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新生児のしゃっくり寝かせたままで大丈夫?

新生児の赤ちゃんってよくしゃっくりをします。

まだ小さい体なのになかなかしゃっくりが止まらないと、このままほっといていいのか不安になることもあります。

私も初めての育児を経験したときは、あまりにも長い間しゃっくりが続くと、「病気なのでは?」「このまま息苦しくなってしまったらどうしよう?」って心配になったことが何度もあります。

この記事では、赤ちゃんのしゃっくりが出る原因としゃっくりが出た時の対処法などを書いていきたいと思います。

新生児ってよくしゃっくりをするものなの?

出産経験がある方は、お腹の中に胎児としていたときも、胎動のようなお腹の中でピクピクした動きを感じたことがあると思いますが、それはしゃっくりです。

新生児というのは、まだ体のさまざまな器官が未熟で、なんらかの原因で横隔膜(おうかくまく)が刺激されることによりすぐに痙攣が起きることでしゃっくりが出るのです。

その痙攣の動きが、声帯に響き、「ヒック、ヒック」とかわいい声で出るのです。

ネットでしゃっくりの出るしくみを調べていたら、わかりやすいサイトがあったのでご紹介させていただきます。↓↓↓

しゃっくりが出るのはなぜ? | ヒト – 学研キッズネット

ということで、新生児のしゃっくりは自然現象であり、無理に止めようとしなくても、ほとんどの場合は心配しなくても大丈夫と言われています。

新生児のしゃっくりの原因と対処法

では、新生児が何度もしゃっくりをしてしまうのかの原因と対処法のよくある3点をご紹介します。

①母乳やミルクを飲むときに空気をたくさん飲みこんでしまう。

母乳やミルクを飲んだ時、消化機能が未熟なので、すぐに胃や食道が活発に動きはじめて、急に胃が膨らみ、それが横隔膜を刺激することにより、しゃっくりが起こるのです。

もう1点は、新生児は母乳やミルクを飲む量を自分で調節することができないうえに、空気も一緒に飲み込んでしまうことから、横隔膜やみぞおちを刺激することがしゃっくりの原因となることが考えられます。

対処法

母乳やミルクを飲んだ直後に、新生児を肩に乗せて縦抱きにして背中をさするか、軽くトントンとしながらゲップを出させることが必要なのは、胃の中に溜まっている空気を出すためです。

大概、1回のゲップでスッキリするものですが、まだしゃっくりがなかなか止まらないのであれば、まだ胃の中に空気が残っている可能性もありますので、少し長めに背中をさすってみてさらにゲップを出るようにしてあげるといいでしょう。

②オムツやよだれなどが濡れて体が冷えたとき。

新生児の体はデリケートでまだ体温調節が上手にできないので、おしっこでオムツが濡れて下半身が冷えたり、よだれかけをしていて濡れたままにしていることで、身体が冷えてしまうことにより、横隔膜が痙攣を起こし、しゃっくりが起こる原因となります。

特に最近の紙おむつは吸水性もよく、表面もさらっとしていることで、赤ちゃんがおしっこが出ていても不快感を感じにくく、たくさんおしっこが溜まってからしか泣いて訴えないことが多いので、身体が冷えていることに気づきにくい可能性があるのできをつけましょう。

対処法

新生児の間はおしっこが多少出ても、なかなか気づきにくいため、時間を決めてオムツをチェックして清潔な状態にしてあげましょう。

おしっこによる冷えは下半身から体全体へと冷えが広がってしまうので、しゃっくりの原因となりますので、それに気づいたときには毛布やブランケットなどで体を温めてあげましょう。

よだれかけもオムツと同様で、母乳やミルクを飲むときに汚れたままにしておくと、首元から体全体を冷やしてしまうことになるので、こまめによだれかけも変えてあげるようにしましょう。

③外気温の差で身体が冷えたとき

生後3か月までは自律神経がまだ未熟なので体温調整が上手にできず、外気温に非常に左右されます。

特に夏場だとエアコンの冷えにも敏感なので、身体を触ってみて冷えているようであれば、毛布やタオルケットなどで体温調整をしてあげるといいでしょう。

寒い冬場でも暖房や外気温との差が非常にデリケートなので、寒いからといって衣類を着せすぎてしまって汗をかいてしまうと、かえって身体を冷やしてしまう原因になります。

こういった急激な気温の変化によって、赤ちゃんのしゃっくりは出るのです。

対処法

暑さや寒さにうまく体温調整ができない新生児には、すぐに体温調整ができるはおりものや下着や肌着を用意しておくことが必要です。

大人の体温の感覚とはかなり違うので、こまめに赤ちゃんの体温を計ってチェックしてあげましょう。

新生児がしゃっくりは寝かせたままでも大丈夫?

