宝石としても有名なオパールの中で、オパールらしい遊色効果を持たないコモンオパールに人気が集まっています。中でも、可愛らしいルックスのピンクオパールはパワーストーンとしても女性に人気。今回はピンクオパールの持つパワーストーンとしての力や取り扱い方、相性の良い組み合わせなどをご紹介します。
ピンクオパールってどんな石?
ピンクオパールとは
ピンクオパールとは、オパールの中でもピンクカラーをしたもののこと。オパールは遊色効果を持つプレシャスオパールと遊色効果を持たないコモンオパールに分けられますが、ピンクオパールはコモンオパールに属します。遊色効果とは、光の角度が変わるたびにベースで色が揺れる光学反応のこと。一般的にジェムとして扱われるオパールは、乳白色の地に色が揺らめくプレシャスオパールであり、コモンオパールより価値が高いです。しかし、近年ではミルキーな色合いで可愛らしい雰囲気を持つコモンオパールにも人気が集まっていて、ピンクオパールは人気コモンオパールの代表格といえるでしょう。
ピンクオパールの名前の由来
ピンクオパール(Pink Opal)はピンクカラーのオパールという意味。オパールの語源は、ギリシャ語で「色の変化」を意味する「oppalos(オパロス)」や「色の変化を見る」という意味の「opalios(オパリオス)」、「最良」を意味する「opthlmus(オプティマス)」、サンスクリット語で「宝石」を意味する「upala(ウパラ)」といったいくつかの説があります。
ピンクオパールの和名・別名
ピンクオパールに個別の和名はありません。オパール全体の和名は「蛋白石(たんぱくせき)」です。オパールのルックスが卵白を思わせたことが由来とされています。
ピンクオパールの伝説・言い伝え
ピンクオパールの持つピンクカラーは、ギリシャ神話の愛と美の女神・アフロディーテが吐息をかけたからだという伝説があります。
ピンクオパールの産地
ペルー・オーストラリア・インドネシア・エチオピア・ブラジル・メキシコなど
ペルーのアンデス山脈のピンクオパールはカラーが濃くインクルージョンが少ない高品質のものが多いとされていますが、近年ではほとんど採掘がなくなり、希少です。オーストラリアのピンクオパールは縞模様や波模様を持つものが多いという特徴があります。ただし、オパール全般にいえることですが産地を限定できる鉱石ではなく、産地によって品質が決まることはありません。
また、オパールは砂岩中にできるものと溶岩の中にできるものとがあります。前者はオーストラリア産に多く「サンドオパール」、後者はメキシコ産に多く「マウンテンオパール」と呼ばれます。
ピンクオパールの硬度
ピンクオパールのモース硬度は5.5〜6.5です。少々柔らかい性質なので、傷が入らないよう気をつけてください。
また、オパールは非晶質であり不規則に結晶が並んでいるため、劈開はありません。しかし、劈開がないというのは割れやすい方向がないというだけで、オパールは破損しやすいです。取り扱いには注意しましょう。
ピンクオパールの宝石言葉・石言葉
「友情」・「希望」・「純白」・「真実」 ・「愛」・「無邪気」「愛の出会い」
ピンクオパールと誕生石・曜日石・守護石
ピンクオパールは2月14日と10月4日の誕生日石です。また、オパール全体が10月の誕生月石となっています。
他にも、蟹座、天秤座、蠍座、申年の守護石にもなっています。
ピンクオパールの色と種類・似ているパワーストーン
パワーストーンとしてのピンクオパールは不透明かつミルキーピンクが一般的です。クリアかつピンクが濃く、斑点や縞などの模様が見られないものは、パワーストーンではなくジェムストーンとして流通します。
淡いピンクやローズピンク、イエローが入ってオレンジにも見えるようなピンクなど、ピンクと一言で言ってもさまざまなカラーがあるので、好みのものを選ぶとよいでしょう。
