満月は、あなたの生活や人生の区切り、身体と心の変化に大きく関わっています。
今回は、満月が持つスピリチュアルな意味・メッセージと、身体と心に与える影響と変化について解説させていただきます。
今回の記事を読んでいただくことで、あなたは月と自然のサイクルに意識を向けながら、あなたらしく日々を暮らしていくためのヒントを探してみてね。
時間の意識・概念について
満月の説明に入る前に、少し ” 時間 ” についてです。私たちにとって、” 時間 ” は何事にも代えられないものです。
お金や物は増減・変化しますが、私たちの寿命は必ず訪れるので、私たちの人生は常に時間をどのように使うのか、ということが大きな関心事ですね。
そのため文明が発達するとともに、” 時間 ” をより正確に判断し、物事をスムーズに行うために、時計が発明されました。
時計は、時間という概念を目に見えやすくし、人々の共通意識として具現化した画期的な発明です。
生まれたものには、必ず陽の部分と陰の部分があり、良い・悪いという判断はできません。
しかし時計によって生活が便利になった分、私たちは時間という制限の支配を受けることになったことも確かです。
私たちが月の満ち欠け、特に満月に強烈な魅力を感じてしまうのは、時間や空間に支配されていることとも関係があるのではないでしょうか?
それでは次の月の象徴とキーワードをご紹介します。
月の象徴・キーワード
月の象徴とキーワードを挙げると、以下のようなものが並びます。
・陰・影
・無意識・深層意識
・幼少期の世界観、トラウマ、欲求
・母胎回帰、母性への憧れ
・男女に関わらずに抱く女性性
・女性らしさ
・安らぎ、慈しみ、穏やかさ
・受動性・包容力
月の象徴やキーワードは、意外に時間と関係があります。
先ほどお話したように、時間・時計は多くの人々の共通認識となっています。
それと同じように、私たちが抱く月のイメージや意味合いもまた、掘り下げれば共通のキーワードが浮かび上がって来ることが多くあります。
月と時間の結びつけを分かりやすくしたものが、占星術です。
占星術はもとは天文学、国益を守るための観測の方法で、一般的に活用できるものではありませんでした。
ですが現在では、誰もが自分のホロスープを読むことができますし、専門家に鑑定してもらうことが可能です。
特に月の影響をメインの占術するのが、宿曜占星術や月星座の占いで、大変人気があります。
占星術もまた、宇宙や天体を概念化したものなので、時間と同じように、私たちが納得したり、共通の認識を持つことができる学問であり、占術です。
次に、月の公転周期と満ち欠けの周期について説明します。
月の周期
・月の公転周期は、29.5日
・月の満ち欠けの周期は、27.3日
月は地球の周りを回っている (好転している) ため、公転周期と満ち欠けの周期にズレが生じて来ます。
地球が公転しなければ、2つの周期がズレることはないのですが、宇宙・銀河に存在する星々は常に動いているため、常にズレが起きるのが自然です。
ですから、毎月、毎年の月の満ち欠けの日がバラバラになります。
満月の説明に入る前に、時間や占星術のお話をしたのは、月がそれだけあなたの無意識と生活に深く根付いているからでした。
前置きが長くなりましたが、満月が持つスピリチュアルな意味・メッセージについて解説していきますね!
満月が与える影響・スピリチュアルな意味・メッセージ
満月が与える影響・スピリチュアルな意味・メッセージは、以下のように沢山あります。
・完成・完了のタイミング
・次のサイクルのためのリセットのタイミング
・収穫、成果・成就のタイミング
・収穫、結果に対する感謝
・解放、
・膨張、飽和状態
・限界状態、緊張状態
・高揚感、興奮状態
・潜在的なものの顕在化 (表面化) など
このように、満月には複合的な意味がありますが、一言でまとめるなら「一瞬の完成形」です。
満月の状態は一瞬で終わり、すぐに満ち欠けが始まってしまいますので、上記に挙げたキーワードに関する影響や変化は、満月前後に表れることになります。
満月が起こる仕組み
満月は、太陽と月が地球を間において、180°の位置にある時に起こります。
180°の関係を分かりやすくイメージするなら、太陽と月が ” 綱引き ” をしている状態です。
月の周期を元にした暦 (太陰暦) では、月のはじめを新月、満月が15日とされていました。
満月の夜が ” 十五夜 ” と呼ばれるのは、太陰暦の伝統的な呼び方が今でも残っているからです。
また満月は、” 望月 (ぼうじつ) ” とも呼ばれ、瞬間的ではありますが、月の形が丸くなることを意味します。
月が丸いことは意外と大事なことです。
月と形
あなたは ” 丸 ” にどんな印象を受けるでしょうか?
