ツァボライトという鉱石を知っていますか?ガーネットの1種で、ガーネットらしからぬグリーンカラーが魅力の鉱石です。
パワーストーンというよりジェムストーンとしての流通がメインですが、パワーストーンとしての効果もあるので力を期待して身に着けるのもよいでしょう。
今回はツァボライトの魅力や似た石との違い、相性の良い組み合わせなどをまとめました。
- ツァボライト(グリーンガーネット)ってどんな石?
- ツァボライト(グリーンガーネット)の色と種類・似ているパワーストーン
- ツァボライト(グリーンガーネット)が持つスピリチュアル的性質
- ツァボライト(グリーンガーネット)はこんな人におすすめ
- ツァボライト(グリーンガーネット)の効果・効能・スピリチュアルへの影響
- ツァボライト(グリーンガーネット)と相性の良い組み合わせ
- ツァボライト(グリーンガーネット)を身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
- ツァボライト(グリーンガーネット)のお手入れ・浄化方法
- ツァボライト(グリーンガーネット)の好転反応・副作用
- ツァボライト(グリーンガーネット)のQ&A
- ツァボライト(グリーンガーネット)の購入におすすめの販売店・通販
- まとめ
ツァボライト(グリーンガーネット)ってどんな石?
ツァボライト(グリーンガーネット)とは
ツァボライトとは、一部地域でのみ産出するグリーンのガーネットのこと。組成式はCa3Al2(SiO4)3で、カルシウムを含むウグランダイトグループのガーネットです。
小さな粒で産出することがほとんどなので、高品質のツァボライトで2カラットを超えるものはとても希少。ルースでも数十万円するという高級ジェムなのです。
ガーネットといえば、たいていの人が濃いレッドカラーを思い浮かべるのではないでしょうか。実は、ガーネットには「ない色がない」と言われるほど多くのカラーが存在します。
一般的にイメージされるダークレッドから、オレンジ、ピンク、パープルレッド、グリーン、オリーブ、イエロー、そして最近ではブルーのガーネットも発見されました。
ガーネットとは1つの石を表すのではなく、グループ名だと思っておいたほうがよいでしょう。
ガーネットのグループ分け
ガーネットは、以下2種類のグループに分けることができます。
- アルミニウムを含む「パイラルスパイトグループ」
- カルシウムを含む「ウグランダイトグループ」
さらに、パイラルスパイトグループの中で3種類のグループに分けられます。
- アルマンディンガーネット
- パイロープガーネット
- スペッサータイトガーネット
ただ、完全に3つに分かれるわけではなく、中間の存在もあります。
ロードライトガーネットはアルマンディンガーネットとパイロープガーネットの中間種ですし、カラーチェンジガーネットはパイロープガーネットとスペッサータイトガーネットの中間種です。
全体的にレッドやパープルのものが多く、ガーネットの一般的なイメージとなるダークレッドのもは、この中でアルマンディンガーネットにあたります。
ウグランダイトグループについても、以下3種類のグループ分けができます。
- アンドラダイト
- ウバロバイト
- グロッシュラー
ただこちらも中間の存在もあります。グリーンやイエローのものが多く、ツァボライトはこの中でグロッシュラーガーネットに属します。
「ロシアンエメラルド」と呼ばれ高い評価を受けるグリーンのデマントイドガーネットはアンドラダイトガーネット、ツァボライトはグロッシュラーガーネットに属します。
同じグロッシュラーガーネットにはシナモンもしくはゴールドのヘソナイトガーネット、淡いグリーンのメレラニ・ミント・ガーネットが属しています。
この中でもっとも評価が高いのは、デマントイドガーネット、次にツァボライトとなります。
ツァボライト(グリーンガーネット)の名前の由来
ツァボライト(Tsavorite)の語源は、発見地とされるタンザニアのツァボ動物公園にちなんだものです。
名付け親は宝石販売会社であるティファニー社の当時社長であったヘンリーB・プラット(Platt, Henry B,)氏。
いわゆるコマーシャルネーム、つまり流通名であり正式名称ではありません。
近年ではツァボライトという名称が有名になってきたため、鑑別書にツァボライトとして記入されることも増えています。
ツァボライトの正式名称は「グリーングロッシュラーライトガーネット(Green grossularite Garnet)」です。
グロッシュラーとは、英語で西洋スグリを意味する「グロッシュラリア(Grossularia)」が由来です。
ツァボライト(グリーンガーネット)の和名・別名
