何を基準にしてその人の頭がいいか悪いかを判断するのは難しいですが、社会人になるとこの人は頭がいいなあ、あるいは頭が悪いなあということを感じることがよくあります。
まだ頭が悪くても素直なら可愛らしいのですが、こういう人に限って自分は仕事ができると思っていたり、変にプライドが高く人の言うことに耳を傾けないので厄介です。
プライベートではこうした人と付き合わないようにすればいいですが、会社の同僚や上司がこういうタイプだと、疲れるだけでなく余計なストレスも溜まってしまいますね。
そこで今回は頭が悪いのにプライドが高い人の特徴や、そういう人とはどのように付き合っていけばいいのかについて記載します。
職場などで思い当たるような人に悩まされている人は、今回の記事を読んでぜひ参考にしてください。
頭が悪いのにプライドが高い人の特徴
一緒に仕事をしていると、この人は頭がいいなあ、この人は頭が悪いのにプライドが高いなあと何となく思うことがあります。
まずはどんな場面でそんな風に判断するのかというところを以下に記載します。
それではそれぞれの場面についてもう少し詳細に見ていくことにします。
会話をしている場面
話の進め方で、その人の頭がいいか悪いかを判断する時があります。
- 頭のいい人…話をしていても論理的で必要な要点のみを話す
- 頭の悪い人…冗長でなかなか要点を述べようとしない
またこういうタイプに限ってプライドが高いため、手短に話すことを要求すると急に怒り出したりするのです。
仕事をしている場面
仕事をしているのを見ても、頭がいい人と悪い人では違いがあります。
- 頭のいい人…仕事の優先順位を決めることができるだけでなく、相手の立場に立って仕事を進めることができる
- 頭の悪い人…仕事の優先順位が立てられないためについつい目先の仕事に追われてしまい、効率的に仕事を進めることができない
そんな頭の悪い人に限って自分は仕事ができるというプライドがあるため、このようなタイプの同僚や上司と仕事をするのとかなりのストレスを感じてしまうのです。
考え方を知った場面
- 頭のいい人の考え方…論理的、客観的に物事を判断できる
- 頭の悪い人の考え方…ついつい感情的、主観的に物事を判断する
まだ他人のアドバイスに耳を傾けてくれればいいのですが、こうした人はプライドも高く自分の考えを曲げようとしないため、なかなか人の言うことを聞いてくれません。
この人は頭がいい、悪いと感じる場面は、特に一緒に仕事をしている時に感じることが多いでしょうが、では頭が悪いのにプライドの高い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
次に頭が悪いのにプライドが高い人の特徴を以下に記載します。
それではそれぞれの特徴についてもう少し詳細に見ていくことにしましょう。
自分の考え方や意見を変えず、相手に押し付けてしまう
- 頭のいい人…状況に応じて相手に合わせることができる
- 頭が悪くプライドの高い人…自分にこだわるために相手に合わせることができず、ともすれば自分の考えや意見を相手に押し付けようとする
自分の考えや意見が的を得ていればいいのですが、こうした人の意見や考えは、その場にそぐわないものが往々にしてあることから、相手に嫌がられてしまうのです。
自分の間違いを認めることができない
頭が悪くプライドの高い人は頑固な面があることから、自分が間違っていたとしてもそれを認めることができません。
どんな人でも間違いはするものなので、間違ってしまった時にうまく対処すれば問題にはならないのですが、こうした人は自分の間違いを認めることができないので、人間関係が悪化したりトラブルに発展することもあります。
ステータスで人を判断してしまう
頭が悪くプライドの高い人は、自分を物差しにして相手は自分より上か下かで判断します。自分より上だと思った相手には下手にでますが、自分より下だと思った相手には傲慢な態度で接してしまいます。
ステータスで人を判断してしまうような人は、表面的には付き合ってくれても、陰で色々と言われてしまうことがあるので注意が必要です。
上から目線で相手と接してしまう
頭が悪くプライドの高い人は、自分は相手よりも頭がいいと思っていることから、ついつい上から目線で接してしまいます。
まだ利害関係があるうちは付き合ってもらえますが、普段から快く思われていないことから、利害抜きの関係は持ちたくないと思う人が多いでしょう。
自分の思い通りに何でもしようとする
頭が悪くてプライドの高い人にはわがままな人が多く、自分の思い通りに何でもやろうとします。
自分の思い通りにできているうちはまだいいのですが、自分の思い通りにならないと不貞腐れたりあからさまに不快な態度を取ります。
こうした自己中心的な人は、一緒に付き合っていても疲れてしまうことから、親しかった人も次第に遠ざかってしまうのです。
頭が悪いのにプライドが高い人のデメリット
頭が悪くてプライドの高い人はどのような人なのかをこれまで記載しました。こうした人は仕事や人間関係で損をすることが多いのですが、そうしたデメリットをここではいくつか記載します。
それではこうしたデメリットについてもう少し詳細に見ていくことにしましょう。
人間関係でトラブルが発生する
頭が悪くてプライドの高い人は、人間関係でトラブルになることが多いです。
