「ない色がない」といわれるほどに多彩なカラーリングを誇るトルマリングループの中でも、希少かつ高価となるのがレッド系トルマリンであるルベライトです。
レッド系パワーストーンにしては波動が柔らかいという珍しさもあり、また、その美しさから人気があります。
今回は、ルベライトが持つ効能や相性の良い組み合わせ方、お手入れの仕方などについてまとめました。
- ルベライト(レッドトルマリン)ってどんな石?
- ルベライト(レッドトルマリン)の色と種類・似ているパワーストーン
- ルベライト(レッドトルマリン)が持つスピリチュアル的性質
- ルベライト(レッドトルマリン)はこんな人におすすめ
- ルベライト(レッドトルマリン)の効果・効能・スピリチュアルへの影響
- ルベライト(レッドトルマリン)と相性の良い組み合わせ
- ルベライト(レッドトルマリン)と相性の悪い組み合わせ
- ルベライト(レッドトルマリン)を身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
- ルベライト(レッドトルマリン)のお手入れ・浄化方法
- ルベライト(レッドトルマリン)の好転反応・副作用
- ルベライト(レッドトルマリン)のQ&A
- ルベライト(レッドトルマリン)の購入におすすめの販売店・通販
- まとめ
ルベライト(レッドトルマリン)ってどんな石?
ルベライト(レッドトルマリン)とは
ルベライトとはレッドトルマリンの中でもジェムランクかつカラーの幅が一定に収まっているものを指します。
レッド系トルマリンはレッドが強く暗さのあるものもあれば、淡いピンクカラーのもの、ローズピンク、シャンパンなど幅があります。
その中で一定の範囲内のレッドを持つもののみをルベライトと呼び、
- レッドトルマリン・・・レッドが濃すぎるもの
- ピンクトルマリン・・・レッドが薄いもの
- パープルトルマリン・・・パープルがかっているもの
などとなります。「クランベリーのような」と称されるレッドのトルマリンのみが、ルベライトとなるのです。
ですが、鑑別機関によって規定に差がありカラーリングだけでの判断となるため、パワーストーンとしての範囲はさらに曖昧で広くなっています。
トルマリンは「ない色がない」といわれるほど多彩なカラーリングを誇ります。
- ブルーカラー・・・インディゴライト
- ネオン系カラー・・・パライバトルマリン
- ブラック・・・ショール
など、カラーリングによって個別に名前がつけられることが多いです。その中で、ルベライトは、パライバトルマリン次いで価値が高く、インディゴライトと同等とされています。
ルベライト(レッドトルマリン)の名前の由来
ルベライト(Rubellite)の語源は、ラテン語で「赤い」を意味する「rubellus」です。
ちなみに、トルマリン(Tourmaline)の語源はシンハラ語で「さまざまな石が混ざった状態」という意味の「turmali」とされています。シンハラ語とはスリランカの言語です。
ルベライト(レッドトルマリン)の和名・別名
ルベライトの和名は「紅電気石(べにでんきいし)」です。レッドトルマリンも同じ和名となります。
ルベライト(レッドトルマリン)の歴史
ルベライトは19世紀にブラジルで発見されました。中でもミナスジェライス州は現在でも他の鉱物同様に主要産地の1つであり、上質な鉱山が多くあります。
中には枯渇してしまった鉱脈もありますが、大きな鉱脈も多いので、上質なものが取れ続けています。歴史上でルベライトが人間の手に渡ったことは、19世紀以前にもありました。
ロシアのロマノフ王朝が家宝としていた「いちごの彫刻」という美術品があります。
「260カラットのルビーが使用されている」とされていましたが、1925年に鉱物学者のアレクサンドル・フェルスマン氏(Alexander Fersman )によってルベライトと判明 。
他にも、14世紀に作られたというチェコ王室の「聖ヴァーツラフの王冠」 も、ルビーだと思われていた石がルベライトであったことが1998年に判明しています。
実は、「ルビーだと思われていた芸術品が別の赤い石であった」というケースは多々あります。
