バライトとは、バリウムを取り出すために使用される、主に工業用の鉱石です。結晶の形にバリエーションがあるため鉱物収集家に人気があり、ジェムランクのものはジェムストーンとして加工されることもありますが、パワーストーンとしての知名度は低いでしょう。しかし、実はスピリチュアルな側面が強く、多くのことを教えてくれる石なのです。では、バライトについて早速解説していきましょう。
バライトってどんな石？
バライトとは
バライトとは、硫化バリウムの結晶のこと。電化製品や工業製品、紙や布、化粧品など多くの品物の製造に使用されていて、主に工業用として流通しています。胃の検査の際に飲むバリウム、これもバライトから採っています。
バライトはカラーレスやホワイト、ライトイエロー、ライトブルーをしていて、カルサイトやフローライトなど他の鉱石と共生していることが多く、原石標本での流通がメインとなります。ビーズやルースになったりアクセサリー加工されることはほとんど不可能なので、そのせいもあってか知名度は高くありません。コレクター向けのルースが出ることもありますが、極めてまれです。
バライトの特徴は、結晶の形。トサカ型や針状、塊状、粒上、柱状、花弁状など幅広く、とても同じ石とは思えないほどのバリエーションがあります。そのため、鉱物コレクターの中にはさまざまなバライトを集めまわっているという人も。パワーストーンとしてはとてもスピリチュアルな力を持つとされ、サイキックパワーを得られる石として密かに人気があります。
バライトの名前の由来
バライト（BaryteまたはBarite）の語源は、ギリシャ語で「重い」を意味する「バリュス（barys）」。バリウムが他の鉱石と比べて重いことが由来です。1800年にドイツの鉱物学者であるディートリッヒ・ルートヴィヒ・グスタフ・カルステン (Dietrich Ludwig Gustav Karsten）が名付けました。国際鉱物学連合により、1978年から世界的には「Baryte」のスペルを採用することとなりましたが、アメリカ鉱物学会では今でも「Barite」のスペルを使用しています。
バライトの和名・別名
バライトの和名は「重晶石（じゅうしょうせき）」で、その重さが名付けの理由となっています。バライトは比重が重く、4.5もあります。一般的に4以上の比重があれば「ヘビージェム」と呼ばれますので、バライトは重い方の鉱石に入ります。ちなみに、ジェムとして代表的なダイヤモンドは3.52、ルビーやサファイアなどコランダムは4です。
バライトの伝説・言い伝え
バライトは精神を安定する効果が高く、瞑想の際に使用すると高次の存在と繋がれたり、自分自身の内面に深く潜り込めるといわれています。
バライトの産地
アメリカ・カナダ・スペイン・イギリス・インド・ルーマニア・中国など
世界各地で産出する鉱物です。日本でもかつて北海道や東北地方で産出していましたが、現在では国内すべての鉱山が閉山しています。
バライトの硬度
バライトのモース硬度は3～3.5で、劈開が3方向にあります。とても脆く扱いにくいと考えましょう。
バライトの宝石言葉・石言葉
「実行力」
バライトと誕生石・曜日石・守護石
バライトは誕生日石や守護石の設定がありません。
バライトの色と種類・似ているパワーストーン
バライトはカラーレス、ホワイト、ライトブルー、ライトブラウン、ライトイエローなどがあり、全体的に薄めのカラーリングです。ライトブルーやライトイエローのものが人気が高く、アクアマリンのようなブルーカラーやハチミツを思わせるようなライトイエローもあります。蛍光性を持つものもあります。
バライトローズ・デザートローズ
砂漠地帯で見つかる、バラのような形をした鉱物があります。「デザートローズ」と呼ばれるもので、バライトを主成分としたバライトローズとジプサムを主成分としたジプサムローズがあります。両者ともにかつてオアシスがあった場所から発見されていることから、地下水が蒸発していく過程において、地中の硫酸バリウムや硫酸カルシウムが結晶化するのではないかといわれています。しかし、どうして花弁のようになり集まっているのかはいまだに解明されていない、神秘の石なのです。
バライトを主成分としていますが、バライトの1種ではなく、バライトの亜種のような存在といえるでしょう。
バライトと似ているパワーストーン
アングレサイト・セレスタイト
バライトと同じグループに属する、アングレサイトとセレスタイト。セレスタイトは美しい空色のパワーストーンとして有名ですよね。アングレサイトは
バライトがバリウムを主成分とするのに対し、アングレサイトは鉛を含み、セレスタイトはストロンチウムを含みます。この三者は類質同像の関係にあり、成分が混じりあった中間の存在もあります。セレスタイト寄りのバライトやバライト寄りのセレスタイトなども存在するというわけです。見分けでは区別がつかないほど似ています。