ツァボライトの和名は「灰礬柘榴石(かいばんざくろいし)」です。灰礬柘榴石とは、グロッシュラーガーネットの和名です。
別名としては「グリーンガーネット」「サヴォライト」などがあります。
ちなみにグリーンガーネットという名称は、かつてグリーンを示すガーネット全般の呼び名でしたが、グリーンカラーのガーネットそれぞれの知名度が上がってきたため、現在ではツァボライトにのみ使われるようになっています。
ただし、鑑別書におけるグリーンガーネットには別の意味があり、必ずしも「グリーンガーネット=ツァボライト」ではないことを覚えておきましょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)の歴史
ツァボライトは1967年にタンザニア北部で発見されました。
発見者はスコットランドの地質学者キャンベル・ブリッジズ(Campbell Bridges)氏。このときは鉱山の権利をタンザニア政府が国有化してしまい、ツァボライトを海外へと持ち出すことはかないませんでした。
仕方なく、ブリッジズ氏は隣接するケニアに移住。ツァボライトの鉱山がケニアにまで続いていると予想してのことでした。
そして、1971年にはケニア南東部にあるツァボイースト国立公園で鉱脈を発見。ケニア政府から許可をもらい採掘を始めたのです。
当時、この地域は未開の地であり、猛獣や先住民族、略奪者から身を守るためにブリッジ氏は木の上で生活していたんだそう。
その後アメリカにツァボライを持ち込んだところ、当時のティファニー社社長であったヘンリー・プラットが興味を示し、1973年にはツァボライトと命名。
翌1974年には2度にわたってプロモーションを行ったことで、ツァボライトは新種のガーネットとして世界中に知られることとなったのです。
実は、ブリッジ氏は1961年にもジンバブエでツァボライトらしきジェムストーンを発見していました。
このときは鉱脈を探し当てることができず採掘もできなかったようで、そのグリーンの鉱石がツァボライトであったかは今も不明のままです。
ツァボライト(グリーンガーネット)の産地
- ケニア
- タンザニア
かつてはケニア、タンザニア、マダガスカル、ザンビアで合わせて50近くの鉱山が稼働していました。しかし、現在ではケニアとタンザニアにある4つの会社のみが採掘をしています。
採掘が困難で地学知識が必要なこともあり、採算が取れず事業撤退してしまう会社が多いことが要因です。
採掘量がどんどん減っているため、今後レアストーンとなっていくことは間違いないでしょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)の硬度
ツァボライトのモース硬度は7.25-7.5。へき開性はなく、耐久性の高い鉱石といえるでしょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)の宝石言葉・石言葉
- 不変の愛
- 忍耐力
- 貞淑
- 友愛
- 叡智など
ツァボライト(グリーンガーネット)と誕生石・曜日石・守護石
ツァボライトは1月11日、4月25日、5月30日の誕生日石に制定されています。ガーネット自体が1月の誕生月石なので、ツァボライトも含まれていると考えてよいでしょう。
また、ツァボライトが属するグロッシュラーガーネットは、牡羊座、かに座、獅子座、おとめ座の守護石でもあります。
ツァボライト(グリーンガーネット)の色と種類・似ているパワーストーン
グァボライトはグリーンガーネットという呼び名の通り、グリーンカラーをしています。
クロムとバナジウムによる発色で、エメラルドのように濃いものからオリーブグリーンに近いものまで濃淡はさまざま。
一般的に、内包物が少なく粒が大きく、カラーが濃いものが高ランクとされています。
デマンドイドガーネット
「ロシアンエメラルド」の異名を持つデマンドイドガーネット。ツァボライトと同じくウグランダイトグループに属し、アンドラダイトガーネットという種類になります。
デマンドイドガーネットとツァボライトの違いは、その輝き方でしょう。
デマンドイドガーネットは屈折率や分散率がとにかく高く、わずかな光でも眩しく輝き、ファイア効果が見られるのが特徴。
また、高品質とされるロシアのウラル産のものは、ホーステール呼ばれる馬のしっぽに似た形の内包物があります。見分ける際の参考にしてよいでしょう。
ウバロバイトガーネット
ツァボライトやデマンドイドガーネットと同じくウグランダイトグループに属する、ウバロバイトガーネット。
ジェムランクでの産出がほとんどなく、とても希少なので見かけることすらないでしょう。
ほとんどが母岩に張り付いた原石状態で流通していますが、ルックスは深いグリーンの苔のようにも見えます。
