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SPIRITUAL REBIRTH PROJECT 連載企画 第23回 チャクラ 再⽣ ③

SPIRITUAL REBIRTH PROJECT 連載企画 第23回 チャクラ 再⽣ ③

YOKU STUDIO による連載企画、SPIRITUAL REBIRTH PROJECT。

「チャクラ 再⽣」シリーズ、第 3 弾です!

前回は、古代インド思想における元々の「チャクラ」の役割、さらには欧⽶圏の近代スピリチュアリズムにおける(特に神智学の考え⽅を反映した)「チャクラ」理解について、整理しました。

そもそも古代インドにおいて「チャクラ」は、⼈間の⾁体と、それより⾼次元の⾝体層との間のエネルギーの交換がなされる地点のことであり、⽣命維持装置のようなものとして考えられていました。

その後、「チャクラ」という考え⽅が欧⽶圏に輸⼊され、普及していくなかで、あらゆるものの⼤本としてのエネルギー、⾔い換えれば「ワンネス」としての宇宙との⼀体化を達成するための鍵としての側⾯が強調されるようになっていったのです。

ここで注⽬したいのは、1980年代以降のスピリチュアルの世界においても、「チャクラ」がかなり重視されたことです。

ニューエイジを経て、ヨガなどが⼀般の⼈々にも普及し、スピリチュアルの考え⽅がかなり⾝近なものになっていったこの時期。

多くのチャネラーやスピリチュアリストが、魂の次元上昇としての「アセンション」によって、宇宙と⼀体化していくことの必要を説きました。

そのなかで⽣まれたのが、「アセンション」のプロセスと密接に重なり合うものとして、「チャクラ」を捉える考え⽅だったのです!

今回は、「アセンション」⾔説における「チャクラ」について、じっくり考えていきます!

ダイアナ・クーパーが語る「チャクラ」

1980 年代以降に活発化し、とくに 2012 年に向けて⾮常に盛り上がった「アセンション」⾔説のなかで、「チャクラ」がどう語られていたのか?

それを知るために重要な⼈物が、1940 年⽣まれのイギリスのチャネラーである、ダイアナ・クーパーです。

彼⼥は、個⼈的な⼈⽣の危機に直⾯していた時期に、天使からコンタクトを受け取ったことをきっかけに、⾼次の世界と結びつきを深め、スピリチュアル・リーダーとなったといいます。

⼈々を魂の次元上昇としての「アセンション」へと導くための知識やワークを、数多くの書籍にまとめると共に、ワークショップなども積極的に展開してきました。

(彼⼥の監修したオラクルカードは⽇本でも発売されており、⽬にしたことのある⽅もいるかもしれませんね。)

アセンションとは、私たちの波動を光のレベルまで引き上げることです。あらゆる思考、⾔葉、感情、⾏動は波動であり、その波動が私達のオーラを形成しています。従って、アセンションに⾄るには、その⾼次のレベルで輝くようになるまで、思考を浄化し、感情を洗い流し、最⾼の善のために愛に満ちた⾏動を選択しなければなりません。その結果、私達は喜びと⾃由の中で⽣きることになります。

(ダイアナ・クーパー『アセンションの新しき光』、桃井毬⾐訳、三雅、2006 年、13 ⾴)

ダイアナによれば、3次元の世界に⽣きる私たちは、「あらゆる思考、⾔葉、感情、⾏動」が、その次元に限定されています。

だからこそ、その制約を取り払って、私たちの波動が「⾼次のレベルに輝くように」なれば。

⾔い換えるなら、ワンネスとしての宇宙そのものの波動を帯びるようになれば。

私たちは、「喜びと⾃由の中で⽣きる」ことが可能になるというのです。

そして、そのような「アセンション」のプロセスにおいて注⽬すべきものとして、彼⼥が挙げているものこそ、「チャクラ」。

その考えを端的に⾔うと、「チャクラ」も「アセンション」する!ということです。

⼀体どういうことでしょうか?

⾼次元の「チャクラ」は⾊が違う?

ダイアナは、3次元における7⾊(⾚・オレンジ・⻩・緑・⽔⾊・⻘・紫)の「チャクラ」に対応するものが、⾼次元の世界においても存在すると⾔います。

4次元の「チャクラ」というのは、以下のようなものです。

4次元チャクラ3次元チャクラとの対応関係
第 15 チャクラホワイト・バイオレット第 7 チャクラに対応
第 14 チャクラ透き通った
ゴールデン・ホワイト
第 6 チャクラに対応
第 13 チャクラ深い
⻘紫⾊
第 5 チャクラに対応
第 12 チャクラ淡い
バイオレット・ピンク
第 4 チャクラに対応
第 11 チャクラ輝く
ゴールド
第 4 チャクラに対応
第 10 チャクラ輝く
ゴールド
第2チャクラに対応
第9チャクラ輝く
ゴールド
第1チャクラに対応
(同上 100-106 ⾴参照)

