「初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座」にようこそ!
いつも記事を読んでいただきまして、本当にありがとうございます。
今回の記事では、07月21日の山羊座満月のホロスコープ・リーディングの解説をさせていただきます。
いよいよ08月に入り、真夏が始まりましたね!
とはいえ、ゲリラ豪雨があったり、地震があったりと、
不穏な雰囲気が漂った夏という体感がある方が多いのではないでしょうか?
今回解説します獅子座新月は、
太陽のサインである獅子座に、月が太陽に迎えられることで起こります。
獅子座新月のタイミングでは、
太陽の側近である水星は新月の翌日に逆行をし始め、
金星は獅子座新月の翌日に早々に乙女座へとサイン移動をします。
そのため、獅子座新月のメッセージは
、思考や概念(水星)よりも、体感・感覚(金星)が強まり、
月が受け皿となって、太陽の意図を受け取ることになるでしょう。
今回の獅子座新月の解説記事は、まず、08月の天体の運行を確認した後に、
獅子座新月のホロスコープ・リーディングをお届けし、
08月10日の七夕とお盆に触れながら、
08月15日の火星と木星のコンジャンクションのホロスコープの解説をさせていただきます。
是非、今回の記事も最後までお付き合いくださいね!
それではまず、08月の天体の運行を見ていきましょう。
08月の天体の運行
08月の天体の運行は、以下の通りです。
- 08月04日:獅子座新月
- 08月05日:金星の乙女座イングレス
- 08月05日:水星の逆行開始@乙女座
- 08月15日:火星と双子座のコンジャンクション@双子座
- 08月15日:逆行中の水星が乙女座イングレス
- 08月20日:水瓶座満月
- 08月22日:太陽の乙女座イングレス
- 08月29日:金星の天秤座イングレス
- 08月29日:逆行中の水星の順行開始@獅子座
夏至から早くも1ヶ月弱が経ち、天体は続々と乙女座以降のサインへと向かっています。
08月は、夏至の季節からの3ヶ月のサイクルの中盤~後半に差し掛かり、
秋の収穫の季節のためにエネルギーを発散・放出させる時期です。
太陽が自分のサインを運行する約1ヶ月は、
これまでの季節で、自らの意志が何であるかを散々考えた末に、
今手元にある材料を使って、じっくりと物事に取り組むフェーズと言えます。
外界の暑さは、単なる気温だけでなく、まるで集合的無意識に蒸気が上がって、
奥底に仕舞い込んでいたエネルギーを煮沸し、現実化に勤しむことで、
内面にある創造エネルギーを体感する「熱さ」と連動しているかのようです。
今月は、水星は毎年約3回逆行をしますが、
今回は今年2回目の逆行で、獅子座と乙女座を往復します。
逆行を見かけの現象ではありますが、
私たちの知覚・認識が、そもそも脳内の仕様・機能であって、
ありのままの現象ではないものの、概念的・創造的な知的活動を生じさせています。
水星の逆行による「振り返り」や「揺り戻し」は、
順行と逆行、そして、サイドの順行の3回の動きがワンセットということを理解しますと、
過去に見落していたり、見過ごしていたことを拾って、
前進するために一時期停滞するように時間を使う時間がある、という風に表現することができます。
太陽が乙女座にサイン移動をした後に、水星が再び獅子座に戻るわけですから、
秋分の時期に得られる成果のために、
自分の意志と創造性の使いどころを確認することが重要です。
また、金星は今月2度のサイン移動をし、
太陽が乙女座にサイン移動をするのを見届けてから、
水星の順行に戻るタイミングに合わせて、天秤座へとサイン移動をします。
今月のハイライトは、火星と木星のコンジャンクションです。
08月20日に水瓶座満月が起こりますが、
お盆が終わる前に、火星と木星がコンジャンクションすることで、
何を実行し、何を繁栄・拡大させるのか、という点が重要と言えるでしょう。
そのため、今回の記事では、
火星と木星のコンジャンクションのホロスコープにも触れますが、
秋分に向かって、私たちが熱中すべき事柄と、自分自身に期待し、
自分との約束を果たらしていくために何が重要となるのか、
について考える機会にしていただければ幸いです。。
夏の大三角形と七夕
08月は、夏至から秋分の真ん中に位置する季節です。
真夏は夏休みや長期休暇などによって、活動的な意識が高まる季節ではありますが、
1年のサイクルで見ますと、「固定」や「集中」の季節です。
なぜなら、太陽が春分・夏至・秋分・夏至の四至の中間にあるサインを運行する際は、
すべて固定(不動)宮のサインのエネルギー・意識が高まるからです。
牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座の4つのサインはすべて、「納得」や「手応え」を求めます。
08月22日に太陽が乙女座へサイン移動するまで、
私たちは内面の太陽(生命力)を輝かせることにエネルギーを注ぎたくなります。
また、太陽が乙女座に移動する前に、お盆がやってきます。
今年の旧暦(和暦)の七夕は、08月10日です。
08月の天体の配置・運行からいいますと、
火星が木星に接近している中での七夕を迎えることになります。
太陽暦・07月07日の七夕は梅雨の時期が明けていません。
そのため、七夕は、夜空に夏の大三角形がよく見えるタイミングである旧暦(和暦)の七夕が本来的な七夕なのです。
夏の大三角形は、天頂近くに輝くベガの北東に輝く「1等星のこと座のベガ」、
ベガの南東に輝く「1等星のわし座のアルタイル」、
ベガの北東に輝く「1等星のはくちょう座のデネブ」によって形成されます。
織姫星はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルとされ、
これら2つの星の間に天の川銀河が通っているように見え、毎年1度の逢瀬をしているように見えます。
夏の大三角形から南の地平線に向かって、光の帯びのように見えるのが天の川。
次回の毎月のホロスコープ・リーディングで解説する予定の水瓶座満月は、
私たちを天の川銀河に向けさせる特別な夏の満月です。
太陽が獅子座を運行し終える頃に、
外面の世界には天の川へと意識が向かう情景が広がっているわけですが、
私たちが大宇宙・大自然に意識を向けることが無ければ、「自然体の流れ」を見失ってしまいます。
次回のホロスコープ・リーディングの記事で、
太陽が獅子座に位置し、水瓶座に位置する月を照らすことで、
月が位置する方向を太陽が照らす満月である、
ということを深く解説する予定ですので楽しみにしていてくださいね!
