フォスフォシデライトという藤色のパワーストーンを知っていますか?似た名前のフォスフォフィライトと混同されたり、そもそもの存在が疑われるなど何かと不憫な石ですが、2000年代に流通をはじめ近年注目され始めたパワーストーンです。今回は、フォスフォシデライトの魅力や取り扱い方、組み合わせ方などについて徹底解説します。
フォスフォシデライトってどんな石?
フォスフォシデライトとは
フォスフォシデライトとは、バリサイトグループに属する鉱物。組成式はFe3PO42H2O。ストレンガイトという鉱物と同質異象の関係にあります。同質異象とは、成分は同じなのに結晶構造が違うという、親戚のような存在のことです。
フォスフォシデライトは、鉄イオンを含むことでパープルまたはピンクに発色し、「藤色」と評されることもあります。不透明で柔らかなパステルカラーをしていて、イエローの内包物が見えることもあります。発見は古いものの近年流通が始まったばかりであり、流通量が少なく知名度はさほど高くありませんが、ここ数年で注目度が高まっているパワーストーンです。
フォスフォシデライトの名前の由来
フォスフォシデライト(Phosphosiderite)は、ギリシャ語で「リン」を意味する「phospho(フォスフォ)」と「鉄」を意味する「sideros(シデロス)」、「石」を意味する「kithos(リトス)」が合わさってできています。フォスフォシデライトがリンと鉄を含んでいることが語源です。
ちなみに、リンはギリシャ語で「光」を意味する「phos(フォス)」と、「運ぶもの」を意味する「phoros(フォロス)」が語源となっています。リンは発光するため、リンの発見者であるドイツ人錬金術師のヘニッヒ・ブラント(Hennig Brand)が、「光を運ぶもの」という意味を込めたようですね。
名づけ親は、ドイツ人鉱物学者であるフランツ・ジークフリート・ウィリー・ブルーンス氏 (Franz Siegfried Willy Bruhns)と、同じくドイツの地質学者であるカール・ハインリッヒ・エーミール・ゲオルク (Karl Heinrich Emil Georg Busz)。1890年に名づけられました。
フォスフォシデライトの和名・別名
フォスフォシデライトの和名は「斜燐鉄鉱(しゃりんてっこう)」です。
フォスフォシデライトの歴史
フォスフォシデライトは1858年にドイツで発見され、当時は「ヒューローライト」という名前で呼ばれていました。
パワーストーンとして流通が始まったのが2000年代なので、100年以上は大々的に知られることがなかったのですね。
フォスフォシデライトの伝説・言い伝え
フォスフォシデライトは近年見つかったばかりの鉱物で、歴史が浅いです。そのため、伝説や言い伝えはありません。
フォスフォシデライトの産地
ペルー・アメリカ・ドイス・マダガスカル
フォスフォシデライトの硬度
フォスフォシデライトのモース硬度は4.5~5です。柔らかい方で、傷が入りやすいです。また、劈開が1方向に良好、1方向に不明瞭と2方向に存在するため、一定方向に割れやすいです。
フォスフォシデライトの宝石言葉・石言葉
「洞察力」・「勇気」
フォスフォシデライトと誕生石・曜日石・守護石
フォスフォシデライトは8月19日の誕生月石です。
フォスフォシデライトの色と種類・似ているパワーストーン
フォスフォシデライトは主にパープルカラーをしたパワーストーンです。ピンクがかったものもあればバイオレットカラーのものもあり、カラーリングの幅は広いです。イエローの内包物を持つものもあります。不透明なのでマットな印象を持つでしょう。色ムラがなくカラーが濃いほど高品質となります。
フォスフォシデライトと似ているパワーストーン
スティヒタイト
スティヒタイトとは、マット感のあるパープルもしくはレッドパープルのパワーストーンです。粘土鉱物であるのハイドロタルク石グループの1つで、モース硬度が低く、とても柔らかい鉱物です。色ムラがあり、ものによっては蜘蛛の巣のようなマトリックス模様があるでしょう。スギライトやチャロアイトに似ていることで注目を集めています。
