せっかくパワーストーンを購入したのに、全く効果が感じられないと偽物のパワーストーンではないかと疑ってしまう人も多くいます。
ブラックスピネルやラピスラズリのように、たしかに希少価値の高いパワーストーンを安価で販売するために、人工的に着色したパワーストーンもあります。
この記事では、パワーストーンの
- 偽物を売っているお店の特徴と見分け方
- 偽物に多いパワーストーンの種類
などについて解説します。
パワーストーンの偽物を売っているお店に要注意
- 天然石にしては、あまりにも値段が安すぎるような気がする
- パワーストーンの偽物を扱うお店をどうやって見分ければいいのか
そんな声も見られます。パワーストーンの知識がないままに仕入れるので、知らずに偽物を販売しているお店もあるでしょう。
また、パワーストーンブレスレットを販売していても、効果を弱めてしまう組み合わせになっている場合もあります。
パワーストーン本物と偽物を扱うお店の特徴と見分け方
パワーストーンの偽物を扱うお店と本物を扱うお店には、広告の多さをチェックする方法があります。以下で、パワーストーンの偽物を扱うお店の特徴について紹介します。
実店舗で偽物を扱うお店は小玉の方が値段が高い
本物のパワーストーンが欲しいなら、同じパワーストーンなのに、サイズの小さい物の方が値段が高い場合は注意した方がいいでしょう。
参考までに、6㎜玉サイズは10㎜玉サイズの4分の1の質量で、仕入れ値も半分以下となっています。
また、修理を受け付けているお店を選ぶことも大切。ほかに、AAAAAなど、パワーストーンのグレードを表記しているお店も注意が必要です。
天然石には、宝石のような世界共通の品質基準がありません。現地では、AA以上の品質表記を行っていないともいわれています。
通販サイトで偽物を扱うお店を見分けるには広告の多さをチェック
パワーストーンは、運気をアップするものではありますが、何もしていないのに勝手に運気が上がるものではありません。パワーストーンを身に着けることで、
- どんな効果があるのか
- どんなサポートを得られるのか
- どんな行動や意識の変化が必要なのか
など、詳細に説明したサイトなら信用できるといえるでしょう。
通販ショップの場合、経営年数が短い店舗、過剰な宣伝をしている店舗は注意が必要。(価格の安すぎる店舗は偽物や倒産品・質流れ品の可能性もあり)
引用:水晶工房
パワーストーンの偽物に多い種類と見分け方8選
パワーストーンには人工的に作りやすいものと、そうでないものがあります。以下で、パワーストーンの偽物に多い種類について紹介します。
①ラピスラズリ
偽物と本物のラピスラズリを見分けるには、割ってみる必要があります。他に見分けるポイントとして、
- 金色のパワーストーン・・・パイライト
- 白色のパワーストーン・・・カルサイト
などが混ざっているかです。他の色の混ざっていないラピスラズリを目にする機会はほとんどないといっていいでしょう。
また、実店舗で手に取る場合は、着色されたラピスラズリは強い光を当てると半透明に見えるのも特徴です。
手に持ったときに適度な重さとひんやりした感覚があるのが本物。プラスチック製のものは軽く、生温かいように感じるでしょう。
②ブラックオニキス
もともと灰色であるオニキスを、硫酸を使って変色させたものがブラックオニキスです。天然のオニキスが欲しいなら、黒メノウの縞の入ったものを選びましょう。
オニキスには爪という意味があり、白い縞の入ったものが爪のように見える特徴があります。ほかに、ガラスに着色して販売されているオニキスもあります。
③シトリン
シトリンの偽物には、
- 品質の低いアメジストを加工して変色させたもの
- 劣化した水晶を再利用して作られた「練り水晶」を着色して作ったもの
などがあります。アメジストを使ったシトリンには、アメジストと同じ縞が残っているのが特徴です。また、触れたときに冷たいと感じるのは、天然石の見分け方の一つです。
本来、天然のシトリンが採れる量は少なく、かなり希少価値の高いものなので、安価で販売されているシトリンは偽物の可能性が高いでしょう。
④レッドタイガーアイ