母岩に張り付いた原石状態のツァボライトなら、確かに似ているといえます。多少ウバロバイトガーネットの方が濃い色合いをしているでしょうか。
素人が肉眼で見分けることは難しいでしょう。
メレラニ・ミント・ガーネット(ミントガーネット・ライムガーネット)
メレラニ・ミント・ガーネットは、ツァボライトと同じくウグランダイトグループのグロッシュラーガーネットに分類される、ミントカラーのガーネットです。
1998年にタンザニアのメレラニ地区で見つかったことが名前の由来で、比較的新しいジェムストーンといえるでしょう。
ミントと名前に入っているとおり、ツァボライトに比べるとカラーが薄いです。しかし、小さなものでは判別がつきづらく、プロに鑑別を頼んだ方が無難でしょう。
また、日本ではミントガーネットとツァボライトは別物として扱われていますが、両者ともに正式な名称はグロッシュラーガーネットです。
また、海外ではツァボライトと同一であると考えている国もあるため、「ミントガーネットはカラーが薄いツァボライト」として、「ツァボライトミントガーネット」という名称が用いられることもあります。
ペリドット
オリーブグリーンの鉱石として思いつく人が多いのは、ペリドットではないでしょうか。草原のように爽やかで、はつらつとした波動を持つパワーストーンとしても愛されています。
ペリドットとツァボライトは同じグリーン系なので近い存在といえるでしょう。しかし、ペリドットにはイエローみがあるため、色味が違います。
また、ペリドットは分散率が高く輝きが強いので、ツァボライトとは輝きの面でも区別できるでしょう。
エメラルド
グリーン系ジェムストーンの代表格といえば、やはりエメラルドでしょう。
フォールスネームとして使われることも多く、グリーン系ガーネットであるデマンドイドガーネットは「ロシアンエメラルド」という異名を持っています。
エメラルドはツァボライトに比べてカラーが濃く、深いです。高品質のツァボライトでも、エメラルドほど深みのあるカラーではありません。
そのため、カラーリングによって見分けることが可能でしょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)が持つスピリチュアル的性質
ツァボライト(グリーンガーネット)と風水
ツァボライトは風水における五行思想では木気を持っています。
木気は「仁」。優しさや慈しみの心を表す気質です。木がぐんぐんと伸びていくように、成長や発展、若さを表す気質でもありますが、反面、未熟さを意味することもあります。
ツァボライト(グリーンガーネット)と相性の良い方位
- 東南
- 南西
ツァボライト(グリーンガーネット)とチャクラ
ツァボライトは第4チャクラを活性化させます。
第4チャクラは胸にあり「ハートチャクラ」と呼ばれます。「愛」「癒し」「調和」を司る内面へ向けたチャクラで、心に負った傷を癒したり精神を安定させる力を宿しています。
ツァボライト(グリーンガーネット)はこんな人におすすめ
- 生きることに前向きになりたい人
- ネガティブ思考を変えたい人
- 精神的な余裕が欲しい人
- 他人と穏やかな関係を築きたい人
- 困難を乗り越えたい人
- リーダーポジションにいる人
ツァボライト(グリーンガーネット)の効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.ヒーリング・魔除け
ツァボライトにはヒーリング効果や魔除け効果があるとされています。
ツァボライトは人の手が入っていない大自然の力を秘めたパワーストーン。生命力を高め生きていくための気力をやしなってくれます。
恐怖心や不安感などネガティブな感情に反応し、ポジティブに物事をとらえられるよう、まずは心の整理をさせてくれるのです。結果、健全な精神状態となり、肉体と精神のバランスが取れるでしょう。
ツァボライトが持つヒーリング効果の中でもっとも顕著なのは、マイナスをプラスに転じる点です。
植物が光合成をする際に二酸化酸素を吸収して酸素を排出するように、大自然の力を持つツァボライトは、持ち主の中に入ったネガティブな存在をポジティブなものに変換して周囲に出していきます。
このため、どんなにネガティブな存在がやってきても結局はポジティブに考えられるようになり、恐怖や不安に怯えることがなくなるのです。
人間が持つ心配や絶望は、考え方ひとつといったところがあります。悪いことを考えると悪い方へと進んでしまう経験は、誰にでもあるでしょう。
ツァボライトは負のスパイラルを断ち切るため、持ち主がポジティブに物事を考えるように仕向けることで、ネガティブな存在を寄せ付けなくしてくれるのです。