バライトが持つスピリチュアル的性質
バライトと風水
バライトはカラーリングによって五行気質が違います。カラーレス、ホワイトのものは金気、ライトブルーは木気、ライトイエローは土気を持っています。
金気は「義」で、道義や礼儀など社会的な決まり事を表します。機械的なところのある気質で、燃えるような情熱ではなく冷静に型通り物事を進めようとします。また、金は財産を表すことから、実りや繁栄といった意味もあります。
木気は「仁」。慈しみの心や情け、優しさの象徴です。木がすくすくと伸びていくように、成長や繁栄、発展の象徴ともされます。
土気は「信」で、大地を表します。不変や不動の象徴であり、変わらず動かないことで信頼されるという意味があります。反面、不自由や頑固といった意味も持っています。
バライトと相性の良い方位
北
バライトとチャクラ
バライトは、カラーリングによって対応チャクラが違います。
カラーレスやホワイトのバライトは第8チャクラ、ライトブルーのバライトは第5チャクラ、ライトイエローのバライトは第3チャクラを活性化させます。
第8チャクラは頭上の20センチから30センチ上に位置する「ソウルスターチャクラ」です。天からのメッセージを受け取るための力を持ち、さまざまな気づきを得る助けとなるでしょう。また、は肉体や精神を超越したところにあるため、多少のことでは動じず感情の起伏が穏やかになったり、幸福を素直に受け取る力を得たりもできます。
第5チャクラは喉にあり「スロートチャクラ」と呼ばれます。知性を高めたりコミュニケーション能力をアップするため、他人に対する自己表現が上手になるでしょう。理解力や説得力もアップするため、円満な人間関係を築くことにも役立ちます。
第3チャクラは「ソーラープレクサスチャクラ」といって、みぞおちにあります。気力を高めて外への好奇心を刺激するチャクラで、他人とやり取りする気力をもたらします。感情のコントロールをするのも、この第3チャクラです。
バライトはこんな人におすすめ
・人生の目的を知りたい人
・自分を深く理解したい人
・叶えたい願望がある人
・平穏な生活をしたい人
・自分の可能性を広げたい人
・踏み出す勇気が欲しい人
バライトの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.気づきを得る・自分を知る
バライトはスピリチュアルな能力を高めるため、気づきを得たり新たな自分を発見することができるといわれています。
バライトは「夢の世界」と関係が深いパワーストーン。科学的には、夢は起きている間に得た情報を整理することで見るといわれていますよね。何が必要か必要でないかを仕分け、記憶するものとそうでないものを分けているのだそう。しかし、本当にそれだけでしょうか？見た記憶のないものを夢で見たり、長らく会っていなかった人が夢に出ることもありますよね。そのため、夢とは情報や記憶の整理だけでなく、深層心理をベースにしているのではないかといわれているのです。自分でも気づいていないような心残りや不安、願望、恐怖といったものが夢に現れているのではという説です。
バライトは、夢を通してスピリチュアルな気づきを得させる力があるとされています。自分の知らない自分の一面を夢で見たり、突飛もない願望が叶う夢を見ることもあるでしょう。それらはすべて、バライトが夢から引き出した、スピリチュアルなメッセージなのかもしれませんね。自分の願望や本質を知っておくのは、生きるうえで大事なことです。バライトの力によって、夢を通して自分の立ち位置を知ったり、軌道修正を図ったりすることができるでしょう。
また、バライトは夢見だけでなく瞑想にも良いとされています。バライトは高次の存在と繋がるためのサポートをしてくれるため、勘が鋭くなったり、物事の真実を見抜く洞察力が身についたりするでしょう。自分を深く知りたいときだけでなく、相手や周囲の状況を見極めたいときにもおすすめです。
2.願望成就・目標達成
バライトは願望成就や目標達成に効果があります。
バライトには、持ち主に必要なものとそうでないものを仕分けさせたり、才能を引き出す力があります。そのため、願望成就のために必要なものや必要な手順がハッキリと認識できるようになり、確実性の高い道を歩けるようになります。必要なものを理解するだけでなく、必要なものを与える効果もあります。すぐに行動を起こすべきときには決断力や実行力を、チャンスが来るまで待つべきときには忍耐力をもたらすのです。環境を整える守護の力もあるため、守られた環境でしっかりと頑張らせてくれるでしょう。
潜在能力開花効果もあるため、自分の可能性を広げたい人にもおすすめです。また、気づきの力を得る効果があるバライトですから、何も望みがない人や何をしたいのか分からないという人にもおすすめ。自分の行くべき道に気づき、人生における使命や本当の幸福への道筋をしっかりとつけてくれるでしょう。
