五行思想において土気を持っています。
土気は「信」を司り、信頼や安心、安定などを意味します。すべての事柄の土台部分であり、始まり部分でもあります。
サーペンティンと相性の良い方位
- 南
- 南西
サーペンティンとチャクラ
サーペンティンは第3チャクラと第4チャクラを活性化させます。
第3チャクラは「ソーラープレクサスチャクラ」といって、みぞおちにあります。「知識」「人間関係」などを司り、人が社会生活を送るうえでの重要なパワーを秘めています。
そして、第4チャクラは胸にある「ハートチャクラ」。「愛」「感情」「癒し」を司り、心のバランスを取るためのチャクラです。
サーペンティンはこんな人におすすめ
- 人生を一変させたい人
- 精神的に自立したい人
- 感情に振り回されたくない人
- ゆっくりと心身を癒したい人
- 危険回避のお守りが欲しい人
- 他人の悪意から身を守りたい人
サーペンティンの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.危険回避のお守り
サーペンティンは危険回避能力が抜群に高く、古来よりお守りとして愛されてきました。
特に旅路のお守りとしてよく用いられ、現代でも旅行や出張など遠出する際のお守りとして身に着けると良いとされています。
サーペンティンが退けてくれるのは、事故などの災いだけではありません。外部から向けられるネガティブなエネルギーからも、持ち主を守ってくれるのです。
悪口や妬み、いじめなど不条理なマイナスの影響に対する防御力が高く、持ち主の盾となります。
持ち主自身の中にあるネガティブな感情をポジティブに変える効果もあるため、ストレスやトラブルに見舞われている人にも
2.生命力アップ・グラウンディング効果
サーペンティンは、大地とのつながりがとても深いパワーストーン。そのため、全身の疲れを取り去ったり、心を強くすることで生命力をアップさせるといわれています。
ヘビを連想させるサーペンティンですが、ヘビは脱皮することで新しい体へと生まれ変わりますよね。そのことから循環や再生といった意味があり、悪い気を流して良い気を取り込む効果もあります。
大地とのつながりが強いということは、グラウンディング効果もあるということ。持ち主が自分をしっかり持ち自立心をやしなうことで、意志を貫き、依存しない人生を送ることができるようになります。
自分が何者かを知り、何を望んでいるかが分かるでしょう。
3.感情に左右されなくなる
サーペンティンは心の混乱を鎮める効果があり、不安や恐怖から持ち主を逃がしてくれます。そのため、緊張しやすい人やストレスに弱い人、ネガティブな感情を持ちやすい人におすすめ。
大地のエネルギーを吸い上げて心身を癒し、何事にも動じない強い精神力を与えてくれるでしょう。大地のようにどっしりと構えた、落ち着いた人になれますよ。
4.新たな自分に生まれ変わる
ヘビを連想させるサーペンティンには、ヘビが脱皮を繰り返すことから「再生」「生まれ変わり」といった意味があります。
そのため、これまでとは違う自分になりたいときや人生を変えたいとき、新しい何かを始めたいときにおすすめ。
自由な発想力と鋭い洞察力で、チャンスをとらえて危険を回避できるようになるため、成功への近道を歩いていけるようになります。
特に、辛い状況を一変させたい人にサーペンティンは力を貸してくれます。
ネガティブなものを遠ざけて持ち主を守りつつ、持ち主自身にポジティブさや行動力、勇気を与えてくれるので、これまでとは違った感覚で生きていくことができるでしょう。
サーペンティンと相性の良い組み合わせ
サーペンティン×レッドコーラル
サーペンティンとレッドコーラルの組み合わせは、生命力アップや危険回避の効果があります。
レッドコーラルとは、赤いサンゴのこと。正確には石ではなくイソギンチャクの仲間であり動物ですが、パワーストーンの1つとして流通しています。
ギリシャ神話に「ペルセウスがメデューサを打ち取った際、海にはメデューサの血が流れ海藻がサンゴに姿を変えた」という話があり、また、海の力を秘めていることから主に航海のお守りとされてきました。
一方、サーペンティンは大地とのつながりが深い危険回避の石であり、生命力アップのパワーストーンでもあります。
大地と縁が深いサーペンティンと海に起源を持つレッドコーラルは、オールマイティに健康をカバーしてくれるでしょう。
また、両者ともに危険回避の効果が高いので、マイナスな感情を手放して幸福へと向かわせる相乗効果が期待できます。
サーペンティン×ブラックオニキス
サーペンティンとオニキスの組み合わせは、魔除け効果をアップさせます。
オニキスは悪霊から身を守るお守りとして、古くからキリスト教のロザリオの素材や古代インドの僧侶のお守りの材料とされてきました。
現代でも、外部からのネガティブな波動を跳ね除けたり、危険回避できるよう導いてくれるとされています。
持ち主の精神力を強くすることで誘惑を退けたり悪縁を切る効果もあるため、意志を強く持ちたい人にもおすすめです。
サーペンティンも、オニキス同様に魔除け効果が強くマイナスな存在を退け、プラスとなる存在を呼び込む効果があります。