有名なのはイギリス王室で戴冠式に使われる王冠にあしらわれた「黒太子のルビー」や、同じくイギリス王室所有の「ティモールルビー」は、実はレッドスピネルです。
また、ロシアのロマノフ王朝が所有している王冠も、ルビーとされてきたものがレッドスピネルであることが分かっています。
現代ほど鑑別技術が発達していなかった当時は、赤く美しい石はすべてルビーとされていたのでしょう。
ルベライトが19世紀以前に発見され人間の手に渡っていたことを裏付ける鑑別結果なので、もしかしたら今後、いちごの彫刻だけでなく他の歴史的な芸術品の中にも、「ルビーだと思われていたものがルベライトであった」ということがあるかもしれませんね。
ルベライト(レッドトルマリン)の産地
- ブラジル
- ナイジェリア
- マダガスカル など
ルベライトは、発見地であるブラジルが最大の産地です。ジョナス鉱山(Jonas)・クルゼイロ鉱山(Cruzeiro)ではいくつもの晶洞が発見されていて、供給が安定しています。
ルビーの中で最高品質といわれる「ピジョンブラッド」を思わせるような高品質のルベライトが産出します。
オウロフィーノ鉱山(Ouro Fino)からも最高品質のルベライトが産出しますが、1983年に発見された鉱脈が1985年には枯渇してしまいました。
そのため、オウロフィーノ産ルベライトは幻の宝石として人気が高いです。アフリカでは、ナイジェリアやマダガスカルで産出します。
アフリカ産のルベライトは、ブラジル産のルベライトに比べて褐色がかっていてインクルージョンが少ないことが特徴です。中でもマダガスカルのルベライトは透明度が高いことで有名です。
ルベライト(レッドトルマリン)の硬度
ルベライトのモース硬度は7~7.5で、劈開性はなしまたは1方向に不完全です。割れやすいものもあるので、衝撃には気をつけてください。
ルベライト(レッドトルマリン)の宝石言葉・石言葉
- 寛大
- 希望
- 貞節
- 思慮深さ など
ルベライト(レッドトルマリン)と誕生石・曜日石・守護石
ルベライトとしてではありませんが、レッドトルマリンは10月6日の誕生日石、トルマリンが10月の誕生月石となっています。
ルベライトはレッドトルマリンかつトルマリンなので、広い意味では同じと考えてもよいでしょう。星座石としては、牡牛座、蟹座、天秤座、蠍座の守護石となっています。
ルベライト(レッドトルマリン)の色と種類・似ているパワーストーン
ルベライトはレッド系カラーのトルマリンであり、鑑別機関によって規定に差があります。
規定より
- 濃すぎれば・・・レッドトルマリン
- 薄ければ・・・ピンクトルマリン
- パープルが入っていれば・・・パープルトルマリン
などとなってしまうため、そもそもがルベライトと呼ばれません。ルベライトは主にマンガンによって発色しますが、中には鉄によって発色するものもあります。
鉄成分が混じると褐色を帯びる傾向があり、鉄成分が多過ぎるとくすんで見えてしまうため、価値は下がります。
ルベライトの価値はその赤さや鮮やかさ、インクルージョンの少なさによって決まるのです。「鳩の血」を意味する「ピジョンブラッド」と呼ばれる
- ルビーのように濃いカラーリングのもの
- クランベリーを連想するようなレッドのもの
などが高品質とされます。
ルベライト(レッドトルマリン)と似ているパワーストーン
レッドトルマリン・ピンクトルマリン・パープルトルマリン
ルベライトとは、クランベリーのようなレッドカラーのトルマリンのことです。同じ個体でも、鑑別機関によってレッドトルマリン、ピンクトルマリン、パープルトルマリンと鑑別が出ることがあります。
カラーが濃ければよいというものではないので、気をつけてください。鑑別機関によって基準に差があり色相だけで区別されていますので、素人が肉眼で見た場合と鑑別結果が違うことも多々あります。
ルックスよりも実のところを気にする場合は、鑑別書付きのものを購入するとよいでしょう。
ルビー
歴史的にルベライトと混同されてきた鉱石といえば、ルビーでしょう。ルベライトとルビーは両者ともにラテン語で「赤」を意味する「rubellus」を語源とするだけあって、よく似ています。
