夫婦で一緒に妊活を頑張っているものの、夫の言動からやる気が感じられないと頭を悩ませてしまう人もいるのではないでしょうか。
実は妊活に対して同じ気持ちで互いに向き合うことは難しく、温度差を感じてしまう夫婦も少なくありません。
そのため、夫に対してイライラして「どうしてちゃんと協力してくれないの⁉︎」などと感情的になってしまうものですが、感情的に気持ちをぶつけてばかりではすれ違いが起きてしまうもの。
今回はそんな、妊活中の夫のやる気がないときにできることを解説します。
妊活中に夫のやる気がない4つの理由
妊活を始めると病院へ通うことはもちろん、基礎体温を測ったり排卵期を把握しなければいけないため、どうしても男性が合わせなければいけなくなってしまうもの。
そのため、自分のタイミングや気持ちだけを優先して行為ができなくなってしまうこともあり、徐々に互いの気持ちがすれ違ってはやる気が失われてしまうのかもしれません。
まずは、妊活中に男性のやる気が失われてしまう理由を解説します。
妊娠へのプレッシャーを感じている
妊活は女性は特に体調管理やタイミングなどを把握しておかなければいけないため、もちろん妊娠へのプレッシャーは感じてしまうもの。
ですが、こうした女性の姿を近くで見ていることであったり周囲からの期待など、男性も少なからずプレッシャーを感じてしまうことも少なくありません。
きちんと病院に通ってタイミングを把握していてもスムーズに妊娠できるときもあれば、なかなか授かれないときがあります。
そのため、何度も準備して試してもうまくいかないことが続くと「早く妊娠させて上げなければ……」「今度こそは……!」などとプレッシャーを感じてしまい、妊活に向いていた夫の気持ちが離れてしまっているのかもしれません。
行為自体が義務のような感覚
妊活を始めると病院に通って排卵期を把握してタイミングを合わせなければいけないため、徐々に行為自体が義務のように感じてしまうこともあります。
妊娠するためにはタイミングが重要となり、すこしでもこのタイミングがズレてしまうと妊娠が難しくなってしまうのです。
排卵期のタイミングを逃さないためにも「次はこの日だから忘れないでね」「今日だから早く帰ってきてね」などと伝える女性が多いですが、夫からするれば誰かに行為をする日を決められてしまうことは義務のように感じてしまうもの。
そのため、初めは協力的であった夫だとしても「決められてまでやりたくない……」と、妊活へのやる気がなくなってしまうのかもしれません。
仕事などのストレスを抱えている
妊活に後ろ向きな気持ちを持っているわけではなく、仕事やプライベートなどでストレスを抱えているのであれば、そのストレスがやる気を失わせる理由となっているのかもしれません。
心配事やストレスなど抱えるものがあると意識を他へ向けることができないもの。
そのため、妊活に協力する気持ちがないというわけではなくストレスや抱えるものに意識が向いてしまっては「やる気が感じられない……」と、女性は真剣に考えているからこそ思ってしまうのかもしれません。
子供ができることへの不安や恐怖心
親の自覚が芽生えるまでには性別によって大きな差があると言われているように、子供を迎え入れる覚悟を持つことにも男女によって大きく違いがあります。
女性は早い段階から親としての気持ちを強く持っており、いつ妊娠しても大丈夫なように心の奥底では強い気持ちが存在しているもの。
ですが、男性はどこか他人事のように感じたり「こんな自分が親になれるのかな」といった不安や恐怖心を抱いてしまうことも少なくありません。
こうした不安や恐怖心ゆえに心から妊活に向き合えず、女性からすれば「やる気が感じられなくてイライラする」と、怒りを感じてしまうのでしょう。
夫の心理を理解するために意識すべきこと
妊活中は早く妊娠することに意識が向いてしまうため、自身の気持ちであったりタイミングを逃さないようにと、気持ちに余裕が持てなくなってしまうことも少なくありません。
そのため、焦りゆえに自分の気持ちを押し付けてしまっては、夫が感じている不安やプレッシャー・ストレスを見逃してやる気を無くすことがあります。
ですが、一緒に協力して妊活に向き合うためにはタイミングを合わせて行為を行うことが大切ですが、妊活に対してどのような想いを抱いているのか互いの理解を深めることも重要です。
ネガティブな想いを抱えているのにもかかわらず、寄り添ったり理解することを怠ってしまうと互いに無理をしてしまうことはもちろん、徐々に行為が義務のように感じて夫婦仲が悪化してしまいかねません。
もちろん行為は大切なのですが、定期的に互いの気持ちを確認し合うことも妊活中は重要になるのです。
男性が妊活で注意すべき具体的な行動3つ
妊娠するには知識を身につけたりタイミングに合わせて行為を行うことも大切ですが、普段から妊娠を意識した生活を心がけることも重要。
