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体型のことを言う人の心理とは?

みなさんの周りに体型のことを無神経に言う人ってたまにいませんか?私の周りにも「なんか痩せた?」「栄養ちゃんと取ってる?」など日常のあいさつ言葉のように言う人は結構います。

「痩せた?=やつれた」って意味?ってことってネガティブに取る人だっているし、スリムになったってこと?ってポジティブに取る人もいます。

こういった体型の変化を、他の人がいる場面でも平気で口にする人の心理ってどうなってるんだろうって気になることが多々あります。

そして、こういうことを言う人というのは、悪気があって言っているのではないことが多いのです。ここでは体型のことを言う人の心理を徹底的に検証してみたいと思います。

体型のことを平気で話す人の特徴とは?

会話をする女性

体型の話はできればしたくないものですが、中には平気で相手に対して気にするようなことを言ってくる人がいます。そのようなことをいう人の性格の特徴を書いていきます。

ライバル意識が強い

他人のことが気になり、相手を陥れることで自分の方が勝っていると思いたいタイプです。相手の体型やルックスのことを話題にすることで自分も褒めてもらいたい欲求もあります。

特に自分と近い感じの人に対して、ライバル心が芽生えると言われているので、自分が明らかにこの人には勝てないと思っているタイプには言わない人が多いでしょう。

理想とプライドが高い

プライド

プライドも高く、常に自分が注目されていたいという願望から、自分が優位に立つように話題を持っていき、時には相手にプレッシャーを与えるような言動が見られ、高飛車なイメージが持たれやすいでしょう。

人の好き嫌いがはっきりしている

人の好き嫌いで言動が変わるタイプは、好きな相手には言動にも注意しますが、嫌いな相手には冷たい態度になり、相手が気に障るような話題をストレートに口にしてしまうことがあります。

他人のことを否定したがる

言われたくないことを平気で他人に言ってしまう人は、否定的なタイプが多いです。

否定的な人は、色々な物事に対してひねくれているので、相手が喜ぶような表現方法がわからず、ついつい相手の気持ちを考えずに口にしてしまうことが多くなる傾向があります。

体型のことを言う人の心理とは?

会話する女性

体型のことを話題にされると、褒められているのかけなされているのかよくわからず、どのような対応をしていいか戸惑うこともあるかと思います。

そこで、なぜ体型のことをわざわざ話題にするのか気になるところなので、体型のことをいう人の心理を探っていきたいと思います。

自分の体型にコンプレックスを持っている

体型を気にする女性

ルックスのいい人が他人の体型のことで悪口を言うことは少ないです。(デリカシーがない人や自意識過剰な人は例外ですが・・・)結局、悪口を言うのは自分のコンプレックスが気になるからでしかないのでしょうね。

自分の体型に自信がある

上の心理状態と逆パターン。体型のことをストレートに相手に言う人は、心理的に自分が相手より上だと思っているからこそ出てくる言葉とも言えます。

体型のことを話題にして、自分のスタイルのことを自慢したいという願望が強いのでしょう。

他人を愛せない、自己愛が強すぎる

「白雪姫」出てくる残酷な継母のように鏡に向かって「鏡よ鏡、国中で一番美しい女は誰?」と聞いて、鏡が「あなたです、お妃さま、あなたが国中で一番美しい」と答えを聞いて自己満足をするのと同じ心理です。

誰と比較されているのかはともかく、他の誰かに同調圧力をかけているようなものですね。

他に話す話題がない

久々に会った知人に何を話していいかわからない時に、目についた体型のことをとっさに話題にしてしまうことがあります。

この心理状況は悪意があるのではなく、会話を続けようという焦りがあり、体型やルックスのことを無理やり話題にしてしまっているのです。

マナー、デリカシーがない

最近では職場などでも男性が女性に体型のことをいうだけでセクハラとか言われる時代です。世間一般的な常識として、体型や顔の特徴のことを相手にはっきりと言うことは良くないとされています。