ルベライトはトルマリンの1種なので、擦ることで静電気を帯びます。擦ってみて静電気を帯びればルベライト、そうでなければルビーです。
レッドスピネル
ルベライトと同じく、ルビーと混同されてきたのがレッドスピネルです。イギリス王室の「黒太子のルビー」や「ティムールルビー」は有名ですね。
スピネルも、トルマリンと同じく多彩なカラーを持つ石です。輝きが強いことから、
- カラーレススピネル・・・ダイヤモンド
- ブルースピネル・・・サファイア
- レッドスピネル・・・ルビー
などと間違われてきました。レッドスピネルとルベライトでは、レッドスピネルの方が色が薄くオレンジがかったように見えることが多いです。
しかし、個体によっての差はあるので、素人がルックスだけで鑑別することは難しいでしょう。見分けるには、トルマリンが持つ静電性を利用します。
ルベライトはトルマリンの1種なので、擦ることで静電気を帯びます。擦ってみて静電気を帯びればルベライト、そうでなければレッドスピネルです。
ルベライト(レッドトルマリン)が持つスピリチュアル的性質
ルベライト(レッドトルマリン)と風水
ルベライトは、風水における五行思想では火気を持っています。火気は「礼」。季節でいえば夏であり、真夏の太陽のような激しさや旺盛さ、華やかさを持っています。
火は他の物質を燃やして別の物質へと変化させることから、昇華や応用といった意味もあります。
ルベライト(レッドトルマリン)と相性の良い方位
ルベライト(レッドトルマリン)とチャクラ
ルベライトは第1チャクラを活性化させます。第1チャクラは尾てい骨にあり「ベースチャクラ」と呼ばれます。
「生命力」「肉体的」を司るチャクラで、人が命を全うするために必要なエネルギーを活性化させることができます。
肉体的な健康を維持するためのチャクラなので、このチャクラに力がなくなってしまうと、すべてのことが上手くいかなくなってしまうでしょう。
ルベライト(レッドトルマリン)はこんな人におすすめ
- 自信を持ちたい人
- 自分を好きでない人
- 人に愛されたい人
- 素直になりたい人
- 対人面を良化したい人
ルベライト(レッドトルマリン)の効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.自己愛を高める
ルベライトは、自己愛を高める効果があります。ルベライトが持つレッドカラー、情熱や自信の象徴です。といっても、ルベライトは闇雲に「私ってすごいでしょ」と思わせるタイプの石ではありません。
持ち主が自分の良いところを認識したり他人からの愛情を素直に受け取れるよう、精神バランスを整え、ありのままの状態を現実として受け入れられるようサポートしてくれるのです。
ありのままを受け入れるということは、良いところだけでなく悪いところも受け入れるということ。現時点で自分を好きか嫌いか、自信があるか否かは関係ありません。
ルベライトは「あ、今はこういうことなんだな」と、真実の姿をそのままに認めるためのサポートストーンとなってくれるのです。
現実をありのままに認めることができるようになれば、謙虚な気持ちが生まれたり、自分を大事にすることができるようになります。
そのため、他人の言葉や態度に踊らされることがなくなったり、「どうせ私なんて」という自己否定の感情が消えていくのを感じるでしょう。
もし自信を失うことがあったとしても、「今はこんな感じだから仕方ないかな」と割り切れようになるので、いつまでもマイナスの感情を引きずりやすい人にもおすすめですよ。
2.恋愛運アップ・対人運アップ
ルベライトには恋愛運アップ効果や対人運アップ効果があります。ルベライトは持ち主の自己肯定感を高めるとともに、愛情表現を上手にしてくれます。
そのため、自分の魅力を自信を持って発信することができるでしょう。自信がないという人も、自分の良いところを認めることができ、自信を持って行動することができるようになります。
自分を認め、愛することで、他人からの愛情を受け取るための精神状態を作ってくれるというわけですね。
