子どもがほしい夫婦にとって、妊娠は何事にも代えがたい喜びですよね。でも、そんな幸せいっぱいのマタニティ期間のはずが、「妊娠してからなぜか旦那のことが鬱陶しい…」「旦那のことを嫌いになりそう…」と悩む妻も少なくないんです。
今回は、妊娠中に旦那が嫌いになる理由や、妊娠中の妻に対する旦那の気持ち、妊娠中に旦那との関係を良好に保つ方法などを解説していきます!
妊娠中は、どうしても情緒が不安定になるもの。「どうして旦那とうまくいかないんだろう?」とお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
妊娠中に旦那が嫌いになる理由
妊娠を喜んだのも束の間、つわりなどのつらい体調不良が起こるにつれて、気持ちの余裕がなくなっていく女性も多いですよね。
ここでは、妊娠中になぜか旦那が嫌いになってしまう理由について解説します。
ホルモンバランスの変化で訳もなくイライラする
女性は、妊娠するとホルモンバランスが急激に変化するといわれています。その影響で、訳もなく気分が落ち込んだり、急に涙が出たりと情緒が不安定になってしまうことも。
旦那はきちんと家事を手伝ったり、体調を気遣ってくれるのに、なぜか旦那の顔を見るとイライラしてしまう人もいるかもしれません。ホルモンバランスの影響とはいえ、「自分の愛情が足りないのかな」「この先赤ちゃんが生まれてもうまくやっていけるのかな」と不安を感じて、さらに落ち込んでしまう女性も多いでしょう。
旦那の体臭が苦手になった
妊娠中は、ホルモンバランスの変化によってさまざまな「ニオイ」にも敏感になります。とくにつわりが重い人は、妊娠前は何とも思わなかった料理のニオイなども臭く感じられ、気分が悪くなってしまうことも多いでしょう。
中には、旦那の体臭が鼻について、「近寄らないで!」と感じてしまう人も。一緒のベッドで眠るのも苦痛になってしまいます。旦那が今まで通りきちんとお風呂に入って体を清潔にしたり、歯を磨いたり、服を洗濯したりしているのに「臭い」と感じるなら、妊娠によるホルモンバランスの変化が原因と考えてよいでしょう。
旦那がつわりなどの体調不良を理解してくれない
妊娠初期のつわりは、人によって症状が大きく異なります。ほとんど症状がない人もいれば、気分が優れず中々食べられなくなってしまう人、食べても吐いてしまう人、逆に常に何かを食べていないと気分が悪くなる人もいます。中には、入院するほど重症化する人もいるのです。
それなのに、旦那が体調を全然気遣ってくれなかったり、「大げさじゃない?」「まだ治らないの?」なんて冷たい言葉を掛けてくると、旦那のことが嫌いになるのも無理はありません。お腹の赤ちゃんは夫婦二人の子供なのに、妻が苦しんでいても知らんぷりなのは思いやりがなさすぎますよね。
旦那が家事を手伝ってくれない
つわりが酷い時期は、体がつらくて思うように家事ができないもの。また、つわりがおさまっても、お腹が大きくなってくると動きづらかったり、重いものを持てなかったりして、妊娠前と同じようには家事ができませんよね。
でも、そんな妻を心配するそぶりもなく、家事を全然手伝おうとしない旦那には失望してしまいます。仕事で疲れているのもわかりますが、妊娠中の妻が忙しく料理や後片付け、洗濯などをこなしている横でゴロゴロしてスマホをいじっていたりする旦那を見ると、怒りが湧いてきますね。
旦那だけ気楽に過ごしていてズルい
妊娠すると、以前と同じような生活が難しくなりますよね。つわりが辛くて出掛けるのも大変だったり、お腹の赤ちゃんのためにお酒やカフェインなども我慢しなければなりません。
そんな妻の苦労を知らずに、今まで通り夜遅くまで飲み歩いたり、趣味で出掛けてばかりだったりと自由に過ごす旦那を見ると、「ズルい」「私ばかり苦しい」という気持ちになるのも当然です。「父親になる自覚あるの?」と疑ってしまうこともあるでしょう。
旦那が出産への不安を理解してくれない
めでたく妊娠しても、赤ちゃんが順調に育って無事に出産できるまで不安は尽きないもの。毎回の検診でドキドキしたり、出産の痛みに恐怖を感じる人も多いでしょう。また、風邪などの病気をしないように、転んでお腹をぶつけたりしないようにと、妊婦さんは常に気を張っています。
そういった不安な気持ちを旦那にもわかってほしいのに、ちゃんと話を聞いてくれなかったり、「考えすぎでしょ」などと軽くあしらわれたりすると、非常に孤独を感じてしまいます。「私や赤ちゃんのことが心配じゃないの?」と感じて、旦那の愛情を疑ってしまいますね。
体調が悪いのに夜の営みを求められる
ごはんもまともに食べられない、家事や仕事も思うようにできないほど体調が悪いのに、お構いなしに夜の営みを求めてくる旦那もいます。自分の欲求が第一で、妻の体調や赤ちゃんの安全など二の次なのでしょう。
妊娠中に妻が相手をしてくれないせいで、浮気に走ってしまう旦那もいるため、つらくても旦那の欲求に従うという妻もいます。でも、そんな思いやりのない旦那に失望して、旦那のことが心底嫌いになってしまう妻も少なくありません。
旦那を嫌いな気持ちはいつまで続くの?
