Laniでは、占いに対する不満について事前にアンケート調査を行っています。
その中で、占いで感じた不満を伝えず我慢する方が8割以上を占めていることが明らかに。
なぜ不満を伝えずに我慢してしまうのか。今回は、そんな占いに対する不満を伝えずに我慢してしまう理由について調査を行いました。
調査の仮説
林(2000)「「不満表明表現」使用に関する研究 : 日本語母語 話者・韓国人日本語学習者・韓国語母語話者の比較」では、日常生活において遭遇する可能性が高いと思われる14の場面を設定し、各場面における不満の表明について調査を行っていました。
結果、不満を言わない郡の心理的理由で相手との関係維持や目上に対する礼儀を守るためという理由があげられていました。
以上の結果を踏まえ、今回の調査では、占いに対する不満を伝えない理由として、「礼儀や相手との関係維持が上位に含まれる」と予測して検証を行いました。
調査概要
調査期間:2023年6月25日
調査機関:自社調査
調査対象者:これまで占いを受けたことのある男女215名
有効回答数(サンプル数):215名
調査方法:インターネット(クラウドソーシングサービス)による調査
本アンケート調査結果を引用する際は、LaniのURL(https://lani.co.jp)をご使用のほどお願いいたします。
調査の結果
Q, 占いを受けている中で不満を感じたことはありますか?
占いを受けている中で不満を感じたことのある方は36%に対し、感じたことがない方は64%みられました。
具体的な不満の内容については、以下のようなものが寄せられました。中でも、占い師からの否定や料金に関するトラブルが不満の内容として多い印象でした。
- 「占い師が気さくを通り越したタメ口で上からだったこと」(みっちょん、40代女性)
- 「今後の事で自分が決めていることを、頭ごなしにけなされた」(にゃんたん、20代女性)
- 「内容をはっきりさせようとするとお金の上乗せの話が出たこと」(ぺいち、30代男性)
Q, 占いに対する不満は直接あるいは間接的に伝えましたか?
占いを受けている際に不満を感じたことがある方を対象に、実際に占い師等に不満を伝えたかどうか、質問を行いました。
結果、不満を伝えたという方はわずか5%。ほとんどの方が占いに対する不満を伝えずに我慢していることが分かりました。
Q, 占いに対する不満を伝えなかった理由はなんですか?
占いに対する不満をなぜ伝えなかったのか。その理由としては「言っても意味がないと思うから」との回答が最も多くみられました。
「どうせ言ったところで意味はない」そんな占い師に対する呆れや諦めが感じられました。
「礼儀」や「関係維持」を理由とする方は少なく、今回立てた仮説は支持されない結果となりました。
まとめ:占いに対する不満を伝えずに我慢してしまうのは「呆れ」と「諦め」
占いに対する不満を伝えずに我慢してしまう理由について今回アンケート調査を行いました。
実際に不満を感じたことがある方は36%、そのうち不満を伝えずに我慢したという方は9割以上。
「言っても意味がないと思うから」という占い師に対する呆れや諦めが不満を伝えずに我慢する理由として多く持たれていることが明らかとなりました。
■今後の展開
占いに対する不満を伝えない理由として「雰囲気が悪くなるから」と回答した方もみられましたが、いわずもがな占いの場における雰囲気はさまざま。
暖かい雰囲気の中占いを受けたという方もいれば、緊張感ある雰囲気の中で占いを受けたという方もいます。
ケースとしてはどちらの方が多いのか。今後の調査では、これまで占いを利用したことのある方を対象に、実際に体感した占いの場における「雰囲気」について調査を行っていきます。
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HP:https://lani.co.jp
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