ルベライトが持つ愛の力は、恋愛に限ったことではありません。ルベライトは「愛をテーマにした石」といわれ、友愛や家族愛なども引き寄せてくれます。
ルベライトは自分を認めて愛するよう促す石なので、恋愛や友人関係において他人の言いなりになることがなくなります。
そのため、ちょっとした相手の言動に傷ついて
- 嫌われてしまったかも
- どうせ自分はダメなんだ
などと思ってしまいやすい人におすすめ。自分の価値を現実として認めさせるルベライトは、そんなネガティブな感情を追いやり、相手の言動が良くなくても
- こういうこともあるんだな
- 私が悪いわけじゃないし仕方ない
などと割り切らせてくれます。
現実をありのまま受け止めさせるルベライトですから、持ち主自身に原因がある場合にはきちんと受け止めさてせ反省を促してもくれますよ。そのため、復縁や仲直りにもおすすめ。
愛されるために必要な要素を伸ばし、愛し愛する精神状態を整えるのが、ルベライトの持つもっとも大きな意味なのです。
3.才能開花・運気回復
ルベライトには、才能開花や運気回復の力があります。ルベライトは活力を与えたりポジティブ思考をもたらす効果があります。
現実をありのままに受け入れさせる石なので、現状や自分の魅力、隠れていた才能、発揮しきれていない実力などが見えてくるでしょう。
現状をしっかりと把握することで、ピンチを脱出できたり停滞していた物事が動き出したりもします。自己肯定感を高める効果もあるので、
- 自分を大事にしたい
- もっとよい自分になりたい
などと思えるようになり、自己成長にもつながります。発見した新たな才能を育ててもいけるでしょう。
自分のことを把握し成長させることは、他人への魅力発信や自己アピールを上手にさせるため、願望成就のための手助けが得られたりもしますよ。
ルベライト(レッドトルマリン)と相性の良い組み合わせ
ルベライト(レッドトルマリン)×ダンビュライト
ルベライトとダンビュライトは、自分らしく生きるためのサポートをしてくれます。
ダンビュライトはクリアかつカラーレスのものが多く、ダイヤモンドやトパーズと間違われることもあるパワーストーンです。原石状態での流通が多いですが、ビーズやルースとなるものもあります。
ダンビュライトはスピリチュアルな力が強いパワーストーンで、インスピレーションをアップしたり、自分自身の本質に目を向けさせる効果があります。他にも、ヒーリングや浄化にも長けています。
そして、ルベライトはありのままを受け止めさせるパワーストーン。自分自身の良いところも悪いところも受け止めさせ、現状を認めさせます。
隠されている才能や実力に気づかせてもくれるので、インスピレーションアップ効果もあるダンビュライトと組み合わせることで、相乗効果が期待できるでしょう。
自分自身を発見させてくれるダンビュライトと、それを認め受け入れる効果のあるルベライトの組み合わせなら、自分自身の力を存分に発揮し生かしながら生きていけるでしょう。
ルベライト(レッドトルマリン)×ローズクォーツ
ルベライトとローズクォーツの組み合わせは、恋愛運アップ効果や失恋から立ちなおる効果があります。
ローズクォーツは美意識を高め、持ち主の魅力を外見内面ともに引き出します。慈愛と自愛の心を高めて愛情を振りまくので、恋愛に限らず、コミュニケーションを円滑にしてくれるでしょう。
また、自愛の心は傷を癒すヒーリングにも効果があります。ローズクォーツは持ち主の心をゆっくりと癒し、包み込んでくれるでしょう。
そして、ルベライトは自分の良さを認め、自尊心を高める効果があります。自分自身を大事にして成長させることを促すので、ローズクォーツと組み合わせることで美点をより伸ばせるでしょう。
また、自尊心を高める効果があることから、失恋にも効果的。癒し効果の高いローズクォーツとの組み合わせは、失恋における後悔や自責の念を取り払い、自信をよみがえらせてくれるでしょう。
前向きな気持ちで再び恋愛ができるようになりますよ。
ルベライト(レッドトルマリン)×ピンクオパール
ルベライトとピンクオパールの組み合わせは、片思い成就に効果があります。