ピンクオパールと似ているパワーストーン
パリゴルスカイト
一般的にはあまり知られていないパリゴルスカイトという鉱物は、ピンクオパールとして流通していることがよくあります。「ピンクオパールとはパリゴルスカイトのことである」としているショップも多いです。しかし、パリゴルスカイトとピンクオパールは鉱物としては別であり、パリゴルスカイトはオパールではありません。
パリゴルスカイトはピンクオパールに含まれていることが多く、ピンクオパールのピンクカラーの元となっている鉱物です。ミルキーピンクの鉱物で、パッと見ただけではピンクオパールそっくりで違いが見つかりません。また、パリゴルスカイトには「エンジェルスキンオパール」と呼ばれたり、「ピンクオパール」と呼ばれたりします。フォールスネームとしかいいようがないのですが、現在でもパリゴルスカイトをピンクオパールとして販売しているケースが多いので、注意が必要です。
ロードクロサイト(インカローズ)
ロードクロサイトとはインカローズとも呼ばれるローズピンクの鉱石。レッドがかったピンクのベースにホワイトの波模様が入っていて、透明度が高いものはイチゴキャンディのようなルックスで人気があります。恋愛を司るパワーストーンとして知名度も高いですよね。
ピンクオパールもロードクロサイトも、ミルキーピンクからローズピンク、模様なしから模様ありまで個体差が大きい鉱物です。ルックスでは違いは分からないでしょう。
ピンクオパールが持つスピリチュアル的性質
ピンクオパールと風水
ピンクオパールは風水における五行思想では、水気と火気を持っています。
水気は「智」で、人類の範疇を超えた叡智の象徴。言葉では説明がつかない感覚や奇跡を表す、スピリチュアルな気質といえます。また、水は汚れを洗い流すことから浄化、変幻自在に姿かたちを変えることから自由や不安定という意味もあります。
火気は「礼」で、華やかさや旺盛さ、激しさを表す気質です。燃え盛る炎のように激しく、真夏の太陽のようにギラギラしていて派手。また、火は物質を燃やして別の物質へと変化させることから、応用や昇華という意味があります。
ピンクオパールと相性の良い方位
北、北西、西
ピンクオパールとチャクラ
ピンクオパールは第1チャクラと第4チャクラを活性化させます。
第1チャクラは尾てい骨にある「ベースチャクラ」で、生命を維持する最低限の力を宿しています。このチャクラに力がないと健康を維持できなくなり、すべてのことがダメになってしまうでしょう。
第4チャクラは「ハートチャクラ」と呼ばれ、胸に位置します。愛や癒し、調和を司るチャクラで、持ち主の内面を癒しバランスを取ることで、周囲に向けての愛を放ち、愛を受け取るためのチャクラです。
ピンクオパールはこんな人におすすめ
・恋愛の悩み事を解決したい人
・気持ちを素直に伝えたい人
・他人に愛されたい人
・出会いが欲しい人
・前向きな気持ちになりたい人
・過去を清算したい人
・芸術的センスを磨きたい人
・マザコン解消や浮気防止をしたい人(男性に対してのみ有効)
ピンクオパールの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.愛情運アップ・恋愛運アップ
ピンクオパールは愛情運や恋愛運をアップする効果があります。
ピンクオパールは女性性が高く、愛情深い石です。そのため恋愛に強い効力を発揮し、恋愛運を高めてくれます。持ち主の良いところを引き出して他人から愛される要素を高めたり、愛情表現を豊かにして愛情のやり取りを活発化させてくれるでしょう。ピンクオパールには「キューピッドストーン」という別名があり、縁結びの石としても有名。感謝や愛情をしっかりと伝えられたり、魅力が開花することで周囲の人からの評判が良くなり、良縁を呼び込むこともできます。幸福を呼び込むための環境を整えて下地を作りつつ、持ち主の魅力を発信して輝かせてくれるというわけです。
