SPIRITUAL REBIRTH PROJECT 連載企画 第 45 回 スターシード 再⽣ ③YOKU STUDIO による連載企画、SPIRITUAL REBIRTH PROJECT。
「スターシード 再⽣」シリーズ、第 3 弾です!
前回は、「スターシード」のルーツとされる宇宙⽂明について、リサ・ロイヤル、キース・プリースト『プリズム・オブ・リラ』を参照しながら紹介しました!
まず、原初の統⼀体としての「⼤いなるすべて」が、琴座のプリズム(ホワイトホール)を通過することによって、個別の意識領域を有する宇宙⽂明が複数⽣まれた。
そして、それぞれの意識領域を持った⽂明が、それぞれの歴史をたどるなかで、宇宙⽂明ごとに特性が⽣まれていった。
「スターシード」というのは、それらの宇宙⽂明から地球に「転⽣」してきた⼈々であり、その魂のルーツである宇宙⽂明の特性を引き継いでいる、という考え⽅をもとに、個⼈の傾向性と魂のルーツとを結びつける、いわゆる「スターシード診断」が⾏われているわけです。
今回は、この「スターシード診断」に⽤いられる、各「スターシード」の特徴について、解説していきます!
各「スターシード」の特徴
各々の「スターシード」は、⼀体どのような特徴を持っているのでしょうか?
インターネットなどで調べると、様々な情報が出てくるのですが…ここでは広く普及している、⼀般的な理解をご紹介したいと思います。
◯リラ(琴座)
・思慮深く、分析好き
・情に厚く、時におせっかいになる
・堂々たる⾵格がある
・孤独を感じがち
◯シリウス
・探究⼼が旺盛
・メカニック、テクノロジー分野が得意
・正義感が強い
・⼆⾯性(ギャップ)がある
◯オリオン
・開拓精神がある
・論理的思考⼒がある
・議論するのが好き
・闘争⼼や⽀配欲が強い
◯プレアデス
・友愛を⼤切にする
・繊細な⼼を持つ
・共感しやすいエンパス気質
・依存性が強い
◯アルクトゥルス
・情報処理能⼒が⾼い
・クリエイティブな能⼒を持つ
・⼈を笑わせるのが好き
・飽きっぽい
◯アンドロメダ
・癒しに関⼼を持つ
・⾃由を愛する
・⼤らかな⼼を持つ
・縛られるのが嫌い
それぞれの特徴を挙げると、ざっとこのような感じでしょうか。
「スターシード」というと、「崇⾼な使命を持って宇宙からやってきた、選ばれし⼈々」というイメージがありますが、実はその特徴というのは、意外と⾝近な感じというか、たくさんの⼈に当てはまりそうなものなんです。
この記事を読んでくださっている皆さんも、「あ、私に当てはまるかも!」という項⽬が、少なくとも⼀つはあるのではないかなと思います。
誰もが「スターシード」に当てはまる?
私たち YOKU STUDIO(ナチュラルプラネット)でも、クライアントに対して「スターシード診断」を⾏うことがあります。
その時には、上記の特徴から診断結果を割り出すというよりも、「オーリング」(筋反射テスト)を利⽤して診断を⾏うことが多いのですが…実は、ほぼすべての⼈が、何かしらの「スターシード」に当てはまります。
おそらく皆さんも、オーリングでテストすれば、いずれかの星の「スターシード」に分類されるはずです。
つまり、「スターシード」はごく⼀部の特別な存在、というわけではなく、万⼈が「スターシード」の素質を持っているんです(少なくとも、YOKU STUDIO ではそう考えています)。
しかも、⼀⼈の⼈間が有している「スターシード」の素質は、⼀つであることは稀で、複数あることが多いのです。
たとえば私(中の⼈)は、オーリングでテストしてみると、リラ+オリオン+アルクトゥルスという結果になりました。
その結果を踏まえて、先の特徴リストを⾒てみると、⾃分の⻑所と短所をまさに⾔い当てられているような気がして、妙に納得させられてしまいます。
「物事を深く考えることが好きで、普段はおとなしい⽅だが、根は気が強くて負けず嫌い」という私の性格は、まさにリラ+オリオン+アルクトゥルスのハイブリッド(どちらかというとリラとオリオンの気質が強い)。
いま地球に⽣きているあらゆる⼈々は、「スターシード」の素質を複数持ったハイブリッドだ、と⾔っても良いように思います。
ポテンシャルの指標としての「スターシード」
地球⼈のほとんどは「スターシード」のバイブリッドだ!と⾔っても、なかなかイメージがわかないかもしれません。
ここで重要になってくるのが、「スターシード」の分類と、実際に宇宙に存在する星(あるいは星団、銀河)との関係性です。
「スターシード」のルーツとなっている宇宙⽂明の名前は、すべて実在の星の名前から取られていて、それぞれの対応関係を⽰すと、以下のようになります。
- リラ→琴座
- シリウス→シリウス(おおいぬ座の恒星)
- オリオン→オリオン座
- プレアデス→プレアデス星団(おうし座に位置)
- アルクトゥルス→アルクトゥルス(うしかい座の恒星)
- アンドロメダ→アンドロメダ銀河
そう聞くと私たちは、宇宙に浮かぶその星に、⾼度な知性を持つ⽣命体が実際に住んでいて、それが「スターシード」のルーツとなる宇宙⽂明を形成しているんだろう、と思いますよね。
「⽕星⼈」という⾔葉から、⽕星に居住する⽣命体を連想するように。
しかし実は。必ずしもそうではなく…その宇宙⽂明の名というのは、あくまで「象徴」なんです。どういうことでしょうか?