丸い形が持つ意味やキーワードは以下のようなものがあります。
・柔らかさ、柔らかさ
・循環、サイクル
・完成、完了
・物の最小単位の形
ピラミッドのように、世界各地で大切にされているシンボルや神聖幾何学が存在するのは、形にパワーが宿ると信じられてきたからです。
日本にも、形霊 (かただま) という概念があります。
日本人が形や型を大事にするのは、形が持つエネルギーを最大限に活用するため。
月が丸いからこそ、満月を迎えた時の月のエネルギーは、私たちに強く影響すると言えるでしょう。
占星術での満月の解釈
占星術における満月の解釈は、「完成・完了」や「緊張状態」、「相対するものが支え合っている状態」です。
厳密に言えば、太陽と月の存在は、真っ向から対立しているわけではありません。
それは太陽が太陽系の中心で、地球が太陽の周りを回り、月が地球の周りを回っているからです。
ただ太陽が「能動性・主体性」の象徴であり、月が「受動性・従属性」の象徴していることも確か。
相対する役割を持つ太陽と月が、お互いをエネルギーで引っ張り合っているとともに、刺激し合っている状態が、満月です。
そして満月を迎える時、月は太陽の光を吸収し、反射するエネルギーが最大になります。
月が太陽の光を全身に浴びることで、奥底に隠れていたものが炙り出されたり、明らかになる、ということでもあるので、非常に重要な月の状態です。
このことから占星術では、” 内面に吸収されたもの ” が外に押し出される、表面化されると解釈し、体調面や現象面にまで影響を及ぼすとしています。
月の光について
月は太陽の光を反射することで、自身の存在を強く示すことができています。
言い換えるなら、月は太陽のように自分自身で輝くことはありません。
このことから、太陽の光がそのまま反射する満月については、以下のような解釈ができます。
・無意識・潜在意識・深層意識の強い顕在化
・我慢していた感情・情緒の解放
・身体面の疲労の表面化
・豊かな感受性・霊的感覚の発揮
・シンクロニシティの頻発
・事故の発生、物に関するトラブル、破壊
・他者との精神的な衝突、いさかい、トラブルの頻発
「人は鏡」を、実際に目に見える形で見せるのが月で、その働きが最も強く出るタイミングが満月です。
月が自らの存在を示すために太陽が必要なように、私たちは自分の内面を、他者や現象の変化によって客観的に見ることができます。
そういう意味では私たち誰もが、月が持つ「自分自身では輝くことができない」という面を持っているとも言えますし、私たちはお互いを輝かせ合っていると言えます。
ですから精神的・霊的な意味でも、人は1人では生きていけないんですね。
とはいえ、私たちは太陽のように「自分自身で輝きたい」という願望や欲求も持っていますから、満月が ” 一瞬の ” 月の満ち欠けでよかったと思いませんか?
なぜなら月に反射された光は、太陽の ” 借りものの輝き ” だからで、月自身の光ではないからです。
ですから他者や外側に依存してしまう時間が長くなればなるほど、私たちは自分自身で輝くことができなくなってしまいます。
大事なことは、自然のサイクルは循環し続けているということです。
一時的な完成のタイミングが訪れたとしても、また新たなスタートがすぐに始まります。
月は ” 待ったなし ” で満ち欠けを続けていきますから、私たちが月に強く影響されることがあっても、それは永遠には続きません。
ですから満月の影響は幸いにも、一時的であることが多いです。
*日食や月食、金環日食などの場合は、半年以上続くこともあるとされています*
そんな月にピッタリな表現があります。
” 諸行無常 ” です。
” 諸行無常 ” とは、自然の摂理・宇宙の流れを端的に表した表現。
月は満ち欠けによって、物事の移ろいと幻想といった、諸行無常的な存在と言えるのではないでしょうか?
