オニキスといえばブラック1色が有名かつ定番ですが、ホワイトのオニキスがあるのをご存じでしょうか?
ホワイトオニキスはブラックオニキス同様に魔除け効果が高く、さらに浄化の力もプラスされています。
今回は、ホワイトオニキスの概要、効果、取り扱い方や相性の良い組み合わせなどをまとめました。
ホワイトオニキスってどんな石?
ホワイトオニキスとは
ホワイトオニキスとは、ホワイト1色のオニキスのことです。
本来、オニキスとはブラックのベースにホワイトの縞模様が入ったアゲートのことです。鉱物としてはバンデットアゲートの1種ですが、ブラック部分とホワイト部分をそれぞれ削り出しているのです。
ブラック部分はオニキスと聞いて一般的に連想されるようなブラックオニキス、ホワイト部分がホワイトオニキスになるというわけです。
1つの原石の中でベースとなるブラック部分と模様部分であるホワイト部分では比率が違い、ホワイト部分の方が少ないため、ブラックオニキスよりホワイトオニキスの方が流通量が少なくなっています。
といっても、他のパワーストーンと比べると特別に希少価値が高いわけではないので、比較的安価に流通しています。
現在パワーストーンとして流通しているホワイトオニキスは、バンデットアゲートの一部だったもの以外にも、ホワイトアゲートやホワイトカルセドニー、ホワイトクォーツァイトなどがあります。
偽物というわけではなく、時代の流れとともに概要が変化したのです。多孔質であり染色をしやすいので、漂白されたり他のカラーに染色されたものもあります。
ホワイトオニキスの名前の由来
ホワイトオニキス(White Onyx)の名前は、ホワイトのオニキスであることが由来です。
ちなみに、オニキス(Onyx)の語源はギリシャ語で「爪」を意味する「オニュクス(onyxis)」。
ブラックの地にホワイトの線状の模様が入っていることが、黒い石を爪で引っかいたように見えることが由来です。
ホワイトオニキスの和名・別名
ホワイトオニキスの和名は「白瑪瑙(しろめのう)」。漢字の通り、白い瑪瑙であることが由来です。瑪瑙とはアゲートの和名です。
アゲート?オニキス?カルセドニー?
オニキスの和名に関して、「白い瑪瑙ならホワイトアゲートであってホワイトオニキスではないのでは?」と思う人もいるでしょう。
鉱物学的なややこしい話になりますが、ホワイトアゲートには縞模様があります。模様のないものはホワイトカルセドニーであり、縞模様のあるものがアゲートとされているからです。
あくまで、ブラックとホワイトのバンデットアゲートから切り取られたホワイト1色かつ模様のない部分がホワイトオニキスであり、もともとはバンデットアゲートであったことから、和名は白瑪瑙となるのです。
では、「縞模様のあるホワイトアゲートの和名は何なのか?」という疑問がわいた人もいるでしょう。
ホワイトアゲートの和名も、ホワイトオニキスと同じ「白瑪瑙」です。
和名で販売されている場合は名前だけではホワイトオニキスなのかホワイトアゲートなのか判別がつかないので、縞模様の有無で見分けしかありません。
しかし、パワーストーンブームの広がりにつれ、現在ではホワイトのカルセドニー種やホワイトクォーツァイトもホワイトオニキスと呼ばれ流通していますので、ホワイトアゲートもホワイトオニキスといって間違いではないとする考え方もあります。
自分の求めるホワイトオニキスがどういったものなのか、しっかり把握しておいた方がよいでしょう。
ホワイトオニキスの歴史
ホワイトオニキスはイタリアのシチリア島やインドなどで古くから使用されてきたことが分かっています。
主に宗教的な意味を持つ装飾品とされましたが、中には染まりやすさを利用して染色されることもあったようです。
ホワイトオニキスは、歴史の中でその概要が変わってしまったパワーストーンです。
当初はブラックベースにホワイトの縞模様が入ったバンデットアゲートからホワイト部分を削り出したものとされていましたが、現在ではホワイトカルセドニーやホワイトアゲート、ホワイトクォーツァイトもホワイトオニキスとして流通しています。
