おとなしい人って、自己主張をしないし、自分の意見も言わないし、何を考えているのか分からないし、どうやって接していいかも分からない・・・
と、どうしてもマイナスイメージを持たれがちで、とっつきにくさを感じている人もいるかもしれません。
しかし、おとなしい人には内に秘めた魅力的な面もたくさんあるんです!おとなしい人は自分のことをあまり語りたがらないためにその魅力がなかなか人には伝わりません。
本当は良い面もいっぱいあるのに、それを周囲の人に理解してもらえるようになるには時間がかかってしまうことも。
しかし一旦おとなしい人の内面を知り、関係を築くことが出来ると、途端に深く信頼できる人に変わることも十分あり得ます!
今回は、そんな密かな魅力にあふれたおとなしい人の特徴・心理や、おとなしい人の恋愛傾向について解説していきます!
おとなしい人とは
おとなしい人とは、言い換えると「内向的」な人でもあります。
内向的とは、興味関心が自分の内部に向かうことを指しています。おとなしい人はあまり社交的ではなく、多くの人と交流する事は得意ではありません。
学生時代は、華やかで明るい社交的な人が人気者になって、おとなしい人たちはあまり注目を浴びなかったり、中にはおとなしいことを馬鹿にしてくる人もいたりと、つらい経験をしてきた方もいらっしゃると思います。
しかし、おとなしい人には良い面がたくさんあります。それは、おとなしい人は一人でいられること、一人で行動できることです。
人は孤独に弱い生き物です。一人でいる事に不安を感じるのです。
また一人でいることを馬鹿にされたくない、友達がいない人だと思われたくないと考え、好きでもない友人と無理をして一緒に過ごしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
学校や職場などで何か作業をしなければならない時、一人でやるのが寂しいからと、友人や同僚と意味もなく集まっておしゃべりするのに夢中になり、結果的に作業の効率が悪くなる、なんて事も多いのでは?
しかしそんな時、おとなしい人は一人でも作業を最後までやり抜く力があります。一人で何かをするという事は、孤独に打ち勝つ強さと、意志の強さ、そして集中力が必要になります。
学生時代は友達が多い人の方が何かと評価されてきたかもしれませんが、社会に出ると、こういった孤独に強い、一人でも集中して作業することのできる人の方が成功するという説もあります。
おとなしい人は、低く見られたり悪く思われたりする事もあるかもしれませんが、こういった素敵な面もたくさんあるのです。
おとなしい人の特徴・心理5つ
特徴・心理①:警戒心が強い
おとなしい人は警戒心が強い傾向があります。自分に話しかけてくる人はいったいどんな人物なのか冷静に観察し、見極めています。
自分がたくさん話すよりも相手に多く話してもらうことで、相手の情報を収集し、どんな性格なのか、趣味嗜好などを分析しています。
特徴・心理②:自分に自信が無い
おとなしい人は自分に自信が無い人が多く、もし自分自身のことを話して馬鹿にされたらどうしよう、笑われたらどうしようといった不安や恐怖心を強く抱いています。
他者からの評価を非常に気にする傾向にあります。そのため自分の評判が下がることを恐れて、あまり自分のことを話したがらない人が多いです。
特徴・心理③:恥ずかしがり屋
おとなしい人は恥ずかしがり屋で、自分の喜怒哀楽などの感情を表に出すことが得意ではない人も多いです。
人前で豪快に笑ったり、悲しいときは人目もはばからず号泣したりといった、表情豊かな姿を人に見せることが照れくさくて出来ません。
しかし、おとなしい人は決して感情が無いわけではありません。感情表現は乏しいですが、内に秘めた感性が豊かな芸術家タイプも多いです。
特徴・心理④:目立ちたくない
おとなしい人は自分のことを知らないところであれこれ噂されるのを嫌がります。大勢の人の前で何かを発表したり、披露したりといった、注目を浴びることが大の苦手。
学級委員や生徒会に自ら立候補することはまずありません。目立つことで自分の知らない大勢の人に、自分の存在を知られることが何よりも苦痛だと感じるのです。
特徴・心理⑤:マイペース
おとなしい人は、実はただ単にマイペースな人なのかもしれません。
周りの人たちが大いに盛り上がっているのに自分は楽しくないから輪の中に加わらない、飲み会などでも周りの人たちがわいわい騒いでいても自分は今テンションが上がらないから話したくない、など。
よく言えば自分を持った芯のある人ですが、集団で行動する場合、どうしても浮いてしまう事もしばしばあります。
しかしこういった方たちは、自分は自分と割り切っている面もあるので、周りにどう思われるかより、自分の道を貫くことを優先します。
おとなしい人あるある3つ
あるある①:真面目で責任感がある
おとなしい人は口数が少なく、あまり多くを語りません。しかし裏を返せば、自分のことを必要以上に大きく見せようという自己顕示欲がない、謙虚な人とも言えます。
出来もしない事を出来るなどと言うような軽はずみな言動はしません。任されたことは黙って最後まで責任を持ってやり遂げる、無言実行の人です。
あるある②:声が小さい
おとなしい人は自分に自信のない人が多いです。人は自信が無いと声も小さくなります。おとなしい人の自信の無さが声の小ささに表れているのです。
性格をすぐに変えることは出来ませんが、声の大きさは今すぐから変えることが出来ます。
まずは意識して、普段より少しだけでいいので相手に聞こえやすいように大きめの声でハキハキ話す事から始めてみましょう。
あるある③:大人数の場が苦手
おとなしい人は社交的ではありません。広く浅くより、狭く深くの人間関係を好む傾向にあります。本当に仲の良い気心の知れた友人と少人数で過ごすことが好きな人が多いです。
そのため見知らぬ人が大勢いる環境で、わいわい賑やかに盛り上がっていてもそこに馴染むことが出来ず、早く家に帰って一人になりたいと思っています。
おとなしい人は好かれやすい?嫌われやすい?