満月のタイミングで起こる身体の不調と心の変化
ここから満月のタイミングで起こる、身体の不調や心の変化についてお話したいと思います。
満月は「蓄積したものが表面化する」タイミングなので、心身ともに変化が出やすい時期です。
ここからは症状別に、満月の影響を見ていきましょう。
満月の風邪のスピリチュアルな意味・メッセージ
満月に風邪を引くスピリチュアルな意味・メッセージは、「リセット」です。
風邪を引いている状態は、疲労や免疫力の低下が原因で、身体が自浄作用が起こり、身体が清浄な状態へ戻ろうとしている状態です。
” 風邪を引く = 不健康 ” というわけではないので、身体がアンバランスな状態を解消しようと頑張ってくれている、と捉えてください。
また満月のキーワードである、緊張状態・飽和状態・限界などから、身体はあなたに疲労回復や不摂生の改善などをするようにサインを送っています。
・忙しかった
・無理にでも頑張らなければいけなかった
・勢いに任せていた
・いつも通りに動いていた
などは、あくまで思考の問題です。
休むことなく常に働き続けている身体は、私たちの考えている以上に疲れているはず。
” 風邪は万病の元 ” と言われるのは、「冷え」が原因ですので、以下のようなことを参考に、身体が熱を出せるようにしてください。
・お湯を飲む
・湯船につかる
・首元と手足首、お腹を温める
・十分な睡眠を取る
・消化の良い食べ物を摂る
また五感を刺激する情報をできるだけ遮断し、身体や心に負担がないようにすることも大切です。
情報は五感すべてを通して、常に入って来ていますから、体調が優れない時には感覚を休めることをおススメします。
風邪を引いている時は特に、1人の時間を取ってくださいね!
満月の時に眠くなるスピリチュアルな意味・メッセージ
満月の時に眠くなるスピリチュアルな意味・メッセージは、「休息」と「夢」です。
休息も夢も、身体を休めている状態に得られるもの。
満月は次のサイクルが動き出すタイミングでもあるため、新しい物事をスタートさせるためには、それ相応の体力や気力が必要になります。
スタートダッシュを切るためにも、判断力や思考力を発揮するためにも、まずは身体を休め、緊張状態を解いて、柔軟な動きが取れるようになることを優先した方がいいでしょう。。
また夢を見る時、私たちは感情の整理をしているといわれています。
私たちの寝ている間も、実は脳は働き続けているってご存知ですか?
脳は私たちに、内にしまってある情報を夢の中で感覚的・抽象的なイメージに変換することで、ストレスや精神不安を回避しようとしている可能性は大いにあります。
私たち人間が他の動物と違い、” 半物半霊 ” の存在と呼ばれるのは、本能だけでなく、感情と理性、そして意識や夢を使うことができるからです。
動物が夢を見るのか、動物に心があるのかは未知数ですが、夢の中からアイディアを引き出したり、インスピレーションを得て、実生活に活かせるのは脅威的なのではないでしょうか?