同じくマット感のあるパープルカラーをしたフォスフォシデライトとは近いものがありますが、フォスフォシデライトは模様がほとんどありません。あったとしても、イエローやブラウンの内包物が見えている程度なので、チャロアイトやスギライトには似ていません。よくよく見れば、スティヒタイトとの違いは分かるでしょう。
フォスフォシデライトが持つスピリチュアル的性質
フォスフォシデライトと風水
フォスフォシデライトは風水における五行思想では、火気を持っています。
火気は「礼」を表し、華やかさや激しさ、旺盛さの象徴です。真夏の太陽のようにギラギラしていて派手で直情的な火気は、燃え盛る炎のように、一度燃え上がったら止まらない激しさを持っています。また、火は物質を燃やして別の物質へと変化させることから、昇華や応用といった意味も持っています。
フォスフォシデライトと相性の良い方位
東・南
フォスフォシデライトとチャクラ
フォスフォシデライトは第6チャクラと第7チャクラを活性化させます。
第6チャクラは眉間にあり「サードアイチャクラ」と呼ばれます。「霊性」「直観」などを司るチャクラで、持ち主のスピリチュアルな能力を高めたり、勘を鋭くしてくれます。
第7チャクラは頭頂にある「クラウンチャクラ」です。「神聖」「純真」「信仰」などを司る精神的なチャクラで、持ち主の魂が持つ力を高めます。このチャクラを強化すれば高次の存在にアクセスする能力が高まるため、スピリチュアルなメッセージを受け取ることができ、多くの気づきに恵まれます。
フォスフォシデライトはこんな人におすすめ
・感情的になりやすい人
・心を強くしたい人
・思考力をアップしたい人
・言外の感情を察知したい人
・ペットロスから抜け出したい人
・ペットの気持ちを理解したい人
フォスフォシデライトの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.感情の起伏を抑える
フォスフォシデライトには、感情の起伏を抑える効果があります。
フォスフォシデライトは精神面を癒す力に長けています。怒りや嫉妬、悲しみなど感情の波がやってきたとき、その波を鎮め、常に冷静に状況を判断できるように導いてくれるでしょう。感情的になりやすい人や思考より思いが先走って上手く物事を説明できないタイプの人におすすめです。
フォスフォシデライトが持つパープルカラーは、霊性が高く、スピリチュアルな能力を高めたり精神面を強化する力があるとされています。パワーストーンは、カラーリングが濃ければ濃いほど鋭く強力な力を持っているのですが、フォスフォシデライトはマットで柔らかく優しいパープルカラーをしています。そのため人に馴染みやすく、持ち主を叱咤して精神を強化するというよりは、優しく導いてくれるような存在となります。強いリーダーとして持ち主を厳しく律して心を育てるのではなく、「色々あるけど一緒にがんばろうねー」ぐらいの緩い雰囲気を持っているのです。そのため癒し効果もあり、特に起こってしまった過去に対する後悔や喪失感をなぐさめ、心を落ち着かせてくれるでしょう。
2.他人の心を読む
フォスフォシデライトは、他人の気持ちを慮れるようにしてくれます。
フォスフォシデライトは他人の気持ちを察する力を高めます。フォスフォシデライトは第6チャクラと第7チャクラを活性化させるので、洞察力がアップしたり勘が鋭くなったりして、相手が言外に隠していることを理解するのが上手になるのです。そのためコミュニケーション能力が高まり、人間関係が円満になるでしょう。