七夕のように、1年に1度しか特定の条件が揃わず、
また、ライオンズゲートのように、「見えない扉」が開くように、
月が非物質世界へと心を開かせる、
そのような摂理に気づき、
獅子座の季節に、太陽が燦燦と輝くからこそ、
深淵なる闇に何を見出すことができるか、ということを考えていただければと思います。
今回は、その特別な満月の前に起こる獅子座新月についての解説をしていきます。
獅子座新月のキーワードは「無から有を生み出す創造性を生み出すこと」
このキーワードは、獅子座の太陽と月、魚座のASC、
そして、射手座のMCの3つの場所(サイン・ハウス)から導き出された表現です。
6ハウスは、自分を含めた環境や状況を意味し、
新月は、地球から見て、月が太陽に覆い被さる配置です。
また、獅子座は太陽のサインであり、
地球に届く太陽のエネルギーが最大化する場所(領域)で、
私たちが自分自身の生命力(の輝き)を知るためには、
他者や世界が必要であり、外部からの刺激や圧力によって、
私たちは自分自身の内面に宿っている生命力の輪郭・骨格を見出していきます。
魚座のASCは、境界線を超えて、エネルギーや意識によって繋がろうとする視点です。
物質性と非物質性は対比構造ではありません。
物質性は、非物質性に内包されています。
魚座は12サイン最後のサインであり、身体部位では足や足先に対応し、
非物質的な働きを地に根差すための無意識的な働きを活用することを学ばせます。
「何も無い」とは、個体としての形を持っていない、方向性が定まっていない、
エネルギーを注ぎ込む的を持っていないなど、
「全体性に溶け込んでいる状態」を意味します。
ですが、私たちは、重力(時間と空間)に従って、物事を形にする「具現化」の世界に生きています。
射手座のMCは、「的=目的」を持ち、そこに向かって歩みを進める中で、
「主体性」や「目的意識」、「生きている実感」が重要であることを示します。
今置かれている場所から(新月@6ハウス)、自分の内面から何を生み出すことができて、
自分のために何を具現化したいと思うのかについて、
今回の新月というタイミングを活用していただければと思います。
太陽のエネルギーが大きくなればなるほど、影も大きくなりますが、
光と影は表裏一体で、
まるで2つの勾玉(対立性と補完性)がクルクル回るように、
私たちは二元性の働きを知る必要があります。
私たちは必然的に「今・この場所」に生きています。
どんな空想や空論を並べ立てようと、主体的に生きるのは私たち自身です。
私たちの内面には、私たちに見つかっていない、
いえ、見出してもらいたがっている資産が眠っています。
今の状態がどんな状態であれ、「自分のために何ができるのか?」という視点で、
獅子座新月のホロスコープのメッセージを受け取ってくださると幸いです。
2024年08月04日:獅子座新月
今回の新月は、6ハウス@獅子座で起こります。
6ハウスは太陽の光が届きにくい場所(アヴァージョン)ですが、
「光が届かない場所」は、「光が無いから育つものが存在する」という側面を持ちます。
そもそも、光とは何でしょうか?