ピンクオパールは「愛されるための石」と呼ばれ、愛情を受け取りやすくしてくれるといわれています。「愛され体質になる石」と呼んでもよいでしょう。
女性を魅力的にし、愛情を素直に表現させ、愛されるための下地を作ってくれます。可憐さを与え魅力を引き出してくれるので、恋愛運アップに効果的です。
一方、ルベライトは現実をしっかりと見据えさせるパワーストーン。自分の良いところも悪いところも受け入れさせ、自己肯定感を高め、良いところを伸ばさせます。
愛情表現を上手にしてもくれるので、近い効果のあるピンクオパールと組み合わせることで、意中の人を振り向かせることができるでしょう。
もちろん、ただ身に着けているだけではダメなので、自分のことをしっかりアピールできるよう、頑張ってくださいね。
ルベライト(レッドトルマリン)×アクアマリン
ルベライトとアクアマリンの組み合わせは、幸福な結婚へと導いてくれるでしょう。
3月の誕生月石として有名なアクアマリン。幸福な結婚のお守りとされ、他人を許容する力や慈しむ心を育ててくれます。
アクアマリンは海に縁のあるパワーストーンなので、海が象徴する母性や生命力、優しさ、癒しなどをもたらしてくれるのです。
人と人を結びつける力が強いので、恋愛や結婚だけでなく、対人関係全般が円満になるでしょう。
一方、ルベライトは魅力アップや人間関係を良化する効果があります。
人と人を結びつけるアクアマリンと組み合わせることで、自分を大事にしながらお付き合いできる相手と出会えたり、恋愛から結婚へと進んでいくことができるでしょう。
ルベライトは物事を動かす動の力を持つため、問題が生じて関係が進まなくなっているカップルにもおすすめですよ。
ルベライト(レッドトルマリン)と相性の悪い組み合わせ
ルベライト(レッドトルマリン)×ルビー
ルベライトとルビーの組み合わせは、ルビーの力が底上げされて悪い面が出てきてしまうのでおすすめしません。
ルビーは「宝石の女王」と呼ばれ、ダイヤモンド、サファイア、エメラルドと合わせて「世界4大宝石」の1つにかぞえられています。
華やかなレッドカラーが印象的で、レッドカラーの鉱石の代表格といっても過言ではないでしょう。レッドカラーの美しい鉱石の多くはルビーと混同されてきた過去があるという程定番かつ有名な鉱石です。
パワーストーンとしてのルビーは、持ち主を勝利へと導いたり、ライバルに負けないように後押ししたり、自信と華やかさをもたらすなどがあります。
この効果は、ルベライトと組み合わせることで底上げされますが、ルビーは波動が気難しくて「女王は私、私が1番」といったタイプなので、ルベライトとの組み合わせは力が暴走する可能性が出てしまいます。
ルビーは華やかさや女性らしい魅力を高めますが、力が強まりすぎると女性が持つ悪い部分、例えば嫉妬深さや傲慢さも引き出してしまうことがあります。
持ち主の性質にもよりますが、抑える自信がない人はやめておきましょう。
元から自信があるタイプの人はもちろんのこと、自信がなさすぎる人も適度に振る舞えなくなってしまうので、ルベライトとルビーの組み合わせはやめておいた方がよいですね。
ルベライト(レッドトルマリン)を身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ルベライトはパワーストーンというよりは、ジェムストーンとして流通することが多い鉱石です。希少価値が高く美しいので、宝石とされるのですね。
そのため、必然的に原石やビーズというよりはルースもしくはアクセサリー加工されたものが多く流通しています。
ルベライトは持ち主に自尊心と自信を与え、あるがままの状態を受け入れさせる強さを授けてくれます。
リングやネックレス、ピアスなどにして、自分を飾るのがよいでしょう。自分のことを大事に思え、自信がつきますよ。
パワーストーンはその波動や効力、作用するチャクラによって使用方法が変わるという考え方があります。
ですが、ジェムストーンとしての側面が強いようなパワーストーンは、ジェムストーンとして自分を飾った際の心理的な作用が期待できます。
ジュエリーを身に着けて着飾ると背筋がピンと伸びたり、自分に自信が持てたりするという人は多いですから、身に着けるだけで心理的な作用が働き、堂々と振る舞えるものです。