では、気になる新生児のしゃっくりが出ているときに「どのようにしたらいいのか?」「寝かせたままでも大丈夫か?」について書いていきたいと思います。

何度か述べてきましたが、新生児のしゃっくりはお腹の中で胎児のときから「ピクピク」と胎動を感じ、生まれてからも横隔膜が刺激されて痙攣を起こす自然現象ですので、成長とともにしゃっくりの回数も減ってくるので、寝かせたままで様子を見守ってあげるだけでいいと色々な助産師さんのアドバイスでも書いてありました。

もし、しゃっくりが原因でなかなか寝つけず、ぐずぐずしているときは、抱っこしてあげたり、体の状態をチェックしてあげたり、その時の状況に応じて対応してあげましょう。

ほとんどのしゃっくりは様子見で大丈夫と言われていますが、しゃっくりを止めるときに絶対NGなことを書いておきます。

・うつぶせにする

仰向けで苦しそうにしているように見えるからといって、うつぶせ寝にさせることは赤ちゃんの突然死につながるので、絶対にやめましょう。 

・驚かす

大人の場合、しゃっくりを止めるためにびっくりさせると止まるというジンクスがありますが、赤ちゃんに同じようなことをすると、呼吸が一時的に止まったり、顔色が悪くなったりと体に変化が現れる場合がありますので、絶対にしてはいけません。

この2点は新生児の命に関わることでもあるので、大人がしっかりと赤ちゃんを見守ってあげてこのようなことが起こらないように気をつけましょう。

こんな時は医療機関の受診を!

新生児のしゃっくりは時間が経てば止まるので、ほとんどの場合は心配する必要はないのですが、以下の場合は医療機関を受診したほうがいい場合もあるので、書いておきます。

①食品アレルギー

お母さんが何か特定の食品を食べたあとに母乳を飲ませてしゃっくりが止まらない場合は、その食品のアレルギー反応の可能性もあるので、その時はお母さんもその食品を摂らないようにするか、ミルクに変えてみたりして、医療機関でアレルギー反応の検査をしてもらうことをおすすめします。

②薬品や添加物のアレルギー

同じく、お薬やいつもと違うメーカーのミルクを飲ませ後にだけ、しゃっくりが出るときも薬品や添加物などのアレルギー反応の可能性もあるので、赤ちゃんがいつもよりぐったりしてしんどそうな状態であれば、すぐに医療機関を受診しましょう。

その時に、中に入っている成分がわかる情報をわかるように持っていきましょう。

③その他

しゃっくりが止まらず、睡眠がなかなかできない、いつもより母乳やミルクを飲まなくてしゃっくりばかりしている、発熱がある、お腹が張っているなどの症状が続いている場合は放っておかないで、すぐに医療機関を受診しましょう。

まとめ

新生児のしゃっくりの出る原因をご紹介しましたが、しゃっくりの出るメカニズムがわかると、新生児のしゃっくりのほとんどは様子見で大丈夫で、うつぶせにしなければ寝かせたままの状態でも大丈夫とされています。

内臓の機能の成長とともに、しゃっくりの回数も減ってくるので、しゃっくりがなかなか止まらないからと言って過剰に心配しなくても大丈夫そうですね。

ただ新生児というのは、まだ自分の感情をうまく表現できないもの。

しゃっくりが止まらない原因が、他にも潜んでいる場合もあるので、放ったらかしにしすぎるのも要注意です。

私の新生児期の育児の経験談で、当時、母乳とミルクを混合で飲ませていたときのヒヤッとしたできごとを共有させていただきます。

当時娘が、生後1か月ちょっとでまだ首も座っていない頃、母乳よりミルクがメインだったのですが、ゲップの出が足りなかったのか、しゃっくりはよく出ていました。

よだれと吐き戻しもあったので、常によだれかけをしていたのですが、娘の様子がいつもより元気がなく、身体を触ってみると冷たくて、体温もいつもより低く、肌の色も青っぽくなっていて、これは病院行きだと思い、すぐに救急受診を依頼しました。

オムツやよだれかけも変えて、病院への行き道の車の中で、身体を毛布やらでくるみ必死で温めていました。

すると、突然病院に着いた頃に、娘の反応が戻り、いつもの声も復活しました。

救急受診した先生に状況を話したところ、身体が冷えて低体温状態だったんだろうということでしたが、このまま低体温だと気づかずに放っておいたらどうなってたんだろうって怖くなったことを覚えています。

新生児の赤ちゃんは自分で体温調整できないとご紹介しましたが、これに関しては定期的にお世話する側が、赤ちゃんの体温を計るなどして、体調チェックをすることが大切なんだろうなあって実感しました。

新生児の間は親も心配なことばかりだと思いますが、ネットだけの情報で勝手な判断はせずに、おかしいなあと思ったら、専門家に相談することが大切です。

育児に関する相談窓口も各自治体に設置されているので有効活用しましょう。

電子書籍やレビュー、ブログ記事の執筆をしています。
関西在住、現在の本業は医療系事務のお仕事をしています。
元国際線CA・海外留学・海外駐在の経験もありますので、執筆の得意分野は語学学習・海外生活・マナー・転職・ワーキングマザー・マインドフルネス・美容・健康・医療・メンタルヘルスなど幅広い分野での執筆活動中です。

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