太陽光はもちろん、対象に意識を向ける主体性、
物事のサイクルが完結した際に昇華されるエネルギー、
感情の解放時に感じられる解放感など、光は様々な場面に見出すことができます。
今回の新月図では、地平線の下で新月が起こり、
ASCは魚座に位置していますが、MCが射手座に位置していることで、
「今は見えなくても、徐々に歩みを進めていくことで、目的意識がゴールに近づいていくための光となる」ということを示しています。
今回の新月図における天体と感受点の特徴は、以下の通りです。
- ASC:魚座16度
⇒ チャートルーラー:木星・海王星 - 新月(太陽と月):獅子座12度:太陽 – ドミサイル(最も強い品格/品位)
- 水星:乙女座 – ドミサイル(最も強い品格/品位)
- 金星:獅子座29度 = 涙の度数
- 火星:4ハウス@双子座 – 木星へと接近
- 木星:4ハウス@双子座 ⇒ デトリメント(弱体)
- 土星R:1ハウス@魚座:逆行中
- 天王星:3ハウス@牡牛座26度 ⇒ フォール(下降)
- 海王星R:1ハウス@魚座29度 = ドミサイル(最も強い品格/品位)&逆行中
- 冥王星R:12ハウス@水瓶座 – イグザルテーション(高揚)&逆行中
- MC:10ハウス@射手座22度 – 木星の働きを強調する
- ドラゴンヘッド:2ハウス@牡羊座08度 – 火星の働きを確認させる
- ドラゴンテイル:8ハウス@天秤座08度 – 金星の働きを確認させる
- パート・オブ・フォーチュン:1ハウス@魚座16度 – ASCとコンジャンクション
獅子座新月
魚座のASC:【今の私の構想】
今回の新月では、ASCは魚座16度に位置し、2度離れた18度には土星Rが位置しています。
(*Rは逆行を意味します。)
また、魚座29度には、海王星Rが位置しています。
このことから、自我意識を象徴する1ハウスでは、
現実性と非現実性の両側面で振り返りや練り直しが促されていると言えます。
当講座で、ホールサイン・ハウスを採用している理由は、
「地球上に降り注ぐ影響」を観測・認識するためです。
1ハウスは「始まりの場所」、魚座は「終わりのサイン」であり、
土星は「実現の星」、海王星は「無意識の星」と表現した場合、
今回の新月図における地上の目線(ASC)は、
無意識(非物質世界)から顕在意識へ、
また、想像から具現化のための構想を練ることが重要である、ということを示していると言えます。
目に映る物事・事柄からヒントを得て、自分の無意識から何を引き出すことができるのか、
という視点で新月図を見てみましょう。
6ハウス@獅子座の新月(太陽と月)【今の場所は最善の場所】
今回の新月は、6ハウス@獅子座12度で起こります。
新月に対する他の天体からのハードアスペクトは無く、
木星とセクスタイル(60度)のみのアスペクトが形成されています。
ただ、ASCとは150度の関係性にありますので、
新月自体は、自我意識にとって「苦手な場所」で起こると言えます。
獅子座の新月は、太陽が獅子座を運行する中で、月が太陽と並ぶことで、
月が太陽から強大なエネルギーを吸収し、私たちの心(月)に影響を与えます。
その分野が6ハウスであり、勤労や健康、献身性、義務感、正義感などに意識を向けさせるのです。
今回の新月の象徴は、「置かれた場所に何を見出すか」です。
私たちの脳は、本来は既に存在しているものを見逃したり、
意識しているものをより認識させたりと、
過去の経験や思い癖から育った「偏見」と「盲点(スコトーマ)」、
そして、脳の情報処理の軽減のために、歪んだ認知をもたらします。
これを「個性」と呼ぶこともできますし、「未熟な視座」と呼ぶこともできます。
また、私たちは自分自身を体験するために、他者や外部の現象を必要とします。
これは、時間という有限性と同じで、すべての人に等しく与えられた「生きているものの定め」です。
新月は、「始まり」のタイミングであるとともに、「見えないものが見えていく」ということを示します。
6ハウスは、古典的には「拘束的な場所・条件」を示し、
自分の力だけでは動かすことができない状況や、
環境や周囲に縛られることによって経験値を得られる場所などを指します。
そのため、今回の新月では、「今この場所」で、
自分の意志(生きる目的)のために、何を見つけることができるか、
ということに重きを置くことが重要と言えます。
ですから、不平不満がどれくらいあったとしても、
「自分のために」、今この場所から始められること、
今この場所だからこそ見つけられる「原石」を見つけようとする意思を持ってください。
意思を持って選択・行動をし、意志を明確にしていくという順序を辿ることで、
私たちは階段を登るように、「自分のための人生」を歩む実感・手応えを得ることができます。
そして、手応えが強まっていく毎に自信が高まり、
意志が明確になっていきます。
10ハウス@射手座のMC:【歩みは一直線でなくていい】
今回の新月では、MCは射手座に位置しています。
射手座のルーラーである木星は、4ハウス@双子座に位置し、
デトリメント(弱体)の品格/品位の状態にあります。