この作用が魔除けにつながり、持ち主を守ってくれるでしょう。
2.困難打破
ツァボライトには困難打破の効果があります。
ツァボライトはガーネットの1種です。ガーネットには「勝利」「実り」といった意味があり、持ち主に忍耐力と一途さを与えて一生懸命努力させることで、良い結果を得させる効果があります。
努力に応えてくれる石といってもよいでしょう。やる気をアップして持続させ、困難に屈さないようサポートし続けてくれる石なのです。
ツァボライトは、ガーネットの持つ意味に冷静さや穏やかさをプラスした効果があります。
静と動の両方を持っているため、一心不乱に頑張るだけでなく、時には立ち止まって周囲の様子をうかがわせ、状況をしっかりと把握させてくれるでしょう。
何事にも屈しないガーネットの強さに落ち着きがプラスされたツァボライトは、困難に陥った際にも諦めさせず、良い方法を見つけて実行させてくれるのです。
マイナスをプラスに転じる力が強い点も、困難打破に効果的といえるでしょう。
3.対人運アップ
ツァボライトは対人運アップ効果があり、愛情を呼ぶとされています。
ツァボライトは精神安定効果のあるパワーストーンで、持ち主にガーネットらしい情熱とともに冷静な判断力や落ち着き、穏やかさをもたらす効果があります。
心に余裕ができると他人にも優しくなれますよね。落ち着いて相手を観察したり話を聞いたりすることで、周囲の人からの信頼度がアップし、関係が良くなっていくでしょう。
対人関係に積極的になったり愛を呼び起こす意味もあるので、恋愛においても効果的。新しいご縁があったり、パートナーとの仲が改善されたりします。
また、ツァボライトは「指導者の石」と呼ばれることもあるほど、リーダー向きのパワーストーンです。
ガーネットの持つ一途さや生真面目さ、忍耐力をベースにしながら、落ち着きや穏やかさ、そして判断力をもたらしてくれるからです。
どれもがリーダーに必要な要素であり、さらに信頼度もアップしてくれるため、人の上に立つ人や誰かを導く職種にある人によいでしょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)と相性の良い組み合わせ
ツァボライト(グリーンガーネット)×ガーネット
ツァボライトとガーネットの組み合わせは、やる気アップや目標達成に効果があります。
ガーネットは「実りの石」「勝利の石」といわれ、持ち主の心に情熱をもたらし、一途に努力させる効果があります。
目標にたどり着くまでに起きる困難にも屈することなく、目標まで一直線に向かうパワーを与えてくれるでしょう。
情熱的なパワーをもたらす石なので、仕事や勉学などさまざまな目標を掲げている人におすすめのパワーストーンです。
そして、ツァボライトにはガーネットのもたらす動のパワーだけでなく、落ち着きや優しさ、冷静さを与える効果があります。
ヒーリング能力にも長けているので、目標へと向かう中で辛いことが起こったとしても、心を癒してストレスを軽減してくれるでしょう。
ガーネットの持つパワーをサポートしてくれるような関係性となります。
また、ガーネットには「一途」という意味があり、ガーネットを他の石と組み合わせると嫉妬して効果を発揮しないといわれています。
しかし、ツァボライトはガーネットの1種であり近い存在ですから、ガーネットが嫉妬してしまうこともなく、相性は悪くありません。
ツァボライト(グリーンガーネット)×パイライト
ツァボライトとパイライトの組み合わせは、危険回避や決断力アップに効果があります。
パイライトは鉱石というより真鍮のようなルックスをしたパワーストーン。原石の形が特徴的なので、その形状を生かした状態で流通することも多いです。
パイライトは持ち主に自信を与え、意志を強くし、自分を貫かせるパワーストーンです。心を強くすることで周囲からの悪意を跳ね返す、魔除け効果もあります。
一方、ツァボライトはガーネットが持つ情熱だけでなく、落ち着きや思慮深さを与える効果があります。
思考をクリアにしてネガティブな考えを追い出すことで、状況をしっかり把握できたり良い選択肢を選ぶことができるでしょう。
パイライトが持つ自分を強くし悪影響を受けなくなる効果や意志を強くする効果と合わせることで、大きな決断にも自信と信念を持ってのぞめます。
ツァボライトが備える魔除け効果を、パイライトがアップしてもくれるでしょう。「悪い方へは転がらないようにする」といった組み合わせなので、新しいことを始めるタイミングにもおすすめです。
ツァボライト(グリーンガーネット)×アイオライト
ツァボライトとアイオライトの組み合わせは、状況好転効果があります。
アイオライトは、古代バイキングたちが海上で羅針盤にしていたとされるパワーストーンです。