これから赤ちゃんが生まれてくるのに、旦那への愛情が薄くなっている自分に気付くと、焦ってしまいますよね。
妊娠中の「旦那が嫌い」という気持ちはいつまで続くのか、さまざまなケースについて解説していきます。
妊娠中期におさまるケース
妊娠初期は、妊娠にともなう急激なホルモンバランスの変化で、つわりなどが起こりやすくなります。その影響で旦那に訳もなくイライラしてしまうこともありますが、妊娠中期になるとつわりが落ち着いてくる人も多く、同時に旦那への嫌悪感も軽減することが多いですよ。
ホルモンバランスは自分の意思でコントロールすることはできないので、「旦那が嫌い」と思っても無理に何とかしようとせず、流れに身をまかせてみるのもひとつの方法です。
妊娠後期におさまるケース
妊娠初期や妊娠中期は、ママの心や体には大きな変化が起こっているものの、見た目にはあまり変化が感じられない時期。「まだ自分がパパになる実感が湧かない…」という旦那も多いでしょう。
しかし、妊娠後期になると妻のお腹が目に見えて大きくなり、旦那も「大変そうだな」と思うようになります。動くのも大変そうな妻に代わって、家事をしてくれる旦那も出てきますよ。
大きくなったお腹を嬉しそうに撫でたり、「もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだな」と実感して将来の話をしたりする旦那の姿を見て、嫌悪感が薄れる妻も多いでしょう。
出産後におさまるケース
妻の大きなお腹を見ても、まだまだ父親になる自覚が湧かない旦那もいるでしょう。しかし、出産が終わり赤ちゃんが目の前に現れると、さすがに意識が変わるものです。かわいい赤ちゃんを見たら、あんなに自分勝手に振る舞っていた旦那がメロメロになって子育てを手伝うようになるケースも。
また、出産に立ち会った旦那は、妻が命懸けで赤ちゃんを産む姿を見て心が動かされ、妻に対して感謝の気持ちが芽生えることもありますよ。出産後に旦那からやさしい言葉を掛けられて、今までの不満がすっきりする妻も多いでしょう。
妊娠中の妻に対する夫の気持ち
旦那の顔を見るとイライラする。旦那が無神経すぎる。などなど、妊娠中の妻は旦那に対する不満を抱えがち。そんなとき、旦那側はどんなことを考えているのでしょうか?