- パープルタイガーアイ
- グリーンタイガーアイ
- オレンジタイガーアイ
- ゴールドタイガーアイ
など、イエロータイガーアイ以外は、染色されたものがほとんどです。イエロータイガーアイを酸性の液に浸して、色を抜き、熱を加えた偽物が流通しています。
また、天然のレッドタイガーアイは、自然の中で高温の条件にある時ごく稀にできるもので、発色のきれいなものほど偽物の可能性が高くなります。
ブレスレットの場合は、
- ゴムの色が変色する
- 縞模様の部分に傷やヒビが入っている
なども。ただし、タイガーアイそのものは、産出量の多いパワーストーンで比較的安く手に入るものなので、偽物を掴む可能性も低いでしょう。
⑤スモーキークォーツ
偽物のスモーキークォーツとして、クリスタルを着色したものが流通しています。
本物のスモーキークォーツは、水晶の内包物が天然の放射線によって変化してできるものですが、水晶に人工的に放射線を当てて加工したものも多くあります。
また、本物のスモーキークォーツは、茶色っぽい黒色をしていて、半透明に見える特徴があります。
⑥ブラックルチルクォーツ
ルチルクォーツから自然に色が変わるのは珍しく、流通しているブラックルチルクォーツには偽物が多くあります。
ブラックトルマリンクォーツを使っている場合は、ルチル鉱でできた針状の内包物ではなく、黒いトルマリンの繊維が水晶に混ざっています。
ブラックルチルクォーツの偽物は中国から流通したものが多く、グリーンルチルにも同じことがいえます。本物は、
- 光に反射して磨きあげられた金属のような輝きがある
- 水晶の中の針に曲がったものが混ざっている
⑦天然水晶・本水晶
天然水晶・本水晶という記載があると本物だと信じてしまう人も多くいますが、なかには中国から「練り水晶」と呼ばれる質の低い水晶を溶かして再び固めた偽物も出回っています。
水晶を溶かした時点で別の物質に変わっていますが、天然の水晶を使っているため、天然水晶・本水晶と記載しても違反にはならず、注意が必要です。
また、ガラスを溶かして固めた偽物の水晶もあります。本物は触れると
- 硬い
- ひんやり
- 適度な重み
などを感じます。ほかに、2㎝以上の水晶なら、光の屈折率を使って見分ける方法もあります。
水晶を通して髪の毛を見ると毛髪が2本に分かれて見えるのが本物、1本に見えるのがガラス玉を使った偽物です。
練り水晶を使った水晶を見分けるのは難しいので、鑑別書があれば下記のチェック事項を確認させてもらうのも良いでしょう。
- 本物:天然クォーツ・ロッククリスタル
- 人工水晶:合成ロック・クリスタル
- ガラス玉:模造石・人工ガラス
⑧オブシディアン(黒曜石)
オブシディアンは、もともと天然のガラスでできたものです。
このため、一見、偽物と本物の区別がつかないようにも感じますが、オブシディアンにはマイクロライトと呼ばれる微粒子や結晶による輝きがあるのが特徴です。
偽物には、火山灰を混ぜて作ったガラス製のものもありますが、オブシディアンの輝きは人工的に作られたガラスで再現できるものではありません。
まとめ
ここまで、パワーストーンの偽物を売っているお店の特徴と見分け方、偽物に多いパワーストーンの種類について解説しました。
パワーストーンの偽物を売っているお店には、以下のような特徴があります。
実店舗の場合
- 小玉サイズのパワーストーンの方が値段が高い
- パワーストーンのグレード表記をAAAAAとアピールしている
通販サイトの場合
- パワーストーンについての情報があまり記載されていない
- 経営年数が短く、過剰な宣伝を行っている
- 値段と希少性が釣り合っていない
パワーストーンには、人工的に着色されたもの、天然石を溶かしてもう一度加工したものなど、プロでも見分けるのが難しいものもたくさんあります。
実店舗に足を運ぶのが難しく通販で購入する場合には、記事で紹介したパワーストーンの
- 情報の詳細さ
- 値段
- 希少性
などをチェックしてお気に入りのパワーストーンを見つけてください。
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