多くの人が体型のことを話題にされるのは好んでいない中で、こういった内容を相手の気持ちを考えずに言ってしまうということは相手に対するマナーがないですね。

相手を嫌な気持ちにさせたい

好き嫌いがはっきりしている人で、あえて相手が嫌がる体型の話をして怒らせたり、苛立たせるために言う人もいます。この言動も社会的に許しがたいデリカシーにかける心理状態ですね。

変身させたいという気持ち

これはポジティブな言動の一つですが、心の許せる家族・友達・恋人であったり、中には、体型やルックスが重要視される職業(モデル、芸能人、美容関係など)で体型のことを指摘することで、その人が他人からどのように見られているかを気づくことができ、さらに魅力を増すことにつながるきっかけとなることもあります。

これは心理的に相手を思いやっている言動で、相手へアドバイスや改善点を言ってあげることで、気づかせてくれてありがとうと思ってもらえることもあります。

ボディポジティブとは?

ボディポジティブ
  

皆さんは「ボディポジティブ」という言葉を聞いたことがありますか?これはSDGs的な考え方で特に欧米社会で、美の基準や考え方が変わりつつあります。

ボディポジティブとは…

「痩せた体型=キレイ」という今までの美に対する定義からプラスサイズの体をありのままに受け入れて愛そうという考え方

体型だけでなく、肌の色、顔の特徴など身体に関わる特徴にこだわらず、すべての体を受け入れることに重点を置いた動きで、個を尊重し、多様性を受け入れることにもつながります。

そういった面から、最近ではSDGsを意識した多くの企業が、街の広告やテレビのCMでもぽっちゃりした人をモデルにしたり、体型のコンプレックスを明るく描いた映画やドラマも増えてきました。

話題になったのはバービー人形で有名なマテル社が2016年にバービー人形シリーズに新たに

  • Curvy(ふくよか)
  • Tall(長身)
  • Petite(小柄)
  • ドレッドヘアバービー

などが加わったことは大きな一歩ですね!ボディポジティブの動きは海外では非常に社会に大きな影響をもたらし、マーケティングの手法も最近では変化しつつあります。

そして、2027年にはプラスサイズのアパレル市場は2019年に比べて40%増加すると言われています。

日本社会ではまだまだ多様性を受け入れる社会としては遅れていて、多くの美容業界・ヘルスケア業界は

  • 痩せていること=美しい
  • 美白=美しい

などというイメージを国民に植え付けています。その人の本来持っている身体の特徴を、化粧品や健康サプリメントなどの美を追求する商品が話題になる傾向があります。

自分の体型に悩み、過度なダイエットをすることで、摂食障害や精神的な疾患を抱えてしまう人も少なくありません。

本当の美とは何か?

これから、日本社会でも美についてもっとSGDs的な考え方が広まれば、他人から体型のことを言われてひどく悩んだり、傷つく人が減るのではないかと思います。

体型のことで嫌味を言う人を黙らせる方法

黙らせる

先進国である日本はまだまだ体型に対してのこだわりが強く、相手の体型に対しても口出しする人も多いのが現状です。

色々と相手の気持ちを考えずに体型のことを言う人がいますが、そんなデリカシーの無い人をスカッとさせたいと思いませんか?どういう対応をすればスカッとするかをここでは書いていきたいと思います。

すぐに言い返したい気持ちはあるかもしれませんが、まずは落ち着いて何も気にしてないような余裕のある態度をとることが大切です!!

