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2024年06月22日:山羊座満月のホロスコープ・リーディング:自分に優しくなると、世界は優しく迎えてくれる!

「初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座」にようこそ!

いつも記事を読んでいただきまして、本当にありがとうございます。

今回の記事では、

06月22日の山羊座満月のホロスコープ・リーディングの解説をさせていただきます。

今回の山羊座満月は、

前日06月21日に太陽が蟹座に入り、夏至点を迎えた直後の満月です。

夏至点を迎える日は、最も昼の時間が長くなり、

太陽光が地上に降り注ぐ角度が直角(90度)となることで、

地上に太陽のエネルギーが蓄えられるとともに、

地球において、陽の気が極大・ピークを迎えると同時に、

陰の気が高まり始めるタイミングですので、

今回の満月は、パワフルであるとともに、転換期とも言える特別な満月と言えます。

また、半年後の対極の冬至点を意識させる満月でもありますので、

蟹座の季節において、ただ内省的・内向的な意識になるだけでなく、

「光を蓄える」という意識を以って、

これから約2週間の流れを紐解くとともに、

今回の山羊座満月にまつわる天体の働きを解説させていただきます。

夏至点と冬至点は、世界中で儀式が行われるほどに重要な理由は、

天(宇宙)と地(地上)の関わりが一新されるからです。

その関わりは、太陽が太陽系の中心点としての役割を果たすと同時に、

地球に「変化」をもたらす上で、四至のタイミングは、

地球が太陽からの降り注ぐ

生命エネルギーが刷新される転換のタイミングと言えます。

今回の山羊座満月は、夏至のエネルギーを引き継いでいますので、

次の新月までの約14日間と、来年の夏至までの流れの双方に影響を持ちます。

夏至図の記事で、夏至点と、それまでに地上に降り注ぎ、

地中に蓄えられた熱が放出されるまでには

約2ヶ月のタイムラグがある、ということをお伝えしました。

来月は、太陽太陰暦(和暦)でのお盆がありますが、

天体の運行とともに、太陽太陰暦についても理解を深めながら、

自然の流れを知り、また、思い出すことで、

私たちの内面で人生の流れと時代の流れを合流・統合させることが重要です。

日々、私たちが生きていること自体が奇跡ではありますが、

私たちは時間に追われ、思考や理性、論理で1日を忙しく生きています。

山羊座満月は、蟹座の太陽によって山羊座の月が照らされる配置です。

あらゆる負債の思考と思考を振り解くタイミングとして、

山羊座満月からのメッセージを受け取ってください。

それでは、今回も是非、最後までお付き合いくださいね!

