みなさんは「厄」と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?おそらくですが、厄には災いや病苦などの悪いイメージしか浮かんでこないのではないでしょうか?
一般的に厄年というと、災難や体調不良、などの災いにあいやすいと考えられている年齢です。厄年には充分体調管理し、慎重に過ごしたいと考えている人が多いのではないでしょうか?
今回は、男性の厄年について言われている、世の中にある様々なウワサや情報などを、をいろいろな観点からご紹介していきたいと思います。
そもそも厄年とは?
厄年とは災難や病苦が起こりやすいと言われている年齢で、古くは平安時代から貴族を中心に広まり、江戸時代には庶民の間にまで広まったとされます。
昔は現代と比べるとかなりの短命で、50歳でも充分長生きなほうだったようです。昔の人のが厄年を作ったのは、体調が変化する節目の年に、健康を意識して暮らせるようにとの知恵でもあったようですね。
厄年は災難や不幸が続くからとか、逆に結婚、引越しは厄落としになるなど考え方も実に様々のようですね。
現代では昔ほど短命ではないことから、厄年を体調が変化する節目の年である目安として、健康管理や自分自身の将来について考えるなど見直す年にしたらいいのではないでしょうか?
男女で厄年の年齢は異なっています。また厄年の年齢は生まれたときが1歳とされる数え年で考えられています。男性の厄年は25歳、42歳、61歳で42歳が本厄だと言われています。
男性の大厄は42歳と言われていていわゆる男性としては、一番働き盛りの頃です。心身ともに負担が多いとされる時期なので気をつけて過ごしたいですね。
厄年仏教
厄年の概念って仏教から来ているのだろうと思っている人は意外にも多いようですね。実際に私もそう考えている一人でしたから。
実は、厄年は宗教的なものかと思っていたら一切関係ないということでした。仏教の教えや、神道の考えには厄年という概念はないんだそうです。ではどこからきた教えなのでしょうか?
起源は陰陽道にあるようです。陰陽道でも厄年の年齢設定には根拠があるわけではないようです。実は驚くのですが…語呂合わせで考えられたというのが濃厚な考えなんです。
大厄の42歳=しに=死に…女性は33歳=さんざん…なんだそうです。というのも昔は50歳まで生きたら長寿な時代で女性は33歳で生理が終わることも普通で、体調不良になりやすいことからのようです。
中国に厄年あるの?
中国は日本の厄年の考え方とはかなり違いますが、厄年に当たるようなものはあるようです。中国では干支は年・月・方角・時・吉凶を示すようです。
中国では自分の生まれた干支が「本命年」と言って、厄年に当たるようです。12年に1回厄年に当たるということのようですね。12歳、24歳、36歳というように12年ごとに厄年が来るということですね。このときに中国では、赤色や金色のものを身につける習慣があるようです。
厄年男性のお祓い
自分が厄年になったら、災厄を少しでも回避するためにはあなたならどうしますか?普段は神頼みしない人でも厄年ならば、気になり神社などに行き祈禱されるのではないでしょうか?