ルベライトに関しても、その作用を期待してよいでしょう。
ルベライト(レッドトルマリン)のお手入れ・浄化方法
ルベライトはモース硬度が少々低く、傷が入りやすいです。また、劈開性があるものとないものとがありますので、衝撃には注意しましょう。弱点としては、紫外線が挙げられます。
日中に外出する程度なら問題ありませんが、あまりにも長時間炎天下の下にいると退色する可能性があるので、避けた方が無難でしょう。浄化の際に日光を使用することも避けてください。
また、傷が入りやすく割れやすいので、塩や流水も避けてください。
浄化方法 | 対応 |
---|---|
塩・塩水 | ☓ |
流水 | ☓ |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | ☓ |
音 | ◎ |
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ルベライトに対応しています。
- ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意する
- 火をつけ、立ち上る煙の中にルベライトをくぐらせる
- 10回程度くぐらせれば浄化が完了
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ルベライトに対応しています。
- クラスタを使用する場合…クラスタの上にルベライトを置くだけ
- さざれ石を使用する場合…浄化皿の上にさざれ石を盛り、ルベライトをその中に埋めるか上に乗せる
- どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了
日光・月光浴
ルベライトは日光により変色する恐れがあるため、日光による浄化は避けた方が無難です。月光での浄化なら、対応可能です。
- ルベライトを浄化皿の上にセットする
- 日光浴もしくは月光浴をさせる
- 1時間から2時間程度で浄化が完了
月光でパワーチャージができる
ルベライトは動の石なので、本来なら月光より日光との相性がよいです。ですが、ルベライトは紫外線に長時間当てると退色する可能性があるため、日光ではなく月光で代用しましょう。
浄化皿の上に乗せたルベライトに、月光を30分程度浴びせるだけでOKです。ただし、月が昇る期間かつ天頂に差し掛かる前の月光で行いましょう。
満ちる月や昇る月には「増加」「促進」の意味がありますが、欠ける月や沈む月には「減少」「退行」の意味があるので、パワーチャージには不向きだからです。
音
音による浄化は、ルベライトに対応しています。
- 音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意する
- ルベライトを浄化皿の上にセットし、音を奏でる
- 水晶ポイントの先をルベライトに向けたまま、ルベライト中心に円を描く
- 音が鳴りやんだらまた音を鳴らし繰り返す
- 10回程度繰り返せば浄化が完了
ルベライト(レッドトルマリン)の好転反応・副作用
ルベライトは持ち主に自尊心と自信を与える、動の石です。動の石は好転反応や副作用が起きやすいものですが、ルベライトに関しては、あまりその心配はありません。
ルベライトはトルマリンの1種であり、トルマリンは他の石や人間とも波動を合わせやすい石だからです。もしルベライトを持って好転反応が生じたら、まずはルベライトから離れましょう。
落ち着いたころにルベライトを持ってみて、1日2時間程度から身に着けてみて、徐々に時間を長くします。そうすることで、徐々にお互いの波動がなじみ、好転反応が起きなくなりますよ。
水晶と合わせることで好転反応や副作用が収まることがあります。水晶はすべてのパワーストーンの基礎であり、すべてのパワーストーンとの相性が良い石です。
さらに、合わせたパワーストーンの力を調節する能力があるので、ルベライトの力をちょうどよく調節してくれるでしょう。
ルベライト(レッドトルマリン)のQ&A
ルベライト(レッドトルマリン)の偽物の見分け方は?