パープルがかった深いブルーのカラーリングで人気があり、思考をクリアにしたりインスピレーションを高める効果があります。
精神的な混乱を鎮め、ネガティブな感情を手放させる効果も高いです。思考と精神の両方を整えてくれるので、自分に必要なものとそうでないものがよく分かり、進むべき道が見えてくるでしょう。
そして、ツァボライトは物事を落ち着いて考える力や、諦めない忍耐力を授けてくれる効果があります。
ガーネットの持つ情熱の炎に癒しや冷静さがプラスされた石なので、どんな困難に陥ったとしても決して諦めず、良い選択肢を選べるのです。
人生の道標となってくれるアイオライトとの組み合わせは、より良い結末へと導いてくれるでしょう。
また、アイオライトの感情デトックス効果とツァボライトのネガティブをポジティブに好転する効果を合わせることで、ストレスが軽減されたり、対人面が整理され健全な関係を結べるようにもなります。
ツァボライト(グリーンガーネット)×カイヤナイト
ツァボライトとカイヤナイトの組み合わせは、ピンチ脱出効果や状況好転効果があります。
カイヤナイトは美しいブルーのパワーストーンで、迷いを打ち消し自信をもたらし、自立心や独立心を高める効果を持っています。
固定観念を外す効果が高く、でインスピレーションがアップしたり、潜在能力が開花するともいわれています。
これまで失敗続きだった人に弱点と長所を教え、悪癖を直させ、新たな道を切り開いてくれるでしょう。何らかの目標がある人や負のスパイラルから抜け出したい人におすすめのパワーストーンです。
そして、ツァボライトにはヒーリング効果や落ち着きをもたらす効果があります。精神的な膿を出すことで合理的に物事を考えられるようになり、状況が好転するでしょう。
ガーネットが持つ努力を促す効果もあるので、目標に向かって諦めず努力させてもくれます。
ネガティブをポジティブに変換することに長けた石なので、ピンチに陥ったときや努力を諦めたくなったときにおすすめ。
カイヤナイトが持つ自立心や自信を高める効果と合わせることで、困難から脱出する気力がわいてくるでしょう。
また、カイヤナイトにはインスピレーションアップ効果があるため、ツァボライトの状況把握効果と合わせることで、ピンチから脱出するベストな方法が思いつくでしょう。
どうしたらよいのか分からなくなっている人におすすめの組み合わせです。
ツァボライト(グリーンガーネット)×クロムダイオプサイド
ツァボライトとクロムダイオプサイドの組み合わせは、トラウマ解除や自信アップ効果があります。
クロムダイオプサイドとは、クロムを含んでグリーンに発色したダイオプサイドのこと。ルックスはツァボライトに似ています。
癒し効果があり、自分を愛する心を呼び覚ますと同時に理性や合理性をアップし、「自分のためにどうするべきか」を最優先するよう促します。
悪縁や悪習慣から離れられる効果が高く、自分にとって最善の道を自信を持って選ぶことができるでしょう。
一方、ツァボライトは情熱と共に冷静さをもたらす効果があります。何事にも屈しない強い心と状況をしっかり把握し道を選ぶ思考力を授けてくれるので、どんなときにもベストな選択ができるでしょう。
また、大自然の力を宿したツァボライトには、ヒーリング効果もあります。
自愛の心を呼び覚ますクロムダイオプサイドとの組み合わせは、過去のトラウマを手放したり、後悔や自責の念を捨てさせてくれるでしょう。
自信を持って未来に向かっていきたい人に、おすすめの組み合わせです。
ツァボライト(グリーンガーネット)を身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ツァボライトを身に着けるなら、ネックレスやブローチがおすすめです。ツァボライトは胸にあるハートチャクラに作用します。
癒しをもたらし生きていく気力をアップさせてくれるので、辛いことがあったり気持ちが落ち込んでしまったときに、胸に押し当てるとよいでしょう。
ネックレストップにしたり、胸に着けるブローチにするのがおすすめです。
ツァボライト(グリーンガーネット)のお手入れ・浄化方法
ツァボライトはモース硬度が7程度あり、へき開性もありません。傷がつきにくく割れにくいといえるでしょう。日光による退色の心配もなく、水にも強いです。
ただし、何をしても大丈夫というわけではありません。最低限の礼儀を持って、丁寧に取り扱ってくださいね。身に着けた後は柔らかい布で汚れを拭き取る程度はしましょう。
浄化方法 | 対応 |
---|---|
塩・塩水 | △ |
流水 | ◎ |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
日光・月光浴 | ◎ |
土 | ◎ |