10ハウスと4ハウスは、表と裏、公とプライベートのように、
見える場所と見えない場所というように対比されます。
MCは9~11ハウスの間を動く感受点ですが、天頂は常に10ハウスのカスプです。
そのため、MCが10ハウスに位置する時、
ゴールや目的意識は目に見えやすい形に落とし込むことができる、という風に解釈することができます。
射手座のMCは、火のサインらしく、
「やり甲斐」や「醍醐味」のために、心身ともに情熱を持っている、
イキイキしたセルフイメージや未来像を象徴します。
魚座のASCが、無意識から自分のための選択を降ろし、
その選択を「未来の今」に繋げる場所が射手座のMCです。
水と火は、水と油のように溶け合うことができません(ありません)。
それは、今回の新月図で、ASCとMCが90度スクエア(90度)のアスペクトを形成することと同じで、
「今想像していること」と「実際に形になること」が異なることは自然であり、
途中途中で考えや気持ち、感覚が変わっていくことを許すことが大切です。
なぜなら、私たちは常に自分自身に対して強烈なダメ出しをすることに慣れていて、
無意識のうちに自罰的な態度を取っていることが少なくないからです。
射手座は、楽観性と精神性を象徴するサインと言われていますが、
それは「すべては成長・発展の通過点に過ぎない」ということを示しているからに他なりません。
新月が、まるで地に埋もれるような状況から、
希望という新しい意識を得ようとするシンボルであるならば、
射手座のMCは、当初狙っていた的が外れようと、
外れた先に新しい目的を見つければいいのだから、
歩みを止めてはいけないよ、という肯定的な励ましといえるでしょう。
7ハウス@乙女座の水星:【約束は健全さと誠実さによって守られる】
今回の新月では、水星はDSCの上に位置し、
太陽から離れ、7ハウス@乙女座に位置しています。
水星にとって乙女座は、自分のサインですので、思考力や判断力、識別力が高まっている状態です。
ただ、新月の翌日から逆行を始めていきますので(留:ステーション)、
土星と海王星、冥王星の逆行とともに、内省的な状態となることを踏まえますと、
今回の新月とタイミングを合わせたかのように、
私たちは「今何ができる?」という自問をすることを求められていると言えます。
また、水星のもう1つのサインである双子座には、火星と木星が位置しています。
双子座は4ハウスと重なり、4ハウスは「深層心理」を象徴する場所ですので、
新月の翌日の水星逆行を踏まえると、
今回の新月前後の水星は、「目の前に見える状況」と「その状況を捉える意識」、
そして、それら2つをどのように健全な状態に整えるのか、ということに重きを置いているといえるでしょう。
7ハウスは、「自我意識が手繰り寄せる必然的な出会い・他者・場所」を象徴します。
「私たちが、最も約束を破ってしまう相手は、実は私たち自身である」、
ということを私たちの多くの人は潜在的に知っています。
ただ、自覚していないだけです。
ですが、他者との約束を破ることは良心が痛むだけでなく、
相手から嫌われる恐怖以上に、「力になってあげたい」という思いを踏みにじることになります。
そういう意味では、私たちは同じ想いを抱える者同士が出会って、
言葉のやりとりや契約などだけでなく、エネルギー的なやり取りをしながら、
「お互い様」の役割を果たし合っているといえるでしょう。
そういったことを踏まえますと、
乙女座でドミサイル(最も強い品格/品位⑨を持つ水星が7ハウスに位置することは、
「情けは人の為ならず」の諺を象徴しているかのようです。
この諺は、「人のためにかける情が仇になってしまう」という悲観的な意味で覚えられている節がありますが、
本来は、「自分の行いはすべて自分に返ってくる」という意味であり、
誰を前にしても、誠実であるべきである、という解釈が健全と思われます。
それは、自分のことを最優先に考え、合理的・打算的に生きろ、ということではなく、
「自分がされて嬉しいことを他者・周囲にも施す」というシンプルに道徳的な健やかさを意味しています。
善意で人を傷つけることもあれば、意図せずに人を励ましていることも起こり得ます。
ただ、心の芯の部分で、
「自分を大切にするように、他者も大切にしよう」という意識が、
その意識に添った現象を実現していきますので、
打算も損得も関係なく、ただ道理や原理の働き方を知り、実践すればいいだけです。
7ハウスで遭遇する状況は、「信用創造」です。
先ほど、「最も約束を破る相手は自分自身」という表現をしましたが、
私たちが他者と信用関係を育むことは、単に他者との約束を守るだけでなく、
自分との約束を守る心を育てることになるため、
私たちが自分自身との関係を健全なものにするためには、
他者の存在が必要不可欠である、ということをお伝えするためでした。
新月の翌日から逆行に転じていく水星ですが、
乙女座が持つ意識は、誠実さや堅実さ、繊細さなど、末端や細部に神経を注ぐ意識が強くなります。
物事は常に表裏一体ですから、細部も全体も重要です。
そのため、神経質になり過ぎている場合は、気を楽に持つことも大切になります。
