YOKU STUDIOによる連載企画、SPIRITUAL REBIRTH PROJECT。
今回は、「輪廻転⽣ 再⽣」シリーズの第13 弾です!
前回は、「輪廻転⽣」を新たな⾓度から捉え直した、バシャールの理論を紹介しました。
バシャールは、⾼次元の魂のネットワークとしての「オーバーソウル」の視点からみれば、過去も未来も、過去世も未来世も、同時進⾏的に⽣じていると語ります。
そこでは全てがパラレルリアリティ(並⾏現実)として存在しているから、過去が現在を⽣み、現在が未来を⽣むという直線的な時間軸は、もはや意味をもたないと⾔うのです。
しかも私たちは、この世界に⾁体を持ちながらにして、この魂のネットワークにつながり、その中に含まれるあらゆるパラレルリアリティの中から、⾃由⾃在に過去世や未来世を選ぶことができる!というのが、バシャール理論の⾯⽩いところです。
それは、古い⾁体から新しい⾁体へと同⼀の魂が直線的に受け継がれていくという、「リ・インカネーション」としての⼀般的な「輪廻転⽣」観を否定し、「いまここ」を基点に、いくらでも選択・変更可能なものとして過去世や未来世を捉える考え⽅なんです。
YOKU STUDIOでは、このバシャール理論をさらに押し進めて、この世界をもっと楽しく、⾃由に⽣き抜いていくための想像⼒として、「輪廻転⽣」を再定義します!
「いまここ」の私たちが、⽣きながらにして「⽣まれ変わる」感覚、つまり、前向きなエネルギーの源としての他者とのつながりの感覚を獲得させてくれるのが、アセンションした「輪廻転⽣」の想像⼒なのではないでしょうか。
⻑らくお届けしてきた「輪廻転⽣ 再⽣」シリーズも、いよいよ終盤!
どうぞ最後までご覧ください!
「いまここ」を満たすツールとしての「輪廻転⽣」
この連載では、古今東⻄の様々な「輪廻転⽣」観を考察してきました。
もちろん考え⽅に差はあれど、そのほとんどが、死によって有限の⾁体が消滅した後に、魂が「より良い」未来を獲得することを夢⾒る想像⼒を共有していたことは、すでにお伝えしましたよね。
だからこそ「輪廻転⽣」観は、魂レベルの優⽣思想におちいりがちだったんです。
しかし、先述したバシャール理論を活⽤すれば、死後の「より良い」未来にではなく、私たちが⽣きる「いまここ」に焦点を当てて、「輪廻転⽣」を捉え直すことが可能。
「いまここ」を⽣きる私たちがエネルギーを受け取る先として、多種多様な過去や未来、あるいは過去世や未来世が含まれるネットワークが存在し、そのどれにプラグをつなぐかは、私たちが⾃由に決められるというわけです。
⽣まれる前から決められている変更不可能な宿命としてではなく、「いまここ」において、常に⾃分で設計し書き替えていける物語として、「私は〇〇の⽣まれ変わり」という想像⼒を使うことができるとするならば。
私たちは、現世の⾁体を持ちながらにして、何度も何度も、新しく「⽣まれ変わって」いくことができるんだ、と⾔えるでしょう。
たとえば、今⽇の⾃分は「クレオパトラの⽣まれ変わり」であり、⼀年後の⾃分は「マザー・テレサの⽣まれ変わり」である、というようなことが、⽭盾なくあり得るということです。⾯⽩いですよね。
「いまここ」の⾃分が持ち得る様々な可能性を⽰してくれるとともに、そのモチベーションを⾼めてくれるツールとしての「輪廻転⽣」。
それこそ、アセンション期と呼ばれる現代にふさわしい「輪廻転⽣」の形なのではないでしょうか?
「⽣まれ変わり」のイメージをアップデートする
具体的な例を挙げようと思います。
歴史好きの⽅って意外と多いと思うのですが、中でも戦国武将は⼈気がありますよね。
たとえば、織⽥信⻑のことがとても好きな⼈がいるとしましょう。
信⻑を扱った映画やドラマを⾒て興味を持ち、彼に関する歴史を調べたところ、その豪傑な性格や⾏動⼒に惹かれ、⾃分もそんなふうになりたい!と感じた。
ならばその⼈は、「私は信⻑の⽣まれ変わりだ!」という想像⼒を持って、毎⽇を⽣きていくことが可能なんです。
会社の取引先への重要なプレゼンに挑む時。新たな事業を⽴ち上げる時。あるいはプライベートで取り組んでいる空⼿の⼤会に挑む時。
「私は信⻑の⽣まれ変わりだ!」という想像⼒がその⼈を勇気づけ、まるで天下獲りに向かうような覇気のある、エネルギッシュなパフォーマンスにつながったのであれば、その「輪廻転⽣」の想像⼒は、たしかにその⼈の⼈⽣を豊かにしていると⾔えると思います。
しかし、ここで注意したいのは、「輪廻転⽣」の想像⼒を、⾃分の権威を⾼めるために使わないこと!