以下の記事は、06月の天体の運行を解説した記事です。

また、以下の記事は、先日公開した夏至図のホロスコープ・リーディングの記事です。

是非、このタイミングで読んでいただければと思います。

山羊座満月のメッセージ

まず最初に、ホロスコープの様々な要素は脇に置いて、

今回の山羊座満月図からのメッセージを言語化して、シェアさせていただきます。

「創造性の源泉に還るために、眩い光を仰ぎ、その光の働きを内に下ろしなさい。」

「その光は徐々に内側を明るくし、
 あなたに本質へ至るための変容に向かう勇気を与えてくれるでしょう。」

「そして、変容という通過儀礼は、痛みや苦しみが報われるだけでなく、
 あなたが誰かのために存在している感動へと導いてくれます。」

「この導きの光は、未来のあなたから届けられたギフトです。」

「ですから、心の目を開けて、自分自身の内面に広がる光を感じて
 感じたままの等身大の自分を世界に見せていってください。」

「世界は、あなたの体験が語られる時を待っています。」

抽象的・詩的、そして、感覚的な表現ですが、

これからお届けするホロスコープ・リーディングを読んでいただくと、

心にジーンとくると思います。

それでは、満月図のホロスコープ・リーディングに移る前に、

蟹座と山羊座の意識について触れたいと思います。

蟹座の意識

今回の山羊座満月は、

11ハウス@蟹座の太陽が5ハウス@山羊座の月を照らす配置です。

厳密に言えば、太陽と月が地球を挟んで一直線に並ぶのが満月です。

太陽は、06月20日前後から約1ヶ月をかけて蟹座を運行します。

天体はホロスコープ上を反時計回り(左回り)に周り、

11ハウスの太陽は東の地平線に向かって沈む流れにあります。

逆に、自然の摂理として、

太陽や月、星々は東の地平線から昇り、西の地平線へと沈んでいきます。

ホロスコープは、天文学的(物理学的)な側面と、

概念的(精神的)な側面を併せ持ちますので、

ホロスコープ・リーディングをする場合は、

両方の観点からライツ/ルミナリーズである太陽と月を観ます。

今回の満月の場合、概念上では、

11ハウスの太陽は、精神世界・無意識の領域に向かっていく流れにあるとともに、

水のエレメントである蟹座に位置していることから、

「個の意識」や「個性」よりも、広い視野や博愛の意識が強いと言えます。

それと同時に、現実的な側面では、太陽は10ハウスへと向かっていますので、

蟹座の太陽の意図を受け取ることによって、

水面下で進んでいる事柄が公になることを示しています。

蟹座の根本の性質は、「守ること」や「育むこと」にあります。

人は、自分のための行動する時よりも

他者のための行動の方が、強い動機と活力を抱くと云われています。

これは、「評価されたい」という欲や、「恩を着せたい」という下心というよりは、

誰もが潜在的に持っている、普遍的な心の欲求です。

マズローの五大欲求に加えて、自己超越への欲求や憧れが有名ですが、

11ハウスは、他者貢献のためには、まず自分自身が自立することを促す場所です。

そのため、11ハウス@蟹座の太陽は、

単なる優しさやお節介から他者貢献を志す、というよりは、

現在の自分自身の状態を省みて、分け与えることができることが何か

ということを月に語り掛ける配置と言えます。

蟹座の太陽をネイタルチャートに持つ人は、

この1ヶ月でソーラー・リターン(太陽回帰)を迎えるわけですが、

蟹座の太陽を持つ人だけではなく、

私たちは誰もが蟹座の意識を持っています。

蟹座とは、360度の全方位の中で、

「守りたい対象」とそうではない対象に分け、

心を通い合わせる体験を重視するサインです。

なぜなら、蟹座のルーラーは月であり、月は母性の象徴だからです。

蟹座の意識を自分の中に見つけることは、それほど難しいことではありません。

私たちは誰もが親の元で養育された経験があり、

成長した後は、自分が守りたい人と過ごす体験をし、

実際に子どもを育てている方もいらっしゃるでしょう。

養育は、子どもに限定されるものではなく、

パートナーや仕事の部下、ペット、趣味で繋がった人々も含まれます。

太陽が蟹座を運行する時、

「守るべき人のために何ができるか?」ということとともに、

「自分を労わること」がクローズアップされます。

心(月)は、身体と一心同体ではありますが、身体とは異なり、目に見えません。

ですから、蟹座の太陽によって、内省・内観をすることを促され、

「自分の心に興味を持つ機会」に恵まれます。

今回の満月のように、まずは足元である自分の心を見つめることが、

いつの日も大切であることを蟹座は教えてくれます。

以下の記事は、蟹座を徹底解説した記事です。

振り返りや蟹座の理解を深めるために参考にしてください。

山羊座の意識

山羊座は蟹座と対極のサインで、

山羊座は外や社会、蟹座は内や家庭を象徴しますので、

月のサイクルだけでなく、ホロスコープ・リーディングをする際は、

必ずサインはセットで考えると理解が深まります。

今回の山羊座満月は、山羊座の月が蟹座の太陽に照らされる月相です。

山羊座のエレメントである土は、「寒(Cold)&乾(Dry)」の組み合わせで、

「冷えて分離する」性質を表し、「有限性(物質性)」を象徴します。

冷えて固まることは、「物質化」であり、

「現実化」、そして、「具体化」を表します。

逆に、蟹座のエレメントである水は、「寒(Cold)&湿(Moist)」の組み合わせで、

「冷えて固まる」性質を表し、「流動性(変異性)」を象徴します。

水と土が相性が良いとされる理由は、補完関係にあるからですが、

これは、「形」を持つ存在にとっての話で、ロボットやAIには不要なものです。

山羊座の月は、「厳しさ」や「責任感」を強く掲げる心の在り方を表します。

人の成長過程に当てはめますと、

月の年齢領域は、「他者からの影響・干渉を受け入れること」を一身に受け入れる時期です。

そのため、トランジットの月は、

運行するサインに影響され、心の在り方をコロコロと変えるます。

山羊座の意識は、「堅実さ」や「具体性」、「建設性」を高める作用を持ちます。

これは、山羊座のルーラーが土星であり、物事の結実を成し遂げる働きを持つからです。

月は、山羊座でデトリメント(弱体)の品格/品位を持つため、心の状態としては弱くなります。

言い換えますと、

現実的な目線に意識を向けることに躊躇いを感じたり、弱腰になる、ということです。

逆に、蟹座で満月を迎える時は、感情が優位になることで、

内面に押し込められていた感情を解放することで、

山羊座の太陽の働きにより、現実化が進みやすくなります。

月は心を象徴し、山羊座は現実への取り組む意識を表しますので、

今回の山羊座満月の影響によって、

自分にとって相応しい現実創造とは何か?

これからどのような現実を自分に体験させてあげられるだろうか?

という気持ちが生まれるでしょう。

夏至は冬至とセットであるように、

蟹座は山羊座とセットですし、男性性と女性性もセットです。

蟹座の季節は、現実と内面の関わりを純化するために、

心にある詰まりや滞りをスッキリさせるために、

現実をありのままに捉え、足元から綺麗に整えていくことで、

来月獅子座の季節からの約1ヶ月間が、

「自分自身に誇りに感じる体験」へと、

感情をエネルギーに変えていくことができるでしょう。

そのために、山羊座の意識は、全体像を見据えて、

現状把握と建設的に人生と向き合うことを促してくれますので、

山羊座満月のタイミングを活かして

、「今感じている感情」を味わうことと、

「人生の現在位置」である座標をありのままに受け入れて、

創造性の源泉に立ち返る感覚を取り戻してください。

以下の記事は、山羊座を徹底解説した記事です。

振り返りや山羊の理解を深めるために参考にしてください。

それでは、2024年06月22日の山羊座満月のホロスコープ・リーディングを解説していきます!

2024年06月22日:山羊座満月

今回の満月は、5ハウス@山羊座で起こります。

太陽は蟹座01度、月は山羊座01度でのオポジションで起こる満月は、

5度前ルールを適用しますと、

月は、4ハウスの意識を引き継いでの5ハウスの心(感情)を象徴し、

太陽は、10ハウスの意識を引き継いでの11ハウスの目的意識(未来志向)を象徴します。

そのため、「内と外」や「家庭と社会」という意識を発展した上で、

月は「創造性のエネルギー」を、太陽は「共同体意識」を表していると言えます。

それでは、山羊座満月のホロスコープ・リーディングを進めていきます!