どれほど妊娠を望んでいたとしても不規則な生活を送っていたり、普段からよくタバコを吸ってばかりだと妊活をしていても難しくなってしまうでしょう。
ここでは、男性が妊活で注意すべきポイントを解説します。
規則正しい生活を心がける
偏った食生活であったり睡眠がきちんと取れていなかったりなど、不規則な生活は不妊の原因につながってしまうもの。
妊活中にもかかわらず不規則な生活ばかりを続けているとなかなか赤ちゃんを授かれないため、食生活や睡眠など生活を見直すことも妊活にとって大切になります。
特に食生活よりも睡眠は大きく妊娠に影響が表れやすいと言われており、睡眠時間が短すぎても長すぎてもいけません。
一度しっかりと「十分な睡眠を取れているか」「睡眠不足は続いていないか」などとこれまでの生活を見直し、妊活中は7時間の睡眠を確保するようにしましょう。
過度な飲酒やカフェインには注意
妊娠中のタバコは子供に悪影響と言われているように、過度な飲酒やカフェインの摂取にも注意する必要があります。
どれほど互いに協力し合いストレスなく妊活ができていたとしても、飲酒やカフェインによって妊娠の成功率を下げてしまう可能性があるもの。
妊娠時にはタバコ問題で「完全にはやめなくても大丈夫」と言われているように、飲酒やカフェインも同様に完全にやめる必要はありません。
適量であればそれほど影響はないため、妊活中にはできるだけ控えるようにしましょう。
ストレスを抱えすぎない
ストレスは男性ホルモンの分泌を低下させると言われているため、あまりにもストレスを抱えすぎてしまうと妊娠の成功率を下げてしまうこともあります。
人はなにかしらストレスを抱えているものですが、なかなか手放せずにいると睡眠不足や不規則な生活につながってはその影響ゆえ、妊活中であるのにもかかわらず行為自体ができなくなってしまうもの。
そのため、趣味や好きなことなど自分に合った方法を見つけ、できるだけストレスを溜め込まないようにしましょう。
夫のやる気を引き出す3つの対処法
どれほど妊娠のために知識をつけたりタイミングをはかったりなど頑張っていても、時には互いの気持ちのすれ違いから男性のやる気が失われてしまうことがあります。
ですが、普段の生活や妊娠に対する意識をすこし変えていくことで、男性の気持ちも少しずつ変わっていくもの。
最後に、夫のやる気を引き出す対処法をご紹介します。
タイミングを意識しすぎずに行為を楽しむ
妊活中はどうしてもタイミングばかりを意識しては、雰囲気作りであったり互いの気持ちを共有することを忘れてしまいがち。
特に妊娠の成功率が高くなるときには「今日はタイミングが良い日だから……」と伝えてしまう人も多く、それゆえ行為が義務のように感じる男性も多いのです。
そのため、タイミングばかりを意識せずに普段から行為を楽しむことで義務のように感じることもなく、妊娠の成功率が高くなるときには進んで協力してくれるはずです。
妊活以外の夫婦の時間も大切にする
妊活中は焦りや不安からどうしても意識は妊娠のことばかりになってしまうものですが、妊活以外の夫婦の時間を大切にすることも夫のやる気を引き出すためには重要なこと。
なかなか妊娠できない期間が続くと焦りや不安からネガティブな感情を抱いては、2人の雰囲気が悪くなってしまうこともあります。
そうしたことを防ぐためにも普段から一緒に出かけたり一緒に取り組むことを見つけてみたり、妊活以外にもしっかりと夫婦の時間を作ることです。
一緒に時間の共有ができると寄り添い思いやりの気持ちを与えることができるため、これからも夫婦としてやっていくために必要な理解を深めることもできるでしょう。
専門家やカウンセラーに相談する
あまりにも夫が妊活に協力的ではない場合、専門家やカウンセラーに相談することも方法のひとつ。
妊活の悩みというものはデリケートなことでもあり、どれほど信頼をおける友人であったとしてもなかなか相談ができません。
そうして誰にも相談できず悩みを抱えすぎてしまうと男性同様、女性も妊娠に大きな影響を与えてしまうこともあります。
ゆえに一人で悩みを抱えてストレスにしないためにも、早くに専門家やカウンセラーに相談してアドバイスを求めましょう。
まとめ
夫婦で妊活に向けて頑張っていても互いの熱量の違いから、特に男性はやる気が失われていくことが多いもの。
ですが、この場合は男性の状況ゆえに心から向き合えていなかったり、あなたの気持ちばかりを押し付けてしまって男性に寄り添えていないことがあります。
もちろん一向に妊娠できない焦りゆえに一人で突っ走ってしまうこともありますが、一緒に協力して妊活を過ごせるようにまずはしっかりと互いに話し合うことが大切になるでしょう。
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