また身体も心も緊張状態が続くと、良いパフォーマンスを発揮することができません。
夢を見た覚えがないほど深く眠ることが、質の良い睡眠と言われますが、感情や情緒が不安定な場合、夢を見ることでいくらかのバランスが取れることもあります。
そして夢は、顕在意識と潜在意識の狭間にある領域です。もしあなたが満月のタイミングで眠くなるのであれば、夢を通して何らかのインスピレーションを得られることもあるかもしれません。
ですから満月の時に眠くなる場合、無理に頑張ろうとし過ぎず、睡眠を十分に取るようにしてください。
また車の運転や機械の操縦は危険ですので、あまり出歩いたり、人混みの多い場所に行って、人や場所のエネルギーの影響を受けないようにも気をつけてくださいね。
満月に眠れないスピリチュアルな意味・メッセージ
満月に眠れないことのスピリチュアルな意味・メッセージは、「膨張」と「解放」です。
月が満月を迎えることで、” 元々あるもの ” や ” 隠れているもの ” が、スポットライトを浴びることで、表面化することを意味します。
風船が膨らむところをイメージしてみてください。
風船が限界まで膨らんだ後は、それ以上空気が入らないため破れてしまいます。
風船の中に何かが入っていたとしたら、風船が割れることで、中身が表に出て、その中身の内容によって、あなたは驚いてしまうでしょうね。
” 眠れない = 不健康 ” ではありません。
あなたが眠れない時には、” よく分からない原因 ” があり、その不明確・曖昧な状態が眠りの妨げになっています。
満月はどんなものに対しても ” 膨張 ” や ” 限界 ” に対しての意識を強めますから、悩みや不安といったものも強く意識させます。
悩みや不安に駆られて、内的な世界を彷徨い始めると、悩みや不安を ” 掴み ” 続けてしまうと、心身ともによろしくありません。
ですから悩みや不安、よく分からないものを明らかにすることで、あなたは満月の陰の部分の影響を軽減することができます。
何もしたくない時こそ、何かしなければならない時がありますので、以下の例を参考にして、眠れない夜をやり過ごしてくださいね。
・日記や感情ノートを書き、感情を吐き出す
・身体の緊張を解くために、軽いストレッチ、ボディマッサージをする
・アロマを炊き、リラックスする
・心が静まる音楽を聞く
・手触りの良い衣類を着る
・パソコンやスマホでネットサーフィンや動画の視聴をせず、外部刺激を減らす
・簡単な掃除、整理整頓をして気持ちを晴らす
・深呼吸やゆったりとした呼吸をして、心身ともにリラックスする
・時間を決めて瞑想をして、脳を休ませる
寝ている時でも脳が動いている、というお話をしましたが、実は瞑想や深いリラックス状態の時は、脳は休めていますので、寝れない時は身体と同じように、脳を休めるためにリラックスしてください。
満月の時ほど、身体も心も興奮・緊張しやすいものです。
ですから目的も無く動き回るのではなく、穏やかな時間を過ごすことをおススメします。
満月で体調不良になるスピリチュアルな意味・メッセージ
満月で体調不良になるスピリチュアルな意味・メッセージは、「再生」と「内省」です。
体調が悪くなる原因はさておき、私たちが自由に動けなくなる時に考えてしまうのは ” 早く元通りになりたい ” ということではないでしょうか?
普段何の心配や抵抗もできていたことができなくなる時、私たちは動けないことで内省的になります。
体調不良は、体調面・精神面ともに、生活習慣や思考、感情の癖やパターンを見つめるきっかけを与えてくれる、と捉えてください。
また満月は ” 瞬間的な完成・完了 ” を表すとともに、もう新しいサイクルが始まっていることを意味します。
ですから古いパターンを持ち越さない、引きずらないことが大事になります。
あなたは体調不良を通して、ご自分に無理や我慢を強いていなかったか、身体を酷使していなかったか、などを振り返りながら、ゆっくり休んでください。
時間は常に過ぎていますが、何事も焦るとロクなことがありません。
体調不良さえも幸運だと思い、再生するキッカケにしてくださいね!
満月の時のめまいのスピリチュアル意味・メッセージ
満月の時にめまいが起きることのスピリチュアルな意味・メッセージは、「安静」と「自律」です。
風邪や不眠のように、満月のタイミングでめまいが起こると、心身のバランスを整えることが大切になります。
めまいは、自律神経の乱れ、疲労、ストレスの蓄積、耳の周りの病気などが原因とされています。
突発的で一時的なめまいの場合、安静にし、十分な休息を取ることで次第に解消されていくと思いますが、満月の後何日も続くようであれば、病院に行かれることをおススメします。
満月の時のめまいは、あなたにもっと安らぎと静かな時間を持ち、身体と心に無理のない生活をするようにメッセージです。
ところで、めまいは漢字で「眩暈」と書きますが、眩しいことと暈(かさ)が合わさった漢字ですね。
暈(かさ)とは、太陽や月の周りに見られる淡い光の輪という意味です。
普段は見られないものが見えると幻想的ですが、自分の身体の中で不調和が起こると話は別。
めまいが起こることで、正常な感覚機能や認識、動きができなくなるため、自律神経や心身のバランスを取り戻す必要があります。
満月のように、私たちの身体はその時々に必要なサインを送ってくれますので、一時的だから、とめまいを我慢して頑張り過ぎないようにしてくださいね。
満月の頭痛のスピリチュアルな意味・メッセージ
満月の時の頭痛のスピリチュアルな意味・メッセージは、「減らすこと」や「スローペース」です。
なぜ、あなたの身体は不調を訴えているのでしょうか?
