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SPIRITUAL REBIRTH PROJECT 連載企画 第43回 スターシード 再⽣①

SPIRITUAL REBIRTH PROJECT 連載企画 第43回 スターシード 再⽣①

YOKU STUDIO による連載企画、SPIRITUAL REBIRTH PROJECT。
今回からは、「スターシード」シリーズをお届けします!

皆さんは、「スターシード」という⾔葉、聞いたことがあるでしょうか?

その基本的な意味としては、「もともと地球以外の惑星で⽣まれた魂を持って、この地球にやってきた⼈」を指します。

この「スターシード」、現代スピリチュアルにおいてはかなりメジャーな概念なのですが、その本質はあまり理解されないまま、そのキラキラしたイメージだけが⼀⼈歩きしているような印象も…

「スターシード」って、⼀体何なのか?

「スターシード」は、選ばれし⼈々なのか?

アセンション期と呼ばれる現代において、「スターシード」という概念をどう捉え直すことができるのか?

このシリーズでは、これまであまり注⽬されてこなかった、「スターシード」という概念をめぐる想像⼒の歴史、その特徴や問題点などをしっかりと考察した上で、「スターシード」を YOKU STUDIO 的に再定義していこうと思います!

「スターシード」とは?

「スターシード」とは、魂のルーツを地球以外に持つ⼈々の総称です。

「スターピープル」と⾔われることもあります。

「それって、地球にやってきた宇宙⼈と何が違うの?」という疑問がわく⽅もいるかもしれませんが、ここで重要なのは、⼀つ前のシリーズで検討した「転⽣」の概念なんです。

過去世において地球以外の惑星で⽣まれた魂が、今世において地球に「転⽣」してきて、⼈間の⾁体を持ったのが「スターシード」である、というのが⼀般的な理解です。

つまり、かつて宇宙存在(宇宙⼈)であった魂が、今世では⼈間の⾁体に⼊り、地球で⽣活を営んでいる、というイメージでしょうか。

地球以外の惑星に⽣まれ、そこで経験を積んだ「スターシード」は、そもそも、三次元の地球よりも⾼次元の魂を持っているとされます。

彼らがわざわざ地球に来た理由は、地球(⼈類)の次元上昇としての「アセンション」を促進するため。

つまり、地球に住む私たちが、より⾼い意識レベルを獲得し、「分離」ではなく「統合」にの意識(⾔い換えれば「悟り」の境地ですね)に近づいていくことをサポートするためにやってきた、宇宙からの助っ⼈が、「スターシード」と呼ばれるわけです。

それゆえ「スターシード」は、スピリチュアルリーダー、カウンセラー、ヒーラーなど、精神世界に深く関わる活動をしている、あるいは将来的にそのような活動をする場合が多いと⾔われます。

「スターシード」のルーツである星(星雲、銀河)としては、アルクトゥルス、アンドロメダ、シリウス、オリオン、リラ、ベガなどが挙げられ、それぞれ異なる性質や使命を持って、この地球にやってきたと考えられています。

「スターシード」への羨望

そもそも、「スターシード」、「スターピープル」という⾔葉が⽣まれ、⼀般にも広く普及するようになったのは、20 世紀後半のニューエイジ運動がきっかけなのですが、そのあたりの歴史的な背景については次回以降に回すとして。

⽇本でも、出版社・ナチュラルスピリットから『スターピープル』という季刊誌が刊⾏されるなど(現在は休刊中ですが、「スターピープル WEB」としてオンラインコンテンツを発信しています)、「宇宙にルーツを持つ魂」をめぐる⾔説は、かなり盛り上がりましたし、いまも⼈気があります。

ためしに Google 検索で「スターシード」というキーワードを⼊⼒すると、約 500 万件のページがヒットします。

「スターシード」の説明、特徴などの情報に加え、「スターシード診断」や「スターシードとして覚醒する⽅法」などのコンテンツも⽬⽴ちます。

ここからわかるのは、多くの⼈々が「⾃分はスターシードじゃないか?」と感じているということ、さらに、「スターシードとして覚醒したい!」と思っているということです。つまり「スターシード」という⾔葉は、スピリチュアルの世界において、強い羨望の対象となっている概念なのです。

つまり「スターシード」という⾔葉は、スピリチュアルの世界において、強い羨望の対象となっている概念なのです。

地球のアセンションをサポートし、⼈類のスピリチュアル的な成⻑を導く使命を持っているとされる「スターシード」は、精神世界に関⼼を持つ⼈々にとっては、たしかにある種の憧れの対象です。

⾃分が「スターシード」である、という認識は、スピリチュアルの世界に近づき、実際に活動していく上での⼼の⽀えになりますし、少し⾔い⽅は悪いですが、良い宣伝⽂句にもなるわけです。

