フルタイムで働くお母さん(略称:フルタイムワーママ)、毎日お疲れ様です。
筆者である私も、子供が生まれてから、派遣・パートタイム・副業など色々な働き方を経験してきましたが、今の職場でのフルタイムワーママ歴4年目に突入しました。
子供の年齢が落ち着いてきた今でも、毎日、家事と仕事の両立に追われて、ストレスフルな毎日で、「もうやってられない!!」「やっぱり正社員辞めたい!!」、そんなネガティブな気持ちと葛藤の日々を送っています。
読者の皆さんで同じような葛藤で悩み、日々自問自答してる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「もう正社員やめたい!!」という気持ちが起きたときに、どのように乗り越えて、対処していけばいいのかを書いていきたいと思います。
「正社員をやめたい」気持ちが起きる理由
多くのフルタイムワーママが悩んだ経験がある「正社員やめたい」というネガティブな気持ち。
この気持ちはどうして生じてしまうのかをまとめてみます。
①子供と接する時間が少ない。
朝は秒単位でバタバタして、時間との戦い。
その上、子供が思うように動いてくれなくて、イライラしてきつく怒ってしまったり、保育園に送り出した後に後悔する気持ちになることはないですか?
夜は夕食作りや家事でバタバタして、子供を早く寝かしつけなければいけない忙しさと仕事の疲れで、子供とゆっくり過ごす時間が取れなくて、罪悪感を感じてしまいがちです。
②周囲からの目線が冷たく感じてしまう。
子供の急な発熱で早退したり、欠勤しなければいけないときに、職場の人に迷惑をかけてしまうという心配や、職場によっては同じ境遇の仲間が少なく、子供の事情で業務に穴を空けてしまうことで、冷たい態度を取られてしまうこともあるようです。
③頑張っても評価が下げられたりして、仕事へのモチベーションが下がる。
自分なりに育児、家事、仕事の両立のために一生懸命頑張っているのに、子供の理由で遅刻や早退、欠勤などが原因で人事評価が下がったり、思わぬ部署異動があったり、それによりお給料が下がってしまうことがあるようです。
どうしてもワーママは1人の人材として信頼されていないと感じてしまう人も少なくはないようです。
④心身ともにストレスが増して、限界を感じてしまう。
仕事だけでなく、周りの理解や協力が少なく、ひとりで問題を抱えすぎて、心身ともに疲れ切ってしまい、体調不良が続き、この先、正社員で仕事を続けることに自信を失くしてしまう人も多い傾向にあります。
⑤習い事や子供との時間をたくさん持っている人がうらやましく感じる。
子供の習い事もさせたいけど、仕事をセーブしているお母さんに比べて、自分は何もしてあげられていないと感じてしまう人もいます。
特に子供の小学・中学受験も人気傾向になってきているので、その節目で正社員だと親のサポート体制もなかなか難しくなり、、正社員で働くことを辞めたいと思うお母さんも増えてきています。
「やめたい病」に襲われたときにまず考えること
多くのフルタイムワーママに襲いかかる「正社員をやめたい病」・・・。
私も子供たちも落ち着いてきて、自分の時間も持てるようになってきたにもかかわらず、頻繁にこの感情に振り回されてしまうので、思い悩んでいるお母さん方の気持ちに共感できます。
でも、すぐに決断する前に、ちょっと立ち止まって、まずは自分自身を振り返ってみてください。
やめたいと感じる要因をいくつか書きだしてみます。
①家事や育児や仕事をひとりで頑張りすぎている。
②職場環境が悪い。
③人間関係がうまくいってない。
④仕事以外で家庭や子育てなどで何か問題がある。
⑤仕事に対するモチベーションが下がってきた。
⑥専業主婦やパート勤務のママ友を見ると、疎外感を感じる
⑦仕事のミスが多くなってきて、自分には向いていないと感じる。
⑧仕事をすること自体が疲れてきた。
⑨疲れが取れなくて、体調が良くない。
⑩子供との時間だけでなく、自分の時間が持てない。
などなど・・・
まだまだ、「正社員やめたい病」の理由は、色々とあるかもしれませんが、この10項目であてはまるものがあれば、自分の負の感情を紙に書きだして、自分の行動パターン、何が自分をそう感じさせてしまっているのかをリストアップしてみましょう。
どんな小さなことでも構いません。
まずは、書き出すことで、自分自身の感情整理をしてみます。
書き出してみることで、改善策が見えてくるかもしれません。
問題点を書き出してみると、
- なぜそういう気持ちになっているのか?
