結婚後、寝る時同じベッドで一緒に寝ている夫婦もいれば、別室で寝ている夫婦もいます。
各々理由があるのでしょうが、寝る時同じベッドで寝る夫婦とそうでない夫婦で関係性に違いは見られるのでしょうか。
今回、そんな夫婦における寝る時のスタイルと夫婦仲の関係性についてアンケート結果を用いながらご紹介していきます。
調査の仮説
カップルの睡眠について調査を行ったF. P. Pankhurst and J. A. Home(1994)「The Influence of Bed Partners on Movement During Sleep」によれば、パートナーと一緒に寝ない場合よりもパートナーと一緒に寝た方がよく眠れるということが示唆されていました。
また、佐々木ほか(2013)「大学生における睡眠の質と関連する生活習慣と精神的健康」による検討では、ストレスを感じている者は起床時刻が早く、睡眠時間が短いことが明らかとなっています。
以上の先行研究を踏まえ、「寝る時同じベッドで一緒に寝ている夫婦の方が別室で寝ている夫婦よりも夫婦の関係に満足している」と予測して調査を行いました。
調査概要
調査期間:2023年4月9日
調査機関:自社調査
調査対象者:現状結婚されている男女200名
有効回答数(サンプル数):200名
調査方法:インターネット(クラウドソーシングサービス)による調査
本アンケート調査結果を引用する際は、LaniのURL(https://lani.co.jp)をご使用のほどお願いいたします。
調査の結果
Q, パートナーとの就寝スタイルについて当てはまるものを選択してください
寝る時のパートナーとの就寝スタイルについて回答者に伺ったところ、「同じ部屋だが別々のベッド・布団で寝ている」との回答が最も多くみられました。
それぞれ大差はありませんが、同じベッド・布団で寝ている夫婦が少ないのは意外だったかもしれませんね。
Q, 現在、夫婦の関係について満足していますか?
同じベッド・布団で寝ている夫婦の満足度は93%、同じ部屋だが別々のベッド・布団で寝ている夫婦は81.4%、別室で寝ている夫婦は57.3%が夫婦の関係に対して満足感を得ていることが明らかに。
分析等はかけていないため断定まではできませんが、今回の調査では別々で寝ている夫婦よりも同じベッド・布団で寝ている夫婦の方が2人の関係に満足している傾向がみられました。
現在の就寝スタイルを選ぶ理由
調査の発展として、就寝スタイルについて回答させたのち、現在の就寝スタイルを選ぶ理由について記入を求めまたした。
就寝スタイルそれぞれ回答者2名の具体的な理由をピックアップしてまとめていきます。
同じベッド・布団で寝ている(29%)
ベッドを2つ置くスペースがない。結婚当初から同じスタイルで、その方が仲が良い関係が保てる。
それが自然だったし、一緒に寝ると安心するから
同じベッド・布団で寝ている夫婦については、部屋がそもそも狭いからという回答が多くみられています。
中には、一緒に寝ることで安心するからという方も。結婚してから一緒に寝ることが習慣となっていたためか、特に理由はないという方も一定数みられました。
同じ部屋だが別のベッド・布団で寝ている(40%)
寝る時の快適な温度の違いと寝相の問題
広く寝たい。狭いのが嫌だ。
同じ部屋ではあるものの、別々のベッド・布団で寝ていると回答した方の多くは、狭いのが嫌だからという意見を掲げていました。
寝相について問題視されている方もおり、同室で別々のベッド・布団で寝ている方は就寝スペースや寝相を含むお互いの寝方について不満を持たれているように見受けられました。
別室で寝ている(31%)
お互いのいびきがうるさいからです。
起床や就寝時間が違うので、お互い気を使いたくないから。
別室で寝ている方に関しては、いびきがうるさいから、ライフスタイルが異なるからという2つの意見に大きく分けられます。
共働きであれば寝る時間も違えば起きる時間も異なってきます。そんな生活の違い、あるいは単純にいびき等による睡眠の障壁が別室で寝るきっかけとなっているそうです。
まとめ:寝る同じベッド・布団で寝ている夫婦の方が2人の関係に満足している!
本調査では、夫婦における寝る時のスタイルと夫婦仲の関係性についてアンケートを用いて検証を行いました。
結果、寝る時別々で寝ている夫婦よりも同じベッド・布団で寝ている夫婦の方が2人の関係に満足している傾向にあることが明らかとなりました。
同じベッドで寝ている分、コミュニケーションを充分にとれるといったことが夫婦間の満足度に関係しているのかもしれませんね。
■今後の調査
調査の発展として、現在の就寝スタイルを選ぶ理由について回答者に記入を求めました。
同じ部屋であれば部屋が狭いから、別室であればいびきがうるさいからと、就寝スタイルによって理由は大きく異なり、それぞれ様々な回答が寄せられました。
今後の調査では、「現在の就寝スタイルを選ぶ理由」をメインテーマとして検証を行なっていきます。
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