また、ピンクオパールはすでに手にした愛情を強く感じさせてくれるので、パートナーとの絆を強める効果もあります。当たり前のように思っていたパートナー間の愛情をより強く認識し、お相手への気持ちが増すでしょう。持ち主を輝かせるピンクオパールは、お相手の気持ちも深めてくれます。ピンクオパールは新たな恋を呼び込むだけでなく、片思い成就、パートナー間の絆を深めるなど、恋愛や結婚においてのオールラウンダーとして持ち主をサポートしてくれるでしょう。
2.癒し・トラウマ解除
ピンクオパールにはヒーリングやトラウマ解除効果があります。
ピンクオパールは愛情を司る石であると同時に、優しく繊細な波動を持っています。その愛情を持ち主に惜しみなく注ぎ、傷が癒えるまで包み込んでくれるでしょう。ピンクオパールが放つ愛の波動は強くはありませんが、確実に持ち主の心の奥底にまで浸透します。そのため、心の奥底に閉じ込めた嫌な記憶に対しても効果を発揮し、過去を修復してトラウマを解除してもくれるのです。
トラウマを解除したり精神的に癒されたりして、心が平穏になるのはとても大事なことです。仕事でも恋愛でも、心の平穏がなければうまくいくものもいかなくなってしまいます。イライラした気持では仕事や勉強に集中できませんし、憂鬱な表情を浮かべる人よりニコニコとしている人の方が好かれやすいですよね。ピンクオパールは持ち主が幸福を受け取るための準備をするよう導いてくれるので、心の平穏を取り戻し、周囲に愛情を伝えられるだけの余裕を作り出してくれるでしょう。
3.芸術性アップ・創造性アップ
ピンクオパールは芸術性や創造性を高める効果があります。
ピンクオパールは持ち主を癒したり、女性性を高める効果があります。癒されることで精神的な余裕が出てアイデアが思い浮かびやすくなり、女性性が高まれば感受性が豊かになります。感受性とは、共感や情報収集能力、自分の心を動かす力です。つまり、感受性が高ければ高いほど、相手に共感できたりささやかなことでも感動を覚えたりして、自分の心を動かし、他人ではない自分だけの独創的な内容を思いつけるのです。「女性は勘が鋭い」といわれるのも女性が持つ共感力の高さとインスピレーションのつながりを示していますし、「アーティストは繊細」というイメージも共感力と芸術性のつながりからくるものでしょう。ピンクオパールは持ち主の心を動かし些細なことに気づかせ、自分らしいものを形にさせてくれます。そのため、芸術性の必要な仕事をしている人におすすめのパワーストーンです。
4.女性性を埋める(男性向け)
効果が限定的になりますが、ピンクオパールは男性に対して必要な女性性を埋める効果があります。
男性が抱える女性的な問題は、男性が女性性を求めるからこそ起こる類のものがあります。例えば、浮気は男性的な行為と思われがちですが、中には女性性への憧れからくるケースもあります。男性として子孫を残したいというよりは、女性を尊びすぎて女性を大事にしたいと思うあまり、複数の女性の間で揺れてしまうというケースです。また、マザコンと呼ばれる男性は母性を必要としていたり、「自分より弱い女性を守らなくてはならない」というある種の武士道、騎士道のような気持ちを持っているケースがあります。そんな場合に、女性性の象徴ともいえるピンクオパールを持つことで、浮気防止やマザコン解消につながることがあります。
すべてのケースで効果があることではありませんが、潜在意識の中で女性性を求めている場合に、ピンクオパールが助けとなってくれることがあるのです。
ピンクオパールと相性の良い組み合わせ
ピンクオパール×レッドルチルクォーツ
ピンクオパールとレッドルチルクォーツの組み合わせは、情熱をもたらします。