- どうしたら改善できるのか?
- 誰かに相談を持ちかけることができるか?
など、解決策が見えてくるかもしれません。
「正社員、やめたい病」はストレスの度合いは個人差があっても、誰にでも襲いかかる感情だと言っても過言ではありません。
そういうときはマインドフルな状態になり、冷静に今の自分の感じている感情に向き合って受け入れてあげることで、かなり悩みがスッキリすることがあります。
でも、中にはどう考えても改善するどころか、状況が悪化することもありますので、その時は転職や他の働き方を考えることも一つの手です。
フルタイムワーママをやめなくてよかった点
フルタイムワーママをやめたい⇒退職を決心する前に、正社員であることのメリットを振り返りましょう。
ちなみに私はやめたい病にかかっている時は、正社員のメリットをまずおさらいするようにしています。
- 安定したお給料がもらえる
- 賞与がもらえる
- 有休や傷病手当がもらえる
- 年数に応じて、有休や基本給が増える
- 育休、産休、介護休暇などがある
- 社会保険の一部は会社負担である
- 福利厚生の制度が使える
- 本人の健康保険が使える
- 将来貰える年金が多い
- 育児以外の違う景色が見える
- ママ友以外の人間関係を持てる
- 働くことで社会に貢献できる
- 美容やファッションなど楽しめる
- 子供の将来の教育資金に充てられる
- 会社独自の社員の優遇制度が使える
- 経済や社会問題に詳しくなれる
など、会社によってメリットは違いがありますが、子供の病気で休んだ時など有休が使えることはありがたいですよね!!
勤務年数が長くなると、有休も1〜2年で使い切れないほど持てることも魅力的です。
フルタイムワーママをやめてよかった点
フルタイムワーママにとって正社員をやめたくなる時期で悩むのが「小1の壁」。
保育園は延長保育もあり、細かいところまで面倒見てくれていたのに、小学校に上がると、学校が終われば学童保育かお留守番か親に頼むかの選択。
私自身の体験談をご紹介します。
小学校1年生から学童保育に預けたのですが、4月1日になる前日まで保育園生活を送って、翌日から生活は一変。
まず、好き嫌いの多い学童保育のおやつタイムが苦痛だと訴えられ、入って早々、17時帰りの予定だったはずがおやつの時間前に帰りたいと言い出しました。
話し合った結果、鍵を持たせて17時半頃までお留守番をさせてみることに…。
ところが、鍵を忘れて家に入れず、家の前でおしっこを漏らして泣いてる娘。
これをきっかけにしばらく、学童から帰ってくる15時頃から17時半まで私が仕事から戻るまで、母親に家に来てもらっていました。
それでもやっぱり学童がつまらなくなり、行かなくなる日が多くなってきて、結局退室することになりました。
学校の宿題のフォローや習い事など、私自身が仕事と育児の両立とお留守番が1人だと寂しがる時期でもあったので、職場の上司に相談し、フルタイムのパートから13時までのパートにしてもらい、子供と接する時間が増えて、かなり助けられました。
収入が減るといった経済的なデメリットはありましたが、子供にとって、保育園から小学校生活への環境の変化はかなり精神的に苦痛だった様子だったので、一時的なものだと思うと、短時間勤務に変えて良かったなぁと思っています。
状況によってはフルタイムから時短に変えてみて良かったというママ友も何人か聞きました。
職場に理解あれば、働き方を変えてみることで、仕事を平行線で続けることも可能だし、親子共に精神的に満たされた時間を過ごすこともできるので、正社員をやめてよかった声も参考にしてみるといいかもしれませんね!