また同時に「スターシード」は、現在この世界における⽣きづらさを抱えている⼈々にとって、⼤きな救いになる概念でもあるんです。

「私がこの世界に馴染めないのは、そもそも魂が宇宙⼈だから」。

このような理由付けは、地球での⽇々の暮らしの中で、周囲の環境や⼈間関係に対してずっと悩みを持ち続けてきた⼈々に、安⼼感を与えもするんですね。

「スターシード」という⾔葉は、そのような⼈々がスピリチュアルの世界に興味を持ち、そこに⾜を踏み⼊れていくきっかけとしても機能していると⾔えます。

・アセンション期における「スターシード」の⽴ち位置

そして、この「スターシード」への関⼼と羨望は、アセンション期と呼ばれる今⽇において、かなり⼤きくなっているように思います。

宇宙のバイオリズムとして、地球の「アセンション」が加速していくなかで、⾃分が宇宙に魂のルーツを持つ「スターシード」であることを思い出す、つまり「スターシード」として「覚醒」する⼈々が増えている、とも⾔われているのです。

たとえば、先に紹介した雑誌『スターピープル』の、2018 年に発刊された第 67 号(そのテーマはまさに「覚醒を⽣きる」です!)に、グレゴリー・サリバンが寄せた⽂章を⾒てみましょう。

グレゴリーは、JCETI (⽇本地球外知的⽣命体センター)の代表であり、宇宙存在とのコンタクトを通してアセンション・ガイドとして活動する⼈物。

「スターウォーズ」シリーズのレイア姫役で知られる俳優、キャリー・フィッシャーが、その死去後に彼⼥の魂の故郷であるオリオンへと帰還し、そこからメッセージを送ってきた…というエピソードに触れた上で、彼はこのように述べます。

フィッシャーさんは進化した星に魂のルーツをもつ、スターシードのひとりでした。近年、彼⼥のように⾼次元世界から3次元の地球へと転⽣したスターシードたちの間で、意識の覚醒が急速に進んでいます。
また、多くの⼈が、遺伝⼦のなかに眠っていた銀河ファミリーからのギフトに気づき、能⼒を開花させ始めています。
これは 2014 年末に、地球が⻩道第 13 番⽬の星座である「へびつかい座」、そしてアセンションエネルギーの中⼼⺟体であるグレート・セントラル・サン(天の川銀河の中⼼)との間で、惑星直列になったことの影響が⼤きいと私は考えています。
(中略)
こうした天の川銀河全体からの地球へのサポート、そしてその有効活⽤を私は、ギャラクティック(銀河的な)アクティベーション(活性化)を略して「ギャラクティベーション」と呼んでいます。
今後の私の⽬標は、進化した銀河ファミリーたちと協働しながら、地球と⼈類のアセンションがよりスムーズに進むよう、みなさんが銀河での魂のルーツを思い出すためのアシストをすること。そのような、「ギャラクティベージョン」がより加速するよう、⾏動していきたいですね。

(グレゴリー・サリバン「銀河での “魂のルーツ“を思い出しさらなる「ギャラクティベーション」へ」、(取材・⽂◉町⽥光、『STARPEOPLE』VOL.67 所収、ナチュラルスピリット、2018 年、34-35 ⾴)、35 ⾴)

グレゴリーは、地球と⼈類を「アセンション」へと導こうとする天の川銀河全体からのサポートと、「スターシード」として「覚醒」する⼈の増加は連動しているのだと、はっきりと語っています。

そこで彼は、地球の次元を引き上げ、銀河(宇宙)との橋渡しをする「ギャラクティベーション」の担い⼿を育てるべく、より多くの「スターシード」の「覚醒」を促そうとしているわけです。

このように、「スターシード」は、アセンション期と呼ばれるこの時代において、かなり重要視される概念なのですが…

「スターシード」を、もともと⾼次元の意識を獲得しながらにして地球にやってきた(つまり、すでに「アセンション」している)存在だと定義するならば、彼らは三次元の地球(⼈類)に対して特権的な⽴場にあると考えられるわけで。

すると⾃然に、「スターシード」>「(普通の)地球⼈」、というヒエラルキーが⽣まれてしまうのです。

しかし、「スターシード」と「(普通の)地球⼈」とを区別し、ある意味でそこに優劣をつける考え⽅は、そもそも「⼆項対⽴的な分離の意識を⼿放し、統合に向かう」という「アセンション」の⽬標に⽭盾するものでもあるのではないでしょうか?

アセンション期と呼ばれる現代においては、「スターシード」は、ごく⼀握りの特別な使命を持った⼈々ではありません。

実は、現在の地球⼈のほとんどは、地球以外で誕⽣した魂を宿しているとも⾔われているんです。

「スターシード」の特権性を解体し、「誰もがスターシードである」という認識にいたることが、これからのスピリチュアル界において重要であるように思います。

YOKU STUDIO による「スターシード 再⽣」では、このような観点から、「スターシード」をめぐる想像⼒を丁寧に考察し、再定義していこうと思います!

次回は、「スターシード」の特徴やその分類に関する⾔説を分析していきます!どうぞご期待ください。

<スピリチュアル&カウンセリング YOKU STUDIO 東京 高円寺店>
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SRP目次(毎週金曜20:00更新)

翔哉
執筆者

スピリチュアルカウンセラー。YOKU STUDIO 代表、ナチュラルプラネット(下北沢のカウンセリングサロン)オーナー。豊富なカウンセリング・指導経験を生かして、スピリチュアルを理論的・実践的に捉え直し、日常生活に根ざしたものにしていくために活動しています。

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