山羊座満月図

乙女座のASC:【ありのままに現実を捉え、人生を歩む意識】

今回の満月図では、ASCは乙女座に位置し、水星がチャートルーラーです。

水星は太陽と04度しか離れていませんので、太陽にコンバストされています。

コンバストとなる水星は、太陽の意識をそのまま採用し、ASCにその意識が投影されます。

乙女座のASCは、未来志向のために、

「現状という土壌を整えようとする意識」を表します。

今回の満月図では、月と冥王星のみが北半球に位置し、

他の8つの天体は東の地平線よりも上に位置しています。

月は「心」を表し、冥王星は「根源的な意識」を表しますが、

ASCは月とはトライン(120度)の関係性を持つとともに、

蟹座の太陽とはセクスタイル(60度)の関係性にあります。

これはアスペクトによる解釈ではなく、

サインの関係性による「座標」的な見方です。

また、乙女座のASCは、牡牛座の火星とトライン(120度)のアスペクトを形成しています。

月が5ハウスで、内的な創造エネルギーに関心を向けていますので、

同じ土サインに位置する火星は、

ASCにとっても、月にとっても、自己探求のエネルギーを持っていますので、

着実な歩みを進めるには、非常に望ましい配置です。

そのため、満月図における乙女座のASCは、

「現実をありのままに捉える意識」を表し、

この意識を活用し、内面(月)と現実(太陽)の調整を行うことで、

心を開き、現状を肯定することが重要であることを伝えています。

5ハウス@山羊座の月:【心を開く勇気と喜びを知る機会を得よう】

山羊座の月は、山羊座に入ったばかりで、

5ハウスのテーマである「自愛」に意識を向けます。

「自愛」とは、単なる娯楽に興じたり、流行に乗るのではなく、

「私にとっての喜びを体感する」という機会を自分に与える、もしくは、そういった体験をすることを自分に許すことを意味します。

月は、心を深堀りすればするほどに、

外界の刺激や干渉を受けることのない、

「純粋欲求」「本願」を守る役割を持ちます。

そのため、5ハウスに月が位置する場合、

特に、山羊座という保守的なサインが関わる場合は、

蟹座の太陽に照らされることで、

内面に深く潜り、健全な心の在り方を探ろうとします。

山羊座の月は、外部に対する要請に応えるべく、

現実的な試みや訴えをこなす心の在り方を表し、

厳しさや忍耐を引き入れる逞しさを持ちます。

ただ、自分の本音を押し殺すことに慣れ、

自分を喜ばせることを怠った場合

、「感度が鈍くなること」や「本音を打ち明けにくい状態」が固定化されてしまいます。

そのため、山羊座の月は、蟹座の太陽に照らされることで、

心の中ですすら、緊張感や遠慮から、

ありのままの自分を受け入れられない状態になりやすいため、

今回の山羊座満月は、自分一人ではリラックスできない時に、

視野を広げて、自分が本来持っている創造性のエネルギーの源泉に立ち返るよう促しています。

促している、という表現をしましたが、

月は山羊座でデトリメント(弱体)の品格/品位を得ますので、

強制的な流れや突発的な作用によって、

自分自身の内面に意識を向けることになるでしょう。

月は太陽とオポジション(180度)、

冥王星とはセミセクスタイル(30度)のアスペクトを形成しますので、外部からの影響は免れません。

ただ、「選択の自由」は私たちにあることを思い出し

「今の私に必要なことを選ぶ」という意識で、

敢えて「影響を受けること」を選択し飲み込まれるのではなく

感化されることによって自分の心に触れることが重要です。

蟹座の太陽と山羊座の月の中間地点は、同じ活動宮のサインである天秤座と魚座です。

今回の山羊座満月では、

パート・オブ・フォーチュンが7ハウス@魚座にあり、

月が位置する山羊座のルーラーである土星が近いこともあって、

「心を許せる相手」からの影響が、月(心)とっての栄養となるでしょう。

「この人から感化されよう」という意思による決定は、

他者の能力や才能を引き出す動機(原因・縁起)になります。

山羊座の月は、他者に甘えられない性分を表しますが、

「運は人が運んでくる」ということを受け入れて、

他者の真心からの言動を有難く受け入れましょう。

そうすることで、乙女座のASCが持つ繊細さから生じる気苦労は労われますし、

山羊座の月は安らぎを感じることで、

蟹座の太陽は自然の流れに乗って、より広い喜びと豊かさの輪に引き入れてくれます。

11ハウス@蟹座の太陽:【安心の心(動機)は安らぎの出来事(未来)を連れて来る】

蟹座の太陽は、蟹座を通して、月の意図を受け取っています。

11ハウスの「公平性」や「博愛」といった目的意識を果たすためには、

個の心に安らぎが生まれることが必要不可欠です。

そのため、蟹座の太陽は、何かを足したり、奪ったりすることで、

欠乏意識を表層的に満たそうとする、または、覆い隠そうとするのではなく、

今ある状態を明らかにしながら、不必要な焦燥感や緊張感、

そして、無価値感を解放することで、

誰もが心で繋がることができることを伝えています。

月を守り、満たし、そして、活かすために、

太陽と月の中間地点(ミッド・ポイント)である7ハウス@魚座のパート・オブ・フォーチュンを活かすことで、

「心を開くこと」が重要であり、

また、心に平穏が訪れることをお伝えしました。

それは、8ハウス@牡羊座にドラゴンヘッドと小惑星カイロン/キロンが位置し、

他者からの影響を受け、自我意識が変容することで、現状が変わるからです。

この意識の変容を受け入れることによって、

個の心の世界に張り巡らされている緊張の糸や蔦(つた)が外れ、

一周回って、固定概念や社会通念から自由になることで、

他者と心から繋がることができることを、11ハウス@蟹座の太陽は伝えています。

そして、変容を受け入れる勇気が、他者を慰め、癒し、肯定する力となることで、

改めて、乙女座のASCが持つ献身的な意識が成長します。

先ほど、他者貢献や社会貢献のためには、

まず自分自身が自立することが必須である、ということをお伝えしたように、

心の中でも、自分自身を受け入れることができなければ、他者を受け入れることはできません。

自分に対しても、他者に対しても、心を開けない場合、

常に身体と心が緊張してしまうとともに、

心を開けないことに対して、罪悪感や無力感を感じてしまうのは自然なことです。

ですから、山羊座が発揮する「堅実性」に対して

、蟹座が持つ「包容性」は、今の心の状態や自分自身との関わり方、

そして、現状に対する解釈に対して、

「ありのままの状態を肯定すること」で、自給自足で、

自分の内面に安らぎを取り戻すことが重要となります。

蟹座の季節は、夏至を越えてから、徐々に陰の気が高まっていくとともに、

次第に季節も冬に向かっていく流れにおいて、

「自分の心を労わること」の重要性を噛み締める期間となるでしょう。

今回の山羊座満月は、「現実の奴隷」ではなく

「現実の創造」のために今の在り方・意識を整えることが重要であり、

それは、少し先の未来で、より善い発展的で、

解放的な出来事のための「種蒔き」であることを伝えています。

7ハウス@魚座の土星:【生かすも殺すも思いやりと意識次第】

今回の満月図では、土星は7ハウスに位置し、

一見すると、他者は厳しい言葉を投げかけて来たり、冷たい対応をする、

というような解釈がされるでしょう。

ですが、山羊座が5ハウスと重なり、月が位置していることと、

パート・オブ・フォーチュンが土星とコンジャンクションしていることから、

「潜在能力を引き出すため」に、他者は「配役を演じてくれる」という解釈ができます。

パート・オブ・フォーチュンは、「幸運の在り処」と呼ばれる感受点で、

パート・オブ・フォーチュンが位置するハウスとサインは、

状況を好転させる鍵を示すと考えられています。

更に、パート・オブ・フォーチュンは魚座11度に位置し、

乙女座11度のASCとオポジション(180度)を形成していますので、

自我意識の発展のためには、

7ハウスが象徴する「他者」の存在を受け入れることが重要であることが示されています。

土星は、めちゃくちゃな要求をするのではなく、

実りのある結果のための要求をするため、

この満月における土星は、無意識の領域の働きかけから、

相対する人の先の未来のための

言葉や行動を示してくれる存在を象徴します。

逆に、自分が他者のための配役を演じるとしたら、

脊髄反射的な慰めや気休めの言葉を差し出すよりも、

じっくりと話を聞いたり、

前提や意味を説明した上で、現実的・客観的な言葉を投げかけることを意図的に選択することで、

他者の顕在意識を揺り動かすとともに、

相手の心に余裕を持たせる意識で関わることで、

土星の「導き」としての働きに応えることになるでしょう。

物事は、

「意識(在り方)」⇒「思考」⇒「感情」⇒「行動」⇒「選択」⇒「結果」という順序で現実化すると云われています。

そのため、一番最初の「意識(在り方)」という起点が、結果という目的地を決めることを、

私たちは常日頃意識する必要があります。

今回の満月図では、土星は無意識を象徴する魚座に位置しているため、

「他者への働きかけのマナー」を定着させるには時間がかかるかもしれません。

ですが、小さな成功法則を体験することで、