気持ちを落ち着かせて理性的な思考をもたらすため、仕事運アップや自己成長にも効果をもたらすでしょう。
オニキスとサーペンティンは、合わせることで相乗効果が期待できる組み合わせなのです。
サーペンティン×スモーキークォーツ
サーペンティンとスモーキークォーツの組み合わせは、自己成長や目標達成、精神安定に効果をもたらします。
スモーキークォーツは、水晶の変色種。別名「煙水晶」といい、ブラウンに色づいた水晶のことです。
スモーキークォーツは大地との縁が深く、持ち主が地に足のついた人生を送れるように冷静さと落ち着きと与えます。
いつまでも夢見がちな人や転職を繰り返している人などが持つと、現実的かつ理性的な思考力を持って人生のビジョンを描くことができるようになるでしょう。
グラウンディング効果が強いため、自分が何者であるかを知りたい人にもおすすめです。邪気払いの効果もあります。
そして、サーペンティンは危険回避の魔除け石であると同時に、感情に左右されない冷静さをもたらします。
何事もしっかりと落ち着いて考えることができるようになり、新しいことへのチャレンジ意欲もわいてくるでしょう。
スモーキークォーツと合わせることで、まずしっかりと足元を固めてから目標にチャレンジすることができるため、自己成長や目標達成がしやすくなります。
また、両者ともに魔除け効果やリラックス効果もあるため、安らぎを得ることもできるでしょう。
サーペンティン×マラカイト
サーペンティンとマラカイトの組み合わせは、洞察力アップや危険回避に効果があります。
マラカイトは、グリーンカラーとマーブル模様が美しいパワーストーン。クジャクの羽根にあるような眼の模様を浮かび上がらせることから、魔除けや洞察力アップなどの効果があるとされています。
持ち主の直感に働きかけて勘を鋭くし、相手の本心を見抜かせることで危険人物を避けたりトラブルに巻き込まれなくなるでしょう。
また、浄化能力に長け、マイナスな波動をすべて内部へと吸い込む効果があります。
その結果持ち主はリラックスができるのですが、マラカイト自身は穢れを溜め込みやすいため、浄化はこまめに行ってください。
一方、サーペンティンも危険回避効果があります。内外のネガティブなエネルギーを追いやる効果があるため、マラカイトと合わせるとより魔除け効果を実感できるでしょう。
また、感情の波を鎮めて冷静さを与えることで、より深いインスピレーションを得ることもできます。
マラカイトの勘を鋭くする効果と合わせれば、これまでとは違うアイデアが思い浮かぶようになるでしょう。
サーペンティン×ガーネット
サーペンティンとガーネットの組み合わせは、目標達成に効果を発揮します。
ガーネットは「実りの石」「勝利の石」とされ、持ち主の努力が実るようサポートをしてくれる効果があります。
忍耐力と強い精神力を与え、目標に向かって一直線に努力を続けさせてくれるでしょう。試験勉強や就職活動など、長期間他人と競わなくてはならない場面におすすめのパワーストーンです。
そして、サーペンティンは持ち主が感情に左右されないよう冷静さを与えると同時に、持ち主の心の中にある不安や恐怖などネガティブな感情を追い払う効果があります。
他人からのマイナスな波動の盾にもなってくれるので、周囲の声に惑わされやすい人や誘惑に弱い人にも効果的。自分の考えを理性的にまとめ、実行させてくれるでしょう。
ガーネットと合わせることで、しっかりと目標へ向かって努力を続けることができ、その努力を実らせることができます。
サーペンティン×ルチルクォーツ
サーペンティンとルチルクォーツの組み合わせは、チャンスを掴める効果や目標達成効果があります。
ルチルクォーツは「金運アップの石」として知られていますが、実はチャンスに反応する効果があるパワーストーン。
水晶の内部に含まれる針状のルチルが、アンテナの役割を果たしてくれるからです。チャンス到来を察知して素早く動くことで、大きく飛躍できるでしょう。
また、このアンテナは危険察知にも効果があるためリスクを避けることもできます。
アンテナとしての効果が大きいのは真っ直ぐなルチルが入ったものなので、ヴィーナスヘアーと呼ばれるウェーブがかったものではなく直線のルチルを選びましょう。
そして、サーペンティンは持ち主の生命力をアップし、感情に左右されることなく判断をさせ、新しいステージへと押し上げる効果があります。
そのため、新たなことにチャレンジしたいときや飛躍を望むときに組み合わせれば、サーペンティンのやる気アップ効果とルチルクォーツのチャンスに素早く反応できる効果で願いが叶いやすくなるでしょう。
サーペンティンと相性の悪い組み合わせ
サーペンティン×ブルータイガーアイ(ホークスアイ)
サーペンティンとブルータイガーアイの組み合わせは、敵対関係になるため相性が良くないといわれています。
ブルータイガーアイというタイガーアイの変色種は、そのカラーリングから「鷹眼石」「ホークスアイ」と呼ばれています。
タイガーアイと同じく仕事運アップのパワーストーンなのですが、タイガーアイよりも冷静さアップや洞察力アップの力が強いとされています。