フォスフォシデライトが持つ効果の中で特殊なのは、「ペットの気持ちを理解する」です。フォスフォシデライトは周囲の人間のことだけでなく、動物であるペットのことも理解させてくれるのです。言葉やボディランゲージが人類とは違う彼らに対しては、人間の方が都合よく解釈をしたり、そもそもその感情がサッパリ分からず困ることもありますよね。フォスフォシデライトは持ち主の感情を抑えて物事を判断させますし、勘を鋭くもしてくれます。そのため、物言わぬ彼らの感情を察知することができるようになるのです。この効果は、すでに亡くなってしまったペットに対しても有効です。ペットが亡くなったあとに、存命中だったころを思い出して後悔や自責をしている人は珍しくありません。フォスフォシデライトには精神安定効果もあるため、ペットロスに陥っている人にもおすすめです。
フォスフォシデライトと相性の良い組み合わせ
フォスフォシデライト×ルビー
フォスフォシデライトとルビーの組み合わせは、心身のバランスを取って力をみなぎらせます。
ルビーは、ダイヤモンド、サファイア、エメラルドとともに4大宝石の1つにかぞえられる有名なジェムストーンです。鉱物的にはレッドのコランダムであり、サファイアと同じ石となります。パワーストーンとしては波動が強く、「宝石の女王」の異名通りの女王様気質。持ち主に勝利をもたらしたり活力をアップしたりする効果がありますが、気持ち的な部分だけでなく肉体的にも元気にするといわれています。「欲しいものはすべて手にする」というワガママ女王様タイプの石なので、持ち主の心の中にある欲求に火を灯し、目標を叶えるべく前進させてくれるでしょう。
そしって、フォスフォシデライトは精神的な安定をもたらすパワーストーンです。感情の波を抑えて精神に健康をもたらし、何事にも動じない強さをもたらすでしょう。ルビーは目標まで一心不乱に走らせるタイプのパワーストーンなので、フォスフォシデライトがストッパー役となってくれます。ルビーによる感情の昂ぶりややる気の出過ぎを抑えてくれるのが、フォスフォシデライトというわけです。バランスの取れた組み合わせなので、目標を叶えたい人や日々を精力的に過ごしたい人におすすめです。
フォスフォシデライト×アメジスト
フォスフォシデライトとアメジストの組み合わせは、精神安定や良縁結びに効果があります。
アメジストは2月の誕生月石としても有名な、パープルカラーの鉱石です。パープルカラーは情熱のレッドと冷静のパープルを併せ持っているため、バランス能力に長けています。心を押さえつけるのではなく必要な冷静さと情熱をもって物事に向き合わせるので、恋愛にもおすすめ。また、パープルカラーは霊性が高く、洞察力を高めたり勘を鋭くしたりするので、物事や人物の本質を見抜けるようになります。周囲の人や恋のお相手の心を見抜きやすくなり、魔除けにもつながります。精神面に深く働きかけるヒーリング効果も高く、安眠にもよいでしょう。
一方、フォスフォシデライトは感情の昂ぶりを抑えて、持ち主に冷静さをもたらします。第6チャクラと第7チャクラに働きかけるため、霊性が高まるでしょう。アメジストとほとんど同じ性質を持っていますが、違うのはそのパワーの柔らかさ。アメジストが鋭く強力な波動を持っているのに対し、フォスフォシデライトは柔らかくほんわかとした波動を持っています。持ち主を強力に導くアメジストと包んでくれるフォスフォシデライトの組み合わせなので、それぞれの特性を生かした場面で味方となってくれるでしょう。
フォスフォシデライト×サードオニキス
フォスフォシデライトとサードオニキスの組み合わせは、対人面良化効果があります。
サードオニキスはレッドをベースにホワイトの縞模様が入ったパワーストーン。レッドとホワイトがほどよう混じりあって成立していることから、「和合の石」「調和の石」と呼ばれます。男女や夫婦といった相反する存在を結び付けて絆を強くしたり、周囲の人との関係を円満にしてくれるでしょう。エネルギッシュな波動を持ちながらも穏やかに持ち主に寄り添ってくれるという、優れたバランス感覚の持ち主でもあります。そのため、浄化や魔除け、精神安定などさまざまな面に力を発揮してくれ、人生を通したお守りにするのもおすすめです。
