風邪を引いているわけでもないのに鼻をすする人、鼻水が出ているのにティッシュでかまずにズルズル鼻をすする人、周りにいませんか?
すぐ横で頻繁に鼻をすすられたらそっちに意識がいってしまい、自分の事に集中出来なくなってしまったご経験がある方もいらっしゃるかと思います。
頻繁に鼻をすする人の心理や性格、気になりますよね。そこで今回は鼻をすする人の心理5つ・性格的特徴4つをそれぞれ解説していきます!
また鼻をすする人に対する周囲の人の印象や、鼻をすすることのデメリット、さらに鼻をすする癖の治し方などもご紹介していきますのでそちらも合わせてご覧ください。
鼻をすするとは
風邪や花粉症などで鼻水が出たときに鼻をすする人もいれば、鼻に炎症が起きているわけでもないのに鼻をすする人もいます。「鼻をすする」と一口に言っても、人によって事情は様々です。
風邪や花粉症などで鼻水が出るのは人間の生理的現象ですので仕方ありませんがそれでも鼻をすすらない人、鼻水が出ているわけでもないのに鼻をすする人にはそれぞれ異なる心理的背景が隠れているようです。
鼻をすする人の心理5つ
心理①:恥ずかしがり屋
鼻をかむ姿を人に見られるのが恥ずかしいという人は、人前で鼻をかむことが出来ません。特に女性ですと、人前でティッシュで鼻をかむのを恥ずかしいと感じ我慢する人が多いようです。
単純に鼻をすする姿を恥ずかしいと感じるだけでなく、ティッシュで鼻をすすることでお化粧が取れてしまうのを嫌がって鼻をかむのを我慢するという人もいます。
お化粧直しがしにくい状況で鼻だけお化粧がとれている顔を人に見られたくないと思っているのかもしれません。
心理②:癖になっている
鼻水が出ているわけでもないのに鼻をすすることが癖になっている人もいます。こういった人たちは完全に癖になっているので自分が鼻をすすっているという自覚がありません。
そういった風邪や花粉症でもない人が鼻をすする癖を治すのはなかなか難しいです。
心理③:沈黙が苦手
人と会話している時に、話題が途切れてお互い沈黙する時がありますよね。他者といる時の沈黙が苦手という人は鼻をすすることで雰囲気を変えようと考えています。
また学校でのテスト中や試験会場など大勢の人が黙々と問題を解いていく、あのシーンとした空気が苦手という人の中には、その静けさを紛らわすために鼻をすすって音を出す人もいるようです。
心理④:照れている
好きな人と話していると嬉しい反面照れてしまいますよね。そんな照れ隠しから鼻をすすることで平常心を保とうとしています。
- 好きな相手に自分の気持ちを悟られたくない
- ドキドキしていることを知られたくない
など内心かなり挙動不審になっていても、それを悟られまいと平静を装おうと鼻をすすります。
心理⑤:緊張している
人は緊張している時、呼吸が乱れてしまいます。呼吸が乱れると息を吸ったり吐いたりが上手くできなくなります。そんな時鼻をすすることで呼吸を整えているんです。
また鼻をすすることで会話の間を置くことも出来ますから、緊張しながら話していて言葉に詰まった時、鼻をすすることで一旦冷静になることが出来ます。
鼻をすする癖がある人の性格的な特徴4つ
特徴①:目立ちたがり屋
鼻をすすっている音が聞こえると、ついそちらに目を向けてしまう事ってありませんか?目立ちたがりの人は、大きな音で鼻をすすることで、
- 周囲から注目を浴びたい
- 自分に注意を向けて欲しい
と思っているのかもしれません。しかし悪い意味で注目されているという事に本人は気付いていません。
特徴②:風邪を引いている・花粉症を患っている
- ただ単に風邪を引いて鼻水が出ている
- あるいは花粉症の時期でかんでもかんでも鼻水が止まらない
などという理由から鼻をすする人もいます。こういった人たちはいくら鼻をかんでも鼻水が止まりません。
頻繁に鼻をかみすぎると鼻が擦れて痛くなってきて、その痛みから鼻をかむのをためらい、鼻水が出ても鼻をすすって我慢する人もいます。
また外出先では、ティッシュで鼻をかんでもすぐに捨てられる状況ではないのでなるべくゴミを出したくない人もいれば、鼻をかみすぎてティッシュが無くなってしまい鼻をかむことが出来なくなったため、鼻をすすってやり過ごすという人もいます。
