ベビーサインとは、まだ話すことのできない赤ちゃんと大人が身振り手振りを使って赤ちゃんの感情を表現するジェスチャーのような動作です。
育児をしている方なら一度は見たことのあるベビーサインですが、赤ちゃんにとってはご両親に気持ちを伝える方法の一つですよね!
積極的に取り入れたいと思う一方で、一定数の方からは怖いや悪影響と噂になっています。
赤ちゃんの身振り手振りとても可愛らしくたくさん表現してほしいですが、一体ベビーサインは赤ちゃんにとってどんな影響があるのでしょうか。
後悔している人が多いとの情報もあった為、詳しく調査してみました。
ベビーサインで後悔した人が増えている?
上記表はベビーサインに関連され出てきた検索結果です。
詳しく調べてみたところ、実際は後悔した人が増えているというより、ベビーサインをしたことによって後悔したかどうかを気になっている人が多いみたいです。
実際に、「後悔」「怖い」といった検索結果が多く見られました。
赤ちゃんのことになると、全てが初めてで何をするにも行動一つ一つ慎重になってしまいますよね。
ベビーサインを教える前に、”本当に教えて大丈夫なのか””赤ちゃんの成長過程に影響はないのか””実際に教えてどうだったのか”といったような情報を求めている方が多いようです。
初めての子育ては不安で色々と検索してしまいますよね。
ベビーサインで後悔した理由3つ
ベビーサインを教えたことによって後悔したというご両親も少なくはないようです。
今回はどういった後悔をしているのか、最も多い後悔を3つご紹介します。
ご家庭の環境などにもよると思いますが、参考にしてみてくださいね!
最も多い後悔は「教えたサインの言葉は一向に喋るようにならない」でした。
赤ちゃんからすると、難しい言葉を話すよりサインで伝わる方が楽なため、教えたサインについてはなかなか喋らないようです。
しかし、この結果には科学的根拠はないようです。
また、「いずれ喋るようになるし急いでサインを教えなくてもよいのでは」といった考えで、ベビーサインを教えなかった方の中には、赤ちゃんの伝えたいことがわからず、サインを教えておけば良かったと、教えなかったことに対して後悔している方もいました。
他にも、外出中にされたら恥ずかしいサインを教えてしまって後悔しているといったエピソードもありました。
サインの内容はご両親が伝えてほしいと思うジェスチャーを教えると後悔もなく赤ちゃんの成長を楽しめるのではないでしょうか。
ベビーサインに悪影響はあるの?噂程度?
サインを教えたことによって赤ちゃんの発語に影響があるのではないかと気にされている方も多いと思いますが、実際のところ医学的な根拠はないようです。
ベビーサインを教えていても喋り言葉が早い子もいれば、遅い子もいて、子供の成長はそれぞれですね。
初めての子育てだと発語が遅いと心配や不安になりベビーサインを教えたのが原因かなとネットで検索してしまいますよね。
そういったことから大人の予想が独り歩きをし、サインを教えたことが原因かなと噂が広がっていったのかもしれませんね。
大人が話している言葉を赤ちゃんはしっかり聞いていると思いますし、赤ちゃんのペースで喋ってくれるのをゆっくり待ってみても良いかもしれません。
ベビーサインの危険性を調査した実験やエビデンスはある?
ベビーサインについて賛否両論ある中で、怖い・危険といったマイナスな情報も目にしますよね。
中には成長しすぎて怖いという意見も…ポジティブな怖さなら問題ないですよね!
では、ベビーサインの危険性を調査したエビデンスはあるのでしょうか。
調べてみたところ、エビデンスは見つかりませんでした。
ですが、体験談の中には”子供の教育に一生懸命になりすぎて周りの子と比べてしまう”といった母親ならではの悩みが新たにできる方もいるようです。
そういった点から、「行き過ぎた教育は危険」という注意書きなのかもしれませんね!
赤ちゃんにはそれぞれのペースがあるということを念頭に置いて育児をしていきたいですね。
ベビーサインの研究結果を示した効果やエビデンスはある!
一方で、ベビーサインの研究結果を示したエビデンスがありましたのでご紹介します!
引用元:babysigns
ベビーサインの名付け親であるリンダ・アクレドロ博士とスーザン・グッドウィン博士が140人の赤ちゃんとそのご家族を対象に”話し言葉に関する能力”について17回の実験を行いました。
上記画像のように、ベビーサインを教えることを奨励したグループが圧倒的に優位だったテストの数が多いと証明されています。
赤ちゃんの話し言葉に関する能力 | 24ヶ月時点でのサイナーの結果 | 24ヶ月時点でのノン・サイナーの結果 |
より豊富な語彙 | 59.1% | 49.8% |
より長い発話 | 2.26% | 1.94% |
ベビーサインを使って育った子供(サイナー)はそうでなかった子供(ノン・サイナー)に比べると、24ヶ月の時点でより良い影響があることがわかりました。
子供の成長にとって良い影響があるなら積極的に取り入れていきたいですよね!
ベビーサインが怖いと言われる理由
ベビーサインは、赤ちゃんの気持ちや意思を受け取るのにとても役立ちますが、怖いという噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
調べてみたところ、怖いと言われているのには理由がありました!
その理由とは、ベビーサインを教えたことによって”発語が遅れた”といった情報です。
我が子にもそういったことが起きてしまうのではないかと確かに怖くなりますね。
教えたサインの言葉だけ喋らないような気がすると思っている方も実際には一定数いるようでした。
ですが、babysignsでは“ベビーサインを教えることで、話し言葉が遅れることはない”と言われているので、科学的根拠はないようです。
言葉よりもサインを教えることに注力してしまうと赤ちゃんも言葉を覚える機会が減ってしまいますよね。
大切なことは、赤ちゃんの成長に合わせて大人の対応を変えていくことなのかもしれません。
育児しながらでは余裕がないと赤ちゃんの成長に合わせるのはなかなか難しいことではありますが、意識するだけでも違うかもしれないですね!
まとめ:ベビーサインを教えるなら専門家に相談しよう!
ベビーサインについて噂になっていることやエビデンス等ご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
ベビーサインを教えることが”怖い””上手くいかない””どんなこと教えたらいいの?”と不安はたくさんあると思います。
一度覚えてたサインは、ずっとジェスチャーしてくれるでしょう。
だからこそリスクもあるため、サインを教えるのは専門家に相談しながら行いましょう!
こちらのサイトからはベビーサインの教室が探せたり、問い合わせも気軽にできますので、気になった方はご活用してみてください。
一般社団法人 日本ベビーサイン協会
https://www.babysigns.jp/
コメント