無自覚的・無意識的に、より善い振る舞いをすることが可能になりますので、

目の前の人に対して、脊髄反射的に言葉を発する前に、

一呼吸を置いて、対話をじっくりと進めることが重要です。

私たちは様々な制約やルールを守りながら生きています。

「人生は生きているだけで丸儲け」という言葉がありますが、

この境地を感じるためには、

「自力で頑張らなければならない」という意識を外す必要があります。

冥王星が山羊座から水瓶座に完全に時代を移す前に、

「〇〇であるべき」という観念は解放していく必要があります。

土星は、06月30日に逆行を開始し、

冥王星が本格的に水瓶座を運行し始める前に順行に戻ります。

このことからも、私たちがいかに、「〇〇でなければならない」という強迫観念を自覚し、

その観念がどこから来て、その結果どのような現実を体験しているのか、

ということを改めて認識する必要があるのか、ということが強調されていると言えます。

蟹座の季節において、土星が逆行することと合わせて、

今回の山羊座満月は、「生きているだけで自分にOKを出す」という、

自然体の生き方を取り戻すタイミングにすることができます。

周囲のムードが変わっていても、自分だけは変わらない、

もしくは、ムードの変化に気づけないほどに心を閉ざしていては、

人生が単調で、苦行だけになってしまいますから。

ですから、人生は厳しいだけではなく、ちゃんと喜びがあり、

与える機会が与えられたなら、

せっかくですから、真心を乗せて、自分も他者も包み込む意識で生きていきましょう。

6ハウス@水瓶座の冥王星:【問題視する意識を疑うことの重要性】

今回の満月図では、

冥王星は6ハウス@水瓶座でシングルトンの状態にあります。

シングルトンの天体は、その天体の働きが強まるか

もしくは、他の天体の働きによって抑制されるか、に二分されます。

シングルトンの天体は、月と冥王星の他に、10ハウス@双子座の木星です。

逆行中の冥王星は、

太陽とはクインカンクス/インコンジャンクト(150度)のアスペクトを形成しています。

このアスペクトは、水瓶座と蟹座が、

二区分・三区分・四区分のすべての区分において共通項が無いことを意味しています。

本講座では、冥王星は「太陽の裏の顔」と表現していますが、

太陽意識を成り立たせるためには、

死角からの影響を受け入れる覚悟が必要であることを意味していますので、

今回の太陽と冥王星の関係性は、望ましい関係性の側面を持ちます。

現代占星術では、11ハウスと水瓶座が親和性が高い、

もしくは、同等の象意を持つとする見方がありますし、

冥王星は水瓶座でイグザルテーション(高揚)の品格/品位を持つとする見方があります。

そのため、影響力が強く、逆行中の冥王星は、

目的を遂げるために、解放感や自由を求める11ハウスの太陽に対して、

逆境や拘束的な体験や意識をもたらす立場と言えます。

今回の満月図では、

アヴァージョンの場所である(2)・6・8・12ハウスのうち、

冥王星のみが、天体としてアヴァージョンのハウスに位置しています。

8ハウスにはドラゴンヘッドと小惑星カイロン/キロンが位置していますが、

主要10天体の働きや影響とイコールではありません。

アヴァージョンの6ハウスは、労働や健康、義務、献身性などをテーマとしますので、

水瓶座の冥王星は、

個人的な規模で言えば、働き方や健康状態に関しての「価値観の刷新」を、

社会全体で言えば、法の整備や利権の崩壊などを暗示します。

冥王星も6ハウスも、強制的な要請に応えることを求める上、

冥王星は逆行中であるため、じっくりと時間をかけて、

「何が根本原因なのか?」ということを自覚するだけでなく、

実際に現状を改善させるまで、その影響を止めることはないことが考えられます。

太陽に対する冥王星の働きかけは、

「感情(心)を疎かにしていないか?」や

「軽視していることは無いか?」という根本的な問いかけです。

太陽は、11ハウスと蟹座の組み合わせによって、

「広い視野」と「深い懐」を体験することを目的意識にしていますが、

その意識の実践と体現に取りこぼしが無いように、

身の回りの状況をしっかりと見るよう促しています

冥王星が位置する水瓶座は、

7ハウスの土星と、9ハウスの天王星がルーラーです。

6ハウスの象意を鑑みた時、

土星の方が、冥王星の太陽への働きかけに対して影響力があります。

なぜなら、天王星は牡牛座でフォール(下降)の品格/品位の状態にあり、

9ハウスの象意である「個人の探求心の追求」よりも、

7ハウス@魚座に位置する土星が、ASCが位置する乙女座と向かい合っていることで、

「現実的に取り組むべき意識」を指し示しているからです。

山羊座の満月図における冥王星は、

土星の働きかけを受け入れることを促すとともに、

月に対しては、「自分に素直になること」を促すとともに、

太陽に対しては、「現実をありのままに見ること」を促しています。

山羊座と蟹座は、いい意味でも悪い意味でも、

偏見が強く、保守的な意識を持っているため、

反発する意識を取り入れる度量を以ってこそ、

蟹座の太陽の目的意識と、山羊座の月の包容性と堅実性が成就します。

そして、偏見を外すには、やはり、「自分を健全に疑う」ということが必要です。

これは、周囲や他者、社会に迎合する、ということではなく、

客観的に自分を含めた状況を捉え直すことを意味します。

「疑いや批判は悪い意識・行為」という価値観や信念(思い込み)こそ、

私たちから可能性や発展の機会を奪うのですから。

10ハウス@双子座の木星&MC:【今の意識が未来という現実を創る】

木星はMCに最も近いため、カルミネート天体と考えることができます。

MCに到達しようとする木星は、双子座でデトリメント(弱体)の品格/品位を持ちます。

木星が来年2025年06月10日から蟹座を運行するまで、この品格/品位は続きます。

木星が双子座で品格/品位を落すということや、

木星がベネフィック(吉星)ということに関係なく、

木星は「遠心力」によって物事を拡大させます。

拡大を違う角度から見ると、「攪拌(かくはん)」となるため、

「玉石混合」という昔からある諺を肝に銘じて、

双子座の意識と象意を捉えることが必要になります。

今回の満月図では、

双子座の木星はMCと最も近く、10ハウスに位置していることで、

双子座の意識・エネルギーである「情報」や「対話」に、

「明らかさ」と「強い影響力」を持つことを示しています。

これは、6ハウスの冥王星が強調し、

太陽と月の中間地点に位置する、

7ハウスの土星とパート・オブ・フォーチュンを暗に指し示しています。

アンギュラー・ハウスである1・4・7・10ハウスのうち、

天体が位置しているハウスは、7ハウスと10ハウスのみです。

木星が位置している双子座と10ハウスに対して、

土星とパート・オブ・フォーチュンが位置している魚座と7ハウスは90度の関係にあります。

つまるところ、「望ましい繋がり」や「明らかになる情報」は

土星が象徴する「厳しい経験」を経ることが無ければ手に入らない、ということを示しています。

これは、月と太陽のオポジション(180度)の関係性と、

ASCとパート・オブ・フォーチュンのオポジションが物語っています。

その上、8ハウスのドラゴンヘッドと2ハウスのドラゴンテイルの対極軸を踏まえると、

「自分の思い通りに事が進まないこと」を起点として

軌道修正を行う過程で「導き手」としての他者との対話・関わりを通して

葛藤や意識の変容を受け入れることが必要になります。

小難しいことを語りましたが、

結局は、「向かってくる現実(未来)に対して肯定的な態度を示して、現実(未来)を受け入れること」が、

誰にとっても重要である、ということです。

双子座でデトリメントの品格/品位となるとはいえ、

木星は10天体の中では「大吉星」と見なされる天体です。

共通認識や流行の中に遠回りをして辿り着くことになる、

内面で問いかけ続けてきた(通過点としての)答えが私たちを待っていることを、

木星は教えてくれています。

ですから、様々な場面で葛藤や焦燥感を抱くことになっても、

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではありませんが、

時間は常に進み、物事は変わっていきます。

ですから、どんな状況にあっても、

必ず状況は好転することを思い出して、

現実を苦しいだけとせず、かと言って、能天気な意識ではなく、

「最後には必ず落ち着く」という意識で、日常の選択・決断をしてください。

これは、11ハウス@蟹座の太陽が示す、

「誰もが求める安らぎ」の獲得と同様に、

その境地に至るためには、「今の意識(在り方)」として

足元の現実で安らぎを感じさせてくれるものを明らかにし認めることが

現実創造・未来創造の鍵であることを示しています。

本講座では、

MC「最善のセルフイメージ」「望ましい目標」という風に表現していますが、

木星がMCとコンジャンクションしていることで、

私たちが「動機(起点)として持っている普段の意識」が、物事の行く末を決めるため、

山羊座満月では、「望ましい気持ち」や「安らぎ」を求める心を肯定し

人生と現実に対して心を開くことが何より重要であることを伝えているのです。

ネイタルチャートでは、どのハウスで新月が起こる?