これは、本来の意味でのブラックオニキスがブラックをベースにホワイトの縞模様が入ったバンデットアゲートそのものを指していたのに対し、現在ではブラックカルセドニーなどブラック1色のものをブラックオニキスまたはオニキスと呼ぶようになったからです。
つられるようにして、ホワイトオニキスも、ホワイト1色かつ模様のないカルセドニー種やホワイトクォーツァイトを意味するようになったのです。
そもそもオニキスとは、直線状にホワイトの縞模様の入ったバンデットアゲートのことですから、名前から考えると、ホワイトオニキスはホワイトの地にホワイトの縞模様が入ってなくてはなりません。
しかし、実際にはオニキスから削り取られたホワイト部分がホワイトオニキスと名付けられ、さらにはオニキスつまりバンデットアゲートではないものまでがホワイトオニキスと呼ばれるようになりました。
どれも偽物のホワイトオニキスというわけではありません。ルセドニー種やアゲート種に関しては、パワーストーンとしての名前と鉱物名、宝石名は違うと思っておいた方がよいでしょう。
ホワイトオニキスの伝説・言い伝え
ホワイトオニキスの原石であるブラックとホワイトのバンデットアゲートが、本来のオニキスです。このオニキスは、ギリシャ神話に登場しています。
ある日キューピッドがいたずらで矢を放ったところ、愛と美の女神・アフロディーテの爪を射抜いてしまいました。
その爪が川底に沈み、やがて石となり、オニキスになったといわれています。また、爪が川に落ちた際に周囲の岩や石を傷つけ、それらがオニキスになったという話もあります。
また、ホワイトオニキスは、ペルシャやインドにおいて悪霊除けのお守りとされていたことがあります。
ホワイトオニキスの産地
- インド
- ブラジル
- 中国
- ウルグアイなど
ホワイトオニキスの硬度
ホワイトオニキスのモース硬度は5.5~7。へき開はありません。比較的取り扱いやすいパワーストーンといえるでしょう。
ホワイトオニキスの宝石言葉・石言葉
- 成功
- 幸福
- 秘密など
ホワイトオニキスと誕生石・曜日石・守護石
ホワイトオニキスは8月18日の誕生日石に制定されています。
ホワイトオニキスの色と種類・似ているパワーストーン
ホワイトオニキスはその名の通りホワイト1色です。
しかし、もともとはブラックベースにホワイトの縞模様が入ったバンデットアゲートからホワイト部分を削り出したものなので、多少のブラック部分が残ることもあります。
そういった場合は石を漂白していることもあります。
鉱物としてのホワイトオニキスはホワイトカルセドニーやホワイトアゲート、ホワイトクォーツァイトなどがあります。
バンデットアゲートから削り出されたものではないのですが、これらの石を「現代ではホワイトオニキスと呼ぶのだから、本物のホワイトオニキス」と考えるか「ホワイトオニキスではなく似ているだけの偽物」と考えるかはその人次第です。
ホワイトオニキスが持つスピリチュアル的性質
ホワイトオニキスと風水
ホワイトオニキスは風水における五行思想では、金気を持っています。
金気は「義」。ルールやモラル、礼儀などの決まりごとを意味します。型にはまった様子や冷静さを表す気質でもあり、安定しています。
財宝そのものを表す気質でもあるので、豊穣や実りといった意味も持っています。
ホワイトオニキスと相性の良い方位
北
ホワイトオニキスとチャクラ
ホワイトオニキスは第7チャクラを活性化させます。
第7チャクラは頭頂にあり、「クラウンチャクラ」と呼ばれます。「神聖」「神秘」「純真」「信仰」を司り、精神的なスピリチュアル面を強化するチャクラです。
第7チャクラを活性化することで高次の存在とつながることができ、スピリチュアルな能力が開花したり現世での使命が分かるといわれています。
ホワイトオニキスはこんな人におすすめ
- 辛い過去を断ち切りたい人
- ネガティブな感情を追い出したい人
- 他人からの悪影響を受けたくない人
- 人間関係を整理したい人
- 意志を強くしたい人
- 叶えたい目標がある人
ホワイトオニキスの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.魔除け・問題解決
ホワイトオニキスは魔除け効果があり、現在起こっている問題を解決してくれるパワーストーンです。
