引っ越しは大きな転機のひとつ。
環境が新しくなれば、身も心もリフレッシュされるでしょう。
風水でも引っ越しをすると、大きな運気の変化が訪れると言われています。
引っ越しをする時に風水を活用すれば、より充実した新生活が送れるようになりますよ。
引っ越しをする人の中には、歩いていけるような近距離に引っ越す人もいますよね。
「近くに引っ越すと運気が下がる」とも言われていますが、果たして本当なのでしょうか?
この記事では近くに引っ越すと運気が下がるのか、運気を上げる引っ越しと運気を下げる引っ越しについて詳しく解説していきます。
近くに引っ越す人や、引っ越しを控えている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
近くに引っ越すと運気が下がるは本当?
結論から言って、引っ越しの距離によって運気が下がることはありません。
近くに引っ越して運気が下がったと感じる人は、距離ではなく他の原因があります。
環境哲学である風水では、方角や間取りが運気を左右するとされています。
近距離、遠距離に関わらず凶の方角に引っ越してしまうと運気が下がってしまうのです。
引っ越しは日常的な外出とは違い、方角の影響も受けやすいです。
そして方角の吉凶作用は移動距離と滞在時間によって変わります。
移動する距離、滞在時間が長ければ、方角による作用も強くなるでしょう。
引っ越しは滞在時間が限りないものです。
近くへの引っ越しは遠い距離への引っ越しより方角の作用は少ないですが、強い影響を受けると考えておきましょう。
近くに引っ越すと運気が下がると言われている理由4つ
近くに引っ越して運気が下がったと感じる人は、以下の4つの原因が考えられます。
ストレス、不安
近い距離であっても引っ越しをする時に不安はつきものです。
忙しい中での荷造りや手続きにストレスがたまることもあるでしょう。
また、新しい家に引っ越しても環境に慣れるためには努力が必要です。
今までの家と違う間取りや、ルールに不満を抱える可能性もあります。
運気は同じような雰囲気の元に集まってきます。
引っ越しによるストレスや不安を抱えていると、運気も下がっていってしまうのです。
時間不足
新しい家に慣れるための時間がないのも、運気が下がったと感じる原因です。
引っ越しをした後でも日常生活は変わりません。
仕事や学校があれば、慣れない環境からいつも通りに通わないといけないのです。
環境に慣れるためにはある程度の時間が必要ですが、忙しくしていると十分な時間も取れないでしょう。
慣れない環境ではストレスや不安もたまり、マイナスの減少を引き寄せてしまいます。
環境の変化
近い距離の引っ越しでも、何かしら環境の変化は訪れるものです。
友人や仕事仲間は変わらなくても、近所の住人や目にする人たちは変わってきます。
まわりの人と新しく人間関係を構築するのは大変なことです。
また、元いた環境が居心地良ければ、孤独感や憂鬱感を感じることもあります。
偶然のアクシデント
引っ越しの前後に偶然アクシデントが起こる可能性もあります。
引っ越し先の手続きがスムーズにいかなかったり、設備にトラブルがあったりすると気分も下がってしまいますよね。
自分では意識していなくても、新しい環境に移る時には神経が過敏になっているものです。
偶然のアクシデントやトラブルが起きた時も、運気が下がったと感じてしまうでしょう。
運気を下げる引っ越しとは
近い距離であっても引っ越しは環境の変化をもたらすものです。
引っ越しによっては、運気を下げてしまうこともあります。
ここでは運気を下げてしまう引っ越しについて解説しますね。
まず、引っ越し先が凶の方角であると運気が下がってしまいます。
間取りや家具の配置によっても運気は左右されるでしょう。
間取り
東北の方向は「鬼門」と言われ、風水では鬼がやってくると言われています。