⼀般的にイメージされる、古い⾁体から新しい⾁体へと魂が受け継がれていく、「リ・インカネーション」としての「輪廻転⽣」観では、現世の⼈⽣というのは、過去世の権威に結びつけて考えられがちです。
仮に、「私の前世はアインシュタインだ!」と公⾔して(あるいはスピリチュアリストや霊能者からのお墨付きを得て)活動している⼈物がいたとして。
周囲は、「この⼈、きっと頭がいいんだろうな」、「将来、アイシュタインのような⼤発⾒をするのかも」と想像し、実際の⼈となりに関わらず、「過去世がアインシュタインである」という⽂脈だけで尊敬の念を抱いてしまうこともあるかもしれません。
先ほどの織⽥信⻑の例でも、「私は信⻑の⽣まれ変わりだ」という想像⼒が、こういった権威づけのために⽤いられてしまうケースも考えられると思います。
「私は信⻑の⽣まれ変わりなんだから、現世でも敬われるべきだ!」などと考えて傲慢な振る舞いをしたり、「信⻑の正当な後継者」を名乗って信⻑に関する歴史資料や商標などの権利主張をはじめたり、新たな商売をはじめたり…等々。
そうなってしまっては本末転倒。なぜなら、それは結果的に、⾃分の可能性を⼀つに限定し、縛り付けてしまうことになるからです。
ある特定の過去世への執着は、「いまここ」から⾃由に選択・変更できるものとして過去世を捉える、アセンション的「輪廻転⽣」の想像⼒とは相容れないものなんです。
「私は〇〇の⽣まれ変わり」という想像⼒は、あくまで、いつでも選択・変更可能な⼀つの可能性にすぎないという認識を持ちつつ、それを「いまここ」のモチベーションを⾼めるツールとして上⼿に活⽤できれば、あなたの⼈⽣はもっと⾯⽩くなります。
「いまここ」を基点とし、常に変化しながら流動的につながりあっていく魂のネットワークを想像することによってこそ、私たちはそこから、⼈⽣を豊かにするエネルギーを獲得していくことができるのです。
アセンションした「輪廻転⽣」の意義=「いまここ」におけるつながりの感覚
そしてこの、「私は〇〇の⽣まれ変わり」という想像⼒は、何も歴史的な著名⼈に限定されるものではありません。
その対象は、⼤好きなアイドルでも、憧れのアーティストでも、アニメのキャラクターでもいい。
もっと⾔えば、尊敬する恩師や職場の先輩、素敵な友達でも構わないのです。
「いま⽣きている⼈の「⽣まれ変わり」が私って、そもそも⽭盾してない?」と思う⽅もいるかもしれませんが…
バシャールの⾔う「オーバーソウル」のような、⾼次元の魂のネットワークにおいては、過去-現在-未来という直線的な時間軸が意味を持たないことは説明しましたよね。
そのように考えれば、いまこの現世に⽣きている⼈が、「輪廻転⽣」のネットワークの⼀員として存在することは、決しておかしいことではないんです。
わかりやすい例を挙げれば…
学⽣時代に先⽣からもらったアドバイスが、社会に出てからも、⾃分の⼼のなかにずっと残り続けていて、⼤きな⽀えになっているとしますよね。
このようなケースにおいては、その恩師が⾃分のなかに「⽣まれ変わっている」、つまり両者が「⽣まれ変わり」のネットワークでつながっている、と考えられるわけです。
あるいはその逆に、⾃分が発した⾔葉や、何気ない振る舞いが、それを受け取った家族や友⼈、職場の後輩など、周囲の他者の⼼の中に、ずっと息づいていくこともあると思います。
そしてそれが、その他者を介して、さらに別の⾒知らぬ他者へと受け継がれていくこともあるでしょう。
そう考えると、あなたはある意味で、様々な他者のなかに「⽣まれ変わっている」、つまり、彼らと魂のネットワークでつながっている状態にあると⾔えるわけです。
⼈はこのように、意識的にも無意識的にも、「⽣まれ変わり」のネットワークのなかで、多くの他者とつながって⽣きています。
私たちは、常に「いまここ」において、様々な他者の⽣を受け継ぐと共に、様々な他者の⽣のなかに受け継がれている。
このように、不特定多数の他者とつながり合い、⽣成変化していく「⽣まれ変わり」ネットワークの⼀員として⾃分を捉えることって、とても⼼を強くしてくれるように思うのです。
アップデートされた「輪廻転⽣」の想像⼒は、このような、時間や空間を超えた⼈と⼈とのつながりの感覚を与えてくれるものなのではないでしょうか?
現代の私たちはきっと、⽣きながらにして「⽣まれ変わる」ことを常に繰り返し、「個」という孤独な殻に閉じこもらず、豊かな気持ちで毎⽇を歩んでいくことができる。
これがYOKU STUDIOが再定義する、「輪廻転⽣」の形です。
さて、ここでひとまず「輪廻転⽣ 再⽣」シリーズは完結なのですが、次回は番外編。
このようなアセンションした「輪廻転⽣」の想像⼒を、哲学の観点から考えてみるとどうなるか?というのが、次回のテーマです。
「スピリチュアル」の領域にとどまらない、「輪廻転⽣」の可能性を解説します!
どうぞお楽しみに。
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