ブラックのオニキスは魔除けの石として有名ですよね。キリスト教のロザリオの材料だったり、ヘブライ民族が身に着けて悪魔から身を守ったという歴史があります。
同じく、ホワイトのオニキスも魔除け効果が高いパワーストーン。
ブラックオニキスがその漆黒でネガティブな存在を飲み込んで打ち消したり跳ね返したりするのに対し、ホワイトオニキスが持つ純白は何者にも侵されない神秘性や純真さを表すことから、ネガティブなものが寄ってきても影響を受けず、プラスに転じさせてしまうという特徴があります。
具体的には、持ち主の判断力をアップしたり心を落ち着けたりして、他人の言動が自分にとってプラスかマイナスかをジャッジさせるのです。
自分自身で悪い存在を知ることができれば、それが人であれ習慣であれ、遠ざけることができますよね。そのことから、ホワイトオニキスは魔除けや縁切り効果があるといわれているのです。
ホワイトオニキスの魔除け効果は、未来に向かって発動するのではありません。
すでに起きてしまった出来事に対して発動するタイプで、現在苦しんでいる人間関係やいじめなどの理不尽な扱い、迷惑な好意などから持ち主を救ってくれます。
そのため、他人によって苦しめられている人におすすめのパワーストーンとなります。
2.ヒーリング
ホワイトオニキスは持ち主の中にあるマイナスの感情を清め、癒してくれるヒーリング効果があります。
ホワイトオニキスは魔除けの効果が高いですが、それは外へ向けてだけでなく、持ち主の内面にも向けられます。
また、ホワイトオニキスが持つ魔除けの力は、すでに起きてしまった出来事に対して発動するもの。
そのため、持ち主に冷静さと清浄さをもたらすことで自分自身の状況を整理させ、心の中に発生した悲しみや後悔、苦しさなどをやわらげてくれるでしょう。
マイナスをプラスに転じさせる石なので、これまでに起きたネガティブな出来事への思いを、未来に向けてのプラスの感情にしてくれますよ。
この効果は、失恋や喪失、辛かった人間関係に効果的です。辛い過去を断ち切り未来へのパワーに変換することで、自分を取り戻して歩いていくことができるでしょう。
3.意志が強くなる
ホワイトオニキスは、持ち主に自分を取り戻させる効果があり、意志力を強くします。
ホワイトオニキスは古くから「持ち主の考えや思いを反映する石」「持ち主に起きた出来事を記憶する石」といわれ、夢や目標に向かって頑張る人のサポートストーンとしても有能です。
何かを始めようとしたときや止めようとしたとき、人の心には思いが生まれ、漠然とした願望が決意へと変わります。
ホワイトオニキスは持ち主の心の変化を読み取り、願望成就のための最短ルートを提示したり、集中力や持続力をアップしてくれるのです。
結果、自分が心に決めたことをやり遂げる強い意志を持てるのです。
ホワイトオニキスは他人からのネガティブな感情に惑わされず、誘惑からも身を守れるようにしてくれます。悪縁切りや悪習慣断ちにもよいですし、叶えたい目標がある人のお守りにもよいでしょう。
ホワイトオニキスと相性の良い組み合わせ
ホワイトオニキス×ブラックオニキス
ホワイトオニキスとブラックオニキスの組み合わせは、対人的な魔除け効果を高める組み合わせです。
ブラックオニキスはその漆黒で持ち主に近づいてくる魔や邪を飲み込み、消し去ったり跳ね返したりする効果があります。
と同時に、持ち主が心に持っている闇を払い、自己否定や後悔などのネガティブな感情を追い出して精神を安定させる効果もあります。
結果、持ち主の中に冷静さや判断力がはぐくまれ、他人からのマイナスエネルギーの影響を受けなくなるでしょう。
そして、ホワイトオニキスも、ブラックオニキス同様に魔除け効果が高いパワーストーンです。
ブラックオニキスとの違いは、魔除けの作用内容。ブラックオニキスが防御に力を発揮するのに対し、ホワイトオニキスは穢れを浄化してプラスに転じる力があるのです。
その両方の力を得られるホワイトオニキスとブラックオニキスの組み合わせは、持ち主の心を強くし防御力をしっかり上げてくれるでしょう。
ただし、「分離の石」と表現されることもあるオニキス同士の組み合わせなので、魔除けや防御の一転強化となります。