新月図の水星は、他者の心に応えることが素晴らしく、美しい、というだけでなく、
結局のところ、他者に働きかけることができる自分さえも、素晴らしく、美しいのだ、ということを伝えています。
その代わりに、その素晴らしさや美しさを汚さないように言動を戒め、改めることが必要になります。
なぜなら、すべての行いは、どのような言い訳や口実があろうと、
起きた現象の根本(種)は、自分自身の望みとなって、現実を想像していくからです。
もちろんこの表現は、
「あなただけが根本原因である」、という乱暴で、脅迫的な戒めで行動を制限するためではなく、
誰もが例外に漏れず、誰もが原理に沿って生きている、というシンプルな真理(働き)がある、
という知性を働かせるためです。
私たちの人生・日常は、多くの場面で「他者」と関わっているがために、
常に「誰かを意識してしまう癖」が内面で働いています。
ですが、実際のところは、ストーカーや警察、親などを除けば、
私たちを見張る者は、ほとんど存在していません。
乙女座の水星は、「現実をありのままに捉えて、観測する」という意識によって、
他者と自分自身に必要な選択・言動をすることを促すのです。
6ハウス@獅子座29度の金星:【いつもと同じが変わる予感が希望の到来の兆し】
獅子座と金星は、「楽しみ」や「喜び」を象徴する天体・サインです。
今回の新月では、金星は獅子座29度に位置し、
1ハウス@魚座29度の海王星Rと150度の関係性にあります。
シンプルに表現するなら、海王星Rと金星は、
「自分が知らなかった喜びを窮屈な場所・場面で発見する」という変化や兆し、可能性を示します。
29度は、「涙の度数」や「運命の度数」と呼ばれますが、
サインの最終度数を通過する天体は、
そのサインの意識・エネルギーを絞り出し、放出するようなタイミングにある、という解釈ができます。
そのため、獅子座29度に位置する金星は、
新月のメッセージとして、
「今の状況で見出すことができる希望」を発見するために一役買っている星であると言えます。
水星と金星は、太陽から近い位置に軌道を持っているため、
ホロスコープ上では、ハウスとハウスを2・3以上離れることがありません。
また、水星と金星が太陽に8.5度以内の場所にある時、
太陽にコンバストされる(焼き尽くされる)ため、
あまりに近い度数にある場合、本来の機能を果たすことができません。
分かりやすく表現するならば、
何かを映像・写真に収めたい時に、対象物に照明を強く当てすぎて、
その物が一体どんな物なのかが分からなくなる状態が、コンバストの状態です。
何事も「丁度いい塩梅」や「バランス」が保たれることで、パフォーマンスが発揮されます。
獅子座の金星は、心をオープンにし、
何に希望を持ち、どこに喜びがあるのかを察知する意識を持ちます。
どんな状況であっても、一見分かり難くても、
私たちは常に何かしらの恩恵を受け取っているという事実を、自ら探そうとする時に、
私たちは想定外の喜びに遭遇します。
金星は、「内的希望」であり、「自分にとっての望ましい喜びを察知するアンテナ」です。
足元にある、過去の自分にとっての希望であったものたちを、
自分を今どのように扱っているだろうか?そんなことを思いを私たちに残して、金星は乙女座へと移ります。
08月の金星は、宵の明星として、夕方から輝いていくようになります。
夜空で月のように輝く金星は、私たちが思っている以上に、世界には喜びも楽しみも、
そして、希望があることを教えてくれます。
今回の新月図では、希望や楽しみは、
「思い通りにならない場面」を体験するからこそ生まれてきて、
その希望を見つける前も後も、私たちはちゃんと恵まれている、ということを伝えていますので、
どうぞ、物事を悲観視し過ぎたり、偏見で事実を歪ませることなく、
かといって、正論や他者の言葉で自分の気持ちを押し殺したりしないようにしてくださいね。
1ハウス@魚座の土星R&海王星R:【非物質性を有限性に落とし込む意識】
今回の新月では、土星Rと海王星Rは1ハウスに位置し、
魚座の意識・エネルギーの調整を行っていることが示されています。
逆行中の土星と海王星は、新月に対して150度の関係性にあります。
意志や目的意識を表す太陽(獅子座)に対して、
堅実性(土星)と理想(海王星)が1ハウスに位置することで、現実と理想のギャップが生まれます。
ギャップは「差」や「違い」であり、間違いではありません。
新月図では、MCが射手座に位置し、ASCはスクエア(90度)を形成していますので、
今この場所での意思から始める行動が未来を作っていき、
その過程において、必ず変化・調整をしていく必要があります。
このことを伝えているのが土星と海王星であり、後述するパート・オブ・フォーチュンです。
魚座は乙女座と対極性を持ち、乙女座の水星に対して、
逆行中の土星と海王星は、「形にするまでの意識」、
つまり、自分の内面(無意識)をじっくりと味わうことを促しています。
土星は「秩序」、海王星は「無秩序」を表し、
土星はトランスサタニアンである海王星の意識・エネルギーを具現化するように働いています。
魚座を運行中の海王星は、来年に一度牡羊座に入りますが、逆行をしますので、