それは多くの場合、あなたがご自身の ” 身体の癖や行動の癖 ” を知らないため、身体がメッセージを送っているからです。
急いだり、慌てたりする癖や、考え過ぎたり、悩み過ぎたり、動き過ぎたりするなどの「過剰さ」があなたの身体と心を傷つけてしまいます。
ですから満月のタイミングで頭痛が気になりだしたら、あなたが無自覚・無意識にやっていることで、過剰にやり過ぎてしまうことを「減らして」みてください。
・食べ過ぎない
・激しい運動を控える
・出歩き過ぎない
・心配し過ぎない、悩み過ぎない
・自分だけの時間を増やす
・外部情報・外部刺激を減らす
・深い呼吸をする
・何もしない時間を作る
私たちは案外自分の行動には無頓着で、誰もが自分なりのルールや常識に従って生きています。
自分の都合が他人の都合と同じではないように、私たちが頭で考える都合は、身体や心に負担になっていることも多い場合があります。
また一般的に頭痛は、脳内の血管が過剰に膨らみ、周囲に刺激を与えることで起こり、原因は実に様々です。
・首、肩、背中の緊張
・心理的ストレスの蓄積
・血行不良
・栄養失調
・過度の外部刺激
・ホルモンバランスの崩れ
・睡眠不足
・運動不足
また月が満月を迎える時、地球の地表が盛り上がるということが科学的に証明されているので、月の影響が強く出た場合、眩暈のような症状が出ることもあるでしょう。
そして満月が「緊張状態」や「限界」を意味するとお話しました。
あなたの身体に局所的な痛みが出るとすれば、その部分にあなたの弱点があると解釈することができます。
東洋医学、西洋医学、代替医療、鍼灸、整体、アロマテラピー、ヒーリングなどから知識を得て、生活習慣を少しずつ変えていくことができますから、自分1人で悩んだり、痛みを我慢したりしないでくださいね。
満月からのメッセージは、もっと「スローペース」で、あなたが身体と心に向き合う大切さを知ることです。
満月にだるい時のスピリチュアルな意味・メッセージ
満月にだるい時のスピリチュアルな意味・メッセージは、「感謝すること」や「素直になること」、「自分を大切にすること」です。
だるさや倦怠感は、停滞を表します。
満月のタイミングでそういった症状が出る場合、あなたの身体と心は悲鳴を上げ、あなたを半ば強制的に休ませようとしているのです。
風邪の症状の時もお話しましたが、私たちが急な休息が必要な時、私たちは自分自身を振り返らざるを得ません。
そんな時あなたが求められることは、ご自分の身体と心を大切にすることです。
一言で ” 大切にする ” と言ってもピンと来ないかもしれないので、感謝することと、素直になることを挙げました。
脳は無数の情報を瞬時に処理し続けていますし、内臓は常に消化・吸収のために働いていますよね?