ホワイトオニキス×アズロマラカイト
ホワイトオニキスとアズロマラカイトの組み合わせは、対人環境を改善します。アズロマラカイトは、アズライトとマラカイトが混ざったパワーストーン。
別々の鉱物が混じり合い美しい姿となっていることから「調和の石」と呼ばれ、対人面におけるバランス能力をやしなうとされています。
自分を犠牲にしてしまいがちな人や自己主張が強すぎる人に効果的で、ちょうどよい人付き合いの仕方を教えてくれます。
アズライトには洞察力アップ効果、マラカイトには浄化効果があるので、相手がどんな人かを見極めたりネガティブなエネルギーに影響されない効果も得られるでしょう。
そして、ホワイトオニキスは浄化効果に優れ、マイナスをプラスに転じる効果があります。
精神力を強くして他人からのネガティブな影響を受けなくしたり、迷惑な好意や悪縁を断ち切る効果もあります。
アズロマラカイトとの組み合わせは、マイナスであった対人環境をゼロに戻し、そのままプラスまで押し上げてくれるでしょう。
恋愛にしても職場の人間関係にしても、持ち主に合った人を見抜けるようになり、無理なくお付き合いしていくことができますよ。
ホワイトオニキス×ガーネット
ホワイトオニキスとガーネットの組み合わせは、目標達成に効果があります。
ガーネットは「実りの石」「忍耐の石」と呼ばれ、持ち主のやる気をアップし継続させる効果があります。
努力に応えてくれる石なので、頑張っているのにチャンスがなくて目標に届かない人や、そもそも頑張り方を間違えている人に力を貸してくれます。
強い意志を育てて忍耐力を高め、一途に目標へと向かわせるため、つい手を抜いてしまう人や頑張ることが苦手な人にもよいでしょう。
そして、ホワイトオニキスには意志を強くし誘惑を退ける効果や、目標までの最短ルートを示す力があります。
邪気払いと同時に持ち主のメンタルに作用して前向きなパワーを授けるので、忍耐力を与え実りをもたらすガーネットとの組み合わせは、目標へ向かってしっかりと努力し結果を得たい人におすすめです。
ホワイトオニキス×ファントムクォーツ
ホワイトオニキスとファントムクォーツの組み合わせは、再チャレンジに効果があります。
ファントムクォーツとは、水晶の中でも成長が1度止まってから再度成長したもののこと。水晶の中に成長痕と呼ばれる模様が見え、成長を止めた後に再び成長を始めた証が確認できます。
1度は止まった成長が再び始まり完成したその姿は、再チャレンジや困難から這い上がるといった意味があり、過去の失敗から学んで再び前を向くための力を貸してくれるでしょう。
一方、ホワイトオニキスは持ち主の中にある、辛い過去への感情を捨てさせる効果があります。過去の失敗、挫折、後悔などをプラスに感情へと転じさせてくれるのです。
再チャレンジや困難からの脱出効果があるファントムクォーツとの組み合わせは、1度失敗したことに再びチャレンジしたい人におすすめ。
対人関係でも仕事面でも、再び這い上がっていくための勇気や強い意志をもたらしてくれるでしょう。
ホワイトオニキス×アメジスト
ホワイトオニキスとアメジストの組み合わせは、縁結びやヒーリングに効果があります。
アメジストは「真実の愛を見つける石」と呼ばれ、情熱と冷静を併せ持ったパワーストーンです。
深い愛情に溺れることなく相手をジャッジできるようになるため、自分にとってベストなパートナーを選択できるでしょう。
アメジストが持つパープルは霊性を高めインスピレーションを授ける効果があり、古来より魔除けやスピリチュアルな能力開花の意味を持っています。
特に霊的なマイナスの波動から持ち主を守ることに長けており、生霊レベルの厄介な波動でも対処してくれます。
持ち主自身のインスピレーションを高めるため、危ない場所や人を見抜いて自衛させる効果もあります。
一方、ホワイトオニキスは他人から発せられる悪意を跳ね除け、持ち主の周囲を清浄にしてくれます。
ホワイトオニキスは悪意の根本に作用し、持ち主への興味を薄れさせるといわれています。結果、他人からの執着や迷惑な好意、悪意、嫉妬などから持ち主が守られるというわけです。