3.守護
バライトには、守護効果があります。
バライトは気づきを得たり自分の本質に気づかせる力が強いパワーストーンです。洞察力を高めて勘を鋭くすることにより、危険を回避させてもくれます。また、多くの気づきを得て今後の人生の方向性を修正するなどし、本当の意味での幸福へとたどり着かせてもくれるでしょう。
バライトは平穏な生活をもたらすため、尽力してくれます。平穏な生活を脅かすトラブルや悪縁を遠ざけられるよう、「あ、この人って良くないかも」「こんなこと続けてちゃダメだな」という気づきを与えてくれるので、人生の軌道修正ができるのです。持ち主に対するネガティブなものをブロックしたり邪気払いをするというよりは、持ち主自身が誤った方向へ行かないように、日々の平穏を守れるように守護してくれるでしょう。守られた環境下にいることができれば、願望成就や自己実現にも近づけますよ。
4.バランス感覚をやしなう
バライトにはバランス感覚をやしなう効果があります。
バライトは停滞しているエネルギーを解消し、正常化する力があります。静と動、精神と肉体といったバランスを取ってくれるので、物事がスムーズに進みやすくなったり、体調を崩しにくくなったりするでしょう。休むべきタイミングで休ませ、動くべきタイミングで動かせてくれるので、自分の中でストレスを溜め込むこともなくなります。
「実行力」という石言葉を持つことからも分かるようにバライトはどちらかというと実践主義であり、アレコレと考えさせず、直観で持ち主を動かします。直観力を研ぎ澄ませて高次の存在からインスピレーションとして自分がどうするべきかを受け取ることで、ベストな状態を作り出してくれるのです。このバランス感覚は、日々のストレス発散や対人面良化にも役立ちますし、願望成就や自己実現といった先の目標を叶えるサポートにもなってくれます。
バライトと相性の良い組み合わせ
バライト×レインボームーンストーン
バライトとレインボームーンストーンの組み合わせは、自己改革に効果があります。
レインボームーンストーンとは、ホワイトラブラドライトの流通名です。鉱物的にはムーンストーンではありませんが、ラブラドライトがムーンストーンお同じフェルドスパーグループに属し、ムーンストーンと同じようなシラー効果を持つことから、レインボームーンストーンと呼ばれています。レインボームーンストーンは虹色の輝きを持つことから、幸福のモチーフとされています。パワーストーンとしては、ヒーリングや引き寄せ、意識改革や才能開花といった効果があります。虹色の輝きや無限を象徴するため、無限の可能性の中から自分をみつけることができるでしょう。
そして、バライトにはインスピレーションを高めたり、自分自身を見つめる効果があります。高次元の存在と繋がることで理想の自分に近づけたり、自分を見つめることで足りないものが分かるようになるでしょう。バライにも可能性を広げる効果がありますが、レインボームーンストーンによりその可能性の幅がさらに広がります。これまで知らなかった自分の能力や魅力に気づくことができ、新しい人生を切り開けますよ。新しい価値観を得ることもできるので、人生が一変する人もいるでしょう。
バライト×ヒーラーライト
バライトとヒーラーライトの組み合わせは、インスピレーションを高めます。
ヒーラーライトとは近年2012年にアメリカ北部で見つかったばかりの石。不透明なライムグリーンのカラーリングをしていて、Heaven＆Earth社により販売されています。深い癒しのエネルギーを持つとされ、過去のトラウマや前世からのカルマを解消する効果があるといわれています。主に第6チャクラに働きかけ自身の霊性をアップしますが、他のチャクラにも全体的に働きかけてバランスを取る効果があります。
一方、バライトは高次の存在とのアクセスを可能にし、スピリチュアルなメッセージを直観的に受け取る手助けをしてくれます。勘が鋭くなり、さまざまな気づきを得られるでしょう。また、平穏な生活を守ろうとする力が強く、持ち主に害をなすものに気づかせて遠ざけるよう仕向けます。ヒーラーライトが持つ癒しの力とバライトの守護力が合わされば、守りの力が高まるでしょう。両者ともに高次の存在と繋がる力を高めてくれる石なので、スピリチュアルな世界に触れたい人やインスピレーションを高めて直観的に生きたい人にもおすすめです。
バライト×モルダバイト
バライトとモルダバイトの組み合わせは、状況好転に効果があります。
