皆さんは身近な人や大切な人の幸せな話を聞いて、本当は喜んであげたいのに、心の中では人の幸せを喜ぶことができない・・・という気持ちになったことはありますか?
私はこれまでの人生経験の中で、そのような人の幸せをうわべでは喜んでいる振りをしながら、心の中でネガティブな気持ちが混在し、素直に喜ぶことができない自分に出くわしたことがあります。
人の幸せを喜べない気持ちは誰もが人生一度は経験するものなのですが、そんな喜べない自分を責めてしまうこともよくあることです。
この記事では、
・人の幸せを喜べないことは悪いことなの?
・人の幸せを喜べない理由
・人の幸せを素直に喜べるようになるための対処法
について解説していきます。
人の幸せを喜べないことは悪いことなの?
人の幸せを喜べないことは決して悪いことではありません。
むしろ、人の幸せを喜べないことは、自然なことであり、人間らしい感情の表れなのです。
時々、他人の成功や幸せを見て、うらやましさや嫉妬心を感じることがあります。
これは身近な人や大切な友人にさえにでも感じることがあり、人間なら誰にでもあることで、自然な心の反応なのです。
大切なことは、その自分の感情や気持ちに振り回されて、自己嫌悪に陥らないことです。
人は誰しも、自分の人生に満足できず、他人の幸せを冷酷に見てしまうことがあります。
でも、ちょっと考え方を変えてみるならば、他人の幸せを批判的に見るのではなく、それを尊重してあげることで、自分自身の人生にも前向きになれることもあります。
恋愛話に例えると、自分が付き合っていた相手が他の誰かと幸せになることは、自分の心の傷が癒されていなければ、喜べないことはよくあることでしょう。
それは、まだ自分の気持ちの整理がついていないなどの理由があるかもしれません。
失恋をバネに、より一層自分磨きをして、内面も外見も素敵な人になる人はよくいますね。
何事にも始まりがあれば終わりがあり、成功があれば挫折があるものです。
そこで大切なことは、それまでの自分自身を振り返り、自分の長所と短所を見つめ直し、自分のいいところをたくさん褒めて認めてあげて、自分の短所と向き合い、改善点を見つけることで、次の自分の新しいスタートに向けて成長できる大チャンスだと思うことです。
失敗や挫折をたくさん経験した人は、それを励みにして、自分の人生をよりよい方向に持っていくことができることでしょう。
つまり、「人の幸せを喜べないことは悪いことなの?」ということは人間らしい普通の感情であり、出てくる感情を今の自分の心の状態だと素直に受け止めることで、感情整理をきちんと行うことができ、これができると、他人と比較することや自己肯定感が下がることも少なくなり、他人の幸せを心から喜べることにつながることでしょう。
人の幸せを喜べない理由
人の幸せを素直に喜べない時、心の奥底には様々な葛藤やコンプレックスが潜んでいることがあります。
ここでは、5つの代表的な理由を解説していきます。
1. 劣等感
例: 同僚の昇進が悔しい、友達の結婚や彼氏ができたことが羨ましい
理由:今自分の状況に心が満たされていないことや自分に自信がないなど
2. 妬み
例: 人の幸せを自分の不幸と捉えてしまう、自分意外の景色がグレーに見えてしまう
理由:他人に振り回されていて、自分軸で行動できないなど
3. 不安感
例: 人の幸せが自分の将来への不安を大きくさせる
理由:自己肯定感が低かったり、起きてもいない未来に対しての不安が強いなど
4. トラウマ
例: 過去の辛い恋愛経験で、人の幸せを見るのが辛い
理由:過去の心の傷が癒されていない、自分の感情に蓋をしてしまっているなど
5. 自己防衛
例: 人を妬むことで、自分の弱さを隠そうとする
理由:自分の長所や短所がわからない、自分の弱さを受け入れることができない
人の幸せを素直に喜べるようになるための対処法
人の幸せを素直に喜べない自分に悩んでいる..。
人の幸せを素直に喜べるようになりたいそんなあなたへ、5つの具体的な対処法をご紹介します。
1. 自分の感情を認める
無理に喜ぼうとせず、 「悔しい」「羨ましい」 などのネガティブな感情をありのまま認めてあげましょう。
自分の感情に蓋をしてしまうほど苦しくなるということを頭に入れておきましょう。
2. 自分と他人を比べるのを止める
人の幸せと自分の不幸を比べる思考は、 負のスパイラル を生み出すだけです。
「私には〇〇がある」「私は私で大丈夫」 「私は〇〇をすることができる」などと、自分の長所に自信を持ち、自己肯定感を高めるようにしてみましょう。
3. 感謝の気持ちを持つ
人の幸せを 「自分のことのように喜ぶ」 意識を持つことは大切です。
感謝の気持ちを持つことで、 心の余裕 が生まれ、自然と相手を祝福できるようになります。
4. 自分に優しくする
自分を責めたり、卑下したりする 必要はありません 。
「自分も幸せになりたい」 という気持ちを大切にし、 自分自身を甘やかしたり、労わることも忘れずにしましょう。
5. 専門家に相談する
過去の辛いトラウマや悩みなどを自分一人で抱え込まず、必要であれば カウンセラーやセラピスト に相談しましょう。
専門家の助けを借りることで、 第三者からの客観的な視点 から問題を整理し、 新たな気づきを得ることができます。
人の幸せを素直に喜べるようになるには、 時間と忍耐が必要です。
焦らず、 小さなことからでも 少しずつ取り組んでいきましょう。
まとめ
「人の幸せを喜べない…素直に喜べるようになるには?」についての記事はいかがでしたか?
自分の心に余裕がないとき、自分が苦しい状況にあるときは、人の幸せを素直に喜ぶことができないほうが自然の感情だということがわかっていただけたかと思います。
私も暗闇の中から抜け出せないような辛い状況にいた時は、いつになったら光が見えるんだろう?と明るい未来が見えてこなくて、自分のネガティブな感情に押しつぶされそうになった経験があります。
そして、自分以外の周りの人が全て幸せそうに見えて、自分だけが不幸のどん底にいるような負のスパイラルに陥って、そんな自分を責めてしまったり・・・。
でも、ここでお伝えできることは、辛かったときに友人から言われた「光の見えないトンネルはない!!」ということです。
辛いときこそ、意識的に鏡の前で笑顔を作ってみる、小さなことでもいいので「ありがとう」という言葉を言ってみるなど、焦らず、少しずつ習慣と思考の修正をしてみるといいでしょう。
小さな日々の積み重ねが、自分自身のちょっとした幸せにも気づくことができ、自分の幸福感を感じていくうちに、人の幸せも素直に喜べるようになります、きっと・・・。
この記事が少しでも人の幸せを喜べない・・・と悩んでいる方の心に響いてもらえると嬉しいです。
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