ネイタルチャートとトランジットの天体を重ね、

山羊座満月をどのように捉えるか、という視点で

ご自身のネイタルチャートをリーディングしていただくために、

ハウス別に山羊座満月の特徴をお伝えします。

本記事では、ホールサイン・ハウスシステムを採用していますので、

「ハウス=サイン」の組み合わせですので、

山羊座が重なるハウスで起きる満月が、

あなたにどのようなメッセージを持つか、という見方をします。

あくまで、ハウス基準で見た簡易的なリーディングですので、

詳しくは、ご自身でネイタルチャートとトランジットの二重円のホロスコープでご確認ください。

1ハウス@山羊座

1ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が1ハウスに位置し、太陽が7ハウスに位置するため、

「他者の心」に感化される出来事や場面に遭遇し、心境の変化が起こることを暗示します。

太陽が1ハウス、月が7ハウスに位置する時、

対人関係において、

主体(自我・エゴ)と客体(他者の自我/エゴ)の双方向の関係性によって、

自我意識が広がりを持つ可能性が生まれるからです。

土星とパート・オブ・フォーチュンは3ハウスに位置しますので、

「言葉」や「情報」の影響を受け入れるか、

が心境の変化を望ましい方向に導いてくれると言えます。

そして、木星とMCは6ハウスに位置しますので

、周囲の人や環境に「気づき」と「発展の鍵」があることを示しています。

あなたの堅実的な眼差しは、直線的で、

一切の妥協を許さないからこそ実現力と影響力を持つかもしれません。

ですが、あなたの心に余裕と安らぎが足りない時は、

是非、心のガードを下ろす勇気を持ってください。

そして、あなたを含め、誰もが、

「人と繋がることの喜び」と「人との間で生まれる葛藤」の両側面のうち、

葛藤や摩擦を不安視しています。

ですから、誰もが同じ気持ちを抱く、という現実を体験的に知って、

緊張を緩め、心を開くことで、ご自身の内面の変化を感じてください。

それは、これまで見過ごしていた「味方」や「喜び」の発掘に繋がっていくでしょうから。

2ハウス@山羊座

2ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が2ハウスに位置し、太陽が8ハウスに位置するため、

自分自身の能力と才能が開花するのは、

他者との深い関わりがトリガーになることを示します。

8ハウスに太陽が、2ハウスに月が位置している時、

体感や五感を伴った出来事には、他者の影響や干渉が伴うからです。

土星とパート・オブ・フォーチュンは4ハウスに位置しますので、

居心地の良い環境と住まい、または、家族や先祖との関わりが、

支援的な後ろ盾になることが暗示されています。

そして、木星とMCは7ハウスに位置しますので

、「信用関係」を築く機会、つまり、社会的な繋がりを持つ他者との関係性によって、

潜在的な能力と才能が引き出され、

その時の感動や成功体験がその後の流れを加速させるでしょう。

私たちには、「受け取る自由」がある一方で、「与える自由」があります。

それは他者も同じで、私たちは「個の存在」である以上、

「対立と補完」の構造(二元性の原理)から逃れることはできません。

であるならば、互いの能力や才能を活かし合う方が、

建設的な現実を創造し、自立と共創を両立させていくことに、

生き甲斐や生きている実感を感じられるはずです。

ですから、他者から注目を浴びたり、頼まれ事をされる時は、

「自分を活かすチャンス」が訪れた、という風に解釈してください。

人は、決して自分のことを100%知り尽くしているわけではありません。

むしろ、分からないからこそ、他者とともに教え合っていくのですから。

3ハウス@山羊座

3ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が3ハウスに位置し、太陽が9ハウスに位置するため、

知的好奇心や知的探求心を高める時、他者から教えを享受する機会に恵まれることを暗示します。

表層的な比較ではなく、事実として、9ハウスが象徴する専門性や探求心は、

3ハウスが象徴する普遍的な知識や知的好奇心よりも、

高度で、且つ、関心度が高いことは事実です。

そのため、9ハウスの太陽に照らされる3ハウスの月は、

真理や叡智を受け取ることによって、普段の生活に多くの恩恵があることを発見します。

また、ネイタルチャートの月が3ハウスに位置する場合、月はジョイの状態となり、

真理や叡智に対して心を開くことによって、人生が拓けていく、という要素を持ちます。

土星とパート・オブ・フォーチュンは5ハウスに位置しますので、

自分の探求心を満たすためには、相応の準備や環境を整えることが必要であり、

加えて、自分自身に対する興味と責任を持つことが重要であることを示します。

そして、木星とMCは8ハウスに位置しますので、

これまでの価値基準や信念に固執せず、

また、恐怖心や不安によって、学びを止めてしまわないことが必要です。

なぜなら、8ハウスは「自我意識の喪失と再生」がテーマであり、

これまでになかった概念を受け入れることは、

月(心)やASC(自我意識)にとってリスクだからです。

ですが、体内では毎日細胞が生まれ変わり続けていますし、

「昨日の私」が「今日の私」と同一の状態であり続けることはありません。

それならば、「昨日の自分に勝つ」という強迫観念的な信念ではなく、

「今日成せる事を体験する私」を更新し続けることの方が、何倍も清々しく、

穏やかな気持ちで自分自身と現実に向き合えるのではないでしょうか?