モルダバイトは隕石の衝突によってできた天然のガラスとされ、深いグリーンカラーをしています。宇宙の成分と地球の成分が混じりあっていることから、我々人間の理解を超えた叡智を持つとされ、新しい世界への扉を開いてくれます。長く悩んでいた問題の解決方法が急に浮かんだり、斬新なアイデアを思いつけたりするでしょう。必要なものを引き寄せ、悪縁を切り、前世からのカルマを解除する効果もあります。とてもスピリチュアルなパワーストーンで体験談も多いですが、好転反応が強烈なので、持つ人を選ぶともいわれます。
一方、バライトは高次の存在からのメッセージを受け取りやすくしたり、必要なものとそうでないものを分からせ、実際に行動を起こさせる石です。モルダバイトと組み合わせることで、自分に対する認識が改まり、より強く今世での目的や人生の目標を認識できるでしょう。必要なものがハッキリと分かりインスピレーションが高まるため、問題を解決して状況を好転したり、好ましくない自分を捨てて新しい自分へと生まれ変われます。
バライト×スモーキークォーツ
バライトとスモーキークォーツの組み合わせは、バランスを取るのに最適です。
スモーキークォーツは水晶の変色種で、ブラウンカラーをしています。土の色をしていることから、地に足をしっかりつけて生きるグラウンディング効果があり、生活基盤を強固にすることができるでしょう。現実的になりふわふわするところがなくなるため自ら危険に近づくようなこともなくなるため、危険回避のお守りにもなってくれるでしょう。自分をしっかりと保ち意志を強くする効果もあります。
一方、バライトはスピリチュアルな側面が強く、高次の存在にアクセスして理想の自分を見つけたり、新たな気づきやインスピレーションを得るために力を発揮してくれます。現実性を司るスモーキークォーツとはスピリチュアルな力の強いバライトは正反対ですが、それゆえにお互いに足りないところを補い合う良い関係になれます。現実的になりすぎてもいけませんし、スピリチュアルな世界に心を飛ばしすぎてもいけませんよね。バライトとスモーキークォーツの組み合わせなら、両方のバランスを取ってくれるでしょう。
バライト×ブルートパーズ
バライトとブルートパーズの組み合わせは、願望成就や対人トラブル防止に効果があります。
ブルートパーズはブルーカラーのトパーズのことで、物質的な豊かさをもたらしたり、表現力をアップし周囲とのコミュニケーションを円滑にする効果があります。持ち主の思いを強くする力があり、願望に向けてしっかり努力させ、チャンスに目ざとくなるため、願望成就に効果があるといわれています。また、ブルートパーズには知性や教養といった意味があり、心を落ち着け、現実的な思考をもたらします。そのため、自分に必要なものが分かるようになり、努力の方向性も決まります。
そして、バライトには気づきを得たり、才能を開花させる効果があります。自分を深く見つめることができるので、自分の本質、必要なものとそうでないものがハッキリと分かるでしょう。
一方、バライトにはインスピレーションを高め、洞察力をアップする効果があります。この効果は、危険察知やチャンスを見つけるのに役立つでしょう。チャンスに目ざとくなり、願望成就への情熱を絶やさせないブルートパーズと合わせることで、願望成就へと効率よく近づけるでしょう。また、ブルートパーズは知性を高めるので、対人コミュニケーションにも役立ちます。相手の言うことを瞬時に理解しベストな言動を取ると同時に、自分の思いを表現する力が増すため、勘を鋭くするバライトと組み合わせれば、コミュニケーションがもっと円滑になります。危険な相手を見抜くこともでき、対人トラブル防止につながるでしょう。
バライト×トルマリン
バライトとトルマリンの組み合わせは、願望成就のサポートをしてくれます。
トルマリンは加熱することで静電気を帯びる性質があることから、何かを引き寄せる効果があるとされています。チャンスや人脈など、夢を叶えるために必要なものを引き寄せてくれるでしょう。多彩なカラーのあるトルマリンですから、カラーによって意味が少しずつ違います。恋愛のチャンスが欲しい人はピンクやレッドのトルマリン、仕事や勉学のチャンスが欲しい人はブルー系のトルマリンがよいでしょう。
そして、バライトは持ち主に行動を起こさせる効果があります。必要なものとそうでないものを見分けることができるようになるので、トルマリンが引き寄せたチャンスに飛びつくべきか否かの判断ができるようになります。また、バライトはさまざまな気づきを与えてくれる石なので、トルマリンが引き寄せたチャンスに気づかないということもないでしょう。チャンスを引き寄せ、しっかりと生かしたい人におすすめの組み合わせです。
バライト×クンツァイト
バライトとクンツァイトの組み合わせは、真実の愛をもたらします。
クンツァイトは優しいラベンダーピンクのパワーストーンで、2022年から新たに9月の誕生月石に制定されたことでも知られています。「無償の愛を教える石」と呼ばれ、人を愛することの尊さを教えるといわれています。クンツァイトは持ち主を優しく包み、自尊心を高め、自愛を教えます。と同時に周囲の人の良いところに目を向けさせて慈愛を教え、恋愛においても純粋にお相手を愛する気持ちを思い出させてくれるでしょう。