本格的に牡羊座を運行し始めるのは再来年2026年です。
土星は来年2025年05月25日から牡羊座を運行し始め、
海王星よりも一足先に魚座の意識・エネルギーから離れます。
そのため、土星が魚座を運行している間に、
私たちは自分の内面(無意識)と向き合い、
どれくらい自分の無形の想いや望み、欲求に触れることが重要となります。
この世は有限性(物質性)の世界ですので、あらゆる物事にタイムリミットやタイミングが付きものです。
「今」という「座標」を軽んじて、過去や未来に意識を向けてしまえば、
今できることや今体験できることが疎かになります。
今取り組むべき事柄とともに、
今感じている感覚や感性、エネルギーを意識しながら、
起こってくる現実を受け入れながら、
自分の意志を表現することを繰り返していくスタンスは、
現実性と非現実性の両方を受容(肯定)する生き方・在り方と言えるでしょう。
ですから、「私(あなた)」を通じて感じられる物事をぞんざいに扱わず、
常に、自分が何を望み、何を感じ、何を考え、どうしたいのかを問い続けていきましょう。
12ハウス@水瓶座の冥王星R:【根源的な働きを受容する逞しさ】
今回の新月のタイミングでは、
冥王星は逆行中で、水瓶座0度に位置し、乙女座の水星と150度の関係性にあります。
この関係性(構図)は、ASCと新月の関係性と似ています。
物事を順序立てて組み立て用とする乙女座の水星に対し、
水面下・無意識化で大きな変容が起こっているものの、
理性では捉えきれない動きを象徴するのが今回の新月図における冥王星の配置の意味です。
冥王星は、09月02日から11月20日の約2ヶ月半山羊座を運行する流れにある中、
私たちの慣れ親しんだ環境や習慣に大きな揺さぶりをかけてくると思われます。
太陽が獅子座を運行し始める前後で、冥王星とのオポジション(180度)を形成していましたが、
その緊張は徐々に緩まっています。
獅子座と水瓶座はともに不動(固定)宮ですが、
火は意志、風の理性を司りますので、
着眼点やエネルギーを注ぐ方向性が異なるだけでなく、
求心性(獅子座)と分配性(水瓶座)という違いもあります。
これから冥王星の水瓶座時代が始まっていくわけですが、これは獅子座を否定するわけではありません。
どちらかというと、カリスマ性や天才性といったものが、特定の人物や場所に一極集中する偏りを解し、
誰もが自らのカリスマ性や天才性を自覚し、互いに尊重し合う意識が強まっていく流れが訪れます。
この意識の変化は、冥王星による太陽の意識進化であり、人類の意識進化です。
12ハウスの冥王星は、無意識領域の強い変容の力・働きを表し、
水瓶座のルーラーである土星は1ハウス、天王星は3ハウスに位置していますので、
「主体性」や「自意識」、また、自らが外面の世界との接点を持てば持つほどに、
無意識からメッセージが降りて来て、変化を受け入れながら、
変容をしていくチャンスが訪れることを示しています。
毎月の新月は「新陳代謝」ではありますが、
大きな螺旋階段を登っていく上で、確実に見える景色が変わり、
意識や視点が変わる通過点という側面を持ちます。
私たちは誰もが無意識領域からの働きを強く受けながら生きています。
かといって、一挙手一投足が無意識の指令をすべてこなしているのかといったら、そうでもないでしょう。
なぜなら、私たちが生きている上で、
最も価値があり、変化を起こすことができるのは「選択」だからです。
巷では、「行動が大事」という言葉が幅を利かせていますが、
目的意識や方向性、現状把握、自分の内面と向き合うことを軽視したまま、
行き当たりばったりで行動したならば、主体性に欠け、
常に外部からの影響や介入に翻弄されてしまいます。
冥王星は、確実に変化を遂げることを強制する星ですが、
私たちが何を望み、何を欲し、何を体験したいか、という根源的な意識にフォーカスを当てない限り、
外側の現実に隕石を墜とすかのように衝撃を与え続けます。
もちろん、内側の現実でも内的紛争や葛藤が起こり続けますが、
冥王星が私たちに求めることは、右往左往したり、他者に依存したり、自分を無下に扱うことではなく、
どのような自分や状況であっても、自分の生命意志を貫くことです。
今回の新月のメッセージは、
足元の現実や取り巻く環境から得られる恩恵や気づきに心を開くことですが、
更に掘り下げれば、
それらをもたらす根源的な流れは、無意識や非物質の領域であることを認め、心を開くことと言えるでしょう。
水瓶座の記号は、2つの波が重なっていますね。
世界に居場所を見出すための可能性を模索するために起こる破壊と再生は、
物質世界を生きるだけでも、内面の世界を生きるだけでもなく、
両側面に意識を向けることが重要であり、冥王星が生と死を司る星である所以です。
無意識の働きに対して無力・非力であるのではなく、受容的であること、
また、自分自身と世界、人生に対して心をオープンにして、力やこだわりを解くことで、
流れを阻害せず、「起こるべくして起こる現実」を受け止めることができます。
今回の新月図では、若干の度数の開きはありますが、