厄年を平穏無事に乗り切るには、やはり寺院や神社での厄払いの祈禱を受けるという意見が一番多いのではないかと思います。ちなみにですがこのご祈禱を、神社では厄払いと言い、寺院では厄除けというよう違いがあるようですね。
厄除け…役が寄り付かないようにお寺でご祈禱してもらうことが厄除けのようですね。お寺では護摩祈禱で人間の煩悩を焼き尽くすとされています。
厄払い…自分の災厄を祓うために神社でご祈禱してもらうことが厄払いというようですね。神社では祝詞(のりと)を読み上げられてのお祓いが行われます。
また、ご祈禱を受けるときの服装としては、男性はスーツという格好が一番最適ではないでしょうか?実際に私自身が神社で厄払いしたときも、男性はスーツの人が多かったと記憶しています。
祈禱料は3000円、5000円、10000万円と様々ですが、確か、ご祈禱後に贈られる手土産(お札や、お酒など…)に違いがあったと思います。ご祈禱自体はみなさん同じでしたよ。
ちなみにですが、今のご時世ではオンラインでの厄払いなども可能なようですので調べてみてくださいね。
厄年男性プレゼント
厄年の人への贈り物として最適と言われているのが、ベルトやネクタイ、スカーフ、マフラーなどの長いものがいいというのは有名ですよね?他にもウロコ模様や七色に光るものなどが良いと言われているようですね。
これは長いものは長寿を連想するためと言われているようです。長い生き物としてヘビは日本では「神様の遣い」とまで言われていました。昔からとても縁起がいいと言われていたようですね。同じく龍も縁起がいいとされていますね。
厄年男性へ贈り物
普段からスーツで仕事されるという方へのプレゼントならば、ベルトやネクタイ、マフラーなどもいいかもしれませんね。またネクタイ、ベルトは仕事中もずっと身に付けられるのでいいかもしれないですね。
厄年男性のお守り
インターネットを見ると、一般的なお守りから、開運護符カードやストラップなど様々なお守りが販売されています。ぜひとも検索してみてください。
厄年男性のネックレス
メンズ用のネックレスはたくさん販売されていますね。天然石がついたものや、ヘビや龍をモチーフにしたものや、様々なネックレスが売れているようですよ。
自分のお気に入りに出会うためには、アクセサリーショップや開運ショップなどに一度足を運んでみてくださいね。
厄年男性財布
ある意味で財布が一番ヘビやワニなどのウロコ柄を取り入れることができるのではないかと思います。私は、以前行った開運ショップでとても素敵なヘビ皮の財布を見たことがあるのですが、厄だけではなくて金運も上昇しそうな財布だと思いました。
厄年男性時計
値段的には少々お高くはなりますが、時計も肌身離さず身に付けられるので旦那さんや親しい知人のプレゼントには良いのではないでしょうか?ウロコ模様も時計のベルト部分で取り入れることができますね。
パワーストーンブレスレット
パワーストーンは悪い気である邪気を払ってくれます。また良い気も呼び込んでくれると言われているので、厄年の男性にはパワーストーンはとても、おすすめなのではないでしょうか?
水晶は浄化パワーも強く人気なパワーストーンですね。男性が好むターコイズなどは危機から持ち主を守ってくれると言われています。またタイガーアイなどは仕事運まで上げてくれます。
厄年男性がしてはいけないこと
よく厄年になると新しいことや転機になることはあまりすすめられないと言われがちですが…結婚、引越し、転職のライフイベントすべて気にしなくてもOKですよ!
厄年だからと言ってやってはいけないことは基本的にないようですよ。これは神職の資格を持つ、風水では有名なあのドクター・コパさんが大丈夫だと言っていましたよ。
厄年は自分自身の人生を振り返るタイミングだと思い、人と健康を大事にして毎日の暮らしを楽しみながら挑戦することで、金運も上昇するそうですよ!
厄年男性の起業
もしも、自身が厄年だけど起業を起こしたい…けど、とても悩んでいるという方がいるのならば、厄年をそこまで重くとらえずに起業されたらいいと思います。
おそらく、起業するために様々な勉強をしてこの日まで来たはずですから、厄年だからと言って躊躇していたらせっかくのビジネスチャンスが逃げてしまいますからね。ここはチャンスの波に乗りましょう!