そして、バライトは気づきを得たり、必要なものとそうでないものを仕分けさせるパワーストーンです。持ち主が必要なものを手にできるよう行動を起こさせるので、優しく愛に満ちた人間へと成長するためのサポートをしてくれるでしょう。クンツァイトとの組み合わせでは、愛に気づき、愛を受け取り、愛を与えることができるようになります。愛情に飢えている人や他人を愛する気持ちを思い出せない人におすすめの組み合わせです。
バライトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
バライトは原石状態で見ることが多いです。モース硬度が低く劈開性が3方向にあるという点から、研磨すら難しいのです。さまざまな形の結晶を楽しむことができる原石標本としての流通が多いため、アクセサリーになることはほとんどありません。あるとすれば、ジェムランクのものか、共生している他の鉱物とのバランスが美しかったり、他の鉱物の強度がありバライトがある程度守られているもののみです。また、アクセサリーになるとしても、中央に穴をあけるようなビーズ加工は不可能なので、ルースや原石の形を生かしたワイヤーネックレスぐらいです。
バライトのお手入れ・浄化方法
バライトは摩擦にも衝撃にも弱いため、塩や流水を使用する浄化方法は不向きです。紫外線を長時間当てることで退色する性質もあるため、日光もNGです。とにかく繊細で脆い鉱物なので、ケースに入れて飾るのがよいでしょう。
浄化の頻度は2週間に1回、パワーチャージも同様に行うのがベストです。
浄化方法
対応
塩・塩水
☓
流水
☓
ホワイトセージ
◎
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
△
土
☓
音
◎
バライトのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、バライトに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙にバライトをくぐらせます。10回程度くぐらせれば浄化が完了します。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、バライトに対応しています。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上に直接バライトを乗せればOK。さざれ石を使用する場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛ります。バライトをその中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了します。
ただし、バライトのモース硬度は水晶よりかなり低く、水晶によって表面に傷が入る可能性があります。また、バライトには3方向に劈開があるため割れやすいです。クラスタやさざれに触れさせるときにはそっと置くようにしましょう。
日光・月光浴
バライトは日光により変質する恐れがあるため、日光による浄化は避けた方が無難です。月光での浄化なら、対応可能です。
浄化皿の上にバライトを乗せ、月光浴をさせましょう。1時間から2時間程度で浄化が完了します。
音
音による浄化は、バライトに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にバライトをセットし、音を鳴らします。水晶ポイントの先をバライトに向けたまま、バライト中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らし、繰り返します。10回程度繰り返せば浄化が完了します。
音でパワーチャージができる
バライトは音によってパワーチャージが可能です。
音は、4096Hzのものを使用してください。4096Hzは地球の基本振動である8Hzを9オクターブ上昇させた音だとされ、高次のチャクラに働きかけるバライトと相性が良いのです。数回聞かせるだけでパワーチャージができるので、浄化と一緒にやってみてくださいね。
バライトの好転反応・副作用
バライトには好転反応や副作用が生じやすいパワーストーンです。
スピリチュアルな能力が高いパワーストーンというのは、俗世で生きる人間にとって異物のようなもの。普段からスピリチュアルな世界に属しているようなタイプならまだしも、ヒーラーやサイキッカーなら問題ないでしょうが、そうでもなければバライトの波動が強すぎて影響を受けてしまうでしょう。