  • なるほど、そういうふうに見られることもあるんですね!!
    →相手がどうでもいいこと言ってしまったと思えるように冷ややかな言い回し方。
  • 貴重なご意見をありがとうございます。今後の参考にさせていただきます
    →会話をスパッと終わらせるための定型的な言い方。
    →これを言った後にすぐ去るのが1番の逃げ道。
  • オウム返し攻撃
    →悪口や嫌味の言葉に対して、「へぇ、〇〇な人はダメなんですね!!」というように、言われたことをそのまま冷静に言い返す。
    →これによって、相手は自分の言ったことが肯定されるわけでも否定されるわけでもないので、面白くないはず!!
  • 相手を褒めちぎる
    →体型のことを言ってくる人の多くは、自分に対してコンプレックスを感じて言ってることが多いので、心に思ってる反対のことを嫌味っぽくあっさり言ってみる。
  • 完全に無視
    →体型のことをけなしてきたり、悪口を言ってても、完全に無視して、相手がモラルに反したことを言ってることを悟らせる。

こういったスカッとさせたい人と人間関係が続かなくてもいいなら、言葉は冷静でも私はそんな言葉に全く動じていませんという気持ちがわかるくらい冷たい態度をとることもオススメです。

まとめ

「体型のことを言う人の心理とは?」についての記事はいかがでしたか?身の回りに結構いる体型のことを話題にする人たち。

悪意もなくコミュニケーションの一貫で言っている人もいれば、相手を陥れたくて言う人もいたり様々ですが、結局こういった言葉に傷ついて振り回されないようにするには自分なりの価値観のモノサシを持っておくことです。

何を基準に痩せているのか太っているのかと言うのかはその人の価値基準。

悩まない秘訣
  • 自分がそういうことを言う人が苦手なら、相手にしないこと
  • 話を切り替えること
  • 話が続かないようにスパッと話を終わらせること
  • コンプレックスを含めてありのままの自分を認めてあげること

日本人で初めてプラスサイズモデルになった桃果愛さん。

小さい時からファッションに興味があったものの、大学生で30キロも太ってしまい、周りから陰口を言われて視線恐怖症になったものの、プラスサイズモデルに応募しモデル活動をすることで、今までになかった新たな出会いや、コンプレックスをポジティブに捉えることができ、今ではボディポジティブを体現する「#自分を愛してHappy」というタグをつけて、ぽっちゃり体型さんでもオシャレを楽しんでもらいたい、自分の表現方法をもっと楽しんで欲しい。

などという思いでSNSなどで発信されています。

ぽっちゃり体型で悩んでいる人が少しでも自分の居場所を見つけて欲しいという思いが込められていて、私も彼女のインタビュー記事を読んで、多様性について考えさせられました。

私の知人にも何人か世間的にぽっちゃり体型の人がいますが、ついこないだ大きな大根を見て「私の腕と同じくらいの大きさの大根だあ」と自分の体型をサラッとネタにしていたのですが、私も特に突っ込むこともせずに普通に笑いながら世間話のようにしていました。

こちらは体型の話はタブーだと思っていても、意外に本人は自分の体型の特徴をネガティブに取らず、堂々とポジティブなネタにしていて、すごく人間的に心に余裕がある素敵な方だなあと思いました。

実際にどんなタイプの人に対しても許容力のある方なので、心に余裕がある人は人に何を言われても上手に言葉で冷静に跳ね返す能力があるのだと感じます。

今回の記事では他人の体型のことを平気で言う人の心理の中で、自分のコンプレックスを受け入れたくないので、自分と同じくらいの体型の人の陰口を言う傾向が多いということを紹介しましたが、もし自分の体型のコンプレックスをプラス面に考えることができたら、他人のことは気にならないはずです。

誰もが体型だけでなく、自分が感じるコンプレックスはあるものですが、それをありのままの自分だと受け入れることができたら、相手に対する思いやりや優しさも一層出てきますし、自分のコンプレックスがあるからこそ今の自分があるとポジティブに生きていけるようになるのかと思います。

そんな多様性が認め合える社会になることを願っています。

電子書籍やレビュー、ブログ記事の執筆をしています。
関西在住、現在の本業は医療系事務のお仕事をしています。
元国際線CA・海外留学・海外駐在の経験もありますので、執筆の得意分野は語学学習・海外生活・マナー・転職・ワーキングマザー・マインドフルネス・美容・健康・医療・メンタルヘルスなど幅広い分野での執筆活動中です。

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