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心を開かない人の心理とは?心を開く方法

これまでに、「この人って、心を開いてくれないなぁ」と感じる人に出会ったことはありますか?心を開いてくれないことに寂しさを感じたり、逆に、「絶対にこの人の心を開いてみたい!」と燃えてきたり。簡単に心の内を見せてくれない相手って、妙に気になる存在として記憶に残ることもありますよね。
今回はそんな心を簡単に開いてくれない人の心理や、心を開いてもらうためにはどんなアプローチが有効なのかについて、まとめてみました!

そもそも心を開かないとはどんな状態?

心を開かない人とは、具体的にどんな様子の人が思い浮かびますか?例えば、人とのコミュニケーションを避けるとか、何を質問しても自分に関する質問には答えてくれないとか、何かしらの行動が、「心を開いていないな!」と思わせるのだと思います。

そこで、まずは心を開いていないと感じる言動について具体的に整理してみたいと思います。
心を開かない人についてたずねた興味深いアンケート結果がありましたので参考にしてみましょう。

【心を開けない・閉ざす人にみられる特徴】
出典:Domani『【100人に聞いた】周囲に「心を開いていない」と感じる人はいる?』
※30~45歳の日本全国の有職既婚女性100人

【心を開けない・閉ざす人にみられる特徴】

  1. 自分のことを話さない
  2. 目が合わない
  3. 壁を感じる
  4. 会話が弾まない
  5. 自分の考えを話さない
  6. 遠慮している

これらの特徴から言えることは、私たちは自分のことをあまり打ち明けてくれない人会話をせず壁を作る感じがする人に対し、心を開いていない、と感じるようです。

心を開かない人の心理

では、心を開いていないな、と感じる言動をする人とは、どんな心理からその行動を選択しているのでしょうか?まずは、意識的に心を開かないようにしている人の心理について考えてみましょう。

心理① 警戒している
他人に対する警戒心がとにかく強くて、安心しないと自分の情報を打ち明けられない気持ちが強いタイプです。何らかの理由で人間不信があるかもしれません。秘密主義でいることが最も安心だという信念があるのかもしれません。

心理② 相手に先に心を開いてもらいたい
自分が先に色々話すことに強い拒否感があるタイプです。相手が先に話してくれないと安心できない、自分ばかり先に話すのは何となく癪に障る、負けた気がするなど、謎の負けず嫌いが関係している人もいるかもしれません。

心理③自分をミステリアスに演出したい
本当は心を開きたいけれど、簡単にぺらぺら話すのは格好悪いと思っていたり、秘密めいたキャラクターの方がかっこいいと思っているタイプです。相手から興味を持ってもらいたいという気持ちが強いのかもしれません。

このように、あえて心を開かないよう振る舞っている人というのは、疑り深かったり、人を信頼できなかったりする傾向が強いと言えます。おそらく、幼少期にうけた教育や育った環境の影響によるものでしょう。
または、自分のキャラ作りのために、あえて心を開かずにいるのかもしれません。謎が多い人だと思われたい、自分から簡単に話さないことでみんなの関心を惹きつけたい、構ってもらいたい、そんな思いが強いのかもしれません。

心を開けない人の心理

先ほどは意識的に心を開かない人の心理について見てきましたが、続いては、本当は心を開きたいのに上手くできない人の心理について考えていきましょう。

心理①自信がない
自分のことを誰かに話すなんておこがましい、自分のことなんで誰も興味を持つわけがない、私には人に話せるようなネタは何もない、、、そんな風に自分をネガティブに捉えている人は、あまり積極的に自分の話をしてくれないでしょう。自分で自分を否定的に決めつけてしまっているタイプです。

心理②周りの評価が過度に気になる
自分に自信がない、というわけではないけれど、周りの人の評価が気になりすぎて、自分のことを表に出せないタイプもいます。誰かにダメだしされたり、自分が思っている評価とは異なる評価を言われたりするのが怖くて、傷つくくらいだったら黙っておこう、、、という心理が働いています。

心理③言葉で表現することが極端に苦手
心を開いていてみたいけれど、単純に自分の言葉を的確な言葉で表現することがかなり苦手なタイプです。出来事や事実であればまた話せるのですが、「あなたの考え」や「自分が感じた気持ち」といった抽象的なことを説明する、となると途端に言葉が出なくなってしまいます。これは、元々の特性として苦手な人もいれば、言語化するトレーニングをあまりしてこなかったから単にスキルがない、という人もいると思います。