バライトの好転反応は、頭痛や焦燥感、喪失感などです。持ち始めのときには自分を深く見つめる効果が効きすぎて、精神的に不安定になるかもしれません。これまでの自分を行いを思い出して急に悔いたり、未来に思いを馳せすぎて不安になったりする可能性があるのです。急にスピリチュアルな能力に目覚め、戸惑う人もいるでしょう。この作用は人によっては長く続き、バライトの効果を感じるとともに副作用となって長期間苦しい思いをする人もいるかもしれません。
好転反応や副作用を抑えるためには、波動を馴染ませる必要があります。まずは、1日にバライトを飾ったり身に着ける時間を短く設定してみてください。1日に2時間程度にしてみて、問題がなければ徐々に時間を長くしてみてください。時間をかけてゆっくりとお互いの波動を馴染ませることで、好転反応や副作用も収まっていくでしょう。
手っ取り早い方法は、水晶を合わせることです。水晶は、すべてのパワーストーンの基礎でありどんな石とも相性が良く、さらに、合わせた他のパワーストーンの力をコントロールする能力があります。持ち主の能力を感じ取ったうえで石の波動を調節してくれるので、人間と石との仲介役となってくれるでしょう。
バライトのQ&A
バライトの偽物の見分け方は？
バライトのようなクリアかつ淡いカラーリングの鉱石は、他にもたくさんあります。そのため、それぞれのカラーによって似た石と混同されることもあるでしょう。ライトブルーバライトはアクアマリンに、ハニーイエローのバライトはシトリンにも見えます。クリアかつカラーレスのものは、ダイヤモンドやジルコン、水晶などが近いです。原石状態ならまだしも、ジェムランクのものがルースになると素人では見分けはつかないでしょう。
原石状態のバライトは他の鉱石と共生していることが多いため、それぞれの石をきちんと説明しているショップから購入するとよいでしょう。ジェムショップやパワーストーンショップというよりは、鉱物標本を取り扱う専門性の高いショップの方が見つかりやすいです。鉱物標本を取り扱うショップでは鑑別書付きのお店もたくさんあるので、安心です。
本物のバライトならば、鑑別書には「鉱物種名：天然バライト」「宝石名：バライト」と記載があります。
バライトが割れた・欠けた！特別な意味はある？
バライトは割れたり欠けたりしやすい鉱物です。モース硬度が低いうえに劈開性が3方向にあるため、摩擦にも衝撃にも弱いです。保管の際にはケースに入れてきちんと守ってあげましょう。水に濡らしたり化学薬品を付着させることは厳禁です。
物理的には問題がないのにバライトが割れたり欠けたりしたら、パワーがダウンしているのかもしれません。バライトに限らず、パワーストーンは力を完全に失うと割れ、ただの石になったことを告げるといわれています。バライトに関しては日々の浄化やパワーチャージをしっかり行っていれば起きない問題なので、日ごろからケアして気をつけてください。
割れたり欠けたりしたバライトは不吉ではありませんから、そのまま飾っていてもよいでしょう。ただし、持ち主が不吉さを感じるようなら、潔く手放してください。持ち主自身の感覚を大事にしてくださいね。
バライトの色が変わった？退色・変色する？
バライトは日光により退色や変色を起こす性質があります。そのため、日光や蛍光灯に長時間当て続けるのはやめましょう。元々薄いカラーリングのものが多いですから、カラーレスになってしまいますよ。
しっかりと扱っていたのにバライトが退色した場合には、スピリチュアルな理由があるのかもしれません。
バライトが退色しカラーが薄くなってしまったのは、バライトのパワーストーンとしての力が弱まっている可能性があります。パワーストーンは、力が強まるとカラーが濃くなり、力が弱まるとカラーが薄くなるといわれています。力が強まりカラーが濃くなることは問題ありませんが、力が弱まりカラーが薄くなってはいけませんよね。この場合は、浄化とパワーチャージを行うようにしてください。それでもカラーが戻らなければ、半年ほどジュエリーボックスなど鉱石にとって安心できる場所で休ませませれば、力を取り戻し、カラーも元に戻ることがあります。それでもダメならどうしようもありません。力の弱まったバライトとしてお付き合いしていくしかないでしょう。
バライトの購入におすすめの販売店・通販
パワーストーン 石流通センター
宝石天国
天然石工房 翡翠
まとめ
その脆さからアクセサリー加工に不向きなため、バライトは知名度が低く、パワーストーンとしての流通は多くありません。しかしその一方で、鉱物収集家に人気のある石でもあります。他の鉱石と共生することも多く、そのコントラストを楽しむこともできます。パワーストーンとしての力も強く、スピリチュアルな側面が強いので、取り扱いは難しいですが、興味のある人はぜひお迎えしてみてくださいね。
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