ここでは、妊娠中の妻に対する旦那の気持ちについて解説していきます。
妻が何を考えているのかわからない
妻は、旦那に対して「つわりが辛いんだから、もっと家事を手伝ってよ」「大丈夫?としか言えないの?」などさまざまな不満があることでしょう。でも、旦那にはその不満がまったく伝わっていないこともよくあるんです。
妻に近づこうとするとなぜか睨まれたり、イライラした様子でどこかへ行ってしまったり…自分に何か悪い点があるのだろうけど、どうしたらいいのかわからないという旦那も多いですよ。
心配だけど声の掛け方に悩む
男性は、女性にくらべて口下手な人も多いもの。妊娠によって体調が変化している妻のことはもちろん心配だけど、気の利いた言葉がなかなか見つからず、結局黙ってしまったり、逆に妻を不機嫌にさせてしまうような言葉を言ってしまったりするのです。
ただ前向きになってほしいという気持ちで、「つらいけど、赤ちゃんのために頑張ろう!」なんて言ったら、「私の苦労も知らないで!」と怒られてしまうことも。旦那にとって、妊娠中の妻の機嫌を取るのは至難の業なのです。
妻が急に不機嫌になったり怒り出すので困る
妻は、妊娠によるホルモンバランスの変化でイライラしやすくなっています。些細なことで不機嫌になるのは仕方のないことで、それをフォローするのが旦那の役目ですが、困惑してしまう旦那もいます。
やることなすこと否定されたり、話しかけても無視されたりすると、どんなに心の広い旦那でも落ち込んでしまいますよね。仕事のストレスなども重なると、何となく妻を避けたくなってしまうこともあるでしょう。
妻とのスキンシップが減ってさみしい
妊娠前は夫婦仲良くスキンシップも多かったのに、妊娠してから妻が体調不良で構ってくれなくなった…と感じている旦那もいます。「お腹に赤ちゃんがいるのだから仕方ない」「妻は頑張っているんだ」と頭ではわかっていても、どうしても寂しく感じてしまいます。
寂しさのあまり浮気する旦那は論外ですが、一見真面目な旦那でも心の中では満たされなさを感じているのかもしれませんよ。
妊娠中に旦那との関係を良好に保つには?
妊娠によって、夫婦の気持ちにすれ違いが起きやすいのは仕方のないこと。でも、そのまま放置すれば夫婦仲に深い亀裂が入ってしまうこともあり得ます。
ここでは、妊娠中に旦那との関係を良好に保つ方法をご紹介します。
些細な不安や不満も話し合う
妊娠によって酷いつわりなどが起こると、気持ちまで沈んでしまいますよね。また、きちんと赤ちゃんが成長してくれるか、無事に出産できるか、出産後の生活は大丈夫かなど、先々への不安は尽きません。
そんな不安も、ひとりで抱えているだけではなかなか旦那には伝わりません。「察してよ!」と思うかもしれませんが、他人の心の中を読み取るのは本当に難しいものですよ。きちんと言葉にして伝えることが、夫婦仲を良くするための第一歩です。
不安な気持ちのほかにも、「もっと家事を手伝ってほしい」「出かけてばかりだと寂しい」など、旦那に対する不満もきちんと話し合いましょう。
ホルモンバランスの変化について理解してもらう
妊娠中は、ホルモンバランスが大きく変化して心も体も不安定になります。妊娠前のように、心の余裕を持って旦那に接することができなくなることも多いでしょう。
イライラするのはどうしようもないことなので、旦那にもこの変化について知ってもらい、「冷たく当たってしまうことがあるけどごめんね」と伝えておくといいですよ。
出産が終わればホルモンバランスも次第に安定してくるので、期間限定と思って夫婦で乗り切りましょう。
何をしてほしいのか具体的に伝える
妊娠中に旦那に不満を感じやすくなるのは仕方のないことですし、無神経な旦那にももちろん原因はあります。しかし、旦那もなぜ妻が怒っているのか、何が不満なのか、どんな声を掛けてほしいのかわからず困っているのかもしれません。
妻に直接聞いても「それくらいわかるでしょ!」と怒られたり、自分なりに考えて行動しても「余計な事しないで!」なんて言われると、旦那としても手の打ちようがありません。
面倒でも、「〇〇が食べたいな」「〇〇を手伝ってほしい」「今は話しかけないでほしい」「こういう言葉は傷つく」など、具体的に伝えた方がお互いにストレスなく過ごせますよ。
適度な距離感を保つ
妊娠前は、プライベートでは常に一緒に過ごすほど仲の良かった夫婦も、妊娠を機に関係が一変してしまうことも。「旦那のニオイが気になる…」「今は何も話したくないのに…」といった気持ちを抑えて無理に一緒にいようとしても、どんどんストレスが溜まってしまいます。
妊娠による体調や心の変化を旦那に理解してもらい、1人でマイペースに過ごす時間も持ちたいことを伝えましょう。適度な距離感を保つことが、妊娠中の夫婦仲を良くするためのコツですよ。
まとめ
今回は、妊娠中に旦那が嫌いになる理由や、妊娠中の妻に対する旦那の気持ち、妊娠中に旦那との関係を良好に保つ方法などを解説しました。
夫婦で妊娠の喜びを分かち合ったはずなのに、なぜか旦那のことが鬱陶しく感じる…と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コメント