レッドルチルクォーツはルチルクォーツの中でもレッドの内包物を持つものをいいます。ルチルクォーツのルチルとは、酸化チタンのこと。さらに酸化が進むとレッドまたはブラウンのように見えますが、真っ赤なレッドルチルを持つものは、実際には内包しているのは酸化チタンではなくアンフィボールであるといわれています。パワーストーンとしてのレッドルチルクォーツは、情熱やインスピレーションをもたらし、持ち主の心を動かす効果があります。何かを始めたいときや情報を得て動き出したいときにピッタリです。
そして、ピンクオパールはキューピッドストーンと呼ばれる縁結びの石であると同時に、持ち主を前向きな気持ちにさせてくれます。情熱や情報をもたらすレッドルチルクォーツと合わせることで、より勢いよく前進していけるでしょう。愛情や恋愛に強いピンクオパールと合わさると、レッドルチルクォーツは恋愛におけるインスピレーションをもたらすので、一目惚れなど衝動的かつ情熱的な恋に落ちる可能性が高まります。恋愛に臆病な人や恋愛を面倒と思っている人が新たな恋をするのにピッタリですが、飽きっぽくもなってしまうので、恋愛成就の後は外した方がよいでしょう。
ピンクオパール×ラリマー
ピンクオパールとラリマーの組み合わせは、対人トラブル防止や対人トラウマ解除に効果があります。
ラリマーは世界3大ヒーリングストーンの1つといわれる、癒しの石です。ペクトライトという鉱物で、優しい水色の地にホワイトの模様が入り、水面のようなルックスをしています。ラリマーは「愛と平和の石」と呼ばれ、持ち主の心に平穏をもたらすべく過去のトラウマを解除したり、前向きな気持ちや順応性をもたらして、トラブルのない明るい未来へと導いてくれるでしょう。挫折から立ち直りたい人やいじめなど辛い対人関係を乗り越えたい人におすすめのパワーストーンです。
一方、ピンクオパールには精神的な傷を癒したり、過去を清算させる力があります。そのためトラウマ解除におすすめ。また、愛情深さをもたらし周囲への感謝や愛情を素直に表現させるため、対人関係を良くする効果もあります。持ち主の良さを引き出し好かれやすい人物へと変身させてもくれるでしょう。ラリマーがもたらす癒しとポジティブさ、順応性や未来へ向かって歩き出す力と合わせることで、良好な人間関係を築けるようになります。人付き合いに自信を無くしている人や対人トラウマを持っている人によい組み合わせなので、過去を癒して愛情あふれる関係を築きたい人におすすめです。
ピンクオパール×ロードクロサイト(インカローズ)
ピンクオパールとロードクロサイトの組み合わせは、恋や情熱を引き寄せます。
ロードクロサイトはローズピンクの地にホワイトの模様が入った鉱石。インカローズという別名の方が有名かもしれませんね。恋愛における力が強い石で、持ち主自身の中にある情熱や欲求を認識させ、素直に表現させる効果があります。失恋を癒す効果や持ち主の魅力を高める効果が高いですが、少々強引なところもあります。例えば、恋愛に傷ついた人が「もう恋愛はしない」と思っていても、どこかで新しい恋愛を求めていたりすれば、新たな恋を運んできて強制的に恋に落とします。毎日に彩を与える性質があるため、日々が楽しくなり、人生を楽しむことができるでしょう。
そして、ピンクオパールは「キューピッドストーン」と呼ばれるほど縁結びに強いパワーストーンです。恋に発展するような出会いを呼び込んでくれるため、近い効果を持つロードクロサイトと合わせることでより引き寄せの力が強くなります。また、ピンクオパールは愛情のやり取りを活発にしますので、自分の持つ欲求に素直になるロードクロサイトと組み合わせれば、愛情表現が下手な人でも気持ちを素直に伝えることができるでしょう。失恋から立ち直って新しい恋をしたいときや、出会いがないとき、パートナー間のすれ違いを改善したいときにおすすめの組み合わせです。
ピンクオパール×ルビー
ピンクオパールとルビーの組み合わせは、障害のある恋愛に効果的です。