インスピレーションを高めて真実の愛へとたどり着かせるアメジストとの組み合わせは、良いご縁を結ぶためのサポートをしてくれるでしょう。魔除けの相乗効果も期待できます。
ホワイトオニキスと相性の悪い組み合わせ
ホワイトオニキス×ソープストーン
ホワイトオニキスとソープストーンの組み合わせは、効果は同じですが作用の仕方が正反対なのでお互いを打ち消し合ってしまいます。
ソープストーンとはタルクという鉱石の流通名であり、和名を「滑石(かっせき)」といいます。滑らかな質感が特徴で、カラーはピンクが多いです。
パワーストーンとしては精神的なデトックス効果があり、心の中にあるネガティブな感情を洗い流してくれます。
持ち主に柔軟性を与えることで必要以上にストレスを感じないようにしたり、周囲に対する許容性をアップして対人関係を円満にしてもくれるでしょう。
恋愛においても魅力をアップして注目を集め、愛される人間へと変化させてくれます。
対して、ホワイトオニキスは、ストレスに強くしてくれるといった点では、ソープストーンと共通しています。しかし、その手順が正反対です。
ソープストーンが柔軟性をアップして嫌な出来事をスルーするのに対し、ホワイトオニキスは心を強くしてネガティブな感情に影響されなくしてくれます。
他人からのマイナスな波動を「そういうこともあるよね、まぁいっか」と1度は受け止めて処理するソープストーンと、「いやそれ私に関係ないんで」と受け付けもしないホワイトオニキスでは、性質が違うのです。
お互いの作用方法を否定しあってしまうので、結果として、望む効果は得られないでしょう。
ホワイトオニキスを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ホワイトオニキスはブレスレットにして身に着けるのがおすすめです。
ホワイトオニキスは魔除け効果が高く、持ち主を守ってくれるパワーストーン。そのため、左腕にブレスレットとして着けることで、穢れが入ってくるのを防いでくれます。
判断力や意志力を高め、自分の足でしっかりと歩いていく強さが欲しいときにも、左腕に着ければホワイトオニキスのパワーをもらえるでしょう。
ホワイトオニキスは、ブレスレットとして日常的に身に着けるだけでなく、数珠にするのもよいでしょう。
葬祭では魔や邪が渦巻いていることが多いので、ホワイトオニキスで作った数珠を左腕に着けて守ってもらいましょう。
ホワイトオニキスのお手入れ・浄化方法
現在のホワイトオニキスは、本来の意味でのホワイトオニキスではありません。ホワイトカルセドニーやホワイトアゲート、ホワイトクォーツァイトなどがホワイトオニキスとして流通しています。
多孔質で染料や水、匂いを吸収しやすいものもあるため、浄化方法は限られると思ってよいでしょう。
塩や水を使用する浄化方法は避け、ホワイトセージも気になるならやめておいた方が無難です。紫外線に長時間晒すことで変色する可能性があるため、日光を使用する浄化方法もNGです。
普段のお手入れに関しては、水分が付着したら必ず拭き取り、身に着けたあとは皮脂や汚れを拭き取りましょう。
ホワイトオニキスはその白さを際立たせるために白い染料を入れて染めていることもあるので、染料が溶け出さないよう、水分や油分には注意してください。
保管の際には、退色を避けるため日光の当たる場所を避けましょう。
浄化方法 | 対応 |
---|---|
塩・塩水 | × |
流水 | × |
ホワイトセージ | △ |
水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | × |
音 | ◎ |
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ホワイトオニキスに対応しています。しかし、ホワイトオニキスは多孔質なので、匂いが染みつくのが心配という人はやめておいた方が無難です。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙の中にホワイトオニキスをくぐらせます。10回程度で浄化が完了しますので、そのまま身に着けてOKです。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ホワイトオニキスに対応しています。石に物理的な影響を与えないので、弱点の多いホワイトオニキスにはおすすめです。
