全国聴覚障がい者婚活支援協会の大竹さんにインタビュー！

全国聴覚障がい者婚活支援協会は、聴覚障害者の方々が真のパートナーを見つけるための特別な場「聴覚障害者専門の結婚相談所」を提供しています。

その独自のサービスと専門的な支援は、多くの人々が愛と結婚の喜びを見つけるための道を開いています。

今回は、全国聴覚障がい者婚活支援協会の代表である大竹さんに、協会がどのようにして聴覚障害者の結婚生活をサポートし、どのような成功を収めてきたのか、そしてこれからどのようなビジョンを追求していくのかについて話を伺いました。

全国聴覚障がい者婚活支援協会とは

全国聴覚障がい者婚活支援協会は、聴覚障害者専門の結婚相談所として、全国の聴覚障害者の婚活を全力で支援しています。

神奈川県藤沢市に拠点を置き、聴覚障害者同士の出会いを提供するとともに、障害に理解のある健常者との出会いもサポートしています。

同協会の特徴は、経験豊富な専門アドバイザーによる親身なサポート、リーズナブルな料金体系、そして全国対応のサービスです。

また、プロフィール写真の撮影サービスも提供しており、自然な雰囲気の明るい写真を撮影することが可能です。

また、同協会は「出逢いがない会員さんが１人もいない」という特徴を持っています。

これは、会員のニーズに合わせてお相手を紹介する「完全紹介制度」があるためです。これにより、お見合いが組めないという状況を防ぐことができます。

その他、同協会では無料の婚活相談会を開催しており、オンライン（チャット）による無料相談も可能です。

また、会員からのお喜びの声を公開しており、多くの人々が同協会のサービスを通じて結婚に至った実績が確認できます。

――全国聴覚障がい者婚活支援協会を設立するまでの大竹様のご経歴について教えて頂けますか？

大竹さん：

僕は元々飲食業界にいました。そして、2010年に結婚相談所を開業しました。

――全国聴覚障がい者婚活支援協会を設立したきっかけや動機について教えていただけますか？

大竹さん：

知り合いが司会を務める婚活パーティーにお手伝いに行った時に偶然、聴覚障がいがある綺麗な女性と出会いました。

参加40名は皆聴者、その中で、一人筆談で、笑顔を絶やさず、一生懸命コミュニケーションを頑張っている彼女の姿をみた時、「彼女のような障がいがある人でも、真剣にパートナーを探している人がいる」、「ハンデがあっても、本気で結婚を望む人が結婚できる本当の結婚相談所を作ろう」それが聴覚障がい者婚活支援との出会いです。

今でこそだいぶ緩和されましたが、当時は、どの結婚相談所も、「耳に障がいがある人とお見合いが難しい」という理由で、遠回しに入会を拒むような業界の風潮がありました。

しかし、僕は、理解ある人はいる。

「お見合いも成婚も出せる」「僕が先駆者になってやってみよう」と決意し、ホームページを作り、ろう者に直接手話を学び始め、講習会に通い、難しいと言われてきた聴覚障がい者婚活支援を実現させました。

まだまだ道半ばですが、今は、全国各地に会員さんがいて、一般の結婚相談所（経済産業省の委託調査）成婚率が男性8，4％女性10、1％という中、当社はコンスタントに毎年成婚率40％以上を維持し、地域も幅広く、入会する会員さんお見合い成立率100％を維持し続けています。

Lani：

――大竹さん、ありがとうございます。その初めて聴覚障害のある方と出会った時のお話、とても感動しました。その方との出会いがあったからこそ、今の全国聴覚障がい者婚活支援協会の設立につながったんですね。

そして、誰もが真剣に結婚を望んでいることに対して、何の制約もなくサポートできる場所を提供しようという大竹さんの決意、本当に素晴らしいと思います。

飲食業から結婚相談所へとキャリアを変えた大竹さんが、業界での風潮に立ち向かい、これまで難しいとされていた聴覚障がい者の婚活支援を成功させたのは、確固たる信念と強い意志があったからだと感じます。