相手の心を開く方法

ここからは、心を開いてくれない相手に対し、どうやって心を開いてもらうか、その方法について見ていきましょう。

◼︎意識的に心を開かないタイプの人

警戒心が強くて開かないように自分を守っている人なのであれば、まず警戒心を和らげてもらう必要があります。そのために有効なのは、こちらからの「自己開示です。まず相手から先に心を開いてもらいたいと思っているタイプにも有効です。相手の警戒心や妙なマウントを気にせず、こちらから飛び込んでいってあげましょう。そうすれば、案外自分の話をしてくれるものです。こちらから適度に目を合わせたり、笑顔を見せたりする「ノンバーバルコミュニケーション」も意識してあげましょう

※ノンバーバルコミュニケーションとは非言語コミュニケーションともいい、言語に依らないコミュニケーションのことです。身振りや手振り、表情や仕草など。

難しいのは、自分のキャラクター演習のためにあえて心を開かないようにしている人です。このタイプは硬くなに心を開かない可能性があります。こちらが心を開かせようと、あの手この手でアプローチすることに対し、かえって喜んでしまうかもしれません。ここまで来るとめんどくさく感じたり、気持ちがしらけたりすると思います。無理に心を開こうとしなくても良いかもしれませんね。

◼︎心を開きたくても開けないタイプの人

このタイプの方は、自分に自信がない、周囲の評価が気になるといった側面が強いので、まずはあなたが敵ではないし、何か評価を下したりする存在ではないとアピールしていくことが大事です。対等な存在であること、味方であることをしっかりと伝えていくことで、徐々に心を開けるようになるかもしれません。

もし自分の気持ちを言葉にすることが極端に苦手で、話そうとすると、言葉に詰まってしまうようなタイプの方であれば、無理に言葉のやり取りで心を開いてもらおうとしない方が良いかもしれません。一緒に食事をしたり、一緒に公園をお散歩したり、お互いが心地よく同じ時を過ごすだけでも徐々に心を開いてきてくれると思います。無理に聞き出そう引き出そうとせず、表情を合わせたり、歩く歩幅を合わせたりしながら、言葉以外の部分で心を通い合わせましょう。

自分から心を開く方法

本当は心を開きたいけどうまくできなくて困っている人は、下記のステップを心がけると少し心を開くことに対するハードルが下がると思います。ぜひ試してみてくださいね。

ステップ1:自分の気持ちや考えをノートに書いてみる
まずはスムーズに自分の気持ちが考えが出てくるよう、トレーニングをしてみましょう。誰にも評価されないところで書くのがお勧めです。「ジャーナリング」という方法を使うのもありです。ジャーナリングとは、頭に浮かんでくる考えや気持ちをノートなどに自由に書き綴っていくことです。紙に書かれた文字を見ることで、自分の考えが可視化されるので、この先自分のことを誰かに伝える時の練習になります。

ステップ2:心を開いた自分を想像する
続いては、心を開いた自分はどんな様子なのか、具体的に想像してみましょう。みんなと目を合わせて笑いあっているとか、笑顔で自分の話をして、相手の話も聞いてあげられるとか、どんなイメージでもいいので、自分の理想像を思い描きましょう。頭の中で具体的に想像できるようになると、自然とそれが具現化しやすくなるものです。そして大事なことは、饒舌にジブンガタリをする自分というよりも、どちらかというとノンバーバルな部分、目線とか表情とか、そういう部分でオープンな自分をイメージすることだと思います。言葉は少なくても、目を合わせ、やわらかい表情でいるだけでも、相手にはこちらが心を開こうとしていることが伝わるでしょう。

ステップ3:評価されない安全な場所で話してみる
最後は、安全に話ができる人や場所を探してみましょう。人を評価する意識が強い人や、上から目線の人がいる場所だと、どう思われるかが不安で話しにくいでしょう。ただ聞いてくれればいいんだけど、お願いできる?と最初に希望を伝えてから話してみるのもありです。ここまでくれば、もう十分、大事な人には心を開けるようになるでしょう。

目と目を合わせて笑顔で向き合おう

心を開いていない、心を開いている、というのは、実は言葉だけでなく態度やしぐさ・表情などからの伝わるメッセージによって私たちは判断することも多いようです。あの人の心を開きたい!と思ったら、根掘り葉掘りの質問よりも、まずはこちらが目線や表情を工夫して、相手に安心感を与える存在になることがポイントなのだと思います。逆に、もっと心を開きたいなと思っている人は、リラックスした表情で相手の話を聞いていれば、自然と自分の話をするタイミングが回ってく

臨床心理士/公認心理師/メンタルヘルスセミナー講師/小学校スクールカウンセラー/ONE PIECE好き/男兄弟の母親/サカママ/夜な夜な息子のサッカー動画を見るのが生きがい/Unlace アンレース -オンラインカウンセリング- にて不定期で相談受付中

心理学(133)
Lani

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