月は「変わらないこと」を望む一方で、

「本当に望むもののために変わること」を成就させようとする、相反する機能を象徴します。

照らされることで得る真理や叡智を、ただ深遠な闇へ預けてしまうのではなく、

今後の人生に活かし、より善い人生を創造するために活かそうとする意識で、目の前の現実を見つめてください。

4ハウス@山羊座

4ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が4ハウスに位置し、太陽が10ハウスに位置するため、

深層心理に光が差し込み、内なる欲求や願望、純粋性が引き出されることを暗示します。

4ハウスは天底、10ハウスは天頂に対応し、

月がホロスコープの最下部に位置し、太陽の光を受け取ることで、

心の中や無意識が温められ、底を打つような感覚を合図に、目を開けて、

心の世界という海から顔を出すように突き動かされるような配置だからです。

土星とパート・オブ・フォーチュンは6ハウスに位置しますので、あ

る種の「責任」や「義務」といった、役割や立場によって引き出される能力や才能の他、

自分の感覚や感性が、周囲の人々や環境から引き出されることを示します。

ふとした時に、

「これはどういう意味だろう?」や「私から何を引き出そうとしているのだろう?」という風に、

いつもとは違う感覚や問いかけを抱く時、あなたは「世界と繋がる体験」をするでしょう。

そして、木星とMCは9ハウスに位置しますので、

外部からの刺激や影響から、促されるままに、

または、求められるままに始めたことや気になったことが、

後々自分自身の探求心や情熱に火をつけ、

高い視点で自分自身と状況を捉えられることを示しています。

人生には波があると云われますが、その波の大小に関わらず、

波に打たれ続けるのか、それとも、波を割って進もうとするのか、

はたまた、波が沈むまで待つのかは、その時々の状況に依りますし、

選択は私たちの自由です。

ですが、波がどこからやって来て、

波を起こしているのは何なのか?という好奇心や向学心は、

私たちの内面との対話と同様に、世界との対話になります。

ですから、現状を明らかに観ることを喜ばしいと感じられる時、

必ずと言っていいほど、あなたは恩恵を得てもいいのだと、自分自身を祝福してください。

そして、個人の体験は真実として、他者に語ることができ、

その他者もまた、自分自身と世界との対話によって、自分だけの真実に辿り着きます。

心は、私たちにとっての「聖域」ですが、

私たちは普段、庭先や玄関までしか立ち入っていません。

誰かに照らされるべき存在であり続けるのではなく、

自分の中の聖域の中心部へと向かい、

自分と世界を感じる時間を設ける大切さを体験してください。

5ハウス@山羊座

5ハウスで起こるトランジットの満月は、今回の山羊座満月図と同じ配置です。

そこで、ネイタルの天体とのアスペクトやサインの関係性に注目してください。

すべてのサインとハウスの解説は控えますが、

蟹座の太陽と山羊座の月に対して、

ネイタルの太陽と月は、どのような関係性やアスペクトを持っているでしょうか?

また、土星とパート・オブ・フォーチュンは7ハウスに位置しますが、

7ハウスには天体が位置しているでしょうか?

導き手となる人の要素が示されるかもしれませんし、

信用関係を築く上で、特徴的な天体の意図が示されているかもしれません。

そして、木星とMCは10ハウスに位置しますが、

あなたのネイタルの木星とは、どのような関係性やアスペクトを持つでしょうか?

また、MCは9~11ハウスのどのハウスに位置しているでしょうか?

トランジットの満月のMCは短期的な影響を持ちますが、

ネイタルチャートのMCは生涯を通して影響力を持ち続けます。

そのため、トランジットのMCの「完了」や「解放」の意識を活用することで、

ネイタルのMCにブーストがかかるとしたら、

どのような意識やエネルギーが供給されるでしょうか?