心臓なんて、生まれてからずっと動き続けていますし、心も文句も言わずに感情や情緒を抱え込んでくれています。
私たちが自分自身を省みないで生き続けていたら、きっとバタンと倒れてしまい、再び起き上がれなくなってしまうかもしれません。
そんなことがないように、身体は必要な時にSOSサインを送ってくれます。
ですから満月の時に極度のだるさや、突発的なだるさを感じたなら、あなたはご自身の身体と心を労わり、感謝してくださいね。
何より、あなたはご自身に素直になってください。
それは我慢してきた感情を解放し、涙を流すことかもしれませんし、誰かに甘えることかもしれません。
だるさや倦怠感が度を超えてしまうと、” 無力感 ” や ” 無気力感 ”、” 虚無感 ”にまで発展してしまい、自分自身にも周りにも不感症的になってしまいます。
あなたが自分自身を大切にし過ぎることも、感謝し過ぎることもありませんから、たっぷりと休むこや、何もしないこと、頑張らないことをご自身に許してあげてください。
満月の生理のスピリチュアルな意味・メッセージ
満月の生理のスピリチュアルな意味・メッセージは、「排出」と「吸収」や「新しい循環」です。
月の公転周期と満ち欠けに差があるように、女性の身体のサイクルが常に安定している、ということはありません。
働き方やストレス、生活習慣などの後天的な要因と、身体的特質、心の在り方や思い癖など、先天的な要因が相まって、生理周期に狂いが出てしまうことがあります。
女性は月の影響を受けやすい傾向があるため、満月特有の高揚感や緊張感といった影響によって、生理不順や少しの乱れが起こる場合があります。
満月の時の生理については、新しい身体のサイクルの準備として、デトックスと良い吸収に着目してください。
・お水をよく飲むこと:常温、お湯で身体の自浄作用を促す
*お水以外の飲料は、” 水分 ” です。
水の他の内容物があるため、水分が身体にストレートに吸収されません。
自浄作用を促すならば、摂取する水分の大半を水にすることをおススメします。
・旬の食べ物を頂く:季節・自然が持つエネルギーを取り入れて、力をつける
・シャワーではなく入浴をし、心身ともにリラックスする
・20分程度の散歩や早歩きなどの適度な ” 全身運動 ” をし、血行を良くする
・ボディマッサージやリンパマッサージで、優しく身体を撫でる
*強いマッサージや刺激は、” 揉み返し ” が起こる場合があるので、力任せにしないことが大切です。
・オーガニックのインセンスやアロマでリラックスする
*嗅覚による情報が最も脳に届きやすいため、常時不快な臭いをかいでいると、脳にストレスがかかります。
・身体を温める
・深い呼吸をする
*普段の呼吸が浅いと、脳が酸欠状態になったり、イライラしやすくなりますし、エネルギーや気の流れが詰まってしまいます。
深い呼吸を意識的に数分~十数分間すると効果的です。
月は、性別を超えた大きな包容力や女性性を表すとともに、女性特有のきめ細やかな流れや仕組みと関連があるとされています。
満月の時には、身体や心に負担がかかることは避け、新しい循環・サイクルにスムーズに入って行けるようにしてください。
男性がどう悔しがっても、女性から ” 生命を育むことができる機能や器 ” に敵うものを持っていません。
生理で悩まされることは多々あると思いますが、あなたには素晴らしい力が宿っていることを忘れず、あなたの女性らしさを大切にしてくださいね!
満月の出産のスピリチュアルな意味・メッセージ
満月の出産のスピリチュアルな意味・メッセージは、「生命の意識」と「生命の神秘」です。
先ほど生理が女性だけが持つ、素晴らしい機能や力だとお話しました。
加えて、妊娠や出産、我が子との密接な関わり合いには、女性に与えられた包容力や繊細さが発揮されます。
ところで満月の日に、出産が多いという話を聞いたことがありませんか?
ですが、満月と出産の関連性は、統計データによると否定されています。
生命の神秘は、数やデータだけで図ろうとすることに無理があります。
そこで生まれて来る子の目的に着目してみましょう。
” 満月の日に生まれること ” がどうして重要なのかをお話します。
占星術の解釈・スピリチュアル的な解釈
占星術やスピリチュアルな観点では、出産日・出生時間はすべて、生まれて来る人自身が決めて来た、といわれます。
また占星術の出生ホロスコープには、生まれて来た目的や人生の流れの始まりが、天空図によって ” 表現 ” されています。
そういったことを念頭に置くと、満月に関わらず、すべての人の生まれた日には深い意味があるということになりますね!