そして、現在、全国各地に会員さんがいて、一般の結婚相談所と比べて非常に高い成婚率を維持していることは、大竹さんの方法が間違いなく効果的であることの証拠ですね。

どんなに困難な状況でも諦めずに立ち向かう大竹さんの姿勢は、私たちLaniにとっても大いに勇気づけられるものです。

本当にすごい取り組みですね。

――大竹様が全国聴覚障がい者婚活支援協会の代表として、どのような役割を果たしていますか？

大竹さん：

「聴覚障がい」と一口で言っても、度合いは、個々の会員さんによって様々です。

コミュニケーション手段も、手話の方、口話の方、筆談の方、「話せる」「話せない」様々。場所のより問題なく会話できる、電話も大丈夫な会員さんもいます。等級によっても違いがあります。

生まれつき、中途、それぞれ抱えてきた悩みや心理、性格も個性も違います、僕は、聴覚障がいの特性を勉強しながら、なるべく先入観や固定観念なく、その人の目線に合わせたサポートを信条にしてます。

また、恋愛経験値や結婚観も違います。

「勝手にやる放置型の結婚相談所」ではなく親身に寄り添うサポートを心かげています。大きな特性は早朝6時から営業（全国で当社だけ）

早朝会員さんとLINEしたり、チャットでオンラインしたり、アドバイスメールを送信したり、デートのレストランの電話予約代行サービスもやります。珍しい結婚相談所です。

Lani：

――会員さんひとりひとりの特性やニーズを大切にするというお話、とても共感を覚えます。

聴覚障害の度合いやコミュニケーション手段、それぞれのバックグラウンドが様々であることは、ある意味で当たり前のことかもしれませんが、その一人ひとりに対して最適なサポートを提供しようというお気持ち、本当に心強いですね。

さらに、大竹さんの相談所が一日の始まりから営業していて、早朝から会員さんとのコミュニケーションを大切にされている点も、とても親身に感じますし、他の結婚相談所にはないサービス内容だと思います。

デートのレストランの電話予約代行サービスなど、普通の結婚相談所では考えられないようなサービスを提供されているとは、本当に驚きました。

その細やかなサポートが、大竹さんの相談所の高い成婚率に繋がっているのでしょう。これほどまでに手厚いサポートを提供している結婚相談所は、他にはないのではないでしょうか。

大竹さんの相談所のサービスは、確かに珍しいかもしれませんが、それが会員さんたちにとっては本当にありがたい存在となっているのだと思います。

そして、そのことが一人でも多くの方々に伝わることを、私たちLaniとしても、心から願っています。

――大竹様が全国聴覚障がい者婚活支援協会の活動を通じて得た最も印象的な経験や学びは何ですか？

大竹さん：

他社で、3年以上活動したけど、障がいに理解が得られず、全く結婚できなかった方、当社を「最後の婚活」と決意、入会し、半年で成婚した事例がいくつかあります。

また、「マッチングアプリでダメだった人」、今まで、生まれて一度も恋愛経験自体ないが僕のサポートによって、パートナーが見つかり、結婚になった時に、心から感謝され「サポートが重要」ということを改めて勉強しました。

• プロフィールの書き方
• お写真（自社でロケ海で撮影）
• ファッションコーディネート
• ヘアスタイルサポート
• コミュニケーション力の勉強
• 恋愛心理

Lani：

――大竹さんの相談所での成功事例、本当に心から素晴らしいです。

3年以上も他社で結婚活動を続けてきて、それまで結果が出なかった方が、大竹さんのところで「最後の婚活」として取り組み、結果を出したというのは、大竹さんの結婚相談所がどれだけ価値あるサービスを提供しているかの証明ですね。

マッチングアプリで結果を出せなかった方や、これまで一度も恋愛経験がなかった方が、大竹さんのサポートを通じてパートナーを見つけ、結婚までたどり着いた事例は、本当に感動的です。