そして、フォスフォシデライトには他人の心を読み取る効果や、感情的な言動を封じる効果があります。コミュニケーション能力がアップしたり対人トラブル防止になるので、人との絆を深めて調和をもたらすサードオニキスと組み合わせれば、人間関係が円満になりトラブルが起きることもなくなるでしょう。他人と上手にコミュニケーションが取れない人や、人と仲良くなりにくい人におすすめの組み合わせです。
フォスフォシデライト×ピンクオパール
フォスフォシデライトとピンクオパールの組み合わせは、愛情に溢れた日々をもたらします。
ピンクオパールは遊色効果を持たないコモンオパールの1つで、ころんとした可愛らしさから人気があります。愛情を司る石として知られ、持ち主が他人を愛する心を育てると同時に、持ち主が他人からの愛情を受け取りやすくなるよう器を用意してくれます。感謝や愛情を素直に伝えられるようになるため、つい意地を張ってしまう人にもおすすめ。自尊心や自愛を高めるピンクオパールは、心をオープンにして他人と接することで得られる喜びを教えてくれるでしょう。恋愛においても同様の効果があり、他人に受け入れられやすくなります。
一方、フォスフォシデライトには冷静さをもたらし、判断力をアップする効果があります。他人の本質を察知できるようになるため、良くない人物を遠ざけたり、意中の人とより仲良くなれたりするでしょう。愛情運に作用するピンクオパールと組み合わせることで、信頼と同時に愛情を得ることができます。持ち主と周囲の人との間で愛情のやり取りが活発になり、心安らぐ日々が訪れるでしょう。
フォスフォシデライト×ラブラドライト
フォスフォシデライトとラブラドライトの組み合わせは、他人を理解する力を高めます。
ラブラドライトはフェルドスパーグループに属する鉱石で、一見ただの黒い石なのに光を当てるとラブラドレッセンス効果という光学反応を見せます。そのことから、視野を広げたり物事を見る角度を変える効果があるとされ、「価値観を変容させる石」と呼ばれます。また、月と太陽両方の力を宿すとされ、多様性の象徴でもあります。自分とは違う存在を否定せず、理解して受け入れたり、これまで気づかなかったことに気づくようになるでしょう。他人を批判しやすい人や、自分の考えに固執しやすい人におすすめのパワーストーンです。
そして、フォスフォシデライトには相手の本質を理解するための察知力を高める効果があります。相手が言わないこと、本音、本質などに気づくことができるようになり、対人コミュニケーションが円滑になるでしょう。フォスフォシデライトには感情の昂ぶりを抑える効果もあるので、感情で相手をジャッジすることがなくなり、より本質に近づくことができます。多様性の象徴であり許容を促すラブラドライトとの組み合わせでは、さまざまな角度から相手を判断できるスキルが身につくため、対人面においてのストレスが減るでしょう。ラブラドライトが持つ変革をもたらす力とフォスフォシデライトの思考力が組み合わさるので、自分を大きく飛躍させることもできますよ。
フォスフォシデライト×モリオン
フォスフォシデライトとモリオンの組み合わせは、守護効果があります。
モリオンは水晶の変色種で、ブラックカラーをしています。多くのブラック系パワーストーンがそうであるように、モリオンも魔除けの力を宿していて、その力は「最強の魔除け石」と呼ばれるほどに強力。盾となって持ち主を守り、穢れを遠ざけてくれるでしょう。精神面を強化して心を惑わす存在をスルーさせてもくれるので、悪縁切りにもおすすめです。ネガティブな人間関係やマイナスの影響を及ぼす古い価値観や癖などから逃れることができるでしょう。
そして、フォスフォシデライトは感情の起伏を抑え、冷静さをもたらします。優しくやわらかなパワーを持っているため、傷ついた心を包み込みそっと癒してくれるでしょう。モリオンと組み合わせることで、トラウマや悲しみの原因となる存在と離れることができ、今以上に傷つくことがなくなります。持ち主自身を納得させながら離れさせてくれるので、今後その思い出が頭をよぎったとしても、ネガティブな感情を抱かなくなるでしょう。すでに起こった出来事だけでなく今後に対しての対応も取ってくれる組み合わせなので、トラブル防止やストレス緩和にも役立ってくれます。