本記事では、詳しくホロスコープ・リーディングをしていますので、

是非、ご自身のネイタルチャートと重ねてリーディングをしてみてください。

6ハウス@山羊座

6ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が6ハウスに位置し、太陽が12ハウスに位置するため、

「閉塞感」や「疎外感」が完全に晴れることはなく、

満月が持つ「完了」や「解放」の意識やエネルギーが、

現実的な出来事や事象としてではなく、

内的な意識やエネルギーの切り替わりとして現れることを暗示しています。

なぜなら、6ハウスと12ハウスはアヴァージョンのハウスであり、

現実の状況に囚われる月(6ハウス)は、

精神世界からの光や導きとしての太陽(12ハウス)によって、

内的な真理や叡智、気づきを得る配置だからです。

そのため、6ハウス – 12ハウスの対極軸における満月は、

ネイタルチャートに対して、分かり難い影響を持ちます。

土星とパート・オブ・フォーチュンは8ハウスに位置しますので、

太陽と月のアヴァージョンのハウスの象意に輪をかけて、

水面下で進行する変化・変容が訪れることを示しています。

アヴァージョンのハウスに重要な天体が位置する時、

「人生のシナリオ」が進んでいて、

思わぬ時にその状況が目の前にはだかり、

簡単には抜け出せない状況を暗示します。

土星は8ハウスのハウスルーラーであるため、

「変容の完了」が済むまでは逃してはくれないのです。

満月の配置もそうですが、

土星の8ハウスの位置に対しては、

「夜が明けるのを待つスタンス」が健全、且つ、安心です。

そして、木星とMCは11ハウスに位置しますので、

「必ず夜は明ける」という展望を持つことと、

その展望に見合った現実が後からついてくることを示します。

アヴァージョンのハウスでの満月の配置は、

「終わりが見えない感覚」で、心細いのですが、

トランジットの満月の影響は直に過ぎていきますので、

内省や内観はほどほどに、

目の前の現実に対して、過剰に反応しないことの方が大切です。

人生は、未来から現実を送り出してきます。

ただ、私たちがすべきことは、「今」という意識を自分の意思で決めることです。

「理想と現実のギャップ」としての逃避的な意識・発想ではなく、

「今、最善の現実を創造するためにこの意識で過ごす」というスタンスが、

あなたをより早く安らぎへと出会わせてくれます。

7ハウス@山羊座

7ハウスで起こるトランジットの満月は、

7月がハウスに位置し、太陽が1ハウスに位置するため、

1ハウスの月と7ハウスの太陽とは真逆の配置ですが、

立場が変わっても、「他者への影響力を持つこと」という根本原理は変わりません。

そのため、他者に向けている厳しさや優しさを、

自分自身が受け取った場合にどのような気持ちになるか、ということを考えることが、

山羊座満月のメッセージと言えるでしょう。

土星とパート・オブ・フォーチュンは9ハウスに位置しますので、

「自己理解」を深める中で、様々な気づきが得られることを暗示しています。

9ハウスの象徴として、専門性や高等教育の他、哲学や宗教、法律など、

様々な分野での向学心や探求心がありますが、

これらの最高位にある概念は、「真理」や「叡智」です。

そのため、7ハウスの月と1ハウスの太陽は、

9ハウスが象徴する真理や叡智が、私たちを包み込み、

日常のあらゆる場面に通っていることに気づくことが、

人生と日々の生活において重要であり、

その気づきを得ることで、世界観が一変することを示しています。

ただ、このような気づきは、何もせずに空を眺めていて降ってくるようなものではなく、

何かに集中し、時間だけでなく、

自我意識の産物である思考と感情を超える時に得られるものです。

そして、木星とMCは11ハウスに位置しますので、

自分が体感した真理や叡智の一端は、

「媒体」としての役割を担ったその時の自分を成就させるために、

世のため人のために使うことが求められます。

このようなことは、言葉で表現することが難しく、

また、既に言葉で知っていたとしても、

思考と感情を超える瞬間を迎えるまでは荒唐無稽の概念でしかありません。

ですから、あなたの目の前に現れて来る出来事や、遭遇する人々との関わり、

そして、自分自身の心の在り方を期待や不安を持たずに、観察することを続けてください。

執着や期待、またその反対の、

恐怖心や欠乏意識は、真理や叡智から自分を遠ざけるだけですので、

「自分にとっての最善の現実が訪れる」という意識を持ったなら、

目の前の現実を丁寧に、また、淡々と生きることが重要です。

空想や妄想によって、私たちが現実を曲解・誤解していることに気づく時、

心は晴れ渡り、その意識・在り方に呼応して、あなたと関わる人の印象も変わるはずですから。

8ハウス@山羊座

8ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が8ハウスに位置し、太陽が2ハウスに位置するため、

2ハウスの月と8ハウスの太陽とは真逆の配置になり、

「意識の変容する役割や立場」をより強く、深く実感する配置と言えます。

8ハウスの月は、アヴァージョンに位置することで、

必ず影響をもたらす存在がいることで、

一人きりで変容を体験することはありませんが、

当事者意識が強くなることに変わりはありません。

また、2ハウスの太陽から照らされるということは、

現実的な物事に触発されることで、内的な変容が引き起こされることを意味しますので、

「転機の到来」が分かりやすい形で訪れることを暗示します。

土星とパート・オブ・フォーチュンは10ハウスに位置しますので、

この「転機」は必然的に訪れるもので、

自分自身の心に自由と責任を持つことで、

より善い自分自身に生まれ変わることを意味しています。

そして、木星とMCは12ハウスに位置しますので、

「自分の知らない部分を体験すること」をアップデートし続けることで人生が展開し、

変容の体験によって、2ハウスの太陽が持つ物質的・現実的な能力や才能が与えられることを示しています。

実際にそのような流れを辿るには時間がかかりますし、

アヴァージョンのハウスの天体の働きは、形や結果を伴わず、

内的な気づきや充足感の体験で完了してしまうこともあります。

ですが、物質性は有限であり、

物や形に対する執着や期待を最初から求める余裕が無いことで、

また、刹那的な渇望と絶望、そして、願望が取り上げられることで、

「無償の愛」や「無形の愛」として、

心の在り方を整えることに強い関心を持ち、

他者への影響力を見越して、自分の意識・在り方に責任を持つことに繋がるでしょう。

そうすることで、低次的な自我意識の欲求では実現できない目標が、自力を抜くことで、

自然と達成できる流れに乗ることができます。

ですから、力を抜いて、流れに身も心も任せつつ、

「何が起こっても大丈夫」という「大安心(だいあんじん)」の境地を灯台の光としてください。

その光は、どこか遠い未来からあなたを照らすのではなく、

あなたが今光を発することで、未来に明かりが灯り、

あなたがご自分を照らし、導くのです。

9ハウス@山羊座

9ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が9ハウスに位置し、太陽が3ハウスに位置するため、

月が3ハウス、太陽が9ハウスの配置とは真逆の配置です。

3ハウス – 9ハウスに共通することは、

「真理の在り処」が近い場所(3ハウス)にあるか、遠い場所(3ハウス)にあるか、

という違いとともに、学びの深さや没入感です。

9ハウスに位置する月は、深遠な真理へと自分の心を解き放つことで、

「世界との融合」の境地に至るために、

広い世界を体験しようとする向学心を象徴します。

逆に、3ハウスの太陽は、仰々しい概念や専門的な知識を用いることなく、

普段の生活の中に、「普遍的な法則」や「自然界からの恩恵」を見出すことが、

実用的でありながら、且つ、精神的な充足感が生まれることを象徴します。

これら2つは対立するものではなく、本来的には同一のものです。

ただ、意識や役割、立場の違いによって、

「真理の捉え方」や「真理の出会い方」が異なるだけです。

月が9ハウスに位置する場合、

心惹かれるままに、学びを深める流れに委ね、

そして、日常の生活に戻り、

「生きていることの不思議・当たり前」に感謝の念と畏敬の念を持ち、

自分という存在を労わる気持ちを抱くことができれば、素晴らしい探求になるでしょう。

土星とパート・オブ・フォーチュンは11ハウスに位置しますので、

月が得ることになる「安らぎ」は、他者が心の底から求めているものですので、

その安らぎを分かち合うことが重要です。

そういった場合、損得勘定やGive&Takeのような精神を超えて、

「無償で届けたい」という気持ちになるものです。

そして、木星とMCは1ハウスに位置しますので、

そのような「慈しみの意識」を目指す過程に、

9ハウスに向かう探求心(月)と、

3ハウスの日常を照らす生命意志(太陽)の補完が成就することを示しています。

9ハウスと3ハウスは、真理の導きに沿って生きることで、

自然と存在感としての影響力を持つ智恵が授けられる可能性を秘めています。

ですから、「今日という日」と「今という今」に感じられる、あらゆる奇跡を見つけ、

些細なことから驚くような発見まで、

日常と人生に数えきれない幸せがあることを発見して、

あなた自身を喜ばせてあげてください。

その自愛は、他愛となり、慈愛となりますから。

10ハウス@山羊座

1ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が10ハウスに位置し、太陽が4ハウスに位置するため、

外界からの影響や刺激に晒されることで、喜びも痛みも得ることになり、

どのような感情も経験値として蓄積・還元されることを示しています。

10ハウスは最も光を浴びる場所ですので、

受容体である月(心)が最も高い場所にある時、四方八方から刺激を受けることになります。

占星術において、月は「最も傷を請け負う役割」を担い、

その役割には終わりがありません。

ただ、究極的な概念として、「太陽と月の統合」があります。

この概念は体験者さえも言語化が難しいとされているのですが、

シンプルな言葉で言えば、「どこにいても、自分らしさが求められる意識状態」です。

言葉を変えますと、「無敵状態」や「無双状態」となりますが、

本講座での言葉で表現するならば、

自己理解と自己信頼が進み、自己肯定が十分にされることで、

自分の内面をすべてが受容され、外的な影響や干渉に負けこむのではなく、

逆に、「存在としての影響力を持っている状態」となります。

こういった場合、「内=外」や「自分=世界」となり、

現実創造の原理を体感的に腑に落とし、

自らの行動の自由と責任をすべて請け負うことができるため、

物事を頑張らずに(我を張らずに)に体験し尽くすことができるのです。

土星とパート・オブ・フォーチュンは12ハウスに位置しますので、

土星はジョイの状態となり、

真心や誠実さを世界に向けることで、

目に見えない導きがあらゆる場面から差し出されることを意味します。

そして、木星とMCは2ハウスに位置しますので、

自分の意識次第で、目に見える形で意識の投影が実現し、

その意識を自由自在に扱う「天才性」とも呼べる、

自然的で、且つ、超越的な現実創造が成就することが示されています。

少し大げさな表現をしましたが、

太陽がホロスコープの最下部に位置し、

対極の天頂に月が位置することで生じるエネルギーは、

それだけ、心の在り方により、存在としての影響の強さが反映される、ということです。

「素直さ」や「誠実さ」を、まず自分自身に向けて持ち、

同じように、他者や世界に向けることで、

「誇らしい自分」によって、世界と繋がることができる、ということを忘れないでください。

11ハウス@山羊座

11ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が11ハウスに位置し、太陽が5ハウスに位置するため、