しかしながら、起業をするということは簡単にできることではありません。起業は自分の人生を大きく左右すると言っても過言ではありませんから、しっかりと計画を持ったうえで慎重に行動してくださいね。
もしも企業がうまくいったのならばいい厄落としができたと自信をもって思えますね。
厄年男性家を建てる
新築するときにはお金はもちろんですが、それ以外にも一家の大黒柱である世帯主の厄年などは気になりますよね?しかし新築するタイミングとして厄年は気にしなくても良いそうです。厄年に家を建てても何も問題はないそうですよ。
それよりもむしろ気になるのが、引っ越す方位や家の形である家相の方が厄年よりも影響してくるのではないかと思いますね。家相とは例えば、北東(鬼門といわれている)にトイレを作るのはよくないとかですね。
方角と家を建てるときの間取りを組み合わせて考えていくことを、家相と言いいます。家相は日本独自で発達したもののようです。方位や運勢を見る九星気学に風水を取り入れた占術のようですね。
厄年男性結婚
男性が厄年の時に結婚することで、厄を落とせる、軽減できると言われています。これは厄年の女性の出産が厄落としになるという考え方と同じですね。結婚することで厄の代償を払うという考え方のようです。
結婚することで大きな労力を必要とされることから、このように考えられたのだと思います。
年齢を考えても、男性が25歳での結婚は結構多いと思いますので、厄年を気にせずにむしろ厄落としだと前向きな姿勢で考えてみてください。
厄年男性と女性の違い
男性と女性では厄年に当たる年が異なりますね。一番厄が強いとされる大厄の時期も、大厄は42歳で女性は33歳とされています。厄年を考えた昔の人の寿命は50歳なら長寿だったようなので、42歳と61歳を厄年の年齢にしたのでしょうか?
また男性の厄年42歳は言葉の語呂合わせの説もあり、42=しに=死にと考えたようです。日本人は昔から言葉には神様が宿ると考えていて、言霊(ことだま)を非常に大事にしていたようですから。
言霊とは発した言葉にはたましいが宿るとされる思想のことです。
男性の厄年の年齢は25歳、42歳、61歳です。女性の厄年は19歳、33歳、37歳です。
厄年の男性の大殺界
大殺界と言えばあの細木数子先生が六星占術のなかで提唱されているものですからみなさんもご存知ではないでしょうか?ただでさえ、大殺界と聞いただけでも怖いのに…厄年と重なったらいったいどうなるのでしょうか?
大殺界とは?
六星占術での大殺界は、大殺界の運気になると精神的なバランスを失い、思考力や判断力が曇りがちになってしまうようです。普段の自分ならしないような行動をしてしまうのが大殺界のようです。この大殺界の時期には結婚、就職、転職、引越しなどの新しい環境を避けた方が好ましくと言っておられますね。
しかしながら、この六星占術で一番大事だと言われているご先祖様の供養がきちんと出来ていれば大殺界でもそこまでひどいことは起こらないはずだと言われています。
大殺界はいわば八方塞がり(陰陽道においてどの方角も運気が悪く、八方が塞がること)のような重いものに感じられますね。
厄年と重なったならば、いつも以上に慎重に行動して、体調管理もしっかりとしたいですね。神社などで厄落としをして、ご先祖様のお墓参りもして、健康に過ごせていることに感謝したいですね。
もしも大殺界と厄年が重なったならば、私はできれば新しい環境になるようなことはなるべく避けられた方がいいのではないかと思いました。中国古来の易学や算命学、万象学をもとに提唱されたものが六星占術ですから。
方位除け「方位の厄」
方位除けとは、九星気学の九星星周りにおける自身の星が、その年に凶方位だった場合(八方塞がりのとき)に受ける祈願のことのようですね。「方位厄」と言われていて、厄年と同じく注意が必要と考えられています。
八方塞がりという言葉は何回も聞いたことがありますが、九星気学からきていた言葉だったんですね。
一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の九つの星があります。
まとめ
今回は、男性の厄年についての情報をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?みなさんが抱いているだろう厄年に対するイメージは少しでも変わったでしょうか?
厄年に対しては諸説あるようですが、もしかしたら大きな災いが起こるかもしれないと、厄年を必要以上に怖がらなくても大丈夫だと思います。
厄年は「還暦」や「古希」などと同じで「年祝い」に当たるということも言われていたようですが、いつの間にか厄年は忌み慎むイメージの方が強くなって来ているようです。
厄年のときの過ごし方で大事なのは、いつもよりもさらに慎重に行動して、体調など管理をしっかりとして、丁寧に過ごすことかもしれないですね。体調が気になるようでしたらすぐに病院に行きましょう。
また普段からあまり神社などに行かないという方は、厄年にこそ神社などに参拝して、ご祈禱を受けてご神仏のご加護を受けてみませんか?
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