フォスフォシデライト×翡翠
フォスフォシデライトと翡翠の組み合わせは、自己成長に効果があります。
翡翠は東洋を代表するジェムストーンであり、特に中国では健康や長寿のお守りとして親しまれてきました。翡翠は「五徳すべてを持つ石」とされ、人間的な成長を促し、人生に実りをもたらし、一族を繁栄に導くといわれています。そのため、人を導く立場にある人におすすめ。人間として生きていくうえでの大切な部分を育て、周囲からの信頼度をアップしてくれるでしょう。健康や長寿のお守りとして身に着けるのもおすすめです。
一方、フォスフォシデライトには感情を抑えて冷静さをもたらしたり、精神を安定させる効果があります。感情的にならないことで周囲から信頼を得られる場面も多いですから、仕事面や対人面において良い結果をもたらすでしょう。人として必要な要素を育ててくれる翡翠と合わせることで、持ち主のためになるものが周囲に増え、信頼だけでなくチャンスや人徳、人脈なども呼び込むことができます。自分を高めていける組み合わせなので、自分をしっかり律したい人やリーダーポジションにいる人におすすめの組み合わせです。
フォスフォシデライトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
フォスフォシデライトを身に着けるなら、イヤリングやピアスなどのイヤーアクセサリーか、ネックレスもしくはブレスレットがおすすめです。
フォスフォシデライトは眉間にある第6チャクラと頭頂にある第7チャクラを活性化させます。そのため、顔の付近に持ってくるのがおすすめ。また、フォスフォシデライトは勘を鋭くして気づきを得させる力が強いため、情報が入ってくる部位である耳に着けるとより効果を実感できるでしょう。
ヒーリングや感情の波を抑えたいときには、ネックレスやブレスレットがよいです。辛いときに洋服の上からもよいので、フォスフォシデライトのネックレスを握ってみると、心が落ち着きますよ。ブレスレットにする場合は受信の側である左腕に着けて、フォスフォシデライトが感情の波を抑える力を注ぎ込んでくれるのを思い描いてみると効果的です。
フォスフォシデライトのお手入れ・浄化方法
フォスフォシデライトはモース硬が4.5~5で、劈開も2方向に存在するため、傷が入ったり割れたりしやすいパワーストーンといえます。そのため流水を使用する浄化方法は避けてください。日光にも強くないので、日光による浄化も避けましょう。
日ごろのお手入れに関しては、身に着けたあとに柔らかい布で汚れをそっと拭き取る程度でOKです。日中に身に着けて外出する程度なら問題ありませんが、窓辺などに放置しておくのは厳禁です。
浄化の頻度は2週間に1回、パワーチャージも同様で構いません。しかし、フォスフォシデライトはここぞというときには強いパワーを発揮するタイプの石なので、その力を実感したあとには必ず浄化やパワーチャージを行うようにしてください。
浄化方法
対応
塩・塩水
☓
流水
☓
ホワイトセージ
◎
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
☓
土
☓
音
◎
フォスフォシデライトのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、フォスフォシデライトに対応しています。ですが、フォスフォシデライトはゼオライトグループの仲間であり、匂いが吸着してしまう可能性があります。あまり考えられることではありませんが、気になる人はやめておきましょう。
まず、ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙にフォスフォシデライトをくぐらせます。10回程度で浄化が完了しますが、持ち主が「しっかり浄化できた」と思うまで続けてOKです。
水晶クラスタ・水晶さざれ