今回の山羊座満月とは反対の配置となります。

月は、心や(個人の)無意識の他、「大衆心理」を象徴します。

それは、誰もが心と感情を持ち、

物事に対して反応する「原型」を備えているからに他なりません。

5ハウスの太陽は、蟹座に位置していることで、

「自分と心地の良い関係性」を持つことを目的としています。

そうしますと、「大衆心理」や「流行」に意識が向いている状態から、

「自分の本音」に意識を向けるのが、今回の山羊座満月と言えます。

現実は、私たちが他者と共通で成り立たせている「重なり合う部分」だけではなく、

自分だけが観ている「個人的な体験」の両方があってこそ成り立ちます。

とはいえ、私たち全員が現実を網羅することはできませんから、

必然的に、「個人的な体験」が占める割合の方が大きくなります。

そのため、今回の山羊座満月によって、

既成概念や社会通念に染まった自我意識を洗うような、

「本質への回帰」として、

自分の心根に意識を向けることが重要なテーマとなるでしょう。

土星とパート・オブ・フォーチュンは1ハウスに位置しますので、

やはり、「自分にとって重要な事柄に向き合うこと」が重要となります。

これは、「自分の成長にとっては痛みが生じる」だとか、

「自分の苦手意識やトラウマ、コンプレックスを刺激する」というような事柄が、

「過去の自分に勝つ」という意識ではなく、

「そうなる運命だった」という悲観的な解釈で終わらせず、

「通過点としての運命を受け入れる」という肯定的な解釈を持つことで、

心の成熟と意識の進化が進んでいきます。

そして、結果的に「シャドウ」や「陰」と見なされる過去の事柄が全て、

「今の私になるための布石」として存在した、

という人生の伏線回収が行われるでしょう。

そして、木星とMCは3ハウスに位置しますので、

「あれほど難しいと思い込んでいた」や「身構えるほどのことではなかった」という境地になり、

体験を言葉にすると、シンプルな表現に落ち着き、

共感される体験が待っていることを示します。

それは、誰かにとっての「過去」を、「今のあなた」が昇華した、

または、「誰かのとっての未来」が、「今のあなた」である、

という鏡合わせの人の繋がりを意味します。

ですから、あなたは今を生きることにあらゆる感情を味わうことで、

後々、「あなたの体験が共有されることを待っている人」のための他者貢献になります。

そして、「誰かに伝わる」という体験を経ることで、

あなたはあなただけの創造性の源泉に繋がることができるのです。

12ハウス@山羊座

12ハウスで起こるトランジットの満月は、

月が6ハウスに位置し、太陽が12ハウスに位置するため、

6ハウスの月と12ハウスの太陽で起こる満月とは逆の配置となりますが、

月は6ハウスよりも12ハウスに位置する場合の方が、「心の置き所」が不安定になります。

これは心(月)が、地に足のつかない、無意識の領域(12ハウス)に位置するためです。

特に、女性天体である月・金星・海王星が12ハウスに位置する時、

現実から遊離してしまい、想定外の行動に出てしまう、

もしくは、流されやすくなる、といった状況が起こりやすくなります。

そこで、目に見えない働きに翻弄されてしまう時は、

「現実と繋がる」ということが重要です。

蟹座の太陽は、現実の出来事に集中することで、

山羊座の月が抱える不安を軽減させる道標となります。

土星とパート・オブ・フォーチュンは2ハウスに位置しますので、

ここでもまた、身体性や物質性に意識を持つことが、

非現実的な感覚を地に降ろす助けになります。

特に、自分の存在価値を卑下、または、軽視してしまうような気分や感覚の時は、

「身体を感じること」が最も重要です。

食事を丁寧に頂くこと、運動をすること、質の良い睡眠を取ることは、

どんなアスリートであっても、どんな不健康な人であっても、

絶対的な開運・健康方法であることに違いはありません。

そして、木星とMCは4ハウスに位置しますので、

無理に内省・内観をするのではなく

、「心地の良い状態」を出来る限り長続きさせることが重要です。

家や家族の他、あなたのルーツを感じさせる場所や物、事柄が、

あなたの浮遊する意識に錨をつけてくれます。

山羊座と蟹座は、相性としては抜群なのですが、

それは、対立性と補完性のふり幅がどちらも強いため、

どちらかが不安定になると、もう一方は過剰に感じてしまいます。

そのため、中間地点である2ハウスが象徴する、物質性・身体性を重要視し、

敢えて、意識の状態が整うまで、翻弄されないように、

不安定な心の訴えは聞き流すことが得策です。

12ハウスほど、理解が難しく、コントロールの利かない場所はありません。

その上、月(心)は手懐けたり、強制することが悪手になりますので、

月(心)傷つけないように、遠回りをしながらケアをすることが重要です。

まとめ:山羊座満月は自分の創造性を外から発見するタイミング!

今回は、山羊座満月のホロスコープ・リーディングをお届けしました!

蟹座 – 山羊座のラインで起こる満月は、

太陽の光が蟹座の意識となって地球に浸透し

地球の影を上回るほどの太陽の光が山羊座の月に降り注がれることで

ジワジワと、私たちの内面に固定化された観念を融かしていきます

満月は「瞬間」であり、「タイミング」ですが、

前後の流れがあると同時に、ネイタルチャートの天体の配置、

そして、現実で流れる時間の経過(物事の変化)などと連動して、

満月の影響はあらゆる場面・方面で出て来るでしょう。

私たちは毎月、新月と満月を体験し、四半期毎に四至を経験し、

1年を経て、太陽の生まれ変わりが変わると同時に、

私たちも物質的・精神的な生まれ変わりを経験します。

今回の山羊座満月は、「外部から受け取り、常習化された心の在り方」を和らげ

本質的な意識の在り方に立ち返る転機となるでしょう。

なぜなら、前日に夏至を迎え、

太陽が徐々に陰の気を増していく季節の到来を知らせるとともに、

内的な自分と外に見せている自分とのバランスを取る上で、

やはり、充実させる順序は、内面であることを伝えているからです。

山羊座と土星は、ともに「全体を把握する」という前提を基に、堅実的な働きかけを行い、

実際的に、私たちはその作用を受け取ることで、社会を成り立たせています。

とはいえ、社会や集団は、個の集まりですので、

人の心を一律に扱ったり、平均的で、無難な自分を演じることにエネルギーを消費してしまっては、

時間がいくらあっても足りません。

今回の山羊座満月のメッセージを受け取ることで、

あなたはご自身にどんな言葉を語り掛けたくなりましたか?

あなたが最も愛すべき人が、あなた自身でいいということに気づき、

この意識を受け入れることができたでしょうか?

すぐに受け入れることができなくても、

徐々に自分を喜ばせることが自愛であり、

自愛が他者を受容する創造性のエネルギーの源泉であることを

時間をかけて発見していってください。

私たちが自分自身を愛することに臆病になったり、拒否反応を抱く時、

私たちの人生はまだまだ伸び代がある、というお知らせでもあります。

あなたの感情は、あなたの意志で生まれるものではなく、

他者や周囲、社会や世界との関係性の中で生まれるものです。

思考や感情は、実は、本質的な意識の手前で漂う雲のようなもので、

絶対的に、あなた自身ではありません。

是非、あなたの内的世界に漂う雲を味わい、

昇華することで見えて来る景色を、思う存分に味わってください。

そして、心が晴れ渡ることで浮かび上がってくる、

「人生で体験したこと」に思いを馳せ、

あなたは人生を観察するだけでなく、

「現実を創造する意識を持っていること」に対する確信度を高めていってください。

あなたがご自身と和解し、世界と和解できている間、

あらゆるものが優しく感じられるでしょう。

世界が厳しく感じられる時がまた訪れるとは思いますが、

その時は再び、自分を慈しみの意識で包んでください。

そうして、また、世界に優しさが生まれ直し、あなたを抱きしめてくれますから。

2024年・年間の新月・満月カレンダー

毎月の新月・満月のホロスコープ・リーディングと、

毎月の天体の運行の巡りでは、

年間の新月・満月のスケジュールと、主要な天体の動きをお伝えしています。

以下の表は、今年2024年の新月・満月カレンダーです。

約2週間毎に新月・満月が巡ってきますが、

忙しさからすぐにタイミング・日付を忘れてしまいますので、ご活用ください!

今回も最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございます!

次回の「07月06日の蟹座新月のホロスコープ・リーディング」でお会いしましょう!

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