音 | ◎ |
塩・塩水
塩や塩水による浄化は、ツァボライトに対応しています。ただし、表面に傷があるツァボライトの場合、内部に塩分が浸透することで変質の原因になってしまうので、避けてください。
塩で浄化する場合は、浄化皿の上に塩を盛り、ツァボライトを上に乗せるか中に埋めるかしましょう。
塩水での浄化なら、まずは3%程度の濃さの塩水を作成します。グラスに塩水をそそぎ、その中にツァボライトを沈めましょう。
どちらも1時間程度で浄化が完了しますので、流水ですすぎ、水けを軽く取ったら自然乾燥させてください。
流水
流水による浄化は、ツァボライトに対応しています。
浄化皿の上にツァボライトを乗せ、蛇口からの水が直接当たらないように位置を調節してから水を流します。
小川のせせらぎの中にツァボライトが浸っているようにセッティングしてください。10分ほどで浄化が完了するので、水けを取り、自然乾燥させましょう。
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ツァボライトに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意しましょう。火をつけ、立ち上る煙の中にツァボライトをくぐらせます。10回程度で浄化が完了します。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ツァボライトに対応しています。
クラスタを使用する場合は、クラスタの上にツァボライトを置くだけ。さざれ石を用いる場合は、浄化皿の上にさざれ石を盛り、ツァボライトを上に乗せるか中に埋めるかします。
どちらも3時間程度で浄化が完了します。
日光・月光浴
日光もしくは月光による浄化は、ツァボライトに対応しています。
浄化皿の上にツァボライトを乗せ、日光浴もしくは月光浴をさせてあげましょう。
日光浴の場合は1時間から2時間程度、月光浴の場合は2時間から3時間程度で浄化が完了するといわれています。
日光でパワーチャージできる
ツァボライトは日光と相性が良く、浄化だけでなくパワーチャージもできます。
10分程度で良いので、午前中の日光にツァボライトを当ててください。木々の葉っぱが太陽を浴びて輝くように、ツァボライトの中にも太陽の力が注入されていきます。
ただし、必ず午前中の太陽で行ってくださいね。
土
土による浄化は、ツァボライトに対応しています。
天然素材の布でツァボライトを包み、乾いた柔らかい土の中に埋めます。1週間から2週間で浄化が完了しますので、掘り起こしたら流水で汚れを落とし、水けを取り、自然乾燥させましょう。
土でパワーチャージできる
ツァボライトは人の手が入っていないような大自然の力を宿したパワーストーンなので、土に埋めることでパワーチャージが可能です。地面が理想的ですが、プランターの土の中でもよいでしょう。
天然素材の布でツァボライトを包み、24時間程度土の中に埋めます。取り出したら流水で汚れを落とし、水けを取り、自然乾燥させればOKです。
音
音による浄化は、ツァボライトに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にツァボライトを乗せて、音を奏でます。
水晶ポイントの先をツァボライトに向けたまま、ツァボライト中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らし、繰り返してください。10回程度で浄化が完了します。
ツァボライト(グリーンガーネット)の好転反応・副作用
ツァボライトは穏やかな波動を持つパワーストーンで、クセが強くありません。ガーネットはクセが強いことで有名ですが、ツパボライトは波動が違うのです。
そのため、好転反応が起きることは少ないでしょう。ですが、すべての人に好転反応が起きないわけではありませんので、頭痛や体の火照りなど異常を感じたら好転反応を疑ってくださいね。
好転反応らしき症状がみられたら、まずはツァボライトから離れてください。落ち着いたころに、ツァボライトを身に着けましょう。
1日に身に着ける時間を2時間程度にして数日繰り返し、徐々に時間を長くしていきます。最終的に波動が馴染めば、長時間身に着けていても好転反応が起きなくなるはずです。
人によっては、ツァボライトを含むガーネットグループのすべてと相性が悪い人もいます。
ツァボライトは確かに穏やかな波動を持っていますが、ガーネットであることは間違いありませんので、無理はしないようにしましょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)のQ&A
ツァボライト(グリーンガーネット)の偽物の見分け方は?