ルベライトは、鑑別機関によって基準が違う鉱物です。ルベライトは
- レッドトルマリンの中でもカラーが濃いもの
- レッドトルマリンの中でも一定の範囲内のもの
- レッドトルマリンの中でもジェムランクのもの
などとする機関もあります。
同じトルマリングループの中でもっとも価値が高いとされるパライバトルマリンは成分によって真贋が鑑別されますが、ルベライトは成分ではなく色相でのみ判断さ、各鑑別機関によって基準が違うのです。
そのため、1つの機関ではルベライトとなるものも、別の機関ではルベライトではなくレッドトルマリンやピンクトルマリン、パープルトルマリンとなることもあります。
このあたりは、自分自身で判断基準を設け、価値を見出し判断するしかないでしょう。ちなみに、ルベライトとは正式な鉱物名や宝石名ではないので、鑑別書の鉱物種名欄や宝石名欄には記載されません。
備考欄に「別名ルベライトと呼ばれます」と記載がある程度です。鉱物種名は
- 天然トルマリン
- 宝石名はレッドトルマリン
などとされることが多いです。他の石との区別は、擦ってみた際に静電気を帯びるか否かで分かります。ルベライトはトルマリンの1種であり、トルマリンは静電性があります。
ただし、この方法は店頭で実際に手に取れるものに限りますので、高価なルベライトではあまり試せる機会はないでしょう。
ルベライト(レッドトルマリン)が割れた・欠けた!特別な意味はある?
ルベライトは劈開性を持たないものと、微弱ですが1方向に劈開性を持つものとがあります。劈開性を持たないものは衝撃に強いですが、劈開性が微弱でもあれば衝撃に注意する必要があります。
落としたりぶつけたりしないよう、気をつけてください。スピリチュアル的に考えるなら、ルベライトが割れたり欠けたりするのは、凶兆です。
パワーストーンは、力が底を尽きるとみずから割れたり欠けたりして、ただの石に戻ったことを知らせるといわれています。ルベライトが割れたり欠けたりしたら、力が底を尽いたのかもしれません。
破損したルベライトは縁起の良いものではありませんので、これまでの感謝や謝罪の気持ちを伝え、土に還してあげましょう。
パワーストーンとしてではなくあくまでジェムとして持つというのなら問題ないので、リメイクしてもよいですよ。
ルベライト(レッドトルマリン)の色が変わった?退色・変色する?
ルベライトは紫外線によって退色することがあります。日中に身に着けて外出する程度なら問題ありませんが、長時間紫外線のもとに放置しないようにしましょう。
ですが、念のため夏の炎天下で外出する時には外しておいた方がよいかもしれません。本物のルベライトは高価なものですから、念には念を入れた方が無難です。
スピリチュアル的に考えるなら、パワーダウンが考えられます。パワーストーンは力が強まるとカラーが濃くなり、力が弱まるとカラーが薄くなるといわれています。
もしルベライトが退色したら、それは力が弱まってカラーが薄くなったのかもしれません。まずは浄化とパワーチャージをして、様子を見てください。
場合によっては、半年ほどジュエリーボックスで休ませる必要があります。何をしても退色や変色が戻らなければ、そのルベライトはパワーが変化したルベライトとなっています。
何もできることがないと諦めて、パワーレベルが変わったルベライトとしてお付き合いしましょう。
ルベライト(レッドトルマリン)の購入におすすめの販売店・通販
jewel dream
瑞浪鉱物展示館
AIMAS
まとめ
パワーストーンの持つ効能はカラーリングと密接な関係があり、レッド系パワーストーンは主に活力アップや積極性アップ、自信をアップするなどの効果があります。
ルベライトもその類のパワーストーンですが、ルビーやレッドスピネルに比べてパワーがソフトで、持ち主に合わせてくれる優しさがあります。
「女王様然とした石が苦手」という人にもおすすめできる、珍しいタイプのパワーストーンであることは間違いないでしょう。
パワーストーンとしてではなくジェムストーンとしての流通が多い、ルベライト。
基準から少々外れただけのレッドトルマリンやピンクトルマリンと比べると価格が段違いになり、高価なジュエリーとしての流通がメインとなります。
それゆえか、さざれやビーズはあまり見かけない石ですが、ルースを好みのアクセサリーに加工してくれるショップに持ち込むこともできるので、気になる人は考えてみてくださいね。
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