フォスフォシデライトは、水晶クラスタや水晶さざれでも浄化できます。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上にフォスフォシデライトを置くだけです。さざれ石を使用する場合は、浄化皿の上にさざれ石を盛りましょう。フォスフォシデライトを上に乗せるか中に埋めるかしてください。30分から3時間程度で浄化ができます。
日光・月光浴
フォスフォシデライトは日光での浄化はNGですが、月光でなら浄化ができます。
浄化皿の上にフォスフォシデライトを乗せ、月光浴をさせましょう2時間から3時間程度で浄化が完了します。
音
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを使って音で浄化する方法もあります。
浄化皿にフォスフォシデライトを置き、音を奏でます。水晶ポイントの先の方をフォスフォシデライトに向けたまま、フォスフォシデライトを中心にして円を描きましょう。水晶ポイントの先から音が出て、フォスフォシデライトの全面に浴びせているようなイメージを持つとやりやすいでしょう。
音でパワーチャージができる
フォスフォシデライトは音によってパワーチャージが可能です。
音は、4096Hzのものを使用してください。4096Hzは地球の基本振動である8Hzを9オクターブ上昇させた音だとされ、高次のチャクラに働きかけるフォスフォシデライトと相性が良いのです。数回聞かせるだけでパワーチャージができるので、浄化と一緒にやってみてくださいね。
フォスフォシデライトの好転反応・副作用
フォスフォシデライトは好転反応が起きやすい部類のパワーストーンではありません。しかし、好転反応はすべての人に起きないわけではないので、人によっては好転反応が生じることもあるでしょう。どちらかといえばパープルカラーが濃いものほど波動や力が強いため、好転反応が起きやすいです。不安な人は淡めのカラーやピンクがかったものを選ぶのをおすすめします。
頭痛や発熱、不眠、過眠など好転反応が生じたら、まずはフォスフォシデライトから離れてみてください。落ち着いたころに好転反応を抑えるべく手順を踏んでいきましょう。方法は主に2種類あります。
1つ目は、時間をかけてお互いの波動を馴染ませる方法です。1日にフォスフォシデライトを身に着ける時間を極端に短くしてみてから、問題がなければ日を追うごとに徐々に増やしていきます。時間をかけてお互いの波動を馴染ませる方法です。
2つ目は、水晶を合わせる方法です。水晶はすべてのパワーストーンの基礎であり、組み合わせたパワーストーンの波動や力をコントロールする能力を持っています。フォスフォシデライトの波動を持ち主にちょうどよいレベルに合わせてくれるでしょう。
フォスフォシデライトのQ&A
フォスフォシデライトの偽物の見分け方は?
フォスフォシデライトには偽物があります。他の似た鉱物が間違われるケースもありますが、主にプラスチックに着色したものがフォスフォシデライトとして流通しているのです。フォスフォシデライトはマットな質感で不透明なパープルもしくはピンクパープルですから、プラスチックに色を塗ればその質感が出やすいのでしょう。プラスチックであれば、手に持ったときの重さは石とは比べ物にならないので、実際に手に持ってみれば分かります。
フォスフォシデライトそのものが存在しない?すべて偽物?
フォスフォシデライトにはちょっと変わった偽物説があります。それは、フォスフォシデライトという鉱石そのものが存在しないという説。プラスチックビーズや他の石に色を塗って、それをフォスフォシデライトという名前で販売しているという説です。
結論からいえば、これは間違いです。フォスフォシデライトという石は確かに存在しますし、鑑別にかければ「鉱物種名:天然フォスフォシデライト」「宝石名:フォスフォシデライト」という鑑別が出ます。プラスチックや他の石なら、こんな結果は出ませんよね。
では、なぜこのような説が出回っているのでしょう?
