ペタライトとは？意味・スピリチュアル効果・取り扱い方

ペタライトというパワーストーンを知っている人は、かなりのパワーストーン通といえるでしょう。産出量が少なく品質の良いものはジェムとして流通するため、パワーストーンとして流通することはあまりありません。

しかし、世界中のヒーラーやサイキッカーから支持される強力な石であり、「天使の石」と呼ばれているぐらいです。今回は、ペタライトの効果や取り扱い方などを徹底解説します。

ペタライトってどんな石？

ペタライトとは

ペタライトとは、リチウムを多く含むケイ酸塩鉱物。他にはアルミニウムやナトリウムを含んでいて、組成式は LiAlSi4O10です、

ペタライトはリチウムを取り出すための鉱石として工業用に使われる他、高温に強いため土鍋の材料となります。ペタライトを用いた三重県四日市市の万古焼は有名ですね。

また、ペタライトはリチウムを発見するきっかけとなった鉱物としても有名です。

波動が強いパワーストーンとして知られ、強力な力を持ち世界中のヒーラーやサイキッカーが支持することでも知られています。

ペタライトの名前の由来

削ったときの破片が葉っぱに似ていることが由来です。

ペタライトの和名・別名

葉っぱのような形に割れることが由来となっています。

ドイツの鉱物学者であるオーガスト・ブライトハウプト博士（Johann August Breithaupt）が1846年に命名しましたが、後にペタライトと同一の鉱石であることが判明したため、この名前は無効となっています。

ペタライトの歴史

ペタライトは、1800年にスウェーデンにあるユト・アルフベドソン島で発見されました。発見者はブラジル科学者であるジョゼ・ボニファシオ・デ・アンドラダ・デ・シルバ博士（Jose Bonifacio de Andrada e Silva）です。

その後、1817年にスウェーデンの化学者が、ペタライトを分析していた際にリチウムを発見しました。リチウムは現代において重要な存在であり、リチウム電池などさまざまな点で活躍する元素。

もしかしたら、ペタライトが発見されていなければ、人類は今日のような発展を遂げていないかもしれませんね。

ペタライトの伝説・言い伝え

ペタライトは、黒魔術を撃退する石とされてきました。現代でもマイナスエネルギーを退ける存在として多くのサイキッカーたちの支持を集めています。

ペタライトの産地

ペタライトは世界の各国で産出する、ありふれた鉱物です。日本でも福岡県で採掘があります。

ペタライトの硬度

ペタライトのモース硬度は6～6.5です。劈開性が1方向に完全であり、薄い葉っぱのように剥がれ落ちる性質があります。

ペタライトの宝石言葉・石言葉

ペタライトと誕生石・曜日石・守護石

ペタライトの色と種類・似ているパワーストーン

全体的に淡いカラーリングです。もっとも有名なのはカラーレスですが、実際のところは全くのカラーレスではなく淡く色づいたものが多いです。近年では一部のみ淡いピンクになったものの人気が高まっています。

ペタライトと似ているパワーストーン

水晶・クンツァイト・モルガナイトなど

ペタライトはクリアかつ淡いカラーリングもしくはカラーレス。パワーストーンとして流通するのは主にカラーレスのペタライトですが、淡くピンクに色づいたものも販売されています。

ポルサイト

ポルサイトとは、セシウムの水和アルミノ珪酸塩鉱物。セシウムを含む重要な資源となっていて、ジェムランクのものは希少かつ高価です。

ペタライトと一緒に産出することが多く、そのため、ペタライトは「カストライト」と名づけられたこともあります。

ポルサイトのルックスはカラーレスのペタライトそっくりであり、ピンクやブルー、パープルのポルサイトも存在します。名前の語源は、双子座の神話に出てくる双子の名前、カストルとポルックス。

ペタライトとポルサイトがあまりにそっくりかつ一緒に産出するという点が、双子を連想させたのでしょう。

ポルサイトが発見された当初、共生していたペタライトはペタライトと認識されず新鉱物と思われ、カストライトはカストル、ポルサイトはポルックスから名づけられました。

しかし、カストライトは先に発見されていたペタライトと同じ鉱物ということが判明し、現在ではカストライトという名前は廃止されています。双子から名前を取るほどですから、ポルサイトとペタライトの類似具合がうかがえますね。

ペタライトが持つスピリチュアル的性質

ペタライトと風水

ペタライトは風水における五行思想では、水気と金気を持っています。

ペタライトと相性の良い方位

ペタライトとチャクラ

ペタライトは第5チャクラ、第6チャクラ、第7チャクラ、第8チャクラを活性化させます。

第5チャクラは喉にある「スロートチャクラ」で、表現力、知性、説得力などを意味します。コミュニケーションを司るチャクラであり、他人を正しく理解したり自分を上手に表現するための力を宿しています。

ペタライトはこんな人におすすめ

ペタライトの効果・効能・スピリチュアルへの影響

1.精神安定・ヒーリング

ペタライトは全てのマイナスエネルギーを浄化するとされ、否定性を取り除き、過去のトラウマや抱えている不安を癒してくれます。ペタライトはとても清らかな波動を持つとされ、持ち主をしっかりと包み込み守ってくれます。