プロフィールの書き方から、お写真の撮影、ファッションコーディネート、ヘアスタイルのアドバイス、コミュニケーション力の向上、恋愛心理まで、大竹さんが会員さんに対して提供しているサポートは本当に幅広く、その一つ一つが大切な結果に繋がっているのですね。

大竹さんがこうした全面的なサポートを行うことで、会員さんたちは自信を持ち、新たな人生を歩み始められる。そのような実績は、大竹さんが提供するサービスの価値を十分に証明しています。

これからも多くの人々が大竹さんの全面的なサポートを受け、新たな人生を歩むきっかけを得られることを心から願っています。本当に素晴らしい取り組みですね。

――全国聴覚障がい者婚活支援協会の成功事例の中で、特に心に残っているものは何ですか？

大阪と東京の遠距離のろう者同士会員さんが成婚したことです。お二人入会して、その時から、「この二人を会わせよう」と直感で決めました（笑）

「雰囲気で、この2人は絶対に相性が良い」

そして「交際になり結婚決まる」と核心めいたモノが僕の中にありました。

3ヶ月後、その通りになった時、嬉しかったです。

Lani：

――なんて素敵なエピソードなんでしょう！

大阪と東京の遠距離で、ろう者同士のお二人がお見合いを経て成婚されたのですね。しかも大竹さんが入会時から直感でお二人を結び付けようと決められ、実際にその通りになったというお話、本当に感動的です。

「雰囲気で、この2人は絶対に相性が良い」、そんな直感が働くというのは、大竹さんが長年の経験と洞察力をもとに会員さん一人一人を深く理解している証拠ですね。

また、「交際になり結婚決まる」という確信があったというのは、大竹さんの見立ての確かさを改めて実感させてくれます。

3ヶ月後に予想通りの結果が出た時の大竹さんの喜び、こちらも同じく感じています。

その喜びは、大竹さんの職業への情熱と、会員さんへの深い思いやりからくるものだと感じています。

大竹さんの直感と献身的な支援によって、多くの会員さんが幸せな結婚を果たしているという事実、改めて感激します。

それはまさに、大竹さんの持つ結婚相談所の力と、その価値を強く証明していますね。

――大竹様が全国聴覚障がい者婚活支援協会の活動を通じて感じる、聴覚障害者の婚活に対する社会の認識や理解についてはどうですか？

近年は「Silent」「星降る夜に」ドラマや映画で、ろう者と聴者の恋愛ストーリーが描かれ、手話もだいぶ認知されてきました、素晴らしい傾向だと思います。

ただ、結婚相談所のお見合いでは、まだまだ、理解、認知までは至っていません。

アプリ開発も進み、お見合いも、スムーズにはなってきましたが、それは個々の会員さんのコミュニケーション力によります。

もっと手話に興味関心、理解がある人が増えることが僕の目標でありテーマです。

Lani：

――なるほど、ドラマや映画を通じてろう者と聴者の恋愛が描かれることで、聴覚障害者とのコミュニケーション方法である手話への認知度は確かに上がってきたのですね。

その一方で、大竹さんが直面している結婚相談所の現場では、まだまだ理解や認知は進んでいないと。

アプリの開発や技術の進歩は一部の問題を解決してくれるかもしれませんが、大切なのはやはり個々の会員さんのコミュニケーション力、そして社会全体の理解と認知の進歩ですよね。