いくつか理由は考えられますが、まずは、フォスフォシデライトの知名度が低い点や、似た名前のフォスフォフィライトという近年有名になった鉱物の存在が挙げられます。フォスフォフィライトとは宝石をモチーフにしたアニメの主人公のモデルとなった石で、めったにお目にかかることのない希少石にも関わらず、ここ数年で一気に知名度が上がりました。そのフォスフォフィライトに名前が似ているフォスフォシデライトは、「フォスフォフィライトの名前を間違っているだけで、そんな石は存在しない」といわれることがあるようです。フォスフォシデライトが2000年代に入ってから本格的に流通し始めた石なので、パワーストーン初心者には知られていない石であることも要因の1つとなっているのでしょう。
また、フォスフォシデライトはマットな質感で、ペンキを塗り付けたようなルックスをしています。そのため、天然の鉱物でありながらもプラスチックビーズのように見えてしまい、天然石ではないといわれているようですね。
実際にはきちんと存在する天然石なので、安心してください。ただし、本当にプラスチックビーズが混ざっていることもあるため、不安なら鑑別書付きのものを購入した方がよいでしょう。
フォスフォシデライトが割れた・欠けた!特別な意味はある?
フォスフォシデライトはモース硬度が低いため傷が入りやすく、劈開が2方向にあるため一定方向に割れやすいです。傷が少しでも入ればそこからダメージが入り込みやすいのが鉱物ですから、破損しやすい要素はそろっています。取り扱いには注意してください。
物理的な要因が思い当たらなければ、それはスピリチュアルな要因があるのかもしれません。
パワーストーンは力を失うと割れたり欠けたりして自らがただの石に戻ったことを知らせるといわれています。フォスフォシデライトは柔らかな波動を持つパワーストーンですが、その力は決して弱々しくはありません。ですが、常にフルパワーを発しているわけではなく、ここぞというときに一気にパワーを放出するタイプです。そのため、破損したフォスフォシデライトも力を失ってしまったのかもしれません。
割れたり欠けたりしたフォスフォシデライトは、パワーストーンとしての力を失ったただの石です。そのため、特別な効果は期待できません。また、穢れを吸い込んだり身代わりになったわけではなく、特に不吉な存在ではありませんので、手元に置いても問題ありません。インテリアやアクセサリーとして手元に置くことは何の問題もないでしょう。ただし、破損したフォスフォシデライトに対して持ち主が不吉さを感じるなら、手放してください。
フォスフォシデライトの色が変わった?退色・変色する?
フォスフォシデライトは日光によって退色することがあります。そのため、日光に長時間晒すのは避けた方がよいです。保管の際にはジュエリーボックスに入れて、光を遮断するのが安心です。
物理的な要因は考えられないのにフォスフォシデライトが変色をしたら、スピリチュアルな要因が考えられます。
パワーストーンは力が弱まるとカラーが薄くなるといわれています。浄化やパワーチャージの頻度が適切でないとパワーストーンは力が弱まってしまうので、退色したフォスフォシデライトは変化やパワーチャージが足りていなかった可能性があります。取り急ぎ、浄化とパワーチャージをして様子見してください。それでもダメなら、ジュエリーボックスの中などで長期休暇を取ってもらいましょう。半年ほど経っても元に戻らなければ、以前よりパワーが落ちたフォスフォシデライトとしてお付き合いしていくしかありません。
フォスフォシデライトの購入におすすめの販売店・通販
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まとめ
フォスフォシデライトは近年流通を始めたばかりのパワーストーンであり、今でも他のパワーストーンほどは流通量がありません。そのため偽物だといわれたりレアストーン扱いされることも多く、気に入ったものを見つけるのは大変かもしれません。カラーの濃淡や内包物の入り方によって雰囲気も変わってくるので、根気よく探してみてください。
霊的な波動を持つパワーストーンですから、自信がない人やスピリチュアルな世界に対してちょっと尻込みしてしまうという人は、その感覚を信じて、淡いカラーのものやピンクがかったものを選ぶとよいでしょう。インスピレーションを大事にしてお迎えしてくださいね。
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