クラスタを使用する場合は、クラスタの上にホワイトオニキスを置くだけ。さざれ石を用いる場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛ります。
ホワイトオニキスを中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらの場合は3時間程度で浄化が完了します。
水晶でパワーチャージができる
ホワイトオニキスはその純白から、清らかな力を持つとされています。そのため、浄化効果の高い水晶と触れ合わせることで、浄化だけでなく清浄さがアップしパワーチャージもできます。
やり方は、水晶クラスタに乗せたり水晶さざれの山の中に埋めるだけです。浄化とほとんど同じやり方なので、浄化の際に水晶を使うと浄化もパワーチャージもできて簡単ですよ。
日光・月光浴
日光による浄化は、紫外線によって変色する可能性があるので不向きです。月光による浄化なら、ホワイトオニキスに対応しています。
月の出る夜、浄化皿の上に乗せたホワイトオニキスに月光浴をさせてあげましょう。2時間から3時間程度で浄化が完了します。
音
音による浄化は、ホワイトオニキスに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にホワイトオニキスを乗せ、音を鳴らします。
水晶ポイントの先をホワイトオニキスに向けたまま、ホワイトオニキス中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らして繰り返します。
水晶ポイントの先から音が出て、ホワイトオニキスにまんべんなく浴びせるようなイメージで行ってください。10回程度で浄化が完了します。
ホワイトオニキスの好転反応・副作用
ホワイトオニキスは一見すると清楚なお嬢様のような穏やかで控えめな雰囲気を持っていますが、オニキスらしいクセの強さも持っています。そのため、好転反応も起きやすいです。
好転反応として多いのは「頭痛」などでしょう。クセが強いパワーストーンを持ち始めたときは、頭痛はつきものです。
収めるためには、お互いの波動を合わせて、ホワイトオニキスのクセに慣れていくしかありません。身に着ける時間を極端に短くしたあと、徐々に長くすることで波動が馴染んでいくでしょう。
もしくは、水晶を合わることでホワイトオニキスのクセをやわらげるのもよいでしょう。
また、オニキスは持ち主の判断力をアップしたり意志力を強くして、自分を見失わないようにしてくれるパワーストーン。持ち主を強くすることで縁切りや願望成就へと導いてくれるのです。
過去と決別して未来へ向かう効果もありますが、そのために過去の嫌な出来事を思い出し、副作用として悪夢を見る可能性があります。
マイナスな過去を処理してプラスへと転じさせるためには必要な過程なので、仕方ありません。何らかの努力をしなければ、自己成長も願望成就もかなわないと思っておきましょう。
ホワイトオニキスのQ&A
ホワイトオニキスの偽物の見分け方は?
ホワイトオニキスとは、もともとはブラックベースにホワイトの模様が入った原石から、ホワイト部分だけを削り出したもの。
しかし、現在のパワーストーン業界では、ホワイトカルセドニーやホワイトアゲート、ホワイトクォーツァイトなどの中でホワイト1色のものがホワイトオニキスとして流通しています。
そのため、人によってホワイトオニキスの真贋は異なるでしょう。
ホワイトオニキスのように1色かつクリアでないパワーストーンは見分け方が難く、素人が鑑別することは不可能に近いです。中にはビーズなどの鉱物ですらないものもあるでしょう。
さほど高価でもなく流通量も多いですから、コストパフォーマンスを考えても偽物が流通している可能性は高くありませんが、必ず本物を手にしたいなら、鑑別書付きのものを購入するようにしましょう。
ホワイトオニキスが割れた・欠けた!特別な意味はある?
ホワイトオニキスはモース硬度が低いわけでも高いわけでもなく、へき開性もありません。
そのため、割れたり欠けたりしやすい性質のパワーストーンではないので、取り扱いにさほど注意が必要ではありません。
物理的な要因で割れたり欠けたりしたら、落としたりぶつけたりするなどの乱暴な取り扱いをしたときぐらいでしょう。
乱暴に扱ったわけではないのにホワイトオニキスが割れたり欠けたりしたら、注意が必要です。
ホワイトオニキスは魔除け効果があります。ブラックオニキスのように盾となりマイナスエネルギーを跳ね返すというよりは、浄化の力を発揮することでマイナスをプラスに転じるタイプです。
そんなホワイトオニキスが割れたり欠けたりしたら、力を行使しすぎて弱ってしまい、穢れに負けてしまった可能性があります。
パワーストーンは、力を失うとみずから破損し、その役目を終えるといわれています。割れたり欠けたりしたホワイトオニキスは、いわばオーバーワークの果てに力尽きてしまった可能性が高いです。
基本的には、普段からしっかり浄化やパワーチャージを行っていれば避けられる事態ですが、あまりにも大きな悪意やマイナスの波動に当てられると、一気に力を使い果たしてしまうこともあります。
浄化やパワーチャージを怠っていればそれが原因ですし、浄化やパワーチャージをしっかりしていた自信があるなら、誰かか強い恨みや悪意を向けられているのかもしれません。
どちらの状況か、しっかり思い出してみてください。前者ならホワイトオニキスにこれまでの感謝と謝罪を伝え、土に還しましょう。
後者なら、ホワイトオニキスに感謝の気持ちを伝えてしばらくは周囲の人の動向に注意するべきです。
ホワイトオニキスの色が変わった?変色する?
ホワイトオニキスは紫外線を長時間当てることで変色してしまいます。また、ホワイトを際立たせるために染色加工を施しているものの場合は、水分や油分によって染料が落ちてしまうことも……。
ホワイトオニキスとして流通しているものはホワイトカルセドニーやホワイトアゲート、ホワイトクォーツァイトなどがありますので、退色や変色しやすいものもあると思っておきましょう。
特に問題ない取り扱いをしていたのにホワイトオニキスが変色したら、スピリチュアルな理由があるのかもしれません。
ホワイトオニキスは魔除けの能力が高く、他人の悪意や迷惑な好意から持ち主を守るとされています。
その純白は何者にも侵されない聖なる色といった意味があり、ブラックオニキスが持つ漆黒と同等の力強さを持っています。
そんな純白が穢されたなら、それは穢れがホワイトオニキスの中に溜まってしまったサイン。黒点が見られるようになった場合も、穢れが溜まっています。
いくらホワイトオニキスが強い魔除け効果を持つとはいえ、穢れと戦っていくうちに多少の影響を受けてしまい、それが積み重なってしまったのです。
もしホワイトオニキスが変色してしまったら、まずは柔らかい布で拭いてみてください。それでも戻らなければ、物理的な対応ではダメでしょう。その場合は、浄化をしてみてください。
浄化をしてもカラーが戻らなければ、諦めるしかありません。穢れの溜まったホワイトオニキスはあまり良い存在とはいえませんので、土に還すのがベスト。
こういった事態を防ぐには、日頃から穢れをリセットするために浄化し、穢れに負けない力をやしなうためにパワーチャージをこまめにしておく必要があります。
ホワイトオニキスの購入におすすめの販売店・通販
Pascle
まとめ
ホワイトオニキスはガラス光沢を持った、ホワイト1色のパワーストーン。純白であることから純真さや穢れのなさ、強さなどを表します。
ブラックオニキスとほぼ同じ効果がありますが、少々作用内容が違い、波動も優しいといわれています。
ブラックオニキスでは波動が強すぎたり「ちょっと怖いかな」と感じている人は、ホワイトオニキスを試してみるとよいでしょう。
とはいってもオニキスはオニキスなので、多少のクセの強さはあります。まずは実際にショップで手に持ってみるなどして、相性を確かめるとよいでしょう。
また、現在ではさまざまな近い種のものがホワイトオニキスとして流通していますので、自分の中で真贋の基準を決め、納得のいくホワイトオニキスをお迎えしてくださいね。
コメント