こういったやむを得ない事情から鼻をすすっている人は、周囲に不快な思いをさせていると非常に悩んでいる方も大勢います。ご本人も好きで鼻をすすっているわけではありません。
特に花粉症に悩まされている人は、そのつらさは花粉症になった経験がない人にはなかなか分かりません。ご本人も周囲に迷惑をかけないように配慮していると思うので、温かく見守ってあげて下さい。
特徴③:めんどくさがり屋
鼻水が出た時、出そうな時、わざわざティッシュで鼻をかむのが面倒だからと鼻をすすってやり過ごそうとする人もいます。
ティッシュを取り出し、鼻をかみ、鼻をかんだティッシュをゴミ箱に捨てるという一連の作業を煩わしく感じているためです。
めんどくさがり屋な人はそんな面倒なことをわざわざするくらいなら鼻をすすってしまおうと考えるのです。
特徴④:遠回しに何かを伝える
言いにくいことを人に伝える時に、単刀直入にズバッと本人に告げる人もいれば、伝えたいことを言えずにオロオロする人もいます。
また周囲に人が大勢いる状況で、本人に直接指摘すれば恥をかかせてしまう恐れがあります。そんな時鼻をすすることで、相手に何かを気付かせようとしている可能性があります。
鼻をすする人を周りはどう思ってる?
音が不快でうるさい
- 何か物事に集中して作業している時
- 図書館で本を読んだり自習室で勉強する時
など頭を使って集中して取り組みたいときに、鼻をすする音が聞こえてきたら集中出来ません。
せっかく静かな環境で勉強したいと思って図書館や自習室を選んで来ているのに、そこで音を立てて鼻をすすられたらうるさくて迷惑だと思われてしまいます。
花粉症などで鼻水が出てしまう人は、花粉症シーズンは図書館や自習室などの、静けさを求められる場所に長時間滞在するのを控えた方がいいかもしれません。
気持ち悪い
大人になると人から指摘してもらえることは少なくなります。周りに何も言われないから大丈夫、ではありません。
周囲が何も言わないだけで、鼻をすする音を気持ち悪いと思っている人が中にはいるかもしれません。特に食事中ですと鼻をすする音は不快に感じます。
せっかく美味しい食事をしに来たのに、隣で鼻をズルズルすすられたらその場の雰囲気が台無しになってしまいます。
花粉症の症状などで鼻水が出るのは仕方がないと頭では分かっていても、やはり食事中に鼻をすする音は生理的に受け付けることが出来ません。
高級レストランなどの静かで落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しんでいる時だと、余計に音が気になってしまいます。
症状がひどい人は薬で止めるか、もしくは症状がひどい時期は鼻をすすっても音が気にならないような賑やかな場所で食事をするのが良いでしょう。
海外では特に注意が必要
日本でも鼻をすする行為は周囲から良く思われませんが、海外では日本以上に鼻をすすることを嫌う傾向にある国もあります。特にヨーロッパやアメリカで鼻をすするのは非常に嫌がられます。
あちらの国々ではラーメンやお蕎麦も音を立てずに食べるのが良しとされているくらい人が発する音には敏感です。そのため鼻をすする行為はマナー違反であるとされています。
心配している
鼻をすする人を不快に思う人がいる一方で、鼻をすする姿を愛おしく感じる人もいます。
- 母性本能が強い人
- 世話を焼くのが好きな人
などは、鼻水に悩み弱っている姿を可愛いと思うようです。また周囲に迷惑を掛けないようにと周りの人に配慮し、人知れず対策を練っている健気な姿を見て、母性本能がくすぐられる女性も多いようです。
風邪や花粉症などのやむを得ない事情で鼻をすすっている人に対しては、迷惑どころか心配する人の方が多いと思います。
鼻をすする癖は身体的にもメリットなし
鼻をすする行為は周囲を不快にさせるだけでなく、他ならぬ自分自身の身体にも悪影響を及ぼします。鼻をすすることで人体にどんなデメリットがあるのかを解説していきます。
中耳炎になる可能性がある
鼻と耳は耳管という管でつながっています。そのため鼻を頻繁にすすっていると、鼻に入ったばい菌が耳に到達し中耳内で炎症を起こし、中耳炎になる可能性があるのです。