こうした人は相手の気持ちが分からず自分のやりたいようにやってしまうため、相手に不快感を与えたり時には迷惑をかけることもあります。
またトラブルが発生しても素直に謝ればいいのですが、自分のやったことの何が悪いのか気づかないことから、時には人間関係にひびが入ることもあります。
好きな人に嫌われる
頭が悪くプライドの高い人は自己主張が強いことから、好きな人に嫌われることが多いです。
最初のうちは好意を持ってもらったとしても、次第にわがままでプライドの高い面が分かってくると、相手の気持ちも次第に冷めて距離を置くようになります。
人に好かれようと思えば相手の気持ちを察してあげることが大切ですが、頭が悪くてプライドの高い人はこうしたことがなかなかできないのです。
仕事がスムーズに進まない
頭が悪くてプライドの高い人は、その場に応じて柔軟に対処することがなかなか難しいことから、仕事がスムーズに進まないことが多いです。
また同僚に助けを求めることもできないので、仕事がたまっていくだけでなく、定められた納期に遅れてしまいトラブルになることもあります。
円滑に仕事を進めるには良好な人間関係も必要ですが、頭が悪くてプライドの高い人はこうした人間関係を築くことが難しいのです。
周りからの評価が低い
頭が悪くてプライドの高い人は、自己評価と周りからの評価にかなりのギャップがあります。
プライドが高いので自己評価は高いのですが、人間関係や仕事でトラブルになることがあることから、周囲の評価は自分が思っているほど高くはないことが多いです。
また、こうした周りからの評価に自分が気づいていればいいのですが、自己評価と周りからの評価にギャップのある人は、往々にして気が付かないことが多いのです。
頭が悪いのにプライドが高い人の対処法
頭が悪いのにプライドが高い人にはできるだけ距離を置くようにするのがいちばんの対処法ですが、学校や職場などでどうしても付き合わないといけないケースもあることでしょう。
頭が悪いのにプライドの高い人と接しているとイライラしたり関係が悪化することが多いのですが、そうならないための対処法をここではいくつか紹介します。
深呼吸をする
頭が悪いのにプライドが高い人にイライラした場合、イライラをため込んでしまうのはかなりのストレスです。そんなときは相手から少し離れてゆっくりと深呼吸をしてみてください。
深呼吸をすることで自分の気持ちをリセットできるだけでなく、落ち着きを取り戻すことができます。
相手に過度な期待を抱かない
頭が悪いのにプライドが高い人というのは、自分本位で物事を考えてしまうため、
- 自分のやり方で勝手に仕事をする
- ミスをしても自分のせいだと認めようとしない
などとがよくあります。気持ちがイライラとしてしまうのは、自分が期待しているように相手が動いてくれないということもあるので、こうした人に接する時は過度な期待を抱かないというのも一つの方法です。
この程度の人だと事前に思っていれば、仮に相手が何らかのミスをしたり、ミスに対して謝らなかったとしてもあまりイライラすることもないでしょう。
進捗状況を確認したり、メモを取らせる
職場で頭が悪いのにプライドが高い人と一緒に仕事をしないといけない場合、こうした人は
- 自己流で仕事を進めてミスをする
- 人の言うことを聞かずに仕事をする
などということが多々あります。そのため一緒に仕事をする場合は、
- 仕事の内容を説明する際にもメモを取ってもらう
- 任せっぱなしにしないで進捗状況を都度確認する
などが必要です。またプライドが高いことから、分からないことがあっても質問をしないということもありますので、質問をしやすい雰囲気を作ってあげるだけでなく、こちらから聞いてあげるのもいいでしょう。
イライラしたことで怒らない
頭が悪くてプライドが高い人は、意図的に相手をイライラさせようとしているのではないので、そのことで怒ったとしてもお互いにあまりいいことはないでしょう。
仕事のミスや何気ない言葉でイライラさせられたとしても、怒るのではなくやんわりと注意や指摘をしてあげることも大切です。
イライラしたのは相手のせいかもしれませんが、イライラしてあまり怒ってしまうのは自分のためにも良くないので、そこは大人の態度を心がけるようにしてください。
まとめ
今回は頭が悪いのにプライドが高い人の特徴と対処法について記載しました。
こうした人は相手の立場に立って考えることができないので、
- 自分の思う通りにしようとする
- 自分のミスを認めようとしない
などから、相手から嫌われたり人間関係に悪影響を与えることがしばしばあります。
プライベートならば距離を置いたり付き合わないという選択肢もありますが、職場などどうしても接しないといけない場合はこうした人の言動についついイライラしてしまうでしょう。
ですが、イライラしたあまり怒ったりするのは自分にとってもマイナスでしかないので、そんな時は
- 相手から少し離れて深呼吸をする
- 別のことを考える
などしてイライラを鎮めるようにしてください。自分の周りにもこんな人がいるなあと思ったのならば、今回の記事の内容をぜひ参考にして対処するようにしてください。
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