やめたいと思ったときのパターン別対処法
正社員をやめたいと思った時の3つのパターン別対処法をご紹介します。
①今の職場で正社員を続ける。
- 頑張りすぎていたところを見直し、時短家事や宅配など外部のサービスを利用してみる。
- まず今辛いと感じている原因を洗い出した上で、改善すべき点を見いだす。
- 家族で協力し合って、1人で全て抱え込みすぎないようにする。
- 仕事の負担が大きすぎる時は、上司に相談したり、部下や同僚にも仕事を振り分けるようにする。
②他の会社に転職して正社員として働く。
- 転職エージェントと今の状況より悪くならないように、ここだけはこだわりたいという条件は必ず決めておく。
- 下調べは念入りにしておく。
- 転職先の情報はいいところも悪いところも含めて細かい情報を調べる。
③正社員として働くことをやめる。
- 正社員以外の働き方をリサーチする。
- 今の職場で時短勤務を考えてみる。
- 子供が落ち着くまではパートとして働き、落ち着いたら正社員として働く。
- 子供がいても在宅勤務できる方法も考えてみる。
- 一旦仕事はセーブして、次に転職活動する時に向けて、キャリアアップのための勉強をしてみる。
どの会社でもメリット、デメリットはつきものです。
自分が今置かれている状況で、どこまで妥協できて、家族の協力を得られるか?をちゃんと話し合うことは大切です。
職場の上司や同僚とも、きちんと状況をわかってもらえるよう、日頃のコミュニケーションも重要となってきます。
子供の急なアクシデントで遅刻、早退、欠勤となることは、フルタイムワーママにとってつきものです。
急な事態に備えて、普段から自分1人で業務を抱えてしまうのではなく、自分以外の人でも代わりに業務してもらえる体制作りが重要になります。
この体制が整っているかいないかで、職場の働きやすさというのは大きく左右されているのではないかと思います。
楽をすることは決して怠けているのではなく、仕事・家事・育児のバランスが整い、全てにおいて要領よくこなせることにより、子供といる時間や自分だけの時間の確保にもつながります。
ぜひ、ワークライフバランスの充実を目指していきたいものですね!!
まとめ
「ワーママ正社員疲れた!!」の記事はいかがでしたか?
フルタイムワーママの本音って、「楽しい」というよりも「辛い」と思ってる方の方が多いのではないかと思います。
私も2人の娘が小さかった時は、思い通りにいかないことだらけで、子供が寂しい思いをしているのに、寂しさを感じさせているのではないか?と悩んだ日々を覚えています。
でも、今となれば、親子共に寂しい気持ちと葛藤しながら、子供は幼いながらに保育園で集団生活を送ることで、十分な社会勉強をしてきているので、0歳から保育園に預けて仕事させてもらえて、親子共にたくましくなれたなぁって感じています。
コロナ禍により、テレワークのような新たな働き方も増えてきました。
急速にデジタル化が進んだことで、場所や時間にとらわれない働き方など、コロナ前よりも働き方の選択肢は増えたのではないでしょうか?
私もそうですが、将来の経済的な不安や新たなキャリア形成のために副業をするフルタイムワーママの方々も増えてきています。
正社員として働くことに疲れているワーママの皆さん、時々、今の自分の心と身体に目を向けて、問題点や改善点を意識的に見直していくことはとても大切なことだと実感しています。
正社員をやめて新たな働き方を選ぶのもよし、今よりセーブした働き方をするのもよし、業務の整理や家事の工夫をしてみて、今の職場で正社員を続けてみるのもよし、正解はないのです。
この記事が今の働き方に悩んでいるフルタイムワーママさんの心に響いてもらえると嬉しいです。
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