通常であれば、細菌やウイルスなどが耳に入ったら中耳内の粘膜に絡めとられ、耳管内の線毛の動きにより体外へ排出されます。
しかし頻繁に鼻をすすっていると中耳内の圧力が乱れてしまい、細菌やウイルスが外へ押し出されること無く中耳内に留まってしまい、中耳の粘膜に付着し炎症を起こしてしまいます。
また子供は大人に比べて耳管が短いので、大人よりも中耳内に細菌やウイルスが侵入しやすく、中耳炎になりやすいと言われています。
お子さんが鼻をすすっている時は、鼻をかむように優しく指導してあげるといいでしょう。
呑気症になる可能性がある
鼻水は、鼻の中に侵入した
- ウイルスや
- 細菌の死骸
- 病原体
- 空気中のホコリやチリ、
- 体がアレルゲンとして認識したもの
などを体外に流し出すためにつくり出されます。
鼻水を飲み込んでしまっても体に何か害を及ぼすことはありませんが、頻繁に鼻をすすり、飲み込んでいると、空気も一緒に飲み込んでしまい呑気症(空気嚥下症)になってしまう可能性があります。
飲み込んでも体に害は無いとわかっていても気持ちのいいものではありませんよね。やはり鼻水が出た場合は鼻をすすらずにかむのが一番体に良いでしょう。
鼻をすする癖を治す方法
鼻をかむ
外出時にはポケットティッシュを持ち歩き、鼻をすすりそうになったらティッシュで鼻をかむという方法があります。
しかし学生さんであれば、教室で周りにクラスメイトがいる中で鼻をかむことに恥ずかしさを感じる方も多いと思います。そういう場合は休み時間などにお手洗いでこっそり鼻をかむとよいでしょう。
会社勤めをしている人であればデスクにボックスティッシュを常備しておき、いつでもかめるようにすぐ手の届くところに置いておくのがいいでしょう。
また鼻をかむときは、口から息を吸い、ゆっくり片方ずつ鼻をかむのが正しい方法です。
高級ティッシュを買う
先ほど鼻をすする癖を治すには鼻をかむのが良いと述べましたが、花粉症の人は花粉症シーズンになると毎日片時もティッシュを手放せないくらい症状がひどい方もいますよね。
そんな時は、いつもより少しお高めの質の良いティッシュを購入されてみてはいかがでしょう。
鼻をかんだ時のティッシュの肌触りがやわらかくふんわりしていると、鼻をかむのが苦ではなくなってくるかもしれません。
また、ティッシュに可愛いプリントが施されたものを使用すると、少し気分が上がるかもしれません。頻繁に鼻をかむのがつらいからこそ、少しでもつらさが緩和されるように、
- 質のいい高級ティッシュや
- キャラクターがデザインされた可愛いティッシュ
などを使用するという手もあります。
薬を飲む
鼻をかんでもかんでも鼻水が止まらないという時には、お薬に頼るのもひとつの手です。
ドラッグストアでも市販薬は販売されていますが、風邪からくる鼻水なのか、花粉症からくるものなのかで服用するお薬の種類も違ってきます。
また現在ほかの薬を服用されている方は、飲み合わせによっては危険を生じる可能性があるため、どうしても鼻水を薬で止めたいのであれば、なるべく医療機関で医師に診察してもらった方が良いでしょう。
忙しくて病院に行く時間もないのでドラッグストアで購入するという事であれば、必ず薬剤師さんに相談の上、購入されることをおすすめします。
蒸しタオルで鼻を温める
自宅ですぐに行える対処法としては、蒸しタオルで鼻を温めるという方法があります。
電子レンジなどで濡らしたタオルを加熱し、鼻の付け根にあてる事で血行が促進され、症状が和らぎます。ただしくれぐれも加熱しすぎにはご注意ください。
またそれ以外にも運動したり、湯船につかるなどして全身の血行を良くすることでも鼻症状は緩和されます。
まとめ
【鼻をすする心理】いかがだったでしょうか?風邪や花粉症などで鼻水が止まらないという人は、周りに迷惑をかけていないか心配になると思いますが、周囲は案外心配している人が多いようです。
あまり気にしすぎることなく、適度に対策を取りつつストレスが溜まらないように過ごしましょうね。
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