「おとなしい人」が好きな人
体育会系のような賑やかな人たちが苦手という方たちにとっては、おとなしい人は落ち着いていて一緒にいて癒される、と魅力的に感じられるようです。
またおとなしい人は真面目で誠実な印象が強く、この人なら裏切らないだろうと、他者からの信頼を得られやすいでしょう。
それにおとなしい人は、誰かに威張ったり人をきつく叱ったりといった、他者に対して攻撃的な行動はあまりしません。
感情をコントロールしいつも一定の状態を保っているため、周囲にいる人は安心して過ごすことが出来ます。
感情の起伏が激しく、突然怒鳴り出すなんていった周囲を不快にさせるような言動は絶対にしません。
人間は行動を予測できない人物を信頼出来ません。その点、いつどんなときでも態度が変わらないおとなしい人は、周囲から安心して付き合える人だと思われます。
「おとなしい人」が嫌いな人
おとなしい人は声が小さいと述べましたが、声が小さいがゆえに発言しても聞き取れず、何度も聞き返さなければならない事が続けば周囲の人も流石にイライラしてきます。
また、おとなしい人は自分から意思表示をすることが少ないため、常に周囲が意見を伺わなくてはなりません。
そういったどこか人任せで、自分は人に配慮してもらって当然、という態度が透けて見える人はやはり嫌われてしまいます。
おとなしいから嫌われるというより、受け身な姿勢のまま自分は変わろうとせずに、周囲の人が自分に何か働きかけてくれるのをじっと待っている他力本願な態度が嫌われてしまう原因と言えます。
声が小さいならなるべくハキハキ話すよう努力する、勇気を出して自分の意見を伝えるなど、はじめは上手く出来なくてもいいですから、あなたの変わろうという姿勢が見えれば、周囲の人もあなたを認めてくれるでしょう。
おとなしい人の恋愛傾向
おとなしい人は何事に対しても消極的な傾向にあります。気になる人が出来ても自分からアプローチするという事はまずありません。
自分から声を掛けたり、連絡先を聞くなどもってのほか。好きな人を目で追うくらいが精一杯でしょう。
またおとなしい人は極度に恥ずかしがり屋でもあるため、自分の好意を相手に上手く表現できません。
いざ好きな人と話すとなっても緊張して頭が真っ白になってしまうか、自分の好意が相手にバレるのが恥ずかしくて、わざとそっけない態度をとってしまう事もあるかもしれません。
もしおとなしい人を好きになった場合、相手から何かアクションを起こしてくる事はほとんど無いでしょう。自分からアプローチして距離を縮めていく方が良さそうです。
しかしおとなしい人は警戒心が強い面もあるので、いきなりぐいぐい行くと逆に心を閉ざしてしまいます。
まずは軽い挨拶から始めて、徐々に会話できるように少しづつ関係を構築していくことをおすすめします。
そうすればおとなしい人の警戒心も解けて、あなたに心を開いてくれるでしょう。
一方男性からしたらおとなしい女性はどう映るのでしょうか?