鷹が空から地上を見下ろすかのごとく、物事を俯瞰で見ることによって状況を正しく認識できるというわけですね。
同じ仕事運アップの効果があるサーペンティンとは相性が良さそうに思われますが、鷹とヘビは敵対関係にある生き物同士です。
鷹はヘビを食べますし、ヘビも鷹を絞め殺したり卵を食べることもあります。そのため、鷹に関連付けられるブルータイガーアイとヘビを意味するサーペンティンとでは反発し合ってしまうのです。
お互いの効力を消し合ってしまうばかりか、良くないことが持ち主に降りかかってくる可能性もあるため、組み合わせるのは避けた方が無難です。
サーペンティンを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
サーペンティンを身に着けるのにおすすめなのは、やはりブレスレットでしょう。
サーペンティンは持ち主を強力に守ってくれる守り石。外部からの攻撃を防いだり、不幸を察知させてくれる効果があります。
そのため、普段から身に着けて過ごすのがおすすめです。左腕にブレスレットとして身に着ければ、悪い気が体内に入ってこないようにバリアを張ってくれるでしょう。
また、アクセサリーではありませんが、サーペンティンは置物として玄関や窓に置くと、魔除け効果を発揮します。仕事のデスクに置いたりリビングに飾るのもよいですよ。
サーペンティンのお手入れ・浄化方法
サーペンティンは紫外線や水により変質する可能性があります。そのため、日光や水を使う浄化方法は避けてください。
普段のお手入れに関しては、とにかく衝撃に気をつけることです。割れや欠けだけでなく、傷もつきやすいので注意してくださいね。身に着けたあとは柔らかい布で優しく表面を拭いてあげましょう。
浄化方法 | 対応 |
塩・塩水 | × |
流水 | × |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | × |
音 | ◎ |
ホワイトセージ
ホワイトセージでサーペンティンを浄化することが可能です。使用するのは、ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱとなります。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥葉に火をつけ、煙の中にサーペンティンを10回程度くぐらせましょう。それだけで浄化ができるので、水で洗ったり布で拭いたりする必要はありません。
水晶クラスタ
水晶クラスタも、サーペンティンの浄化に対応できます。
水晶クラスタの上に3時間から1晩置くだけで浄化ができます。クラスタがベストですが、さざれでも問題ありません。
さざれを使用する場合は、浄化皿の上にさざれを盛り、その上にサーペンティンを置くかさざれの山の中に軽く埋めるようにしてください。こちらも3時間から1晩置いて置くことで浄化ができます。
ただし、置き場所には注意が必要です。サーペンティンは紫外線を長時間浴びると変色することがあるので、日光の当たらない場所で浄化してくださいね。
日光・月光浴
サーペンティンは日光での浄化は避けた方が無難です。しかし、月光での浄化は可能です。
浄化皿にセットしたサーペンティンを月光の差し込む場所に置いてください。3時間程度で浄化が完了しますので、そのまま身に着けてOKです。
音
サーペンティンは、音による浄化も可能です。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを使用します。まず、浄化皿の上にサーペンティンをセットしてください。その後、音を奏でます。
音が出たら、水晶ポイントの先をサーペンティンへと向けたままでぐるりと円を描きましょう。水晶ポイントの先は、サーペンティンに向けたままにします。
水晶ポイントの先から音が出て、サーペンティンにまんべんなく浴びせているようなイメージを持つとやりやすいでしょう。10回程度繰り返せば、浄化が完了します。
サーペンティンの好転反応・副作用
サーペンティンは、持ち始めたときに好転反応が起きることがあります。パワーストーンの好転反応といえば頭痛や倦怠感、体のほてりなどがあります。
サーペンティンの場合は、悪夢やトラブル発生など不幸を実感するような出来事が起きる可能性があります。
サーペンティンは新しいステージへ進ませ、自己成長を促す効果があります。
しかし、極度に怖がりだったりそもそもやる気がない人の場合は、その重い腰をサーペンティンが無理やり上げさせる形になってしまいます。
現実を直視させるために問題を具現化させたり、悪夢を見せたりするかもしれません。持ち主が危機感を持って動き出すよう、サーペンティンが仕向けているのです。
似たようなパワーのある石としては「試練の石」と呼ばれるラピスラズリが有名ですよね。似た効果がサーペンティンにもあるのです。
もし、サーペンティンを持って不幸に見舞われるようなことがあったら、それはサーペンティンからのメッセージだと思って動き出しましょう。
強い守護力のあるサーペンティンですから、きっと守ってくれるはずです。
サーペンティンのQ&A
サーペンティンに危険性はある?