東北の方向に玄関がある家は気の乱れも起きやすく、良い運気も入ってきません。
特に金運や家庭運に大きな影響を与えるでしょう。
また、家に入り口が2つあるのも良くありません。
日常的に出入りする入口が2つあると、悪い気も多く入ってきます。
家族間の争いを引き起こすこともあるので注意してください。
おしゃれなロフトにも注意が必要です。
風水では眠っている間に前日の悪い気を浄化し、良い気を取り込むとされています。
風通しが悪く、安定感がないロフトを寝室にしていては身体だけではなく気も浄化されないのです。
風通しが悪ければ悪い運気もたまりやすくなるでしょう。
日にち(暦)
引っ越しをする日にちにも注意が必要です。
風水では暦も大切にします。
引っ越しに向いていない日には【三隣亡】【土用】【仏滅】【赤口】【不成就日】などがあるので覚えておきましょう。
【三隣亡】
「三軒先まで災いが及ぶ」とされる【三隣亡】の日は、建築関係には大凶日と言われる日です。
引っ越しだけではなく家の建築やリフォームも避けた方が良いでしょう。
特に昔からのしきたりや風習を大切にする地域では、三隣亡の日の引っ越しは快く思ってもらえません。
引っ越しの挨拶も控えるようにしてくださいね。
【土用】
この期間は、土の神様である土公神が地中にこもると言われています。
土の中に神様がいるため、引っ越しや土いじりをするのは避けるべきです。
また、土用の期間は暑かったり寒かったりするため体調も気持ちも不安定になります。
土用の期間の引っ越しには注意するようにしてください。
【仏滅】
カレンダーでも良く見る【仏滅】の日も引っ越しには向いていません。
仏滅は六曜という暦の中でも最も縁起が悪い日だとされています。
結婚式や入籍などのお祝い事の他にも、新しいスタートをきる行動は避けた方が良いでしょう。
仏滅は何をするにも向いていない日なのです。
【赤口】
【赤口】も六曜のひとつです。
赤の字は血や火をイメージするため、何をするにも縁起が悪い日だとされています。
特に納車や家の建築、引っ越しを行うと事故やケガに合いやすくなると言われています。
トラブルやアクシデントを避けたい人は、赤口の日の引っ越しは避けるようにしてください。
【不成就日】
【不成就日】は何をしても上手くいかない日だと言われています。
幸先良いスタートを切りたい人は、不成就日の引っ越しも避けるようにしましょう。
不成就日は年間50日ほどあるので、気になる人は引っ越し前に確認をしてくださいね。
運気が下がらないように間取りや日にちを選んでも、自分では気が付かないうちにストレスや不安を感じていることもあります。
ネガティブな気持ちは悪い運気を引き寄せるものです。小さな変化にも気を配り、無理はしないようにしましょう。
運気を上げる引っ越しの方法5つ
引っ越しで運気を上げるためには5つのポイントに気を付けましょう。
吉の方角に住む
風水では移動する方角によって運気が左右されます。
自分の吉となる方角に引っ越せば、自然と良い運気も舞い込んでくるでしょう。
自分にとって吉となる方角は、生まれた年や引越す年によって変わってきます。
気になる人は風水師に相談してみてくださいね。
方角によっては、恋愛運や金運など特定の運気を上げることも可能です。
良い間取りを見つける
風水では方角の他に間取りも大切にします。
「鬼門」である北東や、「裏鬼門」である南西に玄関やキッチン、トイレなどの水回りがある家は避けるようにしましょう。
また、尖った部分や家の角にも注意が必要です。
風水で尖ったものは強い気を発すると言われていますので、吉の方角に尖った部分や家の角があれば、良い気を十分に呼び込んでくれますよ。
良いインテリアを揃える
インテリアも運気に影響を与えます。
良い運気を呼びこみたいのであれば、カラフルなインテリアを取り入れるようにしましょう。
良い運気は明るい雰囲気に引き寄せられるのです。
また、丸い形のものもおすすめです。