そのため周囲からのマイナスエネルギーに対するバリアとなり、他人からの影響を受けづらくしてくれるでしょう。また、自責の念や自己否定といった要素を消し去ってくれるので、自信を失っている人にもおすすめです。

ありのままの自分を愛することを教えてくれるので、自尊心が高まり顔を上げて生きていけるようになるといわれています。

ペタライトは持ち主の平穏のために手を尽くしてくれます。そのため、被害妄想や感情の昂ぶり、不安感、恐怖感といった、邪魔なものを浄化して心を落ち着けて現実を見据えるように導いてくれます。

問題の根本原因を見つけさせると同時に流れを変える力を与えてくれるので、現時点で困難な状況にいる人がそこから抜け出すサポートもしてくれます。

本来の自分を見つめ、その価値を思い出し、自信と自愛を持って未来に進んでいけるようになるでしょう。

2.浄化・霊障避け

ペタライトはネガティブなエネルギーを強力に浄化してくれるパワーストーンです。持ち主を優しくも強い波動で包み込み、しっかりとガードしてくれます。と同時に、周囲を清めてもくれるのです。

嫌な人間関係や嫌な環境が変わったり、離れられたりするでしょう。持ち主自身の判断力を鈍らせている自責や自信喪失を取り除いてもくれるので、穢れのない清浄な状態で生活することができ、心に平穏が訪れます。

ペタライトはスピリチュアル性が高く、浄化の力も強力です。この性質は、霊障避けに効果があります。霊障とは、いわゆる霊や念によって起きる障害のこと。誰かの思念や生霊であることもあれば、死霊に起因することもあるでしょう。

ペタライトは全てのマイナスを浄化してくれるので、浄化する対象が何であっても問題としません。

持ち主の平穏な人生を邪魔する存在や本来の目的の妨げとなる存在すべてを排除するため、正体が分からないがとにかく悩んでいるという人にもおすすめなのです。

3.カルマ解消・自己確立

ペタライトは「天使の石」と呼ばれるスピリチュアルな石です。天界とつながるためのパワーを授け、地上で覚醒していながらも天界からのメッセージを受け取ることができるとされています。

洞察力が高まったり勘が鋭くなったり、問題の根本原因や解決方法がひらめいたりと、真実や本質が見えてくるでしょう。自分自身が何者であり今の命がある間に何をするべきかといったことが分かるようになったりもします。

また、カルマという前世での悪行による現世でのマイナス面に関しても、解決することができるといわれているのです。天使や天界というと「よく分からない」「ファンタジーみたい」という人も多いでしょう。

天界とは、単純にいえば「正解がある場所」です。天界は、人間が魂ごと成長して次の生へと生まれ変わる過程において、正解に関するヒントを与えてくれることがあります。

天使は神様のお告げを伝えてくれる存在であり、いわばメッセンジャーなので、進むべき道を教えてくれるペタライトは天使の石と呼ばれているのです。

ペタライトと相性の良い組み合わせ

ペタライト×モルダバイト

即効性のある組み合わせなので、覚悟して持ってください。

ペタライト×タンザナイト

天からの啓示を受けたかのようにベストな選択肢を選ばせるタンザナイトとは、共通している点が多いです。

ペタライト×アウイナイト

ペタライト×フェナカイト

ペタライト×ローズクォーツ

ペタライト×ブルームーンストーン（ペリステライト）

ペタライト×ホワイトダンビュライト

前世のカルマにより生きづらさを覚えている場合にも、魂が成長してカルマを解消できるので、今世での人生がより生きやすくなるでしょう。

ペタライトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果

ペタライトは、ジェムストーンとしてアクセサリー加工されることが多く、

ペタライトは第6チャクラや第7チャクラを活性化させるため、頭部近くに持ってくるとよいでしょう。天界からのお告げを知らせる意味があるパワーストーンなので、情報収集の箇所である耳がピッタリです。

リングにする際には、願い事によってどの指に着けるかを決めましょう。

ペタライトのお手入れ・浄化方法

ペタライトは成分的な弱点はありません。しかし、劈開性があるため、流水などの衝撃はなるだけ避けた方が無難でしょう。そのため、流水を使用する浄化方法はやめた方がよいです。

また、有色のペタライトは日光により退色する可能性が否定できないので、避けた方が無難でしょう。日ごろのお手入れや取り扱い方法に関しては、衝撃にさえ気をつけていれば特に問題はありません。

ただし、衝撃以外なら何をしても大丈夫というわけではありませんので、最低限の礼儀を持って接することをおすすめします。浄化の頻度は週に1度、パワーチャージも同様に行うとよいでしょう。

浄化方法	対応
塩・塩水	×
流水	×
ホワイトセージ	◎
水晶クラスタ	◎
日光・月光浴	◎
土	×
音	◎

ホワイトセージ

ホワイトセージによる浄化は、ペタライトに対応しています。

水晶クラスタ・水晶さざれ

水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ペタライトに対応しています。

どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了します。

日光・月光浴

日光や月光による浄化は、ペタライトに対応しています。ただし、カラーがついたものは日光により退色する可能性があるので、日光は避けましょう。

日光によりパワーチャージができる

ペタライトは光の力を持つとされるため、日光と相性がよく、日光を浴びせることでパワーをチャージできます。カラーレスのものに限ります。

午前中の日光のみが有効です。昇る太陽は「進化」「発展」を意味しますが、午後になって沈む太陽には「退化」「減退」の意味があるので、パワーチャージには不向きなのです。