やはり男性からすると、おとなしくて感情表現をあまりしない女性は何を考えているか分かりづらいと感じているようです。
デートをしていても楽しんでいるのか、楽しくないのか、プレゼントを送っても喜んでいるのか、喜んでいないのか、はっきりと女性から意思を伝えてくれないと不安になる男性は多いです。
いくら頑張って女性を喜ばせようとしても、あまりにもおとなしすぎたりリアクションが薄かったりすると、男性側もだんだん女性への気持ちが冷めてきてしまいます。
男性は女性の喜ぶ顔が何よりも好きな生き物です。感情を出すのが恥ずかしくても、照れくさくても、あなたのために頑張ってくれた男性のために、にっこり笑ってお礼を言ってあげると、それだけで男性はまたあなたのために頑張れるのです。
しかしそんなおとなしい女性が大好き!という男性もたくさんいます。
つけまつげやネイルアートをした派手な女性が苦手、という男性は案外多かったりします。そんな中、素朴で控えめなおとなしい女性は守ってあげたい!という男性の庇護欲をかきたてます。
引っ込み思案で周りと上手く付き合えないでいるおとなしい女性を見ると、自分がこの子を守らなければ、自分だけはこの子の味方でいなければ、という男性のヒーロー願望に火が付くのです。
また、おとなしくて何を考えているのか分からないからこそ、自分だけはこの子を分かってあげたい、自分にだけは心を開いて欲しいと考える男性もいます。
誰かのオンリーワンになりたい願望が強い男性にも、おとなしい女性は人気です。
おとなしい人に向いてる仕事・適職
おとなしい人は大勢の人と交流する華やかな職業よりも、決して目立ちはしないけれど周囲をサポートする縁の下の力持ちのような職業が向いています。
具体的には事務員などがおすすめです。事務の仕事は黙々と一人で作業することが多いので、コツコツと集中して仕事をしたい方にはピッタリです。
しかし事務員でも、企業や職種によっては大勢の人と積極的に交流しなければならないところもあります。応募する前に、自分がする仕事内容をよく確認しておいた方が良さそうですね。
また新聞配達やポスティングなども、基本的には一人で作業します。煩わしい人間関係が苦手な方にとってこれらの仕事は配達中誰とも話さなくていいので、ストレスを感じることなく仕事に取り組めます。
一人でコツコツ作業するという点では、システムエンジニアやプログラマーなどもおすすめです。
これらの職種は、最近では完全に在宅で仕事を行えるような企業も増えてきており、在宅ワークの求人も増えてきています。
対人関係を築いていくのが苦手なおとなしい人には、会社勤めをせずに自宅で働く、という選択肢もあります。
初対面の人とにこやかに愛想よく接することが求められる接客業はおとなしい人にはあまりおすすめしません。
しかし、もし人と関わる仕事がしたいのであれば、図書館の司書や本屋さんの店員など、静かな環境で働ける場所がいいでしょう。
図書館に本を借りに来る方や本屋に来られるお客さんは、知的探求心のある穏やかで真面目な方が多いでしょう。
接客も大きな声を出して元気良くというよりは、ほかの方の迷惑にならない様に声のボリュームを押さえて会話するので、大声を出すのが苦手なおとなしい人でもきっと大丈夫。
そして図書館や本屋で働く人も、本が好きで内向的な傾向があり、おとなしい人と同じような気質の人が多いので、和やかな雰囲気の中、安心して仕事に取り組めるでしょう。
おとなしい人に不向きな仕事
おとなしい人は体育会系出身の人が多く集まる賑やかな職場は避けた方がいいでしょう。
体育会系の集団ではとにかくノリの良さが求められるため、おとなしい人はそのテンションについていけず、つらい思いをする可能性が高いです。
また居酒屋やガソリンスタンドなど、周囲の環境が騒がしく、大声を出して接客しなければならないところもおすすめしません。
そしてアパレル系などの、自分自身にも華やかさを求められる職場もおとなしい人にとっては苦痛かもしれません。
店内ではBGMが大音量でかかっていて騒々しかったり、セール中は大声で集客しなければならなかったりと、おとなしい人にとっては苦手な要素がてんこもり。
また営業など、自分から積極的に顧客にアプローチをかけて契約を取っていく仕事もおすすめしません。
中にはノルマがある職場もあり、顧客からのクレームに加え、上司からのノルマのプレッシャーもあったりと、人間関係で苦労することが多そうです。
自分から契約を取りに行く積極性と、明るさや愛嬌の良さを求められる営業職はおとなしい人には不向きでしょう。
まとめ
【おとなしい人とは?特徴・心理】いかがだったでしょうか?
おとなしくて自分を出せない事に悩んでいる方、または周りにおとなしい人がいて、その人とどうやって関係を築いていけば良いのか分からず困っている方はぜひ参考にしてみて下さい。
内向的でおとなしいあなたを悪く言う人もいるかもしれませんが、おとなしい人が好き!という方は男女問わずたくさんいます。
あなたの魅力を分かってくれる人たちもたくさんいます。 無理して自分を変えようとせず、あなたらしさを大切にして生きて下さいね。
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