「宝石の女王」と呼ばれるルビーは、華やかさや激しさ、女性らしさをもたらすパワーストーンでもあります。自分の願いに向かって一途に突っ走り、周囲を蹴散らすほどの情熱をもたらしてくれるでしょう。情熱的な愛の象徴であり、勝負強くしてくれるため、ライバルのいる恋愛や障害のある恋愛におすすめ。困難を乗り越えて、最終的には勝利を掴ませてくれるでしょう。
一方、ピンクオパールは持ち主の魅力を引き出して愛されやすくしたり、周囲との関係を良くする効果があります。自分らしさを前面に押し出してアピールすることができるため、片思い成就におすすめです。情熱と勝利の石であるルビーと組み合わせれば、自分の良さをアピールしながらチャンスを掴ませてくれるので、恋の勝者となることができるでしょう。
ただし、ルビーは波動にクセがあり主張が激しいタイプのパワーストーンです。そのため、優しく穏やかな波動を持つピンクオパールの力が飲み込まれてしまったり、持ち主自身と合わないこともあります。違和感があるようなら、水晶を合わせてルビーの力を調節してもらいましょう。
ピンクオパール×シトリン
ピンクオパールとシトリンの組み合わせは、対人の仕事をしている人におすすめです。
シトリンは水晶の変色種で、イエローカラーをしています。そのため正財運を高めたりポジティブさをもたらす効果があり、仕事による収入アップを望む人におすすめ。特に商売をしている人によく、「商売繁盛の石」としても有名です。静と動でいえば動の石なので、運気の流れを良くしたり、お金回りを良くする効果もあります。
そして、ピンクオパールは他人からの好意を集めたり、円満な人間関係構築に役立つパワーストーン。シトリンと合わせることで人間関係そのものが収入へと結びつくため、接客業や営業などの仕事をしている人におすすめです。ピンクオパールには癒しの力もあるため優しく包み込んでくれ、他人と接して嫌な思いをしてもストレスを軽減してくれるでしょう。
ピンクオパールを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ピンクオパールを身に着けるなら、ブレスレットやネックレスがおすすめです。
ピンクオパールが持つ癒しやポジティブな波動を取り込みたい場合は、ピンクオパールを左腕に着けてください。人体の左側は受信の側とされていて、パワーストーンの力を取り込みやすいからです。魅力を発信したい場合や片思いの相手と接するときには右腕にしましょう。人体の右腕は発信の側なので、ピンクオパールを通したパワーが外側へ向けて発信されるのです。
また、ピンクオパールは胸にある第4チャクラを活性化させるため、胸付近に持ってくるのもおすすめです。ネックレスやブローチにするとよいでしょう。
ピンクオパールのお手入れ・浄化方法
ピンクオパールは取り扱いが難しい鉱石です。オパール全般にいえることですが、水を含んでいるため乾燥や熱に弱く、ヒビ割れてしまいます。多孔質という小さな穴が無数に開いている性質であるため、塩分、化学薬品、油分、紫外線によって変色や変質を起こすこともあります。水分を含んでいるため水分には強いと思われがちですが、水分が付着したのちに蒸発する際、必要な水分まで一緒に抜けていく可能性があるため、湿度を保てる環境でない限り、水分も付着させない方が良いでしょう。香水や化粧品が触れるのはもちろん、汗や皮脂にも気をつけましょう。お風呂やプールはもちろん、手を洗うときには手からオパール類は外してください。
弱点が多いので、浄化方法は限られます。浄化の頻度は2週間に1度程度、パワーチャージは月に1度を目安にしてください。
浄化方法
対応
塩・塩水
☓
流水
☓
ホワイトセージ
△
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
△
土
☓
音
◎
ピンクオパールのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ピンクオパールに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。ホワイトセージに火をつけ、立ち上る煙の中にピンクオパールをくぐらせましょう。10回程度で浄化が完了します。
ピンクオパールは多孔質であり、目に見えない細かい穴がたくさん開いています。そのため外部からのものを吸収しやすい性質となっているため、可能性としては低いですが、匂いが染み込むのがイヤだという人は他の方法で浄化しましょう。また、乾燥に弱いため、火の近くに持っていくのは厳禁です。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ピンクオパールに対応しています。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上に直接ピンクオパールを乗せましょう。3時間程度で浄化が完了します。
さざれ石を使用する場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛り、ピンクオパールを上に乗せるか中に埋めます。3時間程度で浄化が完了しますので、取り出してください。
クラスタであれさざれ石であれ、ピンクオパールよりモース硬度が高いです。傷が入らないように、そっと置いてください。また、乾燥や湿気に弱いので、浄化する場所には気をつけましょう。
日光・月光浴
ピンクオパールは乾燥すると内部の水分が抜けてクラックが入ってしまうため、日光による浄化はできません。月光による浄化なら可能です。
浄化皿の上に乗せたピンクオパールに、月光浴をさせてください。2時間程度でOKです。
月光でパワーチャージができる
ピンクオパールは静と動でいえば静、男性性と女性性でいえば女性性を持ったパワーストーンです。そのため、同じく静で女性性を持った月と相性が良く、月の光を浴びせることでパワーがチャージされます。
浄化皿の上に乗せたピンクオパールに、月の光を浴びせてあげましょう。30分程度でパワーがフルになります。ただし、パワーチャージができる期間は、月が満ちる期間かつ天頂に昇りきるまでです。満ちる月や昇る月には「繁栄」「増加」という意味がありますが、欠ける月や沈む月には「退行」「減少」という意味があり、パワーチャージには向きません。
音
音による浄化は、ピンクオパールに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にピンクオパールを乗せ、音を出します。水晶ポイントの先をピンクオパールに向けたまま、ピンクオパール中心に円を描きましょう。10回程度繰り返せば、浄化が完了します。
ピンクオパールの好転反応・副作用
ピンクオパールは女性性が高く、愛情や許容性に溢れたパワーストーンです。そのため、他者を拒絶することはまれ。よっぽど相性が悪いわけでなければ、好転反応が起きることはないでしょう。
ピンクオパールの好転反応が起きた場合、抑える方法は2つあります。
1つは、時間をかけて徐々にお互いの波動を合わせてい区方法です。まず、ピンクオパールを身に着ける時間を最初は1時間程度から開始し、問題がなければ、徐々に時間を長くしていくのです。問題が生じれば、同じ時間を数日続けてください。時間はかかりますがお互いの波動が馴染めば好転反応は起きなくなります。ただし、半年経っても状況が変わらなければ、今はピンクオパールを持つタイミングではないのか、相性が悪いのかもしれません。別の機会にするか潔く諦めた方がよいでしょう。
もう1つは、水晶を組み合わせる方法です。水晶は、組み合わせた他のパワーストーンの波動を持ち主にちょうど良いレベルにコントロールする能力があるのです。ピンクオパールとの間を取り持ってもらえるので、試してみてくださいね。
ピンクオパールのQ&A
ピンクオパールの偽物の見分け方は?