音

音による浄化は、ペタライトに対応しています。

音によりパワーチャージができる

バライトは音によってパワーチャージが可能です。スピリチュアル性の高いペタライトは聖なる音と相性が良いからです。

4096Hzは地球の基本振動である8Hzを9オクターブ上昇させた音だとされ、高次のチャクラに働きかけるバライトと相性が良いのです。数回聞かせるだけでパワーチャージができるので、浄化と一緒にやってみてくださいね。

ペタライトの好転反応・副作用

ペタライトはとてもスピリチュアル性の高い石で、波動も強いです。そのため、人によっては好転反応が生じることもあるでしょう。

石のパワーに敏感な人ほど好転反応が生じやすいので、スピリチュアルな世界に精通していて扱い方を心得ている人や耐性がある人なら石のパワーに敏感でも大丈夫でしょうが、そうでない人は避けた方が良いかもしれません。

通常、パワーストーンの好転反応を抑えるためには、身に着ける時間を短くしてから徐々に長くしていく方法が取られます。時間をかけてゆっくりとお互いのことを分かり合うようにすれば、石と人との波動が馴染み合うという考え方です。

しかし、ペタライトに関しては、時間が解決してくれるということはないと思ってください。合うか合わないか、ペタライトを持つ素質があるか否かがハッキリと分かれるのです。

もし素質があったとしても石の波動に敏感なタイプの人であれば好転反応が生じ、辛さを感じるでしょう。そんな場合には、水晶を合わせてみてください。

水晶は組み合わせた他のパワーストーンの波動を調節する能力があり、調整役となってくれます。水晶を合わせて様子を見てみましょう。1ヵ月程度で問題がなくなれば、そのまま続けてよいです。

しかし、1ヵ月経っても問題が収まらなければ、ペタライトを持つのに向いていないということ。諦めた方がよいかもしれませんね。

ペタライトのQ&A

ペタライトの偽物の見分け方は？

ペタライトはカラーレスかつクリアな鉱石で、そのルックスから、パワーストーンというよりはジェムストーンとされることも多いです。

カラーレスかつクリアといえば、ダイヤモンド、水晶、カラーレストパーズ、カラーレスジルコンなどさまざまな鉱石がありますよね。フェナカイトやポルサイトもカラーレスかつクリアです。

つまり、ペタライトは多くのそっくりさんがいるということです。見分け方はこれといってありません。

ペタライト特有の特徴というものが存在しないからです。似た鉱石である可能性を1つ1つ排除していくしかありませんが、似た鉱石が多くて現実的ではありません。

パワーストーンとしてのペタライトは、Heaven＆Earth社が販売していることも多いです。その場合はギャランティカードとい説明カードが付属しています。

カードがなければ、Heaven＆Earth社の商品ではなく、ペタライトそのものも偽物である可能性があります。Heaven＆Earth社の商品には偽物も多いため、カードを必ず確認しましょう。

また、Heaven＆Earth社からの販売ではないジェムランクのものや原石状態のものもありますが、こちらは偽物というわけではありません。ペタライトはHeaven＆Earth社の独占販売ではないからです。

ペタライトが割れた・欠けた！特別な意味はある？

ペタライトのモース硬度は6～6.5。特別に柔らかく傷つきやすいというわけではありませんが、劈開性が1方向に完全となっています。薄い葉っぱのように剥がれ落ちる性質があるため、衝撃には気をつけましょう。

できれば、摩擦も避けたいですね。物質的な弱点は特にないので、衝撃や摩擦以外で破損することはありません。そのため、ペタライトが割れたり欠けたりしたら、ぶつけたり落としたりしなかったか考えてみてください。

思い当たることがない場合は、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。ペタライトは強力な保護効果があり、マイナスの存在をすべて浄化します。

そんなペタライトが割れたり欠けたりするのは、大きな穢れを払って力を使い果たしてしまった可能性があります。いわゆる身代わりになってくれた状態なので、感謝の気持ちを伝えて土に還してあげましょう。

また、しばらくの間は周囲に注意が必要です。大きな災厄が迫っていたり、他人からネガティブな波動を向けられているのかもしれません。

恨みを買っていないか考えて、思い当たることがあればフォローするか身を守る策を用意しておくのがよいでしょう。

ペタライトの購入におすすめの販売店・通販

Designer’s Room

榎本通商

まとめ

知名度が高いとはいえないペタライトですが、スピリチュアルの世界においては「天使の石」とされ、強く支持されることも多いパワーストーンです。

波動にクセがあり人を選ぶため、覚悟が必要なことは事実ですが、気になる人はまずは触れてみてはいかがでしょうか。インスピレーションを感じたらお迎えのサインだと思って、ぜひお迎えを検討してみてくださいね。