ツァボライトはガーネットグループの中でも評価が高く、人気もあり、高価です。パワーストーンというよりはジェムストーンとして流通し、鑑別書付きのものも多いです。
似た石も多いですから、間違いなく本物のツァボライトが欲しいなら、鑑別書付きのものを購入しましょう。本物ですから高価ですが、仕方ないと思ってください。
鑑別書にある鉱物名は「天然ガーネット」、宝石名は「グリーングロッシュラーガーネット」もしくは「ツァボライト」となります。
ちなみに、宝石名が「グリーンガーネット」だけなら、ツァボライトではなく他のグリーン系ガーネットとなります。
ツァボライト(グリーンガーネット)が割れた・欠けた!特別な意味はある?
ツァボライトはモース硬度が7程度あり、へき開性はありません。そのため割れたり欠けたりしづらい鉱石です。
ただし、何をしても大丈夫というわけではありませんので、丁寧に取り扱うようにしましょう。
取り扱いに問題がないのにツァボライトが割れたり欠けたりしたら、物理的な要因ではなく、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
力を失ったパワーストーンは割れたり欠けたりして、力が底をついたことを示すといわれています。
ツァボライトは常に稼働しているタイプのパワーストーンではありませんが、それでも日々力を消耗し続けています。そのため、定期的な浄化やパワーチャージは必須。
人間が休息や栄養補給が必要であるのと同じです。2週間に1度は浄化、月に1度はパワーチャージをしてあげましょう。
また、ツァボライトは生命力アップ効果のあるパワーストーンです。もしかしたら、持ち主の生命力がダウンするような出来事が未来に待っているのかもしれません。
病気やケガの可能性もあれば、精神的ダメージを負うような出来事が起きる可能性も考えられます。せっかくツァボライトが教えてくれているので、気をつけておきましょう。
割れたり欠けたりしたツァボライトは、リメイクに出しても問題ありません。穢れを受けたわけではないのですから、今後も大事にするとよいでしょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)の色が変わった?退色・変色する?
ツァボライトは基本的に退色や変色の可能性がない鉱物です。
天然未処理でも十分に美しいとされ、カラーを際立たせるような加工がおこなわれることも少ないので、加工が剥がれたり効果が薄くなったりすることもまれです。
しかし、クリアかつ有色の石は紫外線に当て続けることで退色するのが一般的。
ツァボライトの場合は特に紫外線に弱いわけではないので「何カ月も紫外線に当てっぱなしなら退色することがある」という程度です。
念のため、太陽光や蛍光灯の下に置きっぱなすのではなく、ジュエリーボックスに入れて光を遮断してあげましょう。
紫外線に晒したわけではないのに退色や変色をしたなら、スピリチュアルな要因を考えましょう。
パワーストーンは力が弱まると退色するといわれています。浄化やパワーチャージでしか防げませんので、しっかりとケアしておきましょう。
もし退色が見られたら浄化とパワーチャージを試し、様子見してください。それでも戻らなければ、ツァボライトの力の総量が減ってしまったということ。
力が弱まったツァボライトとしてお付き合いしていくしかないでしょう。
しかし、パワーストーンという存在は、人間の予想を裏切ることがあります。「退色してしまったツァボライトをジュエリーボックスで保管し半年後に確認したらカラーが戻っていた」という話もあります。
長期休みを与えると思って、ジュエリーボックスでゆっくりさせてあげるのもよいかもしれません。持ち主のインスピレーションを大事にして、どうするかを決めてよいでしょう。
ツァボライト(グリーンガーネット)の購入におすすめの販売店・通販
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まとめ
そのほとんどがジェムストーンとしての流通である、ツァボライト。天然未処理のままでも十分に美しいとされる、貴重な鉱石です。
ジェムとしてではなくパワーストーンとして身に着けることももちろん可能で、ガーネットの効力をベースにした個別の力を発揮してくれるでしょう。
実際のところ、ツァボライトは他のパワーストーンと比べ物にならないほど高価です。
信頼のできるショップで鑑別書付きのものを購入し、人生におけるお気に入りの石の1つとしてお迎えするのがよいでしょう。
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