冥王星とドラゴンヘッドを底辺とし、水星を頂点としたヨッド(ヨード)を見出すことができます。
複合アスペクト・ヨッド(ヨード)は、運命や試練、苦労や受難の体験を象徴し、
その体験を理性(水星)によってどのように捉えるのか、ということが鍵です。
今回の新月図では、ドミサイル(最も強い品格/品位)を持つ水星は7ハウスに位置しています。
魚座のASCと土星、海王星が内面に意識を向ける一方で、水
星は他者との対話や信用関係に意識を向けます。
ただ、乙女座の水星は神経質になりやすい傾向や考えすぎ、
外部からの要求に応えようと頑張り過ぎる気質を持ち、
目の前の物事に気を取られやすくなりますので、
冥王星は水星に対して、自我意識・顕在意識に立ち返ることを促すのです。
1ハウス@魚座のパート・オブ・フォーチュン:【等身大の自分を忘れない】
パート・オブ・フォーチュンは、「幸運の在り処」を示す感受点です。
今回の新月図では、1ハウス@魚座16度に位置し、ASCとタイトに重なっています。
水星が行き過ぎた配慮や熟考をする傾向があり、外面の世界に意識を向けやすい中で、
パート・オブ・フォーチュンは、
自分の顕在意識と無意識に「自分を思いやる心」を見出すことを促します。
パート・オブ・フォーチュンは、金星や木星、特に木星のように、外側からの幸運ではなく、
自らの選択によって掴む(見つける)ことができる幸運を意味します。
そのため、今回の新月では、
「私(あなた)」が何を感じ、何を思い、何を求めているのか、を深堀りすることが、
獅子座の太陽の強いエネルギーを月が受け取るプロセスをスムーズにする秘訣となるでしょう。
2024年08月15日:火星と木星のコンジャンクション
獅子座新月と水瓶座満月の間に、火星と木星が双子座でコンジャンクションする日が訪れます。
08月10日に旧暦(太陰太陽暦)の七夕、
08月12日~13日にペルセウス座流星群の極大があり、
お盆前に火星と木星が0度で並びます(重なります)。
火星と木星のコンジャンクションは約2年に1度起こり、
これら2つの星の整列は、地球に「勢い」をもたらします。
ポイントは、木星は双子座でデトリメント(弱体)の品格/品位を持つため、
火星が象徴する行動力をどのようにするかによって、
想定外のトラブルや歯止めの利かない流れを引き起こす恐れがあります。
その一方で、明確な目的や目標、欲求、短期的目標などがあれば、木星の働きを追い風とすることができます。
それでは、火星と木星がコンジャンクションするタイミングのホロスコープを見てみましょう。
火星と木星のコンジャンクション
火星と木星のコンジャンクションの意図
上記のホロスコープでは、火星と木星は1ハウス@双子座に位置しています。
火星と木星の真反対に月が位置し、オポジション(180度)を形成しています。
木星のサインである射手座、また、他者を象徴する7ハウスに月が位置しているため、
他者の言動や振る舞いが気になり、意思疎通を図ろうとする気持ちが強くなります。
それだけでなく、1ハウス@双子座での火星と木星のコンジャンクションは、
内に溜め込むことなく、その場でエネルギーを放出するような、
多動的な気質が高まることで、思ったことをすぐに言い放ってしまったり、
思い立ったらすぐ行動してしまったりと、視野が狭くなり、抽象度が低くなることで、
トラブルや面倒事の火種をいくつも作ってしまう恐れがあります。
このことを象徴し、忠告しているのが、10ハウス@魚座の土星Rです。
MCに10ハウス@魚座に位置していますので、
自分の望みを叶えるためには、
一旦、中にあるものを出し尽くしてから整理する必要があるのかもしれませんが、
能天気さや無神経さで、自分も周囲も傷つけてしまうことは避けるべきです。
金星と土星もほぼオポジションを形成していますので、
複合アスペクト・グランドクロスが形成されていることがわかります。
新月の翌日に水星は逆行を開始し、金星は乙女座にサイン移動します。
金星は乙女座でフォール(下降)の品格/品位を持つこととなり、金星の働きが鈍ります。
4ハウスと重なる乙女座に逆行中の水星が位置し、MCとはポジションを形成していますので、
先ほどお伝えした、「中にあるものを出し尽くして整理する」ということに神経を注ぐことになるでしょう。
その一方で、そういった退屈さや鬱屈とした作業や、理由がはっきりしない苛立ちから、
火星と木星、また、月とのスクエア(90度)の繋がりに刺激されて、
奔放な言動をしたくなる気持ちになる可能性があります。
グランドクロスは、同じ三区分のサインで起こり、
今回のホロスコープでは、
柔軟宮のサインによる強い葛藤や対立、現状突破や現実創造のエネルギーが生まれます。
どこをとっても火種があり、改善の糸口を見出すことができるのですが、
やはり、目を向けるべきはASCと月です。
今回の場合、1ハウスに火星と木星が位置し、
10ハウスの土星からプレッシャーをかけられていることで、
他者(月)に対して過剰な期待を持ったり、過激な言動をしてしまったりします。
加えて、金星もグランドクロスの頂点の1つですので、
自分の好みや都合を優先させたくなりますので、