サーペンティンの1つであるクリソタイル(石綿)は、アスベストと同じ成分が含まれています。
そのため、「人体に有害かもしれない」と不安に思われる人もいるかもしれません。結論からいえば、普段使用する中での問題はありません。
アスベストは、建築物の材料として長い間使われてきた存在です。しかし、すぐに人体に影響があると判明したわけではありません。
大量のアスベストを摂取して初めて被害が出るようなものなので、小さなサーペンティンの中に含まれているアスベストの量程度では問題はないでしょう。
サーペンティンを口に含んだり割れた際のかけらを吸い込んだりでもしなければ、特に有害ともいえません。安心して使用してよいでしょう。
サーペンティンの偽物の見分け方は?
サーペンティンの偽物が流通していることは考えにくいです。なぜなら、サーペンティンはさほど高価ではなく、主に工業用に使われる鉱石だからです。
ジェムやパワーストーンとして流通してはいますが、偽物と作って販売するにはコスパが悪いため、偽物の心配はないでしょう。
反対に、サーペンティンの1つであるボーウェナイトがネフライトと偽られ、ヒスイとして流通することはあります。染色されたものもあり、見分けは困難でしょう。
サーペンティンが割れた・欠けた!特別な意味はある?
サーペンティンはモース硬度が低く、一定方向へと割れやすいへき開という性質も持っています。そのため、割れたり欠けたりしやすい鉱石といえるでしょう。取り扱いには十分な注意が必要です。
また、サーペンティンは魔除け効果が強いスピリチュアルなパワーストーンでもあります。
魔除け石というものは、持ち主に危険を察知させて自然と回避させるものや、持ち主の身代わりとなってくれるもの、持ち主の周辺にシールドを張るものなどタイプがさまざまです。
サーペンティンは持ち主に危険を察知させて回避させる能力とシールドを張る力があります。直接的な身代わりではなくてもシールドを張り続けると疲れてしまい、石のパワーが弱まります。
そのため、定期的な浄化をしないとパワーを失い役目を終えたことになり、突然割れたりすることもあるでしょう。
もし物理的な要因が思い当たらないのにサーペンティンが割れたり欠けたりしたら、力を使い果たしたのかもしれません。
浄化をしていても起きる可能性はあるので、しっかりと感謝の気持ちを伝え、土に還してあげましょう。
サーペンティンの色が変わった?退色・変色する?
サーペンティンは日光や水により退色または変質する可能性があります。色あせたり表面がガサガサになってしまうのが嫌だという人は、気をつけてください。
日常的に身に着ける程度なら問題ありませんが、浄化や保管には注意が必要です。また、硬度が低く傷がつきやすいので、衝撃を与えたり表面をゴシゴシと擦ったりするのは避けましょう。
サーペンティンの購入におすすめの販売店・通販
Pascle
ブレスレットやアクセサリーパーツを販売しているサイトです。ビーズ1粒単位で販売されているのもありがたいですね。
kenkengems.com
ハンドメイド用天然石の専門店です。サーペンティンは、柄入りが多数あります。
World Stone
東洋のパワーストーンに強いサイトです。模様のないサーペンティンはアクセサリーに、模様のあるサーペンティンは彫り物へと加工されたものが多いです。
まとめ
サーペンティン工業用資材でもあるため、見た目が地味な点は否めません。美しく輝きのあるパワーストーンが人気を集める蛍光があるため、あまりメジャーではありませんよね。
しかし、その呪術的な側面が強く、強いパワーを秘めています。シャーマニックな効果を期待する人や実用性を重視する華僑たちの間では人気が高く、知る人ぞ知るといったところでしょうか。
サーペンティンは少々クセが強いので、人を選ぶ可能性がありますが、合えば大きな力となってくれるはずです。
ヘビは龍に通じる生き物ですから、人智を超えたパワーを体験したい人や強くなりたい人、強い力で守って欲しい人におすすめですよ。
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