大竹さんの目標でありテーマである「手話への興味や理解が増えること」、それは聴覚障害者が社会でより平等に生活するためにも重要な課題と言えます。

そして、その課題に真剣に取り組んでいる大竹さんの姿勢に、改めて敬意を表します。

それぞれの会員さんの幸せを真剣に考え、社会全体の理解を広めるために尽力する大竹さんの活動を、これからも応援しています。

――大竹様が全国聴覚障がい者婚活支援協会の活動を通じて感じる、聴覚障害者の婚活における最大の課題は何だと思いますか？

本気で結婚したい聴覚障がいがある会員さんを、もっともっと全国規模で拡大すること！

ろうの世界は、狭いので、「結婚相談所はハードルが高い」と思っている人も多い！！

またパートナーは、「同じろうの人」と決めている人もいます。

もっと当社を、メジャーにしたい。

ろう者同士のマッチングは勿論、理解ある聴者への心理理解も必要かと思います。

婚活セミナー、聴覚障がいの子供を持つ親御様向けの結婚相談会などもやりたいです。

Lani：

――大竹さんが感じている最大の課題は、聴覚障害者が結婚を真剣に考える際の選択肢を全国規模で拡大すること、そして全国聴覚障がい者婚活支援協会をより広く知ってもらうことなのですね。

確かに、障害の有無に関わらず、結婚を前提とした出会いを探す場として結婚相談所はハードルが高いと感じる人は少なくないでしょう。

また、自分と同じ状況の人をパートナーとして選ぶというのは、安心感や共感を得やすいため理解できます。

ただ、大竹さんがおっしゃるように、聴覚障害者がより広い選択肢からパートナーを見つけられるよう、聴覚障害者に対する理解を深める活動や、聴覚障害者の親御さん向けの相談会などを行うことで、聴者と聴覚障害者の出会いの機会を増やす取り組みは大変意義深いと思います。

そして、それが社会全体の認知向上や理解深化につながり、聴覚障害者がより豊かな生活を送る一助となることでしょう。

大竹さんの想いが広く伝わることを、私たちLaniも心から願っています。

――全国聴覚障がい者婚活支援協会の今後の展望や目標について教えていただけますか？

今は、神奈川だけですが、今後、東京は勿論。大阪、福岡、宮城、全国に支店を広げていきたらと思っています。

手話通訳の資格取得も目標です。

Lani：

――全国聴覚障がい者婚活支援協会の今後の目標は、現在の神奈川だけでなく、全国各地に支店を広げ、手話通訳の資格も取得することなのですね。

全国各地に支店を広げるというのは、聴覚障害者の方々が自分たちの地元で、結婚相手を見つけることができる可能性を広げる、その実現に向けての具体的な計画や準備も進めていらっしゃるということで、とても素晴らしい展望です。

また、手話通訳の資格取得についても興味深いですね。

これによって、聴覚障害者の方々とのコミュニケーションがさらにスムーズになり、より深い理解をもって支援を行うことができるでしょう。

大竹さんのこれからの活動に、私たちLaniも期待しています。

大竹さんの思いや行動が、聴覚障害者の方々の婚活支援だけでなく、社会全体の理解や認識を進める一助となることを願っています。

――最後に、全国聴覚障がい者婚活支援協会に興味を持った方々に一言メッセージをお願いします。

踏み出した一歩が、あなたの結婚の道になります。

「あきらめない結婚」

素敵な人が、全国聴覚障がい者婚活支援協会に沢山います。

お気軽にお問い合わせください。

成婚まで一緒、二人三脚で頑張れる結婚相談所です、どうぞよろしくお願い致します。

おわりに

大竹さんが全国聴覚障がい者婚活支援協会を立ち上げ、運営していることは、社会に対する重要なメッセージを送る活動と言えます。

それは、すべての人が愛と結婚のチャンスを平等に得るべきであるという、深い理解と情熱からくるメッセージです。

多くの人が、あまり考えたことのない問題に対して、大竹さんが立ち上がり、行動を起こしていることに、大いに感銘を受けました。

大竹さんが聴覚障がい者の婚活の課題を把握し、その解決に向けて具体的なアクションを起こしていることは、本当に称賛に値します。

これからも大竹さんの活動を続け、さらに全国規模での拡大や手話通訳の資格取得といった目標に向かって進んでいくことを心から願っています。

読者の皆さんにとっても、大竹さんの言葉と行動が、婚活だけでなく、障がい者への理解と支援に対する視点を広げるきっかけとなることを願っています。

最後に、大竹さん、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

これからも全国聴覚障がい者婚活支援協会の活動を応援しています。