風水で丸は人間関係を円滑にしてくれるとされていますので、運気の流れも丸い縁のようにスムーズに回っていきますよ。
邪気を払うために生花や観葉植物を置いたり、盛り塩をするのも良いでしょう。
縁起が良い日にちを選ぶ
引っ越しに縁起が悪い日もあれば縁起が良い日もあります。引っ越しにおすすめなのは【大安】【一粒万倍日】【大明日】です。
結婚式をすることも多い【大安】は、六曜の中で最も縁起が良い日だとされています。
大安の日に引っ越しをすれば、晴れ晴れとした気持ちでスタートを切れるでしょう。
【一粒万倍日】も引っ越しにはおすすめの日です。
「一粒の籾が万倍に増える」とされる一粒万倍日に新しいことをスタートすれば、大きな恵みをもたらしてくれます。
大きなお金を出すことにも向いているので、引っ越しの支払いや家具を買うのもおすすめです。
【大明日】は太陽の恵みが隅々までいきわたる日だとされています。
移動に関することが特に良いとされているので、引っ越しには最適の日です。
月に10日~15日ほどあるので、引っ越しの日にも選びやすいですよ。
不要なものは処分する
引っ越しをする時には、断捨離も行いましょう。
古いものや不要なものには悪い運気もたまっているので、引っ越しは不要なものを処分するいいきっかけです。
面倒くさくても不要なものは新居に持ち込まないでくださいね。
また、引っ越し先の部屋を常にきれいに保つことも大切です。
気の流れを重視する風水で一番大切なのは、掃除と整理整頓です。
部屋が常にきれいだと、気持ちも明るくなりますよ。
引っ越して運気が悪くなった時の解決方法
引っ越し後に運気が悪くなったと感じた時は、以下の解決方法を試してみましょう。
悪い気が浄化されれば気持ちもすっきりとし、良い運気を取り込めますよ。
氏神様にお参りする
氏神様はその土地に住む人たちを守ってくれます。
引っ越し先の氏神様にお参りに行けば、悪い運気も浄化してくれるでしょう。
できれば引っ越し前に氏神様にご挨拶に行くようにしてください。
氏神様でもらってきたお札を引っ越し先に飾れば、運気の回復にも役立ってくれるでしょう。
家の四方を浄化する
家の四方を塩やお酒で浄化するようにしましょう。
方角や間取りがそれほど良くなくても、浄化をすれば悪い運気を緩和できます。
マンションであれば部屋の四方に、一軒家であれば敷地の四方に盛り塩をするようにしてください。
盛り塩のまわりにお酒をかければ、さらに強い効果が期待できますよ。
玄関やリビングに観葉植物を置く
玄関は気の入口、リビングは多くの人が集まる空間です。
気の乱れやすい玄関やリビングに観葉植物や生花を飾ると、気の流れを整えてくれます。
生きた気を持つ植物や花は、悪い気を吸収し良い気を取り込んでくれるのです。
ドライフラワーや枯れた植物は生きた気を持たないため、避けるようにしてくださいね。
「片違え」をする
凶の方角に引っ越してしまう人は「片違え」をするようにしてください。
「片違え」とは、引っ越し前に一時的に別の方角で過ごすことです。
凶の方角に引っ越す前に、1~2泊ホテルや親類の家で過ごすようにしましょう。
片違えをすることで、引っ越し先が凶の方角ではなくなりますよ。
おわりに
引っ越し距離と運気は関係がありませんが、運気が下がったと感じる人もいます。
運気が下がる原因はストレスや突然のアクシデント、時間不足などですが、気になる人は運気を上げる引っ越しをするようにしてください。
自分にとって吉の方角や間取りを選べば、引っ越し後も安心して過ごせます。
引っ越しの日取りに気を付けるのも良いでしょう。
引っ越し後に運気が悪くなったと感じた時は、氏神様にお参りしたり、家の浄化をしたりしてくださいね。
安心して引っ越しができれば、新生活も豊かになっていきますよ!
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