満月の日に生まれて来たことの意味
満月に生まれたことの意味や、月からのメッセージは、「両立」や「調整」、「支え合い」です。
また裏を返すと、「バランス感覚を養うことを学ぶ」や「相反するものの調整」、「葛藤や衝突、緊張から学ぶ」となります。
満月は、太陽と月が引っ張り合う180°の関係性。
満月に生まれる人が抱えやすい特性として、成長していく太陽的な自意識と、潜在的に持っている、あるいは周囲から与えられる世界観の双方が引っ張り合う状態と言えます。
このことから、満月に生まれた人は、自分自身が他者や世界からの影響を受けながら、自己主張をちゃんとできるようになるまで、時間がかかる可能性が出て来ます。
心の中で常に葛藤したり、他人の意見と衝突しながら、どうやって自己主張をしていけばいいのかを模索することが多くなるからです。
そして月が最高潮に満ちている状態は瞬間的で、満月の直後には新しいサイクルが待っています。
満月に生まれた人には、内的にどこか不安定さや、危うさ、危機感を抱きやすく、外側の世界にこれらの要素を実現する傾向があります。
とはいえ満月に生まれた人には、内的な世界と外的な世界をしっかりと結ぶ、バイタリティと繊細さの両方が備わっているでしょう。
エネルギーや力が大きいほど、使いこなすまでに時間がかかりますが、苦労や葛藤がある分、本来の自分を発揮できた時は、もの凄い存在感を輝かせることでしょう。
そして母の立場は、自身の身体と精神を通して、我が子が人生の目的を達成するための第一歩をサポートするのです。
出産が神秘的であるのは、こういった目に見えない複雑な運命や使命が交差し、誰もが繋がっているからかもしれませんね!
満月に流れ星を見るスピリチュアルな意味・メッセージ
満月に流れ星を見ることのスピリチュアルな意味・メッセージは、「願いは叶えられる」です。
満月の日に流れ星を見るなんて、とてもロマンチックで神秘的ですよね。
流れ星が流れる時に、3つのお願い事をすると願いが叶うといわれます。
数秒の間で3回もお願い事を口にするのは難しいですが、もし口で、または心の中で言えたとしたら、それは奇跡的なことです。
1つのサイクルの完了のタイミングが満月ですので、そんな時に流れ星に出会ったら、それはあなたに願いが叶うことが決定的、という意味になります。
また、あなたが嘘偽りや、他人の情報に左右されず、本当の願望を持ったその瞬間に、その願いは既に叶っています。
少し抽象的な表現になりましたが、私たちはイメージできることしか実現できません。
もしあなたが本心からの願いを掘り下げ、逆算していけば、その願いはどんどん実現していきます。
ですから実現の種として、あなたの中で願いが生まれた瞬間、その願いは育てていくことができます。
流れ星にその願いの種を乗せたなら、きっとあなたは多くのサポートを得られるでしょう。
ところで” 願いは叶えられる ” には、叶えることができること (可能性) と、周囲の応援を受け手叶えられるというダブルミーニングになっていることに気づきましたか?
私たちは生まれた瞬間に、生命の誕生という奇跡を体験しています。
それは決して1人ではできなかったことです。
それと同じように、あなたの願いはあなただけの願いではなく、必ず誰かに影響を与えますし、誰かに支えられて実現することでしょう。
満月の日に流れ星を見ることは、” 可能性が芽吹く ” ことを目撃し、” そのための流れが始まっていく ” 象徴です。
星が最後の生命力を振り絞って光り輝き、その命を燃やし尽くす瞬間に、私たちは精一杯生きよう、自分だけの願いを叶えようという気持ちになりますよね。
流れ星が流れる時、それも満月の日にあなたに見てもらいたかったのは、あなたの願いは叶えることができる、ということ。
高揚感が増す満月の日、あなたはご自身の可能性を強く信じたくなるでしょう!
まとめ
今回は、満月にまつわる様々なスピリチュアルな意味やメッセージをご紹介しました。
月の満ち欠けは止まることの無い、宇宙と生命の循環を象徴しています。
とりわけ満月は、月があなたの人生と日々の生活に密接に関わっていることを教えてくれます。
あなたが無意識のうちに月の影響を受ける時、身体的・精神的に変化が表れ、あなたにはその時々に必要なメッセージを受け取ることになるのです。
何事も表裏一体で、得ばかりをすることはできません。
月はあなたがご自身の輝きを思い出してもらえるように、太陽の光を反射し、今日もまた1つ満ち欠けを進めていくでしょう。
毎月訪れる満月に、幸運が訪れることも、不調が起こることもあるかもしれません。
ですが満月の日に、あなたの中で些細な変化や違和感を感じたら、少し立ち止まってみて、月からのメッセージがどんなものかを掘り下げてみてください。
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