前回紹介した『プリズム・オブ・リラ』の冒頭で、リサとキースは、次のように述べています。
本書の情報を事実として受け⼊れるか、あくまでも象徴的な情報として受け⼊れるかは読
者の⾃由である。なぜなら、事実も象徴も究極的には同じだからである。本書の内容が、銀河系宇宙⼀族(galactic family)の起源に関する唯⼀の真理だと主張するつもりはない。
(リサ・ロイヤル、キース・プリースト『プリズム・オブ・リラー銀河系宇宙種族の起源を求めて』、星名⼀美訳、ネオデルフィ、1992 年、6⾴)
本⽂中、星の名やそこに住む種族の名(たとえば、「シリウス」とか「シリウス⼈」というように)を記したが、これらの名は特定の場所というより、むしろ意識の周波数や領域を表しているものと考えていただきたい。
琴座ではこれまでにブラックホールやホワイトホールになった星が、いくつもあると⾔われている。
したがって、本書で述べている星は、時空間上の特定の地点ではなく、ある特定の概念として把握してほしい。
(同上9⾴)
つまり、彼らが語る宇宙⽂明の歴史は、事実というよりも「象徴」としてのストーリーなのであり、それぞれの宇宙⽂明というのは、「時空間上の特定の地点」にあるものではなく、「意識の周波数や領域」を指す「概念」なのだと、はっきりと述べているんです。
このことを踏まえるならば、「スターシード」を、「過去世において、その魂が地球以外の星に存在した⼈」と定義することは、あまり適当ではないでしょう。
むしろ、「地球的な三次元の意識ではない、⾼次の意識の周波数や領域を持っている⼈(あるいは今後それを獲得し、発展させていく可能性がある⼈)」と定義すべきなのではないで
しょうか。
たとえば、「スターシード診断」で、リラ+オリオン+アルクトゥルスという結果を得た私の場合。
「あなたの魂は、リラ、オリオン、アルクトゥルスという宇宙⽂明をはしごして、崇⾼な使命を持って地球に転⽣してきたんですよ!」という壮⼤な魂の物語を⽰すものとして、その結果を捉えるのではなく。
「あなたはいますでに、リラ、オリオン、アルクトゥルスが象徴する意識に近い周波数や領域を持っているから、この地球上でのこれからの⼈⽣のなかで、そのポテンシャルをもっともっと発展させていくことができるんですよ」というアドバイスとして捉えてみた⽅が、リアリティがあるし、建設的であるように思うのです。
アセンション期と呼ばれる、⾃由で柔軟な⾼次元の意識を誰しもが獲得していける時代において、「スターシード」という概念は、ごく⼀部の⼈々に結びつけられるべきものではなく、むしろあらゆる個⼈のポテンシャルを指し⽰す指標のようなものとして⽤いられるべきもの。
しかし、現代スピリチュアルにおける⾔説の多くは、地球の「アセンション」を導くために⾼次の宇宙⽂明からやってきた、選ばれし使者としての「スターシード」の特権性を主張するものであることも確かなんです…。
そこで次回は、「スターシード」⾔説がおちいりがちな、⾼次の宇宙 vs 低次の地球 という⼆元論の問題点を詳しく分析し、「スターシード」をめぐる想像⼒の歴史の分析へとつなげていきます!どうぞお楽しみに!
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