いかに自制心を持つか、無用なリスクを回避することができるか、ということが重要となります。
一方で、太陽と月、小惑星カイロン/キロンRは、火のグランドトラインを形成しています。
他者との関わり・交流の中でトラブルや争いが生まれる一方、
人と関わるからこそ変化や喜びが生まれます。
その上で、パート・オブ・フォーチュンは9ハウス@水瓶座29度に位置し、
MCとハウス・サインを隔てて見つめ合っている状態です。
これは、私たちが自分の欲求を追求しながらも、求める成長や喜びは、
独り占めするのではなく、他者と分かち合うためにあるということを意識することで、
物事の運びや流れに対して一喜一憂したり、他者に過剰に求めることが軽減されます。
木星は射手座と魚座のルーラーで、射手座には月が位置しています。
心がコロコロ移り変わりやすいため、意識を向けるべきは魚座です。
魚座には土星が位置し、1ハウスの火星と木星の暴走を抑制するだけでなく、
自分にとっての健全、且つ、実現すべきセルフイメージを象徴するMCも位置していますので、
視野を広げることが何よりも重要となります。
夏休み・夏季休暇に加え、お盆の季節は、
気持ちが大きくなりやすくなったり、羽振りが良くなったり、羽目を外し過ぎる時がありますが、
目的意識や理由の無い快楽主義や自分本位性は、後に後悔や面倒事を残すだけです。
楽しいことは生きる上で必要不可欠ですが、不必要な争いや機会損失は選択次第で回避することができます。
是非、気持ちが高ぶるままに行動するのではなく、
常に、「私は何に対して〇〇しようとしているんだろう?」という俯瞰した視点を手放さないでくださいね!
2024年・年間の新月・満月カレンダー
毎月の新月・満月のホロスコープ・リーディングと、
毎月の天体の運行の巡りでは、
年間の新月・満月のスケジュールと、主要な天体の動きをお伝えします。
以下の表は、今年2024年の新月・満月カレンダーです。
約2週間毎に新月・満月が巡ってきますが、
忙しさからすぐにタイミング・日付を忘れてしまいますので、ご活用ください。
2024年の太陽のサイン移動のスケジュール
獅子座新月から約3週間の間、獅子座の季節が続き、
お盆の後に太陽は乙女座へとサイン移動をします。
この頃は、夏の大三角形が綺麗に見えますが、相変わらず暑い日々が続いていると思われます。
そのため、心身ともに疲れが出てきて、
夏バテや身体機能の低下などが顕著に出てきやすくなりますので、
乙女座の季節では心身のケアが重要となるでしょう。
今年の太陽のサイン移動のスケジュールをお伝えします。
- 2024年07月22日:獅子座イングレス
- 2024年08月22日:乙女座イングレス
- 2024年09月22日:天秤座イングレス
- 2024年10月23日:蠍 座イングレス
- 2024年11月22日:射手座イングレス
- 2024年12月21日:山羊座イングレス:冬至
獅子座新月:無意識に意識を向け、現実に心を開こう!
今回は、獅子座新月のホロスコープ・リーディングをお届けしました。
本講座では、単なるマンスリー・リーディングを解説しているだけでなく、
どのようにしてホロスコープを読むことができるか、
という視点で読めるように表現を工夫しています。
トランジットの天体の動きや、ネイタルチャートを読む際の参考になれば幸いです。
獅子座は娯楽やエンターテイメントを象徴するサインですので、
夏季オリンピックにはもってこいの季節と言えるでしょう。
夏の甲子園野球が多くの人々の心を突き動かすのも、
私たちの誰もが内側に獅子座の資質を持っているからです。
今回の獅子座新月では、
無意識からメッセージを受け取り、
「今・この場所」という現実・現状に、どのような恩恵・価値を見出すことができるのか、
ということが強調されています。
「成長曲線」は、
コツコツと積み重ねた成長は、いずれ、突然の急カーブで、臨界点を突破するとされていますよね。
物事が停滞したり、トラブルが後を絶たなかったりすると、
人生と現実を悲観視してしまうものですが、
私たちは人生という持久走を走っていますので、
成果に辿り着くまでは、易々と自分の可能性を見限ってはいけません。
私たちは常に目に見えない働きに後押しされたり、はたまた、足止めをされたりします。
どのような価値観・意識を持つかは自由ですが、
本当に自分のためを思うならば、「最善(必然)が起こっている!」という意識で、
目の前に起こっている現象も、内面で起こっている現実も肯定してしまった方が清々しいはずです。
あなたの太陽は、あなたの内側で輝いています。
その一方で、あなたはその輝ける太陽を雲で覆い隠し、見えなくさせることもできます。
それが意識の力です。
是非、夏の激しい暑さで倒れたりしないように、ご自愛くださいね。
今回も最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございます!
次回の「08月20日水瓶座満月のホロスコープ・リーディング」でお会いしましょう!
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