ピンクオパールは似た石が多く、中でもパリゴルスカイトという鉱物はピンクオパールに含まれていることも多々あり、ピンクオパールがピンクカラーである要因にもなっているほど関連性がある鉱石です。そのため、パリゴルスカイトのことをピンクオパールというフォールスネームで呼び続けているショップもあります。実際には、ピンクオパールとパリゴルスカイトは別の鉱物なので、偽物といってもよいでしょう。関連性が深い鉱物同士だけあって、素人がルックスで判断することは不可能です。良心的かつ知識のあるショップであれば、パリゴルスカイトである場合は「ピンクオパール(パリゴルスカイト)」と記載していますが、そうでないショップもあるため注意が必要です。
また、オパールとは遊色効果を持つプレシャスオパールが主流であるため、遊色効果を持つプレシャスオパールをピンクカラーに染めたものや、人工的に作り出された遊色効果を持つピンクオパールが流通していることがあります。ピンクオパールはコモンオパールであり、遊色効果を持ちません。そのため、遊色効果を持つピンクオパールは、人工的に染められたピンクオパールまたは合成オパールとなります。オパールは多孔質であるためカラーを入れやすく、また、オパールを合成する技術はすでに確立され多くの合成オパールが流通しているのです。
心配であれば、信頼のおけるショップで購入するか、鑑別書付きのものを購入するとよいでしょう。本物のピンクオパールであれば、鑑別書には「鉱物種名:天然オパール」「宝石名:ピンクコモンオパール」と記載されます。
ピンクオパールが割れた・欠けた!特別な意味はある?
ピンクオパールは乾燥や熱によってひび割れることがよくあります。今ではあまり聞きませんが、ほんの10年ほど前までは、オパールの在庫を水に沈めて保管している業者も複数いたぐらいです。それほど乾燥に弱い鉱物であることは、知っておいた方がよいでしょう。モース硬度が低いので擦ると削れますし、多孔質がゆえに他の物質が内部に入り込みやすく、破損もしやすいです。取り扱いには十分に注意しましょう。
完璧に取り扱っていたのに、ある日突然ピンクオパールが割れたり欠けたりしたら、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
パワーストーンは力を完全に失うと、ただの石に戻ったことを告げるために自ら割れるといいます。そのため、パワーチャージや浄化が不足していて、ピンクオパールが割れたり欠けたりしてしまったのかもしれません。
また、ピンクオパールは愛情を司る石なので、愛情を失うサインである可能性もあります。大事な恋人や友人などを失うかもしれませんから、思い当たるところがあるなら、今からでもリカバリーしておきましょう。
割れたり欠けたりしたピンクオパールをどうするかは、持ち主が決めて構いません。不吉さを感じるなら手放すべきですし、そうでなければそのまま手元においてもよいでしょう。
ピンクオパールの色が変わった?退色・変色する?
ピンクオパールは紫外線によって退色する性質があります。そのため、日光の当たる場所に長時間放置しないでください。また、多孔質である性質を生かし、染色されたものも多く存在します。染色されたピンクオパールは、水の中に数時間浸けておいただけでも色が抜けてしまいます。色を入れやすい分、色が抜けやすいのです。水分が付着したら退色したという場合は、染色されたピンクオパールであったということでしょう。さらに、油分や化学物質、塩分などで変質を起こしてしまいますので、変色したように見えることもあります。ピンクオパールにそのままのカラーでいて欲しいなら、多くのものから守ってあげてくださいね。
何もしていないのに、ある日突然退色や変色があったのであれば、スピリチュアルな要因が考えられます。
パワーストーンは、力が強くなるとカラーが濃くなり、力が弱くなるとカラーが薄くなるといいます。一時的なものであった場合は浄化やパワーチャージでカラーを元に戻すことが可能ですが、そうでない場合は、半年ほどジュエリーボックスなどで休ませる必要があります。それでもカラーが戻らなければ、これまでよりパワーダウンしたピンクオパールとしてお付き合いしていくしかありません。
ピンクオパールの購入におすすめの販売店・通販
Pascle
ヒラオカ宝石
MARURANI HAWAII
まとめ
その可愛らしいルックスから人気が高いピンクオパール。プレシャスオパールに比べて比較的安価かつ一般的なジェムストーンショップやパワーストーンショップにも置いてあるため、手に入りやすいのも嬉しいですよね。似た石があったり、名前が他の鉱物のフォールスネームになっていたりするためややこしい点があり、また、鉱物としての弱点が多く取り扱いが難しいですが、魅力的なパワーストーンであることは確かです。お気に入りのものに出会ったら、ぜひお迎えしてくださいね。
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