「なんだか苦手だな…」「この人といると疲れる…」そう感じる相手なのに、なぜか距離を置けなかったり、好かれてしまったり。そんな経験はありませんか? もしかしたら、知らず知らずのうちに「ウェルカム」なオーラを出してしまっているのかも。
でも、大丈夫! 私たちが普段何気なく目にしている「色」には、実は人の心理やエネルギーに働きかける、不思議な力が秘められています。特定の色を意識的に使うことで、まるで見えないバリアを張るように、苦手な人やネガティブなエネルギーを遠ざけることができるんです。
この記事では、嫌な人を寄せ付けないための「色の魔法」について、カラーセラピーの視点と、オーラのエネルギー的な観点から詳しく解説します。あなたを守り、心地よい人間関係を築くための「お守りカラー」を見つけて、今日から実践してみませんか?
なぜ「色」で人を遠ざけられるの?色と波動のスピリチュアルな関係

「色を身につけるだけで人が寄ってこなくなるなんて、本当?」と思うかもしれませんね。でも、色には私たちが思っている以上に、深い力があるんです。その理由を、スピリチュアルな視点から見ていきましょう。
色は目に見えるエネルギー(波動)
物理学的に見ると、色とは光の「波長」の違いによって認識されるものです。そして、スピリチュアルな世界では、全ての存在は固有の「波動(エネルギーの振動数)」を持っていると考えられています。つまり、色もまた、それぞれが異なる波動を持つエネルギーの一種なのです。
特定の色を身につけたり、意識したりすることで、私たちはその色の持つ波動を取り込み、自分自身のエネルギー状態に影響を与えることができます。例えば、力強い波動を持つ色は、私たちのエネルギーを高め、守る力を与えてくれる、というわけです。(参考記事:色の意味とイメージ・効果!目的別の取り入れ方を解説)
色が心理に与える影響(カラーセラピー)
色には、私たちの心や感情に直接働きかける力もあります。これがカラーセラピーの基本的な考え方です。例えば、
- 黒を見ると、「力強さ」「威厳」「拒絶」などを感じ、近寄りがたい印象を持つ。
- 青を見ると、「冷静さ」「知的さ」「落ち着き」を感じ、感情的な関わりを避けたくなる。
- 白を見ると、「純粋さ」「清潔感」「神聖さ」を感じ、気軽に触れてはいけないような感覚になる。
このように、特定の色を身につけることで、周りの人に与える印象をコントロールし、無意識のうちに「近寄らないでほしい」というメッセージを送ることができるのです。
色とオーラの繋がり
そして、オーラの視点からも色との繋がりが見えてきます。オーラとは、その人のエネルギー状態を色として表したもの。つまり、特定の色の服を着たり、持ち物を持ったりすることは、自分のオーラにその色のエネルギーを取り込み、オーラの色や質を一時的に変化させることにも繋がるのです。
例えば、「防御」のエネルギーを持つ色のものを身につければ、オーラにもそのバリア機能が加わり、外部からのネガティブな影響を受けにくくなる、というイメージです。また、自分自身のオーラを強く輝かせることが、結果的に最も強力なバリアとなるという考え方もあります。(参考記事:【スピリチュアル】オーラがある人の特徴!強いオーラを出すには?)
このように、色は波動、心理、オーラといった様々な側面から、私たちと周りのエネルギーに影響を与えているのです。
色の波動がオーラに共鳴する仕組み
もう少し詳しく、なぜ特定の色がオーラに影響を与えるのか、その仕組みに触れてみましょう。先ほど「色=光の波長=エネルギー(波動)」とお伝えしましたね。そして、私たちのオーラもまた、固有の波動を持つエネルギーフィールドです。
ここで重要なのが「共鳴」という考え方です。同じ(または近い)周波数を持つものは、互いに影響し合い、エネルギーが増幅したり、逆に打ち消し合ったりします。例えば、あなたが「今は人を遠ざけたい」という強い意志(特定の波動)を持っている時に、防御や境界線を示す波動を持つ色(例:黒や濃紺)を身につけると、あなたの意志の波動とその色の波動が共鳴し、オーラのバリア機能が強化される、というイメージです。
逆に、もしあなたが元々ピンクのオーラのように「誰でも受け入れたい」という波動を持っている場合、黒い服を着ることで一時的に防御的な波動を纏うことはできますが、本来の波動と反発するため、少し違和感を覚えたり、効果が薄れたりする可能性もあります。それでも、意識的に色を取り入れることは、自分のエネルギー状態を調整し、望まない影響を防ぐための有効な手段となるのです。
オーラバランスの鍵?腸内細菌との意外な関係
オーラの色や状態は、目に見えないエネルギーだけでなく、実は私たちの身体の状態、特に「腸内環境」と深く関わっている、というスピリチュアルな視点もあります。
私たちの腸内には、多種多様な細菌(善玉菌、悪玉菌、そしてどちらにもなり得る日和見菌)が、絶妙なバランスで共存しています。このバランスが崩れると、体調だけでなく、気分や精神状態にも影響が出ることが知られていますよね。
これをオーラに置き換えて考えてみましょう。私たちのオーラも、様々な色のエネルギー(赤、青、緑など)が複雑に混ざり合い、その絶妙なバランスによって、その人固有の輝きや状態を作り出しています。目に見えるオーラの色として認識されるのは、その時に特に優勢なエネルギー(善玉菌や悪玉菌のようなもの)かもしれませんが、その背景には、色として現れない多くのエネルギー(日和見菌のような存在)も存在し、全体のバランスを支えているのです。
腸内環境が悪化すると日和見菌が悪玉菌に加担するように、ストレスや不摂生でオーラのエネルギーバランスが崩れると、特定のネガティブなエネルギー(例:濁った色)が優勢になり、オーラ全体が曇り、人を寄せ付けない雰囲気(あるいは逆に、ネガティブな人を引き寄せる雰囲気)になってしまう可能性があります。日頃から心身のバランスを整えることが、オーラを健やかに保ち、結果的に嫌な人を寄せ付けない状態を作る上で、いかに重要かが分かりますね。
【シーン別】嫌な人を寄せ付けない!バリア効果のあるお守りカラー
では、具体的にどんな色が「嫌な人」や「ネガティブなエネルギー」を遠ざけるバリアとして機能してくれるのでしょうか? おすすめのカラーとその使い方を、シーンに合わせてご紹介します。
【黒・濃紺】威厳と力強さで「壁」を作る

