YOKU STUDIO による連載企画、SPIRITUAL REBIRTH PROJECT。
「スターシード 再⽣」シリーズ、第 2 弾です!
前回は、「スターシード」の基本的な意味を説明し、それが現代スピリチュアルの世界において、いわば憧れの的のようになっていることをお伝えしました。
スピリチュアルの世界においては、良くも悪くも「スターシード」への関⼼が強く、マーケティング的にも重要なワードになっているんです。
けれど、「スターシード」を、「3 次元の地球のアセンションを導きにやってきた、選ばれし⾼次元のヒーロー(ヒロイン)」として特権化してしまうと、「スターシード」vs「(普通の)地球⼈」という⼆項対⽴を強化してしまう問題点も…
「スターシード」を、このような⼆項対⽴を乗り越える形で、現代版に再定義していくために。
まずは、現在流通している⾔説における、「スターシード」の分類を整理していこうと思います!
「スターシード」のルーツとしては、複数の惑星(あるいは星団、銀河)が想定されていて、それぞれに特徴や使命を持っているとされているのです。
「スターシード」のルーツとは?
前回お話した通り、「スターシード」は、その魂のルーツを地球以外に持つ⼈々の総称ですが、そのルーツは⼀つに集約されているわけではありません。
「スターシード」のルーツは複数あり、様々なチャネラーやスピリチュアリストによって、体系⽴てて語られているんです。
そのなかでも重要なのは、アメリカのチャネラー、リサ・ロイヤルによる⾔説でしょう。リサについては、「ハイアーセルフ 再⽣」のなかでも⾔及しましたね。
彼⼥は、キース・プリーストとの共著である『プリズム・オブ・リラ』のなかで、地球⼈類が⽣まれる以前の宇宙⽂明の成り⽴ちを、⾃⾝のチャネリング情報を⽣かした洞察をもとに、詳細に語っています。
・琴座(リラ)のプリズムから派⽣した宇宙⽂明たち
この本のなかでは、そもそも宇宙に存在するすべてのものは、「⼤いなるすべて」のなかにあったと語られています。
統⼀体としてのその「⼤いなるすべて」が、琴座のプリズム(ホワイトホール)を通過した時、7 つの周波数帯に分かれたと⾔います。
ここで⾔われる「プリズム」とは、光を分散・屈折させる物体のこと。
光がガラスの多⾯体を通過すると、虹のような七⾊の可視光線に分かれるように、1つの意識領域であった「⼤いなるすべて」が、7つの意識領域に分裂し、個別の意識を持つにいたった。
それが宇宙⽂明の起源なのだと⾔うのです。
個別意識たちは、「宇宙」という絢爛たるつづれ織りの⽷⼀本⼀本となり、それが迷宮のように複雑に絡み合って⽣み出された紋様は、それぞれの⽷の起源を曖昧なものにしていった。
(リサ・ロイヤル、キース・プリースト『プリズム・オブ・リラー銀河系宇宙種族の起源を求めて』、星名⼀美訳、ネオデルフィ、1992 年、40⾴)
地球から⾒て、この銀河系宇宙という「つづれ織り」の中で重要な紋様を形作っている⽂明を以下に述べる。
そもそも⼀つであったものが、複数の⽷に分裂し、それが様々に折り合わさることで、個々の⽂明が⽣まれた、というのが、リサ(とキース)が提⽰する宇宙⽂明誕⽣のヴィジョンなのです。
彼らによって紹介されている宇宙⽂明は、以下の通り。
- 琴座(リラ)
- ベガ
- エイペックス
- シリウス
- オリオン
- プレアデス
- アルクトゥルス
- レチクル座ゼータ星(ゼータ・レチクル)
琴座(リラ)は、⼈間型⽣命体が初めて誕⽣した領域であり、「銀河系宇宙⼀族に属す⼈間型⽣命体は、すべてこの琴座で⽣まれた種族と遺伝的つながりを持っている」とされています(同上 40 ⾴)
ベガ、エイペックスは琴座の恒星や惑星であり、琴座との関わりがとくに強い⽂明。
それ以外の⽂明も、そのルーツは琴座であるとされます。
これらの⽂明は、宇宙の歴史のなかで地球⽂明よりも早く誕⽣した、いわば⼈類の先輩と⾔えるわけです。
・それぞれの宇宙⽂明は異なる特性を持つ
重要なのは、これらの⽂明が有する意識の周波数領域は、それぞれ異なるとされていることです。
たとえばアルクトゥルスは、⾮物質的な、つまり、⾁体を持たない⽂明であり、6次元の意識領域を持つと⾔われます。
いわゆる「天使」のように、⾼次元から物質界に働きかけ、インスピレーションや癒しをもたらす存在だと定義されているのです。
⼀⽅、ゼータ・レチクルは、かなり物質性が強く、地球に近い⽂明。
彼らの姿は、⾝体に⽐べて頭部が⼤きく、⼤きな⿊い⽬を持つ、という、まさに⼀般に広く普及し「宇宙⼈」のイメージに類似したものであり、情報収集を⽬的とした地球⼈の「拉致」(「アブダクション」と呼ばれます)にも関わることがあるとされます。
また、それぞれの⽂明は、独⾃の歴史を有しています。
たとえばシリウスでは、ネガティブ志向の意識と、ポジティブ志向の意識とが分裂して存在し、その「統合」が模索されたと⾔います。
そしてオリオンでは、そのような陰と陽の統合が困難を極め、熾烈な戦いが⻑く続いたとされます。
このように、⼀⼝に「宇宙⽂明」と⾔っても、そのあり⽅にはかなりの差異があるんです。
だから、それぞれの宇宙⽂明をルーツに持つ魂が、地球に転⽣して「スターシード」となった時にも、その特性は⼀定レベルで引き継がれると考えられるわけです。
現在ポピュラーな「スターシード診断」は、このような宇宙⽂明ごとの特性をもとに、魂のルーツを割り出そうとするものなんですね。
YOKU STUDIO(ナチュラルプラネット)でも、「スターシード診断」を⾏うことがあります。
私たちで採⽤している「スターシード」の分類は、
- 琴座(リラ)
- シリウス
- オリオン
- プレアデス
- アルクトゥルス
- アンドロメダ
の6種類。
リサ+キースが提⽰した宇宙⽂明の類型とは少し異なりますが、これはスピリチュアル界隈の共通認識にもなっていますし、「スターシード」というものを捉える上でかなりわかりやすい分類かと思います。
(『プリズム オブ リラ』のなかでは、アンドロメダに対しての⾔及が少ないのですが、それはそもそもアンドロメダが、地球やその他の宇宙⽂明が属する「天の川銀河」に存在しない意識領域だからだと考えられます。「天の川銀河」と「アンドロメダ銀河」は、別の銀河系なのです。)
次回は、宇宙⽂明に魂のルーツを持ち、地球に転⽣してきたとされる「スターシード」の分類について、それぞれの傾向性を解説していきます!
「スターシード診断」というものは、⾃分のルーツをある特定の宇宙⽂明に当てはめ、その特権性を⾼めるようなものではなく…
⾃分の傾向性を知って、それを⽣活に⽣かしていくためのツールとして、もっとラフな態度で活⽤すべきものだと、私たちは考えています。
次回もどうぞお楽しみに!
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