(「あれ、第 8 チャクラが抜けてないか?」と思った⽅がいるかもしれません。

彼⼥の理論では、3次元と4次元の「チャクラ」との間を取り持つものとして第8チャクラ(魂の座)が想定されています

頭上に位置する⻘⽩⾊のチャクラで、3次元に⽣きる私たちが、⾼次元のハイアーセルフや魂と繋がるために⽤いられるものです。

3次元の「チャクラ」が、鮮やかで⾊とりどりだったのに対して、4次元の「チャクラ」は、ふんわりとした⾊彩で、かつ光沢のあるものとして表されているのが分かると思います。

さらに、5次元・6次元・7次元にも「チャクラ」が存在するとされます。

細かい⾊の定義については省略しますが、全体的に5次元の「チャクラ」はより透明度が増し、6次元の「チャクラ」はシルバーの光沢を帯び、7次元の「チャクラ」はゴールドの光沢を帯びた形で⽰されます。

ダイアナによれば、私たちの意識領域が4→5→6→7次元と広がっていき、その波動が⾼次元化、すなわち「アセンション」すると、私たちの「チャクラ」⾃体も⾼次元の波動を帯びるようになると⾔います。

⾼次元の「チャクラ」は、⾼次元の光の波動を帯びているために、光そのものに近い、光沢
のある⽩っぽい⾊をしているわけです。

かつて「チャクラ」は 12 個あった?

さらに彼⼥は、実は⾼次元の「チャクラ」は7個ではないのだとして、「12 チャクラ」という考え⽅を⽰してもいます。

⼈類が5次元の波動を持っていた時代、つまり現在を⽣きる私たちよりも「アセンション」していた時代には、12 個のチャクラがあったのだと⾔うのです。

アトランティスの⼈々は、第五次元の波動を⽣きていて、エネルギーの中⼼点である活性化しているチャクラは⼗⼆個あった。アトランティスの崩壊の過程で、スピリチュアルなつながりが減少したとき、上部の三つのチャクラは眠りについた。その三つのチャクラとは、ステラゲートウェイ、ソウルスター、それにコーザルチャクラで、今⽇知られているチャクラとは、かなり違った意識の状態を招くものだった。当時、⼈々は私たちよりも頭が⻑く、脳が⼤きかった。エジプトの絵画に⾒られるように、頭は後ろ側に伸びていた。(中略)アトランティスの滅亡以来、⼈類は衰退を続け、⼗⼆のチャクラのうちの五つは閉じられ、今ではそれらのチャクラとつながりを持つことはできない。現在、私たちは七つのチャクラのシステムを⽤いているが、私たちの DNA は密接にチャクラとかかわっていて、変化を遂げつつある。

(ダイアナ・クーパー、シャーロン・ハットン『アトランティスからのスピリチュアル・ヒーリング』(超知ライブラリー019)、⼤野百合⼦監修、清⽔玲奈訳、徳間書店、2006 年、170 ⾴

アトランティスの滅亡後、3次元に⽣きる私たちが失ってしまったとされるチャクラは、上の引⽤では3つしか⽰されていませんが、まとめると以下の5つです。

・ステラゲートウェイ (頭頂部から 30cm ほど上)
・ソウルスター (頭頂部から 15cm ほど上)
・コーザルチャクラ (後頭部の中⼼の後ろ、8cm から 10cm 離れたところ)
・へそのチャクラ (へそのすぐ下)
・アーススター (⾜の下 15cm )

(同上 181-182 ⾴参照)

私たちの波動が再び5次元へと「アセンション」すれば、おのずとこの閉じられた 5 つのチャクラが活性化し、12 チャクラの体制へと移⾏する、とされているのです。

「チャクラ」を活性化させれば「アセンション」できる?

ダイアナは、このような⾼次元の「チャクラ」を、私たちがそれぞれの次元の波動を取り⼊れるために不可⽋なエネルギーセンターだと定義しています。

つまり、⾼次元の「チャクラ」を活性化させることが、「アセンション」につながるのだと考えるわけです。

だからこそ、4 次元以上の⾼次元チャクラを活性化させたり、12 チャクラを活性化させたりするワークを開発し、多くの⼈々に伝えている。

「チャクラ」開発ワークを、「アセンション」ワークと重ね合わせているんですね。

ダイアナだけではなく、「アセンション」の機運が盛り上がった時代に「チャクラ」を重視したチャネラーやスピリチュアリストが多かった理由は、彼らの間でこのような考え⽅が共有されていたからではないかと思います。

もちろんそこには⼀定の意義があり、評価できるものではあるのですが、「アセンションするためにはチャクラ開発をすればいい!」というように単純化して理解されてしまうと、問題が⽣じるのも事実…。

次回からは、「チャクラ」開発ワークが普及したことによる功罪を分析しつつ、「チャクラ」の本当の意義について考えていきます!

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SRP目次(毎週金曜20:00更新)

翔哉
執筆者

スピリチュアルカウンセラー。YOKU STUDIO 代表、ナチュラルプラネット(下北沢のカウンセリングサロン)オーナー。豊富なカウンセリング・指導経験を生かして、スピリチュアルを理論的・実践的に捉え直し、日常生活に根ざしたものにしていくために活動しています。

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