◆色の効果:
黒や濃紺(インディゴ)は、「力強さ」「威厳」「神秘性」といった印象を与え、同時に「拒絶」「境界線」を示す色でもあります。オーラ的には、黒オーラは外部のエネルギーを吸収・遮断する強力な防御力を持ち、紺色オーラは冷静さと深い洞察力で相手を見透かすような力を持ちます。
◆どんな時に使う?:
・はっきりと「近づかないでほしい」という意思表示をしたい時。
・威圧的な相手や、しつこく干渉してくる相手に対して。
・自分の意見を強く主張したい、舐められたくない時。
◆使い方ヒント:
・黒いジャケットやスーツ、濃紺のシャツなど、服装で取り入れると効果的。
・黒いカバンや靴、小物を持つだけでもOK。
・「私は強い」「自分の境界線は守る」と心の中で意図する。
◆注意点:
使いすぎると、本当に仲良くなりたい人まで遠ざけてしまう可能性も。威圧的で冷たい印象を与えやすいので、TPOを考えて使いましょう。
【青・グレー】冷静さと知性で「受け流す」

◆色の効果:
青やグレーは、「冷静さ」「知性」「客観性」「中立性」を表す色。感情的な波に飲まれず、落ち着いて状況を判断する力を与えてくれます。オーラ的には、青オーラは論理的なコミュニケーション、グレーオーラは外部からの影響を受け流す性質を持ちます。
◆どんな時に使う?:
・感情的な人や、理不尽なことを言ってくる相手に対して。
・議論や会議など、冷静に対応したい場面で。
・周りの騒がしさやネガティブな雰囲気に影響されず、自分のペースを保ちたい時。
◆使い方ヒント:
・仕事着に青系のシャツやジャケットを取り入れる。
・グレーのカーディガンやパンツなど、落ち着いた色味でまとめる。
・筆記用具やPC周りの小物に青やグレーを使う。
・「私は冷静」「相手の感情に巻き込まれない」と意識する。
◆注意点:
青やグレーを使いすぎると、冷たい、無関心といった印象を与えてしまうことも。温かみのある色(ベージュなど)と組み合わせるなど、バランスを考えて取り入れましょう。
【白・シルバー】浄化と神聖さで「守られる」

◆色の効果:
白は「純粋さ」「浄化」「神聖さ」を象徴し、あらゆるネガティブなエネルギーを跳ね返す光の色。シルバー(銀色)も同様に高い波動を持ち、「保護」「洗練」「直感」といった意味合いを持ちます。オーラ的には、白オーラや銀色オーラは非常に波動が高く、低いエネルギーの影響を受けにくいとされています。
◆どんな時に使う?:
・場のエネルギーが悪いと感じる時、ネガティブな影響から自分を守りたい時。
・清らかな気持ちでいたい、心をリセットしたい時。
・悪意や嫉妬など、邪念を寄せ付けたくない時。
◆使い方ヒント:
・白いシャツやブラウス、インナーなどを身につける。
・シルバーアクセサリー(特に水晶やムーンストーンなど浄化作用のある石)を身につける。
・白いハンカチやタオルを持つ。
・部屋に白い花を飾る。
・自分自身が白い光に包まれているイメージ(プロテクション)をする。
◆注意点:
白は汚れが目立ちやすいように、ネガティブなエネルギーを吸収しやすい側面も。こまめな浄化(洗濯、セルフケア)を心がけましょう。シルバーも輝きを保つ手入れが必要です。
【紫】高貴さと神秘性で「距離を置く」

◆色の効果:
紫色は、「高貴さ」「神秘性」「スピリチュアリティ」「個性」を表す色。独特の雰囲気を醸し出し、安易に近づきがたい、理解されにくい(良い意味で)印象を与えます。オーラ的にも、紫オーラは高い精神性や直感力を持ち、俗世的なものとは一線を画すエネルギーを持ちます。
◆どんな時に使う?:
・表面的な付き合いや、不要な干渉を避けたい時。
・自分の独自の世界観や精神性を守りたい時。
・「この人は少し違うぞ」という印象を与え、安易な接近を防ぎたい時。
◆使い方ヒント:
・服装や小物にアクセントカラーとして紫を取り入れる(ラベンダーではなく、濃い紫の方が効果的かも)。
・アメジストなどの紫色のパワーストーンを身につける。
・高貴さや精神性を意識して振る舞う。
◆注意点:
紫を使いすぎると、「変わり者」「現実離れしている」といった印象が強くなりすぎることも。上品さを意識して取り入れるのがポイントです。
(番外編)注意が必要な色?人を引き寄せやすいカラー

逆に、嫌な人を遠ざけたい時には、避けた方が良いかもしれない色もあります。それは、「親しみやすさ」「明るさ」「優しさ」といった、人を惹きつけるエネルギーを持つ色です。
- 黄色: 黄色は明るさ、ユーモア、コミュニケーションを象徴し、話しかけやすいオープンな雰囲気を与えます。
- ピンク: ピンクは優しさ、愛情、受容性を表し、安心感や「助けてあげたい」という気持ちを引き起こしやすい色です。
- オレンジ: オレンジは陽気さ、社交性、親しみやすさを示し、人が自然と集まってくるエネルギーを持ちます。
もちろん、これらの色が悪いわけではありません。むしろ、普段は人間関係を豊かにしてくれる素晴らしい色です。しかし、もしあなたが「今は一人になりたい」「特定の人とは距離を置きたい」と感じている時には、これらの色を前面に出すのは少し控えた方が、望まない関わりを避けやすくなるかもしれません。
色を効果的に使うためのヒント|日常に取り入れるコツ

「嫌な人を寄せ付けない色」を、もっと効果的に活用するための簡単なヒントをご紹介します。
- 身につける面積を意識する: より強いバリア効果が欲しい時は、ジャケットやコートなど、面積の大きいアイテムで色を取り入れましょう。さりげなく守りたい時は、インナーや小物(スカーフ、アクセサリーなど)で使うのがおすすめです。
- 持ち物でガードする: 服装で取り入れるのが難しい場合は、カバン、スマホケース、手帳、ペンなど、普段持ち歩くものに「お守りカラー」を選んでみましょう。
- インテリアで空間を守る: 自宅や自分のデスク周りなど、パーソナルスペースにバリアカラーを取り入れるのも効果的です。クッションカバー、カーテン、置物などで、心地よい空間を作りましょう。
- 色のエネルギーをイメージする: 特定の色の服を着たり、アイテムを持ったりできない時でも、大丈夫。「今、私は黒い光のバリアに守られている」「白い浄化の光が私を包んでいる」のように、色を強くイメージするだけでも、エネルギー的な保護効果が期待できます。
- 自分の直感を信じる: 「今日はこの色が気になる」「この色を身につけると落ち着く」といった、あなた自身の直感を大切にしてください。その時々のあなたに必要なエネルギーの色を、魂は知っているはずです。
色だけでなく「自分のオーラ」を強く保つことも大切

色を使って見えないバリアを作ることは有効ですが、最も根本的で強力な防御策は、あなた自身のオーラを強く、健康的に保つことです。
オーラが弱っていたり、波動が低くなっていたりすると、どんな色を身につけていても、ネガティブなエネルギーの影響を受けやすくなってしまいます。日頃から、
- ポジティブな思考を心がける
- 感謝の気持ちを持つ
- 十分な睡眠と休息をとる
- バランスの取れた食事を摂る (参考記事:オーラを強くする食べ物)
- 適度な運動をする
- 好きなことに没頭する時間を持つ
- 自分自身を大切にする(セルフケア)
といったことを意識し、心身ともに健やかな状態を保つことが、結果的に嫌な人を寄せ付けない、最も効果的な方法となるのです。
まとめ:色の力を借りて、心地よい人間関係を築こう
今回は、嫌な人を寄せ付けないための「お守りカラー」について、カラーセラピーとオーラの視点から解説しました。
黒や濃紺、青、グレー、白、シルバー、紫といった色は、それぞれが持つ心理的効果やエネルギー特性によって、あなたを守る見えないバリアとして機能してくれます。苦手な相手や状況に合わせて、これらの色を上手に活用してみてください。
ただし、色だけに頼るのではなく、最も大切なのは、あなた自身のオーラを強く、健やかに保つこと。心と体のセルフケアを忘れず、自分自身を大切にすることが、ネガティブな影響を自然と遠ざけ、心地よい人間関係を引き寄せる一番の秘訣です。
色の持つ不思議な力を味方につけて、あなたがストレスなく、自分らしく輝ける毎日を送れるよう願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【参考記事】オーラやカラーセラピーについて、もっと知りたい方はこちらもどうぞ▼
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