Laniの調査にて、20代30代女性のうち、結婚相手に求める条件として「経済力」が上位にあげられていました。
では、実際どれくらいの経済力を結婚相手の男性に求めているのか。今回の調査を通して明確にしていきます。
調査の仮説
鈴木ほか(2018)「学歴・収入・容姿が成婚と配偶者選択行動に与える影響」では、結婚相談サービスを利用した婚活における結婚相手の選択傾向について調査が行われていました。
結果、男性では高学歴、高収入、高身長・低肥満であるほど女性から選好の対象となりやすいということが明らかに。
先行研究を踏まえ、本調査では20代30代未婚の女性では、「年収が高い男性ほど結婚相手として選択されやすい」と予測して調査を行いました。
調査概要
調査期間:2023年3月29日
調査機関:自社調査
調査対象者:20代30代未婚の女性200名
有効回答数(サンプル数):200名
調査方法:インターネット(クラウドソーシングサービス)による調査
本アンケート調査結果を引用する際は、LaniのURL(https://lani.co.jp)をご使用のほどお願いいたします。
調査の結果
Q, 結婚相手の経済力について最も求めるものは?
20代30代未婚の女性を対象に、結婚相手の経済力の中で最も求めるものについて回答を求めました。
結果、最も回答が多かったのは「金銭感覚」。次に「年収」が多く、いずれも長く生活するためという理由で選ばれる傾向にありました。
Q, 結婚相手への理想の年収は?
結婚相手への理想の年収については、「500〜599万円」との回答が多い結果となりました。
興味深いことに200万円から599万円までは回答数は上昇傾向にあり、600万円から999万円までは下降傾向にありました。
以上の結果から年収が高いほど結婚相手として選好されやすいとは限らないということが言えます。
結婚相手に求める経済力に関する具体的な理由
結婚相手に求める経済力について選択させたのち、個々に選択した具体的な理由について伺いました。
全体のうち回答が多くみられた「金銭感覚」と「年収」にフォーカスをあててまとめていきます。
金銭感覚(50%)
同じような金銭感覚じゃないとストレスが溜まりそうだから
合わないと喧嘩になると思うから
金銭感覚を選択した理由では、ストレスを感じるから、喧嘩になるからという理由が多々あげられていました。
Laniの調査では、「価値観の不一致」がケンカの原因として割合的に多くみられていましたが、価値観として含まれる金銭感覚についてもすれ違いがあると喧嘩等につながりやすいようです。
年収(26%)
多いからいいって訳ではないけれどある程度の収入があったほうが
長く生活する上で必要だと思ったため。
生活面や子どもを育てるといった面では必要不可欠だから
年収を選択された方の場合、長く生活するため、あるいは子供を養うために必要であるからという意見が多く寄せられていました。
コメントにも記載されている通り収入が多ければ良いというわけではないのでしょうが、長く生活できる、子供を養える程度の収入は最低限求められるのでしょう。
まとめ:20代30代未婚の女性は結婚相手に「金銭感覚」を求める
調査の結果、20代30代未婚の女性は結婚相手に対して「経済力」のうち「金銭感覚」を求める傾向にあることが分かりました。
年収については、「500万円〜599万円」との回答が最も多いものの、600万円から999万円にかけて回答数は減少傾向にあり。
本調査の仮説は支持されない結果となりましたが、年収が高ければ高いほど結婚相手として選好されやすいとは限らないということが調査から明らかとなりました。
■今後の展開
今回の調査にて、「結婚相手の経済力」について「特に求めない」と回答された方が一定数みられました。
長く生活するため、子供を養うためなどといった理由で経済力を求める女性が多数いる中で、経済力について特に求めない方々は結婚相手とどういった結婚生活を期待しているのか。
今後は、未婚の女性が期待する「結